第1章
その3
7人は2年2組の教室に向かった。教室に入ると前の黒板に貼ってある紙で自分の席に座った。湊の前は飛鳥だった。齋藤と白石のため二人はよく席が近くなっていた。

湊「また飛鳥が前か」

飛鳥「嫌なわけ?」

湊「べつにそんなことはいってないだろ」

飛鳥「あっそ」

翔「夫婦喧嘩すんなよ」

廊下側の席の後ろのほうから翔が言った。

湊&飛鳥「夫婦じゃない」

そんなこんなでワイワイと楽しく話していると、教室の前の扉から女の先生が入ってきた。深川麻衣先生だ。深川先生は、優しすぎる性格から生徒からは「聖母」と呼ばれている。また若くて綺麗なため男子からの人気は絶大だ。

深川「このクラスの担任の深川麻衣です。1年間よろしくね」

クラス全員「よろしくお願いします」

深川「今日午前中だけで、しかも全部HRだからとりあえず自己紹介しようか。そのあとクラスの委員とか決めましょう。じゃあ浅野君からお願いね」

そして自己紹介がはじまった。

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絵梨花「生田絵梨花です。バドミントン部です。よろしくお願いします」

万理華「伊藤万理華です。私もバドミントン部です。1年間よろしくお願いします」

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飛鳥「齋藤飛鳥です。バドミントン部のマネージャーしてます。よろしくお願いします」

湊「白石湊です。バド部です。よろしくお願いします」

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七瀬「西野七瀬です。よろしくお願いします。バドミントン部です」

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翔「橋本翔です。バド部です。みんな仲良くしてください」

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悠馬「堀悠馬です。バド部です。よろしくお願いします」

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自己紹介が終わった。そのままクラスの委員を決めることになった。

深川「まずクラスの委員長を決めたいと思います。だれかやりたい人はいますか?」

しかし、みんなやりたくないのであろう。下を向いて黙っている。

深川「だれかいない?橋本くんとかどう?」

翔は昨年も深川先生が担任だったため話をふられた。

翔「え?おれ?」

深川「だめかな?」

翔「おれなんかより相応しい人がいますよ」

湊は翔のこの言葉に嫌な予感がしていた。

深川「だれ?」

翔「白石くんです」

湊の嫌な予感が的中した。

深川「なんで白石くんが相応しいと思うの」

翔「クラス委員長は生徒会と活動と行動することが多いから、生徒会長の弟の白石くんがやったら仕事が効率よくいきそうじゃないですか?」

湊は翔の説明に納得していなかった。しかしクラスメイトはなぜか翔の説明に納得してしまい男子のクラス委員長になってしまった。

深川「男子は白石くんで決定ね。女子は立候補いなさそうだしくじで決めちゃおうか」

深川先生の提案によって女子のクラス委員長はくじで決めることになった。そしてくじ引きの結果、飛鳥が女子のクラス委員長になった。

深川「じゃあ白石くんと齋藤さんよろしくね」

2人は前に出て残りの委員を決める話し合いの司会をした。そしてすべての委員のメンバーが決まった。

深川「2人ともありがとうね。放課後委員のメンバーを書いた紙生徒会に提出しといてね」

湊「了解でーす」

そして放課後、午前中で学校が終わったため、帰宅部の人はすぐに帰って行ったが湊たちは午後から部活があるため教室で昼食をとっていた。湊たち男子3人と飛鳥たち女子4人はそれぞれ分かれて昼食をとっていた。

湊「翔おれにおしつけやがって。おまえの姉ちゃんだって生徒会だろうが」

翔「ごめんごめん」

湊「今度なんか奢れよ」

翔「なんでだよ」

悠馬「それは自業自得だ」

翔「でもよかっただろ愛しの齋藤さんと一緒だから」

湊に翔は小声で言ってきた。

湊「飛鳥はそんなんじゃねぇーよ」

悠馬「傍からみたらそういう風にしかみえないぞ」

湊「なんでだよ。飛鳥はただの幼馴染だよ」

翔「でもよくあるだろ幼馴染が付き合うっていうのは」

湊「翔は漫画とドラマの見すぎだよ」

翔「まぁいいけど、そろそろ部活行くか」

湊「おれ生徒会室よらないといけないから先に行っといて」

翔「そうだったな。設楽先生には遅れるって伝えとくよ」

翔と悠馬は部活に行くため教室をあとにした。そして湊は生徒会室にむかった。







雪月花 ( 2016/09/16(金) 14:59 )