欅共和国の激動‎ ―咲く櫻、散る櫻―




























小説トップ
【🌸櫻咲く編】ゆいちゃんず(小林由依、今泉佑唯)に捕まった男
6.小林由依との夜(※必ず先に「5」の分岐から読んでください)
「どう?気分は?」
 鉄格子越しに問いかけてきたのはボンテージを纏って妖艶と化した小林由依。



 四郎が疲労困憊な上に拘束されていて抵抗できないのをいいことに堂々と正面から鉄格子を開けて入ってくると、小さな電球の明かりの中、前に立ち、その美脚を見せびらかすようにして、四郎の脚をヒールの先で小突く。
「うっ…!」
「ふふっ。情けないわねぇ。インターポールの潜入捜査官ともあろう者が、捕まって女にあの手この手でヌカれ放題…挙げ句の果てには精子を枯らして失神しちゃうなんて…どのツラ下げて本部に帰るつもりかしら?」
「く、くぅっ…」
 ド直球の嘲笑に対し、返す言葉もなく、ただ顔を赤らめるだけの四郎。
 やがてヒールは脚から太もも、そして股の間の萎んだイチモツへと移る。
「あらあら、さっきまであんなにビンビンだったのに、こんなに縮んじゃって…」
 フラミンゴのように片足立ちになってヒールの先で竿を持ち上げ、揺らす由依。
「ほら、またさっきみたいに勃起させてみたら?」
 と見下し、最後はぐりぐりと踏みつけて足蹴に。
「うっ…ぐっ、うぅっ…!」
 妖艶なコスチュームから伸びるスラッとした美脚…普段ならMっ気を刺激されて反応してしまうところだが、今回は精子の生産が追いついていないため反応せず、鈍痛だけが残る。
 すると、ふいに由依が、何やら錠剤を取り出し、四郎の目の前にかざした。
「これ、何か分かる?」
(な、何だ…?ま、まさか…毒…か?)
 四郎の目に緊張が走る。…が、由依は苦笑して、
「そんな怖い顔しないで。別に飲んで死ぬようなものじゃないから」
「じゃあ…何だ…?」
 怪訝そうな顔をする四郎。
 由依は、そんな四郎の顔を覗き込んで、
「アンタ、ここで開かれているマーケットを調べに来たんでしょ?」
「━━━」
「これはね。今度、そのマーケットに並べようと思ってる強力な精力剤…飲んだらウマ並みになって何回でも射精できるわよ。まさに今のアンタにもってこいじゃないかしら?」
 由依はニタニタ笑いながら、その手にした錠剤を四郎の口へ近づける。
「くっ…よ、よせっ…!」
「ほら、口を開けなさいよ」
「や、やめろっ!」
 必死に口を結ぶ四郎。
 すると、その瞬間、由依の美脚から繰り出された膝蹴りが、モロに股間に命中した。

 ドゴォッ!

「ぎゃぁぁぁっ…んぐぅっ!」
 蹴り上げられた股間の痛みに悲鳴を上げた瞬間、錠剤を無理やり口に押し込まれ、さらに手の平で蓋をされた。
「さぁ、観念しておとなしく飲み込みなさいッ!」
 そう言って由依に鼻を摘ままれ、だんだん酸素が足りなくなり、息苦しくなって、むせてしまった四郎。
 その勢いで喉の奥へと落ちていく錠剤。
 ごくっ…と喉が鳴ったのを確認すると、由依はニヤリと笑って、、
「さぁ、クスリの効果が出てくるのが待ち遠しいわ。ここからは優しくしてあげるからね…♪」
 と言い、おもむろに四郎の唇にキスをした。
「んむぅぅ…!」
 香水のニオイに柔らかな唇、そして生暖かい舌で四郎の口内を舐め回す由依。
 優しくしてあげると言った言葉の通り、今しがた股間に膝蹴りを見舞った女とは思えない。
 その甘い舌遣いに翻弄され、脱力して次第に身を預けてしまう四郎。
 さらに、爪の先で乳首を弾いたり、太ももをイチモツに擦りつけたり…尽き果てた筈の性感を再び呼び戻そうとしてくる由依。
 息継ぎに口を離した瞬間の彼女は、それまでの女王様っぽい眼光鋭い表情と打って変わり、すっかり柔和な顔をしていた。
「さーて…早く効き目が出ないかなぁ…?」
 乳首をクリクリと指先でいじりながら、待ち遠しそうに呟く由依…。
 というのも、実は、先刻の拷問で久しぶりに男をオモチャにして楽しみながら、ひそかに興奮を覚えていた彼女。
 その時は隣に今泉もいたので、やや斜に構え、一線を越えることに躊躇したが、あんな立派な大きさ、長さ、太さを誇る四郎のイチモツのシルエットが忘れられず、気付けばこうして、夜中、人目を盗んで地下牢に足が向いていた。
「…アンタ、ここ、弱いでしょ?」
 と、隆起してきた乳首を摘まみ、指の腹で転がす由依。
「うぅっ…!」
「さっき、やけに良い反応すると思ってたの。チンポが起きてくるまで、こっちで遊んであげる…♪」
 そう言って前屈みになり、舌を這わせる由依。
 髪を耳に掛ける様が色っぽく、小刻みに動く舌遣いもたまらない。
 そして、乳首を舐めながら、右手をイチモツに添え、勃起を促すようにスリスリと撫でるのも忘れない。
 次第に、
(くっ…か、身体が…アソコが…熱い…!)
 無理やり飲まされた精力剤が早くも効いてきたようだ。
 フニャチンがみるみる硬化し、むくむくと起き上がる。
 生産機能がストップしていた睾丸に鞭が打たれ、超ハイペースで精子の量産が再開されたような感覚で少し下腹部が苦しい。
 その苦しさを紛らすように、由依は、乳首を舐め、ねぶり、そして吸い付く。
「くっ…うぅっ…!」
「ふふっ…♪いい感じ…みるみる勃ってきてるじゃない…♪」
 乳首を責めながら、股間を横目に確認し、ご満悦の由依。
 本来の姿を取り戻したイチモツに、だんだんうっとりとしてきたその美しい顔…そして、ゆっくりと自らの股ぐらに指を這わせ、
「あんっ…♪」
 舌技を続けながら自らを慰め、甘い声を漏らし始めた由依。
 やはり、さっきまでの冷徹で意地悪な態度とは別人だ。
 その嬌声に誘われ、責められつつも由依の指の行方が気になる四郎。
 チラチラと眼下に向けられるその目線に気づいた由依は、ニヤリと笑って、
「見たいの?私のオナニー…♪」
「い、いや…そういうつもりじゃ…!」
「…いいわよ。見せてあげる…♪」
 そう言って拘束された四郎の眼前に尻餅をつき、美脚を広げてM字開脚を披露する由依。
 よく見える状態にしてやったところで、再びコスチュームの上から股間をまさぐり、
「んっ…♪あっ、あっ…♪」
 と声を上げる。
 さっきまで自分を嬲って笑っていた女がМ字開脚で自慰行為を見せつけてくるというのが妙にそそる。



 そして、それを目にするうちに、だんだん元の硬さ…いや、それ以上に硬さになっていく四郎のイチモツ。
 その硬化していく様子を一秒たりとも逃さず凝視して、
「あぁ、すごい…♪ギンギンじゃないの…♪挿れたら絶対に気持ちいいやつ…んんっ♪」
 四郎の徐々に勃起していく肉棒をオカズにして自慰を加速させる由依は、とうとう自らコスチュームをはだけさせ、肌の露出を増やしていく。
(…ごくっ…)
 その抜群のスタイルの良さに目を奪われる四郎。
 ゆっくり下りていく胸元のファスナー。
 そして、もう少しで見えるというところで由依は手を止め、視線が釘付けの四郎に目を合わせて、
「見たい…?」
 と、上目遣いで聞いた。
 もちろん、答えはイエス…素直に首を縦に振ると、由依はクスッと笑い、ゆっくりとファスナーを下ろし、コスチュームを脱ぎ去った。
 美の結晶ともいうべき乳房が顔を出すと、早速、その胸を自ら揉みしだく由依。
 目の前の四郎に見せつけるようにいやらしく…そして、誘う目付きも忘れずに、
「んっ、あっ…き、気持ちいい…♪」
 さらにレオタードの股をずらし、秘部も一緒に弄り始める由依。
 ちらちらと覗く陰毛と秘肉が四郎の目を奪い、同時に、既に限界に達したと思っていた股間をさらに滾らせる。
 もはや痛いぐらいに勃起したイチモツ。
 だが、皮肉なことに、硬さを取り戻したところで、両手を拘束されているので自ら触ることは出来ない。
「あぁ、すごいッ…!デカチンポ、ヤバすぎっ…♪」
 舐め回すように眺め、観察しながらオカズとする由依に対し、呻き声を上げ、頭上で固定された左右の手首を必死にひねる四郎。
 精力剤の効果で股間が灼けそうなぐらい熱い…。
 触ってくれないのなら自らの手で握り締めて扱きたい…と、そんなことを考えているのが伝わったのか、
「自分で触りたいの?」
 見透かしたように問われて、ここでも、恥じらいもなく素直に首を縦に振る四郎。
 すると由依は、自慰を中断して立ち上がり、四郎の右手の拘束だけ解いた。
 解かれるやいなや、すかさず隆起した竿を握り締め、最初からトップスピードで扱き始める四郎。
 そんな、発情したサル同然の光景に由依はクスッと笑い、いよいよコスチュームを完全に脱ぎ去り、素っ裸となって再び五郎の前にM字開脚、自身も自慰を再開した。
 その時点で、四郎も、もうチラチラと盗み見する必要はない。
 眼下の美しい裸体を穴が空くほどに凝視しながら必死に竿を扱く四郎。
 そして、その四郎の手の動きを見ながら指を動かす由依。
 真夜中の相互オナニー…。
「あぁっ、すごい…♪我慢汁が…我慢汁が溢れてるっ…♪すごいトロットロ…んんっ♪ああっ♪」
 亀頭から垂れ、糸を引いて落ちるカウパー液が由依の性興奮を助長し、指の抜き挿しを速める。
 胸も、指の痕がつくほど鷲掴みにして、もみくちゃにする由依。
 スラリと長い美脚をクネクネと動かし、甘い声で悶える由依の姿を見れば、四郎の自慰も捗る。
 やがて、
「あぁっ、ダ、ダメっ…!イクっ、イッちゃうぅっ…♪」
「うぅっ…で、出るッ…!」
 相対しながら絶頂へと駆け上っていく二人。
「あぁっ、イクっ!イクぅぅぅっ…♪」
「がぁぁっ…出るぅぅっ…!」

 ビクンッ…ビクンッ…!
 どぴゅっ、どぴゅっ…♪


 М字に立てた両脚にバイブレーションさせ、背筋を反らせて仰け反る由依と、そんな由依の震える美脚まで飛び散るほど勢いよく射精した四郎。
 狭い牢の中には、発情した雌雄のニオイがすっかり充満し、明らかに湿度が上がっている。
 そして、そのまま二人とも、しばらく放心状態で沈黙…。
 しっかりと余韻を噛み締め、そして一足先に息が整った由依は、いよいよ目の前で脈打つ精液まみれのイチモツに手を伸ばした。
 指を絡めただけで、
「うぐっ…!」
 と反応する四郎。
 その反応を楽しむように、数回、手首のスナップで扱いたが、たちまち我慢できず、すぐに舌を這わせ、そして口に頬張った。

 チュポっ…♪ジュル、ジュル…♪

「ぐぅっ…あっ、うぅっ…!」
 射精しても全く萎えないのは精力剤の効果だろう。
 口に含んだイチモツを、頬をすぼめて吸引しながら、
(か、硬い…!もう無理ッ…もう我慢できないッ…!)
 そう思うと同時に、由依はスッと立ち上がり、吊るした四郎の身体に密着し、そのまま対面立位の形で、握った竿を自らのぬかるんだ秘部に誘導した。
 完全に熟した割れ目に亀頭が擦れ、それだけで、思わず、
「んんっ…♪」
 と上ずった声を上げた由依。
 味を占め、二度、三度とそれを繰り返し、自らの身体を最高潮まで高める。
 そして、
「…どう?ここに挿れたい?」
「い、挿れたいッ…!挿れさせてくれッ…!」
「ふふっ、仕方ない子ね…♪」
 と自分を棚に上げて微笑み、そして、
「じゃあ…行くよ?」
 先端を膣口にあてがい、ゆっくり腰を押しつけていく由依。
 それによって、

 …ぐじゅっ…♪

「…んあぁぁっ!?す、すごぉっ…!めっちゃ硬いぃっ♪」
「がぁぁっ…ああっ!」
 挿入完了…。
 立って向かい合ったまま結合した二人。



 そして、由依が主導でゆっくり腰の前後運動を始めると、ヌチョッ…ヌチョッ…と股の間から音が流れ出す。
 そのまま、しなやかな腕で四郎の身体を抱き寄せて密着すると、耳元で、
「ほら…そっちからも突いてきて…本能のままに腰を振りなさい…」
 と促した。
 その一言を合図に、精力剤の効果で、獣のように腰を振り始める四郎のピストンに、
「んあぁっ♪はぁっ、んんっ♪あぁんっ…す、すごいぃぃっ…♪」
 さらに声のトーンが上がった甲高い喘ぎ声。
 その声色…さっきまで女王様を気取っていたとは思えない可愛らしさだ。
 なおも、
「もっと…もっと突いてぇっ♪ああっ♪んんっ♪」
 髪を振り乱し、ここ数日の溜め込んだ性欲を発散する由依。
 膣の締まり、ヌメり、そして温かさと、由依の膣はどれをとっても絶品で、その感触にすっかり虜となって夢中で打ち込む四郎に、すぐに快楽の第二波が訪れた。
「あぁっ!で、出る…また出るっ!」
「いいよ…出していいよッ!このまま…このまま中に出してぇっ♪ああっ!ダメっ、イクぅぅっ♪」
 密着し、抱き合ったまま痙攣する二人。
 身体を支える由依の健康的なふくらはぎがビクビクと震え、同時に、内ももをゆっくりと伝い落ちる愛液の滴。
 やがてそこに膣から溢れ出た白濁とした精液も合流すると、
「はぁ…はぁ…!」
「ゼェ…ゼェ…!」
 息を乱す由依と、酸欠寸前の四郎…煌々と照らす電球の明かりの中、しばらく立ち尽くした二人…。
 そして、少しの沈黙の後、再度、息を整えた由依は、とうとう四郎の拘束を全て外した。
 すかさず抱きつき、耳元で一言、

「ねぇ。向こうにベッドのある部屋があるの…そこ行こ…?そこで、また今みたいに激しいの…ちょうだい…?」

 と甘い声で囁いた由依。
 上目遣いをしたその表情は、もはや女王様ではなく、愛らしい一人の乙女だった。


(ゆいぽんルート おわり)

鰹のたたき(塩) ( 2024/03/11(月) 17:34 )