第三章 幼なじみの関係
嬉しい知らせ

自分の部屋の机に向かい、携帯の画面を見る、大輝はまず通知を確認した。

(LINE……、おっ、彩からだ。)

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(LINEトーク)

「ゴールデンウィーク、バイト休んでいいって!マネージャーできるよ!」

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大輝は入っていた彩からの朗報に心の中でガッツポーズをして、返信をした。

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(LINEトーク)

「ゴールデンウィーク、バイト休んでいいって!マネージャーできるよ! 」

「おおっ!それは良かった。先輩に連絡しておくね。」

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返信の通り大輝はマネージャーの玲奈にメールを送った。

するとすぐに返信が来た。

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From 玲奈さん
件名:Re.

了解です。
明日の昼休みに部室でマネージャーと今回の有志の人を集めて説明などをします。

山本さんにも参加するように伝えておくように。

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(玲奈さん、やっぱり色々としっかりしてるなー。)

玲奈からのメールを見た大輝はすぐに彩に内容を伝えた。


そして、大輝が彩に送ってから数秒後、大輝の携帯に彩からの着信が来た。

「(彩からだ……)もしもし」

「やっほー、大輝。彩やで。」

「おぅ、どうした?」

「いや特に、マネージャー出来るで〜って、私、メールとかLINE苦手やからさ。」

大輝は彩の声を聞き、何だか心が落ち着く。

「そっか。」

「あー、ごめん、迷惑やった?」

「いやいや、俺も直接話す方が好きだよ。」

「なら良かったわ。あ、そーだ。」

「ん?なんだ?」

「今日見ちゃったんやけど、大輝って、幼馴染みの明音ちゃんと付き合っとるやろ?」

彩からの質問に大輝は驚いて携帯を落としそうになった。

「(見られてたか……)いやいや、今日はただ一緒に遊んだだけだよ。」

「あはは、嘘やな!腕組んでおったやん!」

何と悪いタイミングで見られたのか、大輝は頭をかかえた。

「あれは……ほら幼馴染みだからさ……」

「ふーん、普通幼馴染みでもあんなことはせんやろ〜。」

まぁ、信じて貰えないのは仕方が無いだろう。あの時の大輝と明音の様子は傍から見れば明らかにカップルであった。

「とにかく、本当に明音とはそういう関係じゃないからっ。」

「そっか。なら良かったわ。」

「良かったって?」

「別に〜。」


それから2人はいつも通りに色々な会話を続けた。

「じゃあマネージャーやるからよろしくな。」

「こちらこそ!明日昼休みよろしく。」

「うん。そんじゃ、おやすみ、大輝。」

「おやすみ。」

2人が通話を終えると、大輝の携帯にはいつの間にかメールが一通届いていた。

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From 明音
件名:ありがとう

大輝ー、今日はありがと
すごく楽しかったよ。

もし、大輝が彩ちゃんと付き合うことになっても、私とも遊んでね?

じゃ、おやすみなさやか←(笑)

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高柳からのメールを読んだ大輝は苦笑いをして「おやすみ」とだけ返信をした。

そして翌日。。



■筆者メッセージ

幼馴染みの女の子がいて仲が良いって憧れますね。

次の更新から新章です。
バステト ( 2014/02/06(木) 16:04 )