3.復讐の夜這い
「あー、苦手なやつ来たわー…上手く出来るかなぁ…」
わざとらしく頭を抱える齋藤に対し、
(うわ、うっざ…!)
お調子者の齋藤らしい煽りだと分かりつつ、
(ホンマは自信あるくせに…)
と、その白々しさに小池は思わずムッとした。
パイズリ対決…ご察しの通り、バストが豊かであればあるほど有利の技。
そんな中、肉付き抜群で抱き心地が良さそうな齋藤の、巨乳とまでは言わずとも“寄せるものはちゃんとある”胸部に対し、小池の胸は気持ち程度の膨らみしかなく……。

そもそも、ここまでお互い2勝2敗の五分で来ている二人の星取り。
そのうち、小池が喫した2敗は、ともにこのパイズリ対決でのもの。
俗に言うその『ちっぱい』を必死に寄せて四苦八苦しているうちに先に射精を許しての負け…いわば、小池にとって、ここは唯一の苦手分野。
ここさえ凌げば次はフェラチオ。
フェラチオならまだ自信があるのだが…。
そして齋藤は、まだずっとニヤニヤしていて、
「みぃちゃん、どうするぅ?私、苦手だから、みぃちゃんが先にやる?」
「やらへんわッ!そのノリだるいて。黙って、ホンマに…」
しつこい煽りに、ついつい口が悪くなり、ムッとして睨む小池に対し、
「あーあー、ムキになっちゃって…しょうがないなぁ…じゃあ、私からやるよ…♪」
と言いながらブラを外す齋藤。
パツパツの乳房が圧迫から解放されて姿を現し、いざゴング!
先ほどの手コキによって溢れ出たカウパー液は格好の潤滑油。
慣れた手つきで肉を寄せ、作った谷間にすっぽりと嵌めた五郎の肉棒。
そのまましっかりと押さえ込み、ズリュッ、ズリュッと乳肉を使って扱くと、気持ち良さそうに仰け反る五郎。
「うぅっ…くうっ…!」
悶える五郎の反応に対し、小池は、再度、口を尖らせながら眺める。
(イッたらホンマ許さんから…!)
と念を込め、睨みつける。
そんなこととは露知らず、なおも責める齋藤。…だが、もちろん、まだ手の内の全ては見せない。
なぜか“第2ラウンドが必ずある”という確信の下、明らかにテクニックを温存しているイヤらしさ。
そして齋藤は、充分に余力を残して規定の3分を迎えた。
「はい。次、みぃちゃんの番ね♪」
と余裕綽々で自ら交代を告げる齋藤。
「その感じ、腹立つわ…」
と小さく吐き捨て、ほっぺたを膨らませながら、ブラを外す小池。
現れたのは透き通るような白い肌の気持ち程度の膨らみ。
「じゃあ、行くよー?スタート!」
齋藤の意気揚々とした声で、後攻、小池のターンが始まった。
始まったからにはやるだけやる。
五郎の太ももに抱きつくように身体を押しつけ、身体を上下に揺する小池。
そのすべすべした美肌が擦れ、
「うぅ…」
と息を漏らす五郎。
だが、同じ吐息でも、さっきの齋藤の時と比べると少し弱い。
そして、精一杯、腋の方から集めてきた肉を手で寄せ、谷間を作るが、挟もうとすると手が滑り、戻ってしまう。
よって、結局、この種目の肝である「挟む」という行為は断念し、できるかぎり寄せた微乳を擦りつけることになる小池。

これでも多少の刺激にはなると思うが、やはり仰け反るほどの反応はないまま、
「はい、終了〜!」
と齋藤が声を上げ、あっという間に持ち時間の3分が終了したが、正直、小池自身の体感ではもっと長く感じた。
それぐらい苦戦したということだろうか。
そして第2ラウンド、さっきと違って並々ならぬ意欲を持った目で齋藤が臨戦態勢に入る。
その表情には、
(さーて…♪そろそろ決めちゃうかぁ…♪)
という余裕の笑み。
そして開始と同時に、唾液を垂らして湿らせた谷間で素早く竿を包み込み、ホールドを決める齋藤。
いよいよ本腰を入れた乳圧で、五郎の肉棒をもみくちゃにしていく。
「ほら、どう?私のおっぱい…♪」
「ぐぁぁっ…!あぁっ…す、すごいっ…!」
(ハァ!?すごいって何やねんっ!)
「今、どうされてるのか言ってごらん?」
「つ、包まれて…扱かれてる…がぁぁっ…!」
(包まれて、とか…ウチに対する嫌味かっ!)
「ほーら♪先っちょグリグリ押し潰されたら気持ちいいでしょ〜?」
「あぁっ…た、たまらんッ…こ、腰が勝手に…!」
(いや、ウチの時もそうやって腰振ってこいやッ!ぼけ〜っと直立不動やったくせにッ…!)
もはや頭に浮かぶのはツッコミばかりで、完全にスネてしまった小池。
そして、そんな小池をチラッと見た齋藤は、意地悪な笑みを浮かべて、
「ほら、言ってごらん?さっきと今、どっちが気持ちいい?」
「ハァ!?ふーちゃん!もうええって、ホンマ!」
野暮な質問に思わず眉間にシワを寄せる小池だが、齋藤は構わず、
「ねぇ、言わなきゃパイズリやめちゃうよ?どっちのパイズリが気持ちいいか正直に言ってみ?ほらほらぁ!」
「あぁっ…ひぃぃっ…!」
ジタバタと足踏みしながら、
「こ、こっちのパイズリの方が…き、気持ちいいですぅぅっ…!」
「ハァッ!?何なん、ホンマ!コイツ、マジでムカつくねんけどっ!」
と憤る小池に対し、齋藤の悪ノリは止まらず、
「それをちゃんとあっちの娘に向かって言ってごらん。言えたら私のおっぱいの中で発射させてあげる。早く出したいでしょ?精子…♪」
「だ、出したい…出したいです…!」
「じゃあ、言って。『ふーちゃんの方が気持ちいい』って」
と、けしかけながら、谷間に唾液を追加し、ラストスパートに向けて準備をする齋藤。
「んがぁぁっ…!」
五郎は、もはやただの兵庫のヤンキーと化した小池に目を向け、
「ふ、ふーちゃんの…方が…き、気持ち…いい…!あぁぁっ!で、出るっ!そんなに激しく揺らされたら出るぅっ…!!」
小池の表情がピクピク引き攣る中、
「よし、上出来っ!じゃあ、いいよ♪出してッ!みぃちゃんに見せつけるように射精してッ!」
搾り出しにかかる根元からの乳圧ホールドに、
「あぁぁっ!イクっ!イクぅぅっ…!」
どぴゅっ、どぴゅっ…♪
とうとう、言われるがまま齋藤の谷間の中で射精した五郎。

大量の精子をぶちまけ、放心状態でビクビク震えだすと、齋藤は嬉しそうに、
「はい、出たぁ〜♪」
と勝ち誇り、そして谷間から吐き出した肉棒を握り、竿の向きを無理やり小池の方へ向け、
「ほら、最後まで出し切って!濃い精子が出るとこ、みぃちゃんにも見せてあげなッ!」
と追撃の手コキが炸裂!
「あぁぁっ…も、もうダメだぁ…!」
ワンテンポ遅れた残りの精子が、ピュッ、ピュッ…と小池の足元に着弾するも、もはやそっちには目もくれず、腑抜けた五郎の顔を一点集中、鬼の形相で睨みつける小池。
そして齋藤は最後の一滴まで搾り取ると、
「よし、終わりっ!決まり手パイズリで私の勝ちだね♪」
と、満足げ。
最後は悪ふざけで、
「いやぁ、また勝ってしもうたわー!楽勝ですわー!」
と禁断のエセ関西弁を連呼する齋藤。
すっかり、はらわたが煮えくり返った小池も、元々の白い頬は真っ赤になっていた。
……
そして、その後。
捕らえた五郎の身の振りを決めるのは翌朝ということになり、ひとまず今晩は詰所に幽閉されることになった五郎。
「一晩ぐらい放っておいても死なないでしょ」
と楽観し、電気を消して宿舎へ帰ってしまった二人。
柱に繋がれた手錠は外れる気配がない。
異国の地で捕らわれ、真っ暗な部屋に一人ぼっち。
窓の外は漆黒の闇。
この夜が明けた時、どうなるかは分からない。
明日の今頃は死んでいるかもしれないと考えたら恐怖を感じるが、やがて、恐怖を感じることすら虚しくなった。
(寝るしかないか…)
何も出来ない絶望感の中、五郎は静かに目を閉じるのだった。
……
そしてまた、少し時間が経った後のこと…。
ペチッ…ペチッ…
ふいに頬に痛みを感じて目が覚めると、視界が明るかった。
(もう朝か…?)
と思ったが、ふと目に入った窓の外はまだ漆黒の闇のまま。
「えっ…?」
と思わず目を見開き、そこでようやく、明るいのは部屋の電気が点いたからで、そして五郎の頬を叩いていたのは小池美波だと分かった。
「…起きた?」
と美波は顔を覗き込むと、まだ寝起きの五郎の顎を掴み、怒りに満ちた眼で、
「なぁ、アンタ…さっきはよくもウチに恥かかせてくれたなぁ?…聞いてる?なぁ!」
「んっ、ぐっ…!」
「もうムカついてムカついて、どうしても我慢できんくて、ふーちゃんに内緒で戻ってきちゃったわ」
「ぐっ…な、何をする気だ…?」
「何をって、そんなん“仕返し”に決まってるやん?」
と言いながら、いきなりキスをする小池。
口調とは裏腹に、さっきの甘いキスを再び繰り出し、抵抗する力を抜いておいて、最後は耳元で、
「アンタ、さっき、何て言うてたっけぇ?確か〜…『ふーちゃんの方が気持ちいい』…やっけ?あれ、前言撤回して『みぃちゃんの方が』に言い直すまで許さへんから覚悟しぃや?」
と囁く小池。
根に持つ関西オンナの復讐が始まる…!
(つづく)