気だるい不快な眠りからゆっくりと目を覚ました女帝軍団の副リーダー、守屋茜。…だが、目を開いても視界は真っ暗なまま。
どうやら、黒いポリ袋のようなものを頭部にすっぽり被されており、しかもそれが脱げないように首のところを巾着紐で締められている。
(こ、こざかしいマネを…)
そんなものは巾着紐ごと剥ぎ取ってやろうと思った茜だが、続いて、
「くっ…!」
何かに気付き、顔隠し巾着の中で思わず声を上げた茜。
いつの間にか身体が分娩台拘束されていて、顔の横、左右に留められた両手はおろか、ガバッと大胆に開かれた両脚も動かせず…!
そして何より、茜が唇を噛まされたのは自身の今の身なり。
空気に触れる肌の面積が妙に広い…いつの間にか服を脱がされ、上下とも下着姿にされているではないか。
おそらく眠っている間に剥ぎ取られたのだろう。
そんな状態で大股開きという屈辱的な格好にさせられているなんて、茜のプライドが許さない。
それもあって、
「くっ…くっ…!」
力ずくでの脱出を試み、分娩台ごと揺らす茜だが、四肢を留める拘束バンドはびくともせず。
そして、そんな茜の動きを見て、
「おや…?皆さん!一番右端の『D』の方も、今、目を覚ましたようですよぉ!あと一人ですねぇ…♪」
(…!)
真っ暗な視界の向こうから何やら囃し立てるような男の声が聞こえたことで態度一転、身体を揺するのをピタッとやめた茜。
どうやら周りに誰かいることに気付くとともに、
(今、何て言った?『D』の方…?それって私のこと…?あと一人というのは…?ど、どういう意味…?)
視界が封じられているため、不意に聞こえてきた今の声だけでは現状を完全には判断できず。
こんな時は、ひとまず様子を窺い、状況が全て理解できてから対策を考えるしかない…そんな思いから、ヘタにアクションを起こさず、唯一活きている聴覚だけを研ぎ澄ます茜。
その結果、いくつか分かったことがある。
どうやらこの同じ空間に、自分以外にも“女”が何人かいること…
そして、その女たちも、今さっきの茜と同様、
「くっ…くっ…!」
と声を上げ、身体を揺すっていること。
自身が身体を揺すった時みたく、分娩台の軋む音が聞こえてくることから、おそらく今の茜と同じ状況だと思われる。
そこで、先ほど聞こえた声を思い出してみる。
「おや…?皆さん!一番右端の『D』の方も、今、目を覚ましたようですよぉ!あと一人ですねぇ…♪」
茜が身体を動かした瞬間にその声が聞こえてきた。…ということは、やはり『D』とは茜のことだろう。
その茜が一番右端とのこと…並べる時は、大抵、左から順に並べるから、おそらく右端と言われた自分が割り振られたアルファベットの最後…となると、普通に考えれば、自分の前に『A』、『B』、『C』がそれぞれいて、今の自分と同じように分娩台に拘束されていると推察できる。
(となると、『あと一人』というのは、おそらく…)
A〜Dの中の誰か一人がまだ眠っていて、その最後の一人が目覚めを待っている時間ということなのかもしれない。
待つということは、つまり、全員が目覚めてようやく次のフェーズへと移るということ。
(捕らわれたのは私だけじゃない…私以外にも、あと三人いるということ…)
うち、一人はおそらく、内通者と化した長濱ねるの手引きで運び出されていった山下瞳月。…としても、あとの二人が誰か分からない。
相次いで蒸発した小池美波、森田ひかる、谷口愛季を当てはめてみようにも数が合わないし、その三人は姿を消してから少し時間も空いている。
となると、自分と瞳月以外にもまだ新たに捕らわれたメンバーがいるということか…?
(誰…?愛佳…?綺良ちゃん…?まさか、ゆっかーなんてことは…)
などと考えているところで、
「…さぁ、皆さん!お待たせしました!どうやら最後の『A』の方も目を覚ましたようですので、これより始めていきたいと思います!」
先ほどの男の声が再び聞こえた。
誰に向かって話しかけているのかは分からないが、どうも「司会者」のような口調に思える。
その司会者気取りの声は、続いて、
「さぁ、それでは準備が整ったということで、早速、配信を視聴されてる皆さんに、順番に正体を明かしていきましょう!」
(は、配信…?)
どうやら、この模様が何らかの媒体で配信されているらしい。
そして、茜と同じく、他の面々も今の一言に引っかかったようで、分娩台が軋む音が室内に一斉に聞こえだした。
もちろん茜も続くように身体を揺すった。…が、すかさず別の男の声で、
「ギシギシうるさい。押さえろッ!」
と声が飛び、それとともにドタドタと駆け寄ってくる複数の男たちの足音。
おそらく分娩台を屈強な力でグッと押さえつけたのだろう、一斉に鳴り響いた軋む音が一つ…また一つと消えていき、茜が留められている分娩台も背後から押さえつける力が加わったことで軋まなくなった。
この時点で、同じ空間に男も複数いることも発覚。
そして、
「…さぁ。では、気を取り直して、まずは左端、『A』から順に正体を明かしていきますよぉッ!この『A』は…こちらの女性です!」
そう言って、おそらく首のところで締めた紐を解き、その『A』の顔隠し巾着を取り去ったのだろう。
「…え?な、なに…?」
と、起き抜けで困惑する女の声が少しクリアになって聞こえてきたが、それを耳にした茜は瞬時に、
(だ、誰?この声…聞いたことない…)
てっきり、仲間の誰かだと思って耳を澄ましていただけに肩透かしを喰らった茜。
そんな茜に答え合わせをするように、
「では、紹介しましょう!こちらは、北陸地方に勃興した独立国家『ブルースカイ』を統治する不貞男子一掃部隊、三番隊の隊長を務める女、吉本此那です!」

(…!)
それを聞いた瞬間、まだ自分は被されたままの顔隠し巾着の中でピクッと眉を動かした茜。
今の紹介にあった通り、北陸の方にも、自分たち「欅共和国」に似た女尊男卑の独立国家があるという話は薄々ながら耳に入っていた。
もっとも、自分たちには、他国に侵攻して勢力を拡大し、ゆくゆくは国盗りを目指す…なんて野心は微塵もなく、自国の統治にしか興味がないため、その『ブルースカイ』を統治している連中とは何ら接点もない。
「くッ…な、何これ…!は、離せよぉッ…!」
と室内に響く声。
今の紹介を信じるならば、この声を上げてるのが、その『ブルースカイ』の統治メンバーでありながら、捕らわれ、この場に連れてこられてしまった吉本此那という女なのだろう。
さらに続いて、
「では、お次はその隣、『B』の正体を明かしましょう!『B』は…こちらの女性です!」
司会の声とともに、シュルシュルと締めた紐が解かれる音。
そして、こちらは、顔隠し巾着が剥ぎ取られた瞬間から、
「くっ…!な、何のつもりや!お前らッ…!私にこんなことしてタダで済むと思ってるんかッ!」
と威勢の良い怒号。
聞いた瞬間、関西弁なのは瞳月に少し近いと思った。…が、これも声色が全く違う。
そして、
「紹介しましょう!こちらは近畿地方に建国された独立国家『イコノイジョイ』の統治メンバーの中でも随一のドSと目されている女、江角怜音であります!」

(イ、イコノイジョイ…)
これも名前と、その存在だけはうっすら聞いたことはある。
確か、以前までは「イコラブ」、「ノイミー」、「ニアジョイ」という、それぞれ別々のレジスタンスチームだった女たちが「女尊男卑の国を作る!」を合言葉に結集し、誕生した独立国家。
こちらも先ほどのブルースカイと同様、国家間での接点はないが、国の成り立ちや「女尊男卑」を旗として掲げていることから、近畿地方でいう自分たちのような存在なのだろう。
まだ茜自身は顔隠し巾着がついたままなので、どんな出で立ちの女かは見えない。
ただ、まくし立てるような関西弁が止まらないところを見ると、自身に似て気が強いタイプは間違いないだろう。
そして、
「では、どんどん行きましょう!続きまして、こちら『C』の正体を明かしましょう!『C』は…こちらの女性です!」
男の声と靴音が、いよいよ茜の一つ隣まで来た。
次こそは瞳月か…?
…いや、違った。
「紹介しましょう!こちらは現在、九州地方で幅を利かせている独立国家『ふるっぱー』より、統治メンバーきってのじゃじゃ馬、月足天音!」

(ふ、ふるっぱー…?)
これに関しては聞いたことすらない名前だった。
今の説明によると九州を拠点とする国家らしいので、おそらく自分たち、欅共和国までは遠すぎて噂も届かなかったのだろう。
ただ、この流れでいうと、おそらくここも、ご多分に漏れず、女尊男卑を掲げて統治を行っている独立国家だと思われる。
九州と聞くと、何となく荒っぽいイメージがあるし、現に隣からは、
「なんばすっとッ!そんな汚なか手で触ってからにッ!ウチから離れぇッ!」
さすが「じゃじゃ馬」と紹介されただけあって、方言も交えて迫力のある怒号。…だが、それも、おそらく分娩台拘束の上では虚勢としか思われていないのだろうか。
そして、
「では、いよいよ最後!こちら『D』の正体を明かしましょう!『D』は…こちらの女性です!」
(…!)
靴音がさらに近づき、ほぼ真横ぐらいの至近距離から発せられた声。
それと同時に茜の首に巻きつく紐がシュルシュルと緩められ、そしてとうとう、
…ガバッ!
「…くっ…!」
真っ暗闇から一気に開けた視界。
一瞬、目がチカチカしつつも徐々に焦点が合ってくると、その目に映ったのは、おおかた予想通り、目の前にズラリと並んだ配信機材…。
傍らにはあの憎き男、鮫島がニヤニヤした目で立っており、さらに横を見れば、これも予想通り、今の自分と同じ、下着姿で分娩台拘束されているいかにも気の強そうな“各国代表”の女たち。
そんな中で、
「紹介しましょう!こちらは河口湖周辺を領地とする独立国家『欅共和国』から統治メンバーの一人、通称・鬼軍曹とも呼ばれている女、守屋茜です!」
そんな文言で紹介された茜。
それと同時に、横に並ぶ女たちが、これまで茜がしてきたような表情をしたところを見ると、彼女らも噂程度には「欅共和国」の存在を知っている様子。
そして、キッとした目で大股開きにされた脚の前に置かれたモニターに目をやると、
<守屋茜キター!>
<これは予想外!>
<生意気オールスターwww>
<守屋、捕まってて草>
<さっさと犯せw>
などといった文字が弾幕のように次々に流れる中、一つ、
<神企画確定だろ、これ!>
まるで視線を引き寄せられたかのように、不思議とそのコメントに目が留まった茜は、そのコメントを引き取る形で、
「さ、鮫島ッ!こんな手の込んだことをして、いったい何を企んでいるッ…!」
突き刺すような視線で問うと、鮫島はフッと笑って、
「ククク…そう焦るな。今から全員に向けて説明してやるさ」
そう言って、計四基、ズラリと並んだ分娩台のちょうど中央、江角怜音と月足天音の間にスタスタと移動した鮫島。
そこで前を向けば、その立ち位置がちょうどメインカメラのセンターになる。
その瞬間、スッ…と室内の照明が消え、鮫島にだけスポットライトが当たる古畑任三郎のようにベタ演出が始まり、その光の中で、
「改めて、配信をご覧の皆様、こんな遅い時間にもかかわらず、見てくれてありがとう!我がシャークチャンネル、久々のライブ配信となる今夜は、ご覧の通り、日本各地の独立国家からそれぞれ一人ずつ、獲物を仕入れてきた!先ほど紹介にあった通り、ブルースカイから吉本此那、イコノイジョイから江角怜音、ふるっぱーから月足天音、そして欅共和国から守屋茜…ご存知の方もいるかと思うが、彼女らはそれぞれ自国内にて、女尊男卑という馬鹿げた信念の下、捕虜にした男に対して非道のかぎりを尽くしていることで有名だ!そんな女どもが、今宵、こうして一堂に会することになったのは、これまで彼女らに嬲られてきた男たちの怨念が実を結んだと言ってもいいだろう!」
まるでスティーブ・ジョブズのような演説口調で饒舌な鮫島。
モニター上でも、
<8888888>
<素晴らしい!>
<公開処刑の時間だー!>
と視聴者から拍手喝采なのに対し、そのコメントの数々に、
「くっ…!」
と怒りを露わにする、お互いは見ず知らずな女帝たち。
そして鮫島は、さらに話を続け、
「我々もいろいろと考えた。男を見下したその態度を改めさせるべく、一人ずつ晒し者にして制裁を与えるのもアリだろう。…だが、それでは面白みがない。せっかくこうして各国の猛者たちを一挙に捕らえることが出来たのだ。この奇跡を楽しまない手はないだろう」
そこでもまた称賛コメントが溢れる。
そして、その持ち前の気の強さから、たまらず抗議の声を上げようとした怜音と天音だが、わずかに早く、
「んぐッ…!」
「おごッ!?」
それぞれの分娩台を押さえつけていた男たちが、
(ボスの喋りを邪魔するな)
と言わんばかりに二人の口にタオルを噛ませ、先手を打つ形で声を封じた。
それのおかげで鮫島は話を続け、
「そこで私は、一つ、興味を持ったことがある。それぞれ女尊男卑という信念を掲げ、女帝のような振る舞いをしているが、果たしてお前たちは本当に女帝なのか?所詮は井の中の蛙で、実際に、他の国で同じように女帝として振る舞っている者と比べたらどうなのか?と」
そこでまた、大量の称賛コメント。
そして鮫島が宣言する。
「それでは今夜の企画を発表しよう…今夜の企画は…各国対抗!女帝をプライドを最後まで保てるのは誰だ!完堕ち屈服ダービー!」
そんなダウンタウン浜田ばりのドナリとともに、コメントも歓喜の嵐。
「ふ、ふざけるなッ…!くっ…くっ…」
と一番向こうで留められた両手を懸命に揺する此那だが何もならず。
そして再び室内に照明が点くと、そこでようやく怜音と天音の口に噛まされたタオルも取り去られる。
キッとした目で鮫島を睨みつける怜音と、かたや、怒涛の福岡弁で捲し立てる天音。
だが、鮫島はそんなのは気にも留めず、
「さて…では、早速、いろいろ始めていきたいが…とにもかくにも、まずは全員、素っ裸になってもらわんとなぁ…♪」
と口にした鮫島の元にササッと黒子役の部下が届けた裁断バサミ。
それを受け取り、
「さぁ、視聴者の諸君。まず誰から素っ裸に剥いてほしい?」
とメインカメラに問いかけるように言うと、途端にモニター上は、
<江角!>
<吉本でお願いします!>
<守屋!守屋!>
<うるさいから月足からで>
<おっぱいデカい順で行きましょう!>
などとコメントが大盛況。
そんな有り様だから、
「うーむ…これでは決められんな。というワケで、アンケート機能を使うとしよう」
その鮫島の発言とともに、せっせと操作を始める機材の向こう側に陣取った配信スタッフ陣。
やがて、モニター画面の右端が回答受付画面に切り替わり、そこに、
A.吉本此那(ブルースカイ)
B.江角怜音(イコノイジョイ)
C.月足天音(ふるっぱー)
D.守屋茜(欅共和国)
と、それぞれ女帝たちの名前が並び、
「まぁ、どのみち全員、脱がせるからな。集計時間は1分程度でいいだろう。では、受付開始だ」
と鮫島が言ったことで開始される集計。
最初に勢いよくグラフが伸びたのは意外にも江角怜音。…だが、すぐに吉本此那も追いつき、さらに守屋茜と月足天音も一気に伸びる。
そして、
「3…2…1…よし、終了だ。結果は…」
と鮫島が言うと、再び画面の右端に結果が表示され、
A.吉本此那(ブルースカイ) 19.8%
B.江角怜音(イコノイジョイ) 27.0%
C.月足天音(ふるっぱー) 30.7%
D.守屋茜(欅共和国) 22.5%
それを見て、
「なるほど。では、結果に従い、C、B、D、Aの順に剥いていくとしよう…♪」
そう言って、まず鮫島が近づいたのは月足天音の分娩台。
「く、来んなッ…!」
と凄む天音だが、身動きできなければ恐るるに足らず。
そしてモニター画面、いわゆる配信画面が分娩台四基全体を映した引きのカメラから天音だけをアップにした個別カメラの映像に切り替わったところで、
「では、まずは上から…♪」
と、やたらセクシーな真紅のブラの肩紐にハサミを入れていく鮫島。
チョキ…チョキ…♪
と音がするたびに、
「くっ…や、やめろッ…!嫌ッ…!」
と声を上げる天音だが、
「フッ…何を今さら。捕らえた男のモノをこの胸の谷間に挟んでヌクのが趣味だと、かつてお前が飼っていた奴隷の男から聞いているぞ?」
「う、うるさいッ…!」
と、顔を赤らめる天音。
今の発言から察するに、どうやら各国とも捕らえた男を嬲りものにするという風習に大差はなさそう。
こうして、無残にもブラを切り裂かれ、カメラの前に曝された天音の乳房。
コメントで、
<月足ざまぁw>
などと書いてるのは、おそらく彼女が統治している国内から視聴してるユーザーだろう。
一方、
<ウホッ!いい女…♪>
<いいおっぱいしてる!>
<全然知らん女だけど嫌いじゃない>
と書いているのは他国ユーザーか。
何にせよ、谷間に挟むのが趣味というだけあって、なかなか豊満でボリューミーな天音の乳房。
そして、続いてパンティも切断かというところで、ふと手を止めた鮫島。
ニヤリと笑みを浮かべ、
「時間はたっぷりある。まずは上だけにしておこうか…♪」
と、天音の切り裂きストリップはそこまで。
続いて、その隣、振り返ってアンケート得票2位の江角怜音を見下ろせば、
「や、やめろッ!しばくぞ、ホンマ…!き、聞いてんのか。このッ…!」
と必死の悪態も虚しく、配信画面が怜音のソロショットに切り替わり、同じように、
チョキ…チョキ…♪
と刃を重ねるハサミ。
そして、切り裂かれた漆黒のブラがはらりと開脚した太ももの上に落ちると、現れたのは、その生意気な顔立ちに負けじとこちらも生意気な膨らみ。
天音の時と同様、
<江角の生意気おっぱい全国に公開されてて草>
<ざまぁ!>
という自国からの罵倒コメントとともに、他国からは、
<ボーイッシュでも脱いだらやっぱり女なんだな>
<こーゆー女が堕ちていくところマジで好き>
と彼女自身を吟味するコメントが入り乱れる。
そして、
「さて…次は…♪」
スタスタと次に鮫島が足を向けたのは茜の分娩台。
前の二人と違い、キッとした表情だけで迎え撃つ茜に対し、
「ほぅ…さすがだな。こんな状況でも落ち着いている。まぁ、いくら落ち着いていようと今から脱がされることに変わりはないがな」
「くっ…!」
そして、怜音の赤らむ表情と曝されたバストを映していたカメラから茜のカメラに切り替わるのを確認して、
チョキ…チョキ…♪
そして茜の紫色を基調としたオトナ系ブラにもハサミが入れられ、切り裂かれたブラの下から美乳が露わになると、
<守屋、涙ふけよw>
<他国の皆様、これがウチの国の鬼軍曹です!w>
<ちょっと待て。乳首もう勃ってね?>
と、これまで恐怖政治を主導してきた報いなのか、前の二人より煽りコメントがやや多めの茜ターン。
一方で、
<コイツ、いい女だな>
<ちな青空だけど、普通にタイプです>
というコメントもあるが、今この状況ではそんなものは嬉しくも何ともない。
そして、前の二人にも何か言ったのだろうか、去り際には茜にだけ聞こえる声で、
「ククク…どうも、この中だとお前が最年長らしい。年下より先に堕ちては欅共和国というブランドにも傷がつく。そのへんも含めて頑張るんだな」
(くっ…!コ、コイツ…!)
それを言うことで、対鮫島はもちろん、他の三人に対しても負けられない戦いであることを印象づける一言。
そして最後は、茜と対極の位置で拘束されている吉本此那の番。
「い、嫌ッ…!やめてッ…!」
という抵抗の声も虚しく、こちらもソロショットへの切り替わりとともに、
チョキ…チョキ…♪
無残な音とともに切断されていく純白ブラ。
曝されたのは、この中では最小かつ、二対の突起がまだ乳肉の中に沈んだままの陥没系ちっぱい。
当然、コメントでは格好の標的となり、
<まさかの陥没w>
<陥没乳首ワロタ>
<エロいw>
そんな嘲笑コメントの嵐に、たまらず唇を噛み、悔しそうに目を背けてしまう此那だが、こんなのはまだ序の口。…いや、此那だけではない。
怜音、天音、そして茜も。
各国随一の負けず嫌いが集結した今宵の企画『完堕ち屈服ダービー』とやらは、まだ始まったばかりだ…。
(つづく)














