五郎の目の前でスルスルと取り去られていく美波の下着。
　二の腕にある小さなホクロですら際立ってしまうぐらい真っ白な肌。
‎　その一糸まとわぬ裸体に目を奪われる五郎だが、中でも特に視線を引きつけるのは下腹部だ。
　本来そこにある筈の毛がなく、股間までずっと白い肌が続いている。



‎　すっかり釘付けの五郎の視線に、
「なぁ。そんなまじまじと見られたら照れるやんかぁ…♪」
　と言いつつ、自らも少し股を開き、さらに視線を引きつけようとしてくるあざとい美波。
　股の下の割れ目…一筋の縦の亀裂がばっちりと見えている。
　そして美波は、その可愛らしい顔に似つかわしくないガニ股の体勢で、自身の割れ目に指を添え、そっと左右に開いた。
　ヌチョッ…と湿った音がして、ピンク色の秘肉が顔を覗かせると、急に甘えたような声で、
「なぁ…ウチのここ舐めてぇや…♪もうヌレヌレやねん…♪」
　と、あざとくおねだり。
　その関西弁の甘え声と表情に不覚にも男心を揺さぶられ、言われるがまま、我を忘れて美波の下半身に飛びつく五郎。
　細いわりにムチムチしている白い太ももにしがみつき、無毛の秘部に顔を埋めてむしゃぶりつくと、
「んっ…あぁっ…やぁんっ♪」
　可愛らしい声で鳴く美波。
　そして、もっとその声を聞きたくなった五郎は、下品な濁音を立て、夢中で舐め回す。
「んんっ♪あぁっ…そ、そこぉっ…ひゃぁっ♪」
　脚をガクガク震わせて悶える美波。
　五郎を責めながら自身も興奮していたのか、既に美波の割れ目の中は洪水状態。
　その溢れ出る愛液を丹念に舐めとり、代わりに舌を這わせて自分の唾液を塗り込んでゆくと、
「あぁっ、う、上手いやん…♪そう、もっとぉっ…！」
　そして気持ちが入るあまり、五郎の頭を掴み、腕は引き寄せ、腰は押しつけで、さらにクンニを強要する美波。
　やがて、ふと鼻の頭に何やら突起が当たった。
　顔を揺すると擦れ、それと同時に美波が小刻みに喘ぐ。
　五郎がその突起を目掛けて吸いつけば、美波は、
「んひゃぁぁっ…そ、そこダメぇ…気持ちよすぎるからぁっ！」
　と絶叫し、身体を仰け反らせた。
　舌を巻きつかせると飛び跳ねるようにかかとが浮き、頬をへこませて吸引すると、それに合わせて太ももがガクガクと震える。
「あぁっ、す、すごいぃッ…♪それ、最高ぉっ♪そ、そのまま…そのままイカせてぇ…♪」
　と美波が言うので、舌の動きを速めてやると、
「あっ、あっ！イ、イクっ！んんっ、イッちゃうぅぅっ！んひゃぁっ♪」
　声を上げ、その華奢で幼児体型な身体をビクビクと震わせて気をやる美波。
‎　なおも、
「んっ…んんっ…♪」
　と余韻に浸った後、ひざまずく五郎に向けた目は、さっきまでの小悪魔な表情とは打って変わり、まるで恋人同士のようにとろんとした目で、何なら少し照れ臭そうに、
「そ、そんなに見やんといて…」
「だって…すごく気持ちよさそうにしてたから…」
　そう言うと、もう一度、今度は自発的に舌の動きを再開させる五郎。

‎　ピチャピチャ…ピチャピチャ…♪

「んんっ♪こ、こらぁ…なに勝手に…あっ…ア、アカンってぇ…やぁっ…♪」
　支える力を失い、ぷるぷると震えながら下降してくる身体。
「ま、待って…一回、待ってってばッ…んんっ♪もっかいやれなんて言ってないやろっ…！」
　そんな美波からの抗議を無視し、五郎は、その落ちてくる身体を支えてやり、エスコートするように仰向けに寝かせて、さらにむしゃぶりついた。
「あんっ…やぁっ、す、すごいぃっ…！」
　数分前から一転、隙をついて主導権を奪い、責めに回る五郎。…といっても、逃げだす算段などは一切ない。
　今は、ただ単に、この女とのひと時を楽しみたいとしか思っていない。
‎　なおも舌を活性化させていくと、
「ア、アカンっ…！そこ、そんなに激しくされたら…んんっ♪」
「…激しくされたらどうなるんだ？」
　五郎は舌を離し、
「言ってくれないとやめちゃうよ？」
‎　その忠告に、
「んんっ…な、何で…！何で私がいじめられてんのぉッ！」
「ほら…言ってよ」
「い、嫌や…！そんなん言わんもんっ…！」
「じゃあ、やめるよ？こんな中途半端でやめていいの？」
「…うぅ…！」
‎　押し黙るところを見ると、やめるのもそれはそれで嫌な模様。
‎　そして、
「ほら、言って！」
　と五郎が促すと、美波は白い頬を真っ赤にして、
「そ、そんな激しくされたら…ま、またイッちゃうから…」
「イキたくない…？」
「イ、イキたいけどぉ…」
「じゃあ、続けようか」

‎　ジュル、ジュル…♪

「んんっ！ああっ…ア、アカンっ…んはぁぁっ！」
　脚を開いた状態で秘部を舐められ、可愛らしく拳で口と顔を覆って悶える美波。
　先ほどと同様、クリトリスをベロベロで舌の上で転がすと、
「ああっ、やぁっ…ま、またイクっ！イクぅっ！」
　と声を上げ、美波は震えながら身体を浮かせた。
　二回目の絶頂。
　分泌される愛液も快感に比例して濃度が増し、どんどん白く濁ったのが出てくる。
　それを丹念に舐めとってやると、
「ひ、ひぃっ…♪んひゃぁぁっ…！」
　と美波は声を上げたが、同時にキュッと脚を閉じ、
「もぉッ！そんないつまでも好きにやらさんでッ！終わりっ！交代っ！」
　と言って起き上がり、そのまま次は五郎を押し倒した。
　次は五郎が下になり、折り重なるように倒れる二人。
　美波は、仰向けの五郎に密着すると、すぐさま元気になった肉棒を掴み、耳元に顔を寄せ、
「なぁ…何でそんな勝手なことすんの？二回もやれとか誰が言うた？」
「……」
「さっき二回も射精したのに、またこんなに大きくしてるし…ウチのこと、いじめて興奮したん？」
「…うぅ…！」
　竿を掴む手が動き始め、声を上げる五郎。
「調子に乗った罰な？」
　美波は、小悪魔の笑みを取り戻し、五郎の弱点である亀頭に手の平を置き、今度は手裏剣を投げるような手つきで素早く擦り上げた。
「がぁぁっ…！」



「イキって焦らしたりしてたやんなぁ？それに『イキたい』って言わされたし…♪」
　煙の出そうな速さで動く手の平が誘う快楽に、思わず密着する美波の身体を突き飛ばす勢いでジタバタと悶える五郎。
「ひ、ひぃぃっ…！」
「なぁ、分かった？ウチのこといじめるなんて十年早いから」
「わ、悪かった…！悪かったから…き、亀頭は勘弁してくれぇっ！」
‎　五郎の絶叫に対し、美波は一言、
「あかん」
　と一蹴すると、手はそのままで腰を上げ、なおも手裏剣スクラッチをしながらその亀頭を自身の割れ目に近づけた。
「このままウチのオメコの中に挿れて狂わせたるッ♪」
　と、関西地方特有の別称を発し、擦る手の平を退けたと同時に間髪いれず、腰を下ろしてキツキツなパイパンオメコに押し込む。

‎　ぐじゅっ♪

「んんっ…！」
「ぎゃあぁぁ…！」
　亀頭のむず痒さを覚えたまま美波に呑み込まれてしまった五郎の肉棒。
　さらに美波が腰のバウンドを始めると、亀頭が次は膣奥の湿った肉壁に擦れて快楽を上乗せする。
　かたや美波も、主導権こそ奪い返したものの、五郎の巨根が深いところまで到達し、自身も隠しきれない快楽に晒される。
「んんっ！ああっ…す、すごいっ…♪大きすぎるから…お、奥の深いとこまで来るぅっ…♪」
‎　悦楽そのままに加速していくプレスピストン。
「ま、待って…は、激しすぎ…うっ、くぅっ…！」
　パンッ、パンッ…！と肉と肉のぶつかり合う音が短い感覚で何度も響く。
　一見おっとりした雰囲気の美波が繰り出すマッハ騎乗位。
「あんっ♪あんっ♪」
　と口から出る萌え声とのギャップがすさまじい。
　湿る膣肉をギュッと締め、そのまま繰り広げる上下運動。
‎　たちまち、
「ダ、ダメだ…出ちゃう！そんなに激しくされたら出ちゃうよぉ…！」
「ええで？ウチがこのままオメコで搾り取ったるから！アンタの精子っ♪」
‎　そう言われて、
「くっ…ま、待ってくれ…な、中は、さすがに…！」
「ええねん！ウチがいいって言うてるんやからっ！んあぁっ！ああぁぁっ…！」
　と、五郎の躊躇を却下し、さらに腰を加速させる美波。
‎　そして、
「ああっ、で、出るっ！出るぅっ！」
‎　五郎の絶叫とともに、
「出してッ！中に出してぇッ♪…んあぁっ！？す、すごいぃっ…挿さったまま、ビクビク脈打ってるッ…あ、熱いぃっ！？ひゃぁぁっ…！」
　三度目とは思えない量と熱さ…それを、ビュッ、ビュッ…と膣奥に浴びせられ、その熱と腰振りの余韻で美波も一緒に気をやった。
　その後、繋がったまま、しばらく無言だった二人。
　お互いの荒い息だけが部屋に響く。
‎　そして、
「はぁ…はぁ…も、もうダメだ…」
　少し息が整ってきた五郎だが、もう身体に力が入らない。
　しかし、そんな五郎に構わず、一拍置いて再び動き出す美波の腰。
　ニヤリと笑みを浮かべ、
「なに休んでるん？まだ終わりとちゃうで？ウチがヘトヘトになるまでやからっ♪」
‎　再び始まる美波のロデオ騎乗位。
「くぅぅ…あぁっ…！」
　次第に快楽より苦しさの方が上回り、苦悶の表情を浮かべる五郎。
　しかも次は上下のバウンドではなく、クネクネと妖艶にくねる粘り腰。
　もはや下からの突き上げなど望まず、ただ自分本意に腰を振って自分だけの快楽を貪る美波。
「だ、誰か…誰か、助け…て…！」
　たまらず、かすれた声を上げる五郎だが、美波は、
「誰も来ぇへん！今日は朝までウチと二人っきり…♪どう？嬉しいやろ？」
　と意地悪な笑みを取り戻し、そして前屈みになった耳元で、

「このまま朝まで犯したるから…♪」

　と地獄の囁きを見舞った。
（あ、朝まで…！？）
　どっと青ざめ、ぶんぶん首を振る五郎を無視して、美波は、さらに、
「今日だけちゃうで？ウチ、アンタのこのチンポめっちゃ気に入ったわ。だから、このまま、ふーちゃんに内緒でたっぷり調教して、ウチ専用のオモチャにしてあげるから♪」
　と追い打ちをかける。
(も、もう、殺…して…くれ……そ、そんな目に遭うなら…い、いっそ…死んだ方が…マ…シ…)
　と虚ろな目で死を願う五郎に対し、美波は、
「さぁ…これから毎晩、金玉カラになるまで搾り取ったげる♪早速、今日のぶんから頂くわ…♪」
　と、死ぬより辛い宣告をし、その後はもう五郎の反応など見ず、チングリ返しにして辱めを与えたりもしながら、ただただ自己満足で腰の動きを速めてゆくのだった…。




(おわり)