5.悪魔の応用
「か、掻いて…とにかく掻いてッ!は、早くッ…!」
耐え難い屈辱として、それまで頑なに口に出すまいとしていた懇願のセリフも、ひとたび口から漏れてしまえば、決壊したダムの如く、もう止まらない。
拘束され、とろろまみれにされた愛季の身体…。
塗り込まれた箇所に襲いかかった猛烈な痒みは、意地やプライド、持ち前の負けず嫌いだけでどうにかなるものではなかった。
そして、そんな愛季の嘆願を受け、満を持するようにゆっくり立ち上がった鮫島。
「さーて…どこから和らげてやろうか…」
と口にしながら、執刀医のように両手を構えただけで、
「は、早くッ…早くしてッ…ひ、ひぃッ…!」
なおも痒みに弄ばれ、もじもじと繋がれた手足を震わせる愛季。
そして、
「では、手始めに…♪」
幸先不安な不敵な笑みとともに手が伸びたのは拘束されて剥き出しとなっている愛季の腋…!

「あーあー…こんなにたっぷり塗られちまってよ」
と、わざとらしく口にした鮫島の手が、汗腺が丸見えの無毛な腋を、
こしょこしょ…♪こしょこしょ…♪
とくすぐれば、
「くっ…あぁッ…んっ、んっ…!」
クネクネと活性化して揺れだす手足。
たまらず、
「く、くすぐったい…!」
と口にするも、鮫島は一笑に付して、
「気が紛れていいことじゃないか。この手が止まれば、また猛烈な痒みが襲ってくるんだぞ?」
なんとも意地悪な言い分で正当化し、くすぐりを続ける鮫島。
じゃれ合いのくすぐりならまだいい…相手は女体拷問師を名乗る危険な男。
やがて、
「く、くぁぁッ…!」
反応がどんどん大きくなり、首を振って髪を振り乱し始めた愛季。
その様子を見て、
「ククク…なまじっか反応が良いから、もっとやりたくなっちまうぜ。こうやって…♪」
こしょこしょ…♪こしょこしょ…♪
「ひぃぃッ!?」
まるで腋の下を荒ぶった蜘蛛が這い回っているような指捌き。
さらに、
「ほら、笑えよ。笑えって、おい」
そう言って徐々に下降したスパイダーフィンガーが残す足跡(そくせき)は脇腹経由、股ぐらの恥毛地帯を巧みに迂回しての内もも。
「ほれほれ…ここも塗り込まれてたよなぁ?」
と言って、その悩ましい太ももを次の標的にすれば、
「ひゃはぁッ…!あっ、あっ…!」
磔にされたまま、限られた可動域の中で、ぴょんびょんと跳ねだす愛季。
低身長も相まって無邪気にはしゃいでいる子供に見えるが、実際は、女王帝国の次期エース候補をさらに陥落の淵へと追い詰める責めの一つ。
その反応の良さで、愛季がくすぐりが弱いと秒で見抜いた鮫島は、さらに、
「おいおい…こんなにべっとりと貼りついて、海苔みたいになってんじゃねぇか…♪」
と、汗で濡れた愛季のアンダーヘアを優しく溶き始める。
それすらも、
「ひゃんッ…♪んっ、くぅぅッ…!」
「ククク…どうした?まさか、マン毛を触られただけで惚けてるんじゃねぇだろうなぁ?」
「そ、そんなワケ…くはぁぁッ…!」
そんなワケない…まさか下の毛を触られてるだけで感じる筈がないと思いたい愛季だが、なぜか口からは声が漏れ、鮫島の指が毛並みを整えるたびに背筋がゾクゾクする。
なおも愛季の下の毛を弄びながら、
「ククク…とんだ変態女王だ。マン毛が性感帯の女なんて聞いたことねぇぞ、おい」
そんな恥ずかしい煽りに、
(ち、違う…!絶対に違うッ…愛季、そんな性癖ないから…!)
と自分に言い聞かせる愛季だが、そんな内心とは裏腹に、芝生を愛でるようにファサファサとソフトタッチされて、
「あっ、あっ…♪」
「どうだぁ?ちょっとは気も紛れたか?だが、ひとたび、この手を止めると…♪」
内ももとアンダーヘアに触れていた指をスッと遠ざけると、途端に、
「ひ、ひぃぃッ!か、痒い…痒いぃぃッ!」
その絶叫で再び鮫島の手が身体に触れ、
「今ので分かったろ?お前はもう、常に愛撫を続けてもらわないと発狂しちまう身体になったんだよ…♪こうやって…♪」
こしょこしょ…♪こしょこしょ…♪
ファサファサ…♪ファサファサ…♪
「く、くぅぅ…♪」
鮫島の言った通り、愛撫の再開と同時に絶叫が止み、鎮まる愛季。
そして、その後は、
「あっ、あっ…あっ…♪」
と、ついさっきまでの気丈な振る舞いはどこへやら、くすぐったさで痒みを忘れ、悩ましい息遣いで反応するのみ。
再び鮫島の手が上昇して腋に戻れば、さっき以上に、
「きゃはぁッ♪わ、腋ッ…今、腋はダメぇ…♪ひぃぃッ…♪」
ダメとは言いつつ、悦んでいるような声色…。
そして、そんな愛季に、
「ククク…これで、まず、くすぐったさでとろろの痒みを紛らすことが可能なのはよく分かった筈だ。…とはいえ、ずっとくすぐったい状態が続くのも、それはそれで辛いだろう。ということで、次の選択肢を与えてやる…♪」
浮かべた笑みに含まれる“支配欲”の分量が明らかに増えた鮫島の表情。
そして、今の不気味な囁きを、もはや聞こえてすらいなかった愛季に、突然、
むぎゅぅぅっ!
「んひゃぁッ!?」
決して大きいとはいえない微乳を、やや乱暴に握り潰され、それにすら甘い声を上げた愛季に、
「どうだぁ?くすぐったさもなく、それでいて痒みを忘れられる一石二鳥の刺激、いわゆる“快楽”だ。当然、こっちの方がいいよなぁ?えぇ?」
そう言いながら揉みしだき、さらに先端のツンツンに硬化した突起を指先で軽く引っ掻いてやれば、
「ふひぃッ♪」
と変な声を上げて喘いだ愛季は、うんうんと頷き、
「そ、それッ…それがいいぃッ!もっと…!もっとしてぇぇッ…!」
あまりにあっけなく口から出たその懇願…痒みを和らげ、それでいて身体中が心地よさに包まれるという悪魔の選択肢を、まんまと受け入れてしまった愛季。
すると、その絶叫にニヤリと目を見合わせた男たち。
鮫島の、
「…だそうだ。さぁ、存分に快楽を与えてやれ。お前は右、お前は左だ」
「へい…♪」
スッと場所を譲った鮫島に代わり、愛季の左右に陣取った男たち。
鮫島の手と入れ替わるように、引き続き、愛季の微乳を揉みしだき、さらに、
「ほれほれ…どうだぁ?」
「こんなビンビンにおっ勃ってる乳首、弾かれただけで感じるに決まってるよなぁ?」
さっきはサワリ程度だった乳首愛撫にも本腰が入り、それに合わせて、
「ひ、ひぃッ♪あぁッ…す、すごッ…ち、乳首だけでこんなに感じるの初めて…はぅぅッ♪」
もはや自分が今、何を言ってるかすらも分からず、脳によぎったことをそのまま口にしてしまう愛季。
当然、それがさらに男たちを焚きつけ、
「へへへ…そうかい」
「それはつまり、『もっとして』っていうフリだよなぁ?」
弾く手つきから摘まんで転がす手つきへと変化し、やがて、
ぺろぺろ…ぺろぺろ…♪
「くはぁぁッ♪」
まとわりつくように愛季の左右に陣取った男たちが一斉に身を屈め、二対の敏感突起にとうとう舌まで這わせる。
おそらく鮫島に教え込まれたであろう、ねっとりとした舌遣い。
当初は肌に触れてくる手の平から逃げるように身をよじっていた愛季も、今では、
「あっ、あっ…き、気持ちいい…♪その舐め方、気持ちいいよぉ…♪」
と口にしては自ら欲しがって上半身をさらに突き出す。
そして極めつけは、
…カリッ♪
「はふぅッ♪」
明らかに悦んだその反応で、
「へへへ…甘噛みされるのが好きなのか…♪」
「だったら、もっとしてやるぜ…♪ほれっ…ほれっ…♪
「あッ…♪あッ…♪」
左右交互で乳首に優しく歯を立てられ、悩ましい反応が止まらない愛季。
この時点でもう既に勝負あり…だが、これまで同様、女王攻略ゲームは勝敗が決したからといって、そこで終わりではない。
乳首愛撫で完全に無警戒だった愛季だが、ここでふいに、
「んあぁッ!?な、何ッ…!?」
突然、かかとを浮かせて飛び上がり、我に返ったように声を上げる愛季。
ぎょっとして眼下に目を向けると、そこにはヤンキー座りをして股間の前を陣取る鮫島。
そして、その手に先には何やら妙なグローブのようなモノが…。
なおも両乳首に与えられる淫靡な刺激に悶えつつ、
「くっ…そ、それは…いったい…?」
と問うと、鮫島はニヤリと笑って、
「これか?これはテンガエッグといって、一般的には男のためのオナニーグッズだが、実は女にも使えるんだよ。こうやって裏返せばな…♪」

裏返すことによって、男根を刺激するために配置された内側のイボが表面に剥き出しになったテンガエッグ。
それを指先に装着し、そこに滑りを良くする潤滑油…今回は軽くひと撫でした際に採取した愛季の愛液を纏うことで準備万端。
「ねるいわく、かなりいいらしい。ひかるもお気に入りだ。美波なんて遊び終わった後も使用後のを自分の指に嵌めてずっと一人で弄ってるぜ」
と、現在、自身の監視下にある元・女王たちの名を羅列し、
「さぁ、お前も今からこれで遊んでやるぜ♪」
そう言って、いざ、裏返しテンガエッグ装着の指先を愛季の股ぐらに…。
たった今、愛液採取のひと撫ででも飛び上がってしまった愛季。
(…ごくっ…)
と息を呑んで身構えているところに、早速、
ぬちゃ、ぬちゃ…♪
「んはぁッ!?ヤ、ヤバい、これぇぇッ!ひぃぃッ♪」
びっしりと並んだ奇形のイボがヌルヌルした状態で愛季の性器を行き来。
与える刺激は効果てきめんどころか一撃必殺級。
「ほれほれ…どうだぁ?外側だけじゃないぞ。こうやって、ちゃんと開いてだな…♪」
と、器用にビラビラを押し開いて湿った秘肉を剥き出しにし、そこにイボをグリグリと押しつけながら摩擦してやれば、
「あっ、あっ、あっ…♪」
股下で蠢く鮫島の手の平に呼応するようにウネウネと円を描きだす愛季の腰。
たかが、こんな男向けの性玩具で…何なら先日、遠藤光莉と山ア天に誘われて一緒に捕虜の男を手コキ責めした時に、先輩二人が、
「はぁ…何か、普通に手コキするのも飽きちゃったね…」
「じゃあ…次はこれ被せてシコシコしたろうや…♪」

そう言って味変がてらに使用していたアイテムを、まさか自分が使われ、それで追い詰められるとは…。
たちまち、
「ひ、ひぃッ♪あっ、あっ…♪ヤ、ヤバいッ…ホントにヤバい、これぇッ…♪」
その応用的な使用法で、すっかりテンガエッグの虜と化した愛季。
ぷにぷにした無数のイボがこれまで経験したことのない新感覚で愛季を翻弄すれば、さらに追い打ちをかけるように、
「おやおや…さっきから何かに当たると思ったらクリトリスか。チビのくせに、ここだけは一丁前にデカめじゃねぇか」
と鼻で笑った鮫島。
「ほっといても、そのうち勝手に剥けてきそうだがな。せっかくだから、今、剥いてやるよ」
と、そのイボイボの指で、愛季のクリトリスを覆う捲れかけの包皮を、
…ぷるんっ♪
「ひぎぃぃッ!?」
自分の秘部から湧出した愛液のヌメりで包皮を完全に剥かれ、さらに、
「ほれほれ…♪ひかるが大好きなやつをしてやるよ。こうやってクリトリスをこのイボで四方八方から包み込んで、少し圧迫しながら上下左右に動かすんだ。これで最近、ひかるは毎晩イキまくってるぞ。ものの数秒でなぁ!」
ずりゅずりゅ…♪
「んひゃぁぁッ♪」
防具を失ったクリトリスを一足先に奴隷化した先輩と同じ手法で嬲られ、悶絶する愛季。
そして、いつの間にかガニ股になっていたはしたない内ももをピクピクと震わせ、
「くっ…くぁぁぁぁッ!あぁぁぁッ…!はうッ…はぅぅッ…!」
いきんだような絶叫の後、ビクンっ、ビクンっ…と二回、全身の震え。
そして、それと同時に、
「はぁ…はぁ…」
と放心状態に陥った愛季。…だが、すかさず、
「んん?何だ?もしかして、今、イッたのか?」
「イク時はちゃんと『イクっ!』って言わないとダメじゃないか」
「許可も貰わずに勝手にイッてんじゃねぇよ。おい」
鮫島、そして男たちから矢継ぎ早に詰問され、
「これは、ちゃんと言えるようになるまで教育だな…♪」
ニヤリと笑った鮫島のテンガエッグハンドが再び股に添えられ、
ぬちゃっ、ぬちゃっ…♪
「はぅぅッ♪」
艶めかしい濁音を響かせるのは紛れもなく愛季自身の淫汁…。
そしてさらに、
「今のはひかるが好きなやつだ。では、続いて美波が好きなやつをしてやろう。美波はな、これをこうやって…♪」
ぐじゅっ♪
「ふぁぁぁッ!?」
指先に被せたテンガエッグごと、愛季の膣内に押し込まれた鮫島の指。
その瞬間、それまで大きく開いていた内ももが慌ててキュッと内股になるも、繋がれているせいで完全には閉じられず、そのまま、
「ほれ…ほれ…このイボでGスポットをグイグイ押されるのが美波は大好きなんだ。ただ、イクたびに潮を噴くから、案外、後始末が大変でなぁ」
と苦笑いしつつも楽しそうに語り、その時の手つきで愛季を責める鮫島。
やがて、ご多分に漏れず、
「ひ、ひぃッ♪で、出るッ…!愛季も出ちゃうぅぅッ!ひぃぃッ…!」
ぴゅっ、ぴゅっ…♪
キャパオーバーの快楽によって股ぐらから勢いよく放出された水鉄砲、二連射。
「おいおい、お前もかよ。しょうがねぇな、まったく…」
と言いつつ、ご満悦の鮫島だが、一方で、再びガクガクと震えている愛季の脚を見て、
「また言わずにイッたな?ということで、やり直し…♪」
そう言って、今度は膣に突き挿した指をピーンと伸ばして最深部へあてがい、
「ほれ…ほれ…これは最近、ねるがよくせがんでくるやり方だ。もっとも、ねるよりさらに小柄なお前さんじゃ、指が子宮口までダイレクトに届いちまうかもなぁ…♪」
そんな鮫島の言葉通り、
ぐじゅっ、ぐじゅっ…♪
とピストンのように押し込まれる動きに合わせて、
「ひゃぁッ♪あぁッ♪そ、そこダメぇぇッ…♪お、おかしくなるッ…ひぃぃッ♪」
繋がれた手足をバタつかせて悲鳴を上げるも、当然、逃げだす術は無し…。
「さぁ、次はちゃんと言えるかな?『イクっ!』って」
ニタニタと愛季の反応を見上げながらズポズポと指を突き入れる鮫島。
それを、
「いやぁ、もう一回ぐらい粘るんじゃないですかねぇ?」
「俺もまだ粘ると思いますよ。最初、あんなにデカいクチ叩いてたんだから、しおらしくなるにはまだ早すぎる」
などと乳首を責めてくる男たちにからかわらながら、押し上げられる愛季。
もちろん自ら言いたくはない。
何なら声も我慢したいし、身体の震えも止めたい…が、現状どれも無理…。
「ひ、ひぃぃッ♪お、奥ッ…!奥、ダメぇぇッ…!」
と絶叫し、先ほど達した余韻、プラス、まもなく訪れる次の絶頂へ向けての前兆で常にビクビクと反応し続ける四肢の震え。
気付けば滝のような汗にまみれた額に髪がべっとりと貼りつき、妙にセクシー…左右の微乳は男たちに吸いつかれた証として乳輪の周りがほんのり赤くなり、性感帯も兼ねた股ぐらの湿地帯は乱れてモジャモジャ。
その状態で、とうとう、
「あっ、あっ…ま、待ってッ!イッちゃう、イッちゃう…!それヤバいっ!ホントにイッちゃうッ…!やぁっ…ダ、ダメっ…あぁッ!イ、イクっ…イクぅぅッ…!」
普段、仲間内では滑舌が悪いとよく言われている愛季が、ここにいる男たち全員がハッキリ聞き取れる声で口にした絶頂宣言。
それと同時に、これまでよりさらにビクビクと身体を震わせ、そして子宮口を突き上げる指の隙間から、
ぷしゅっ…ぷしゅっ…♪
潮吹き属性を植えつけられた証のようにイキ潮を噴射。
そして、それまで決して垂れなかった首がガクッと下がり、繋がれた両手に全体重をかけて磔のまま崩れ落ちた愛季。
「あ…あ…」
と虚ろの目で、声にならない声を発しているところに、その乱れ髪を鷲掴みにして持ち上げ、
「ククク…ちゃんとイク時は『イクっ!』と言えるようになったじゃないか。偉いぞ。さぁ、もっともっとしつけてやる。続きはベッドの上だ。さぁ、こっちへ来い」
鮫島が喋っている間に、素早く手足の拘束具を外していく男たち。
そして全てが外れたところで、まるで体罰教師のように乱暴に掴んだ愛季の髪を引っ張っていざなうベッドの上。
これまでに敗れた先輩たちが、きまってメスの顔になる悪魔のベッド…今宵は愛季がその表情を引き出される番だ…。
(つづく)