欅共和国の激動‎ ―咲く櫻、散る櫻―































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【櫻散る編🌸】菅井友香の陥落物語
19.
「……うぅっ…」
 女が目を覚ました。が、瞼を開いても視界の暗さはそのまま。
 どうやら明かりを消した真っ暗な部屋のようだ。
(こ、ここは…?)
 まだぼんやりした頭は、異変に気付いたことで急にシャキっとする。
 反射的に揺する手、そして脚。
 だが、そのどちらも固定されていて動かせない。
 思わずハッとして、
「な、何だ!これは…!?」
 と、漆黒の闇の中、思わず口にする女。
 どうも窮屈だと思ったら、分娩椅子らしきものに座らせられているではないか。



「くっ…!くっ…!」
 どうにかしてこの分娩椅子から降りようと、動きもしない手足を揺する女…。
 彼女の名は平手友梨奈、またの名を統治神ヒラテ。
 女尊男卑の独立国家・欅共和国の創始者であり、また、この国を治める神とされる存在だ。



 だが、そんな神が、なぜ、こんなはしたない格好で…?
 まさか自分ですすんでこんな椅子に腰掛ける筈もない。
(ど、どうなっているんだ…?)
 薄れた記憶を遡る平手…。


 欅ハウスの最上階にある彼女専用の部屋、通称『神の間』。
 建国以来、ヒラテこと平手はその『神の間』から外出することはほぼなく、日々の生活を、全て、その部屋の中でまかなっている。
 そして、その神聖なる部屋に立ち入ることが出来るのは平手本人と、唯一、その平手を神として崇める統治メンバーを束ねているリーダーの菅井友香のみだが、なにぶん、この国を治める神であるがゆえ、菅井とて、平手の御前に立つことは容易ではなく、厳重なセキュリティーを3つも突破しなくてはならない。
 まずはパスワード入力、そしてスキャン認証、最後は平手と菅井の二人だけが持つ合鍵によって、ようやく彼女の眼前へと足を踏み入れることが出来る。
 このパスワードは統治メンバーしか知らないし、スキャン認証は女性であることを確かめるもので男性は弾かれるため、よしんばパスワードを入手したとしても男性は絶対に入れない。
 そして、他の統治メンバーですら合鍵は持っていないため、面会の権利があるのは、唯一、鍵を託された菅井のみということだ。
 そんな強固なセキュリティーだから部外者が立ち入ることなど不可能な筈だが、そんな『神の間』が、昨夜、突如として見知らぬ男たちに制圧された。
 パスワードを難なく入力し、スキャン装置をかいくぐって突破し、挙げ句の果てには菅井が持っている筈の合鍵を使って、無粋な男たちがぞろぞろと入ってきたのだ。
「誰だ!貴様たちは!」
 無礼な来客に冷たい視線で問いかけた平手に対し、「復讐兵団」と名乗った男たち。
 そして彼らは、こともあろうに神である平手を汚い手で羽交い締めにし、クロロホルムを無理やり嗅がせて連れ出したのだ。
 なぜ誰も助けにこないのか?
 なぜ菅井が持つ筈の鍵を彼らが使えたのか?
 そんな疑問を感じながら意識を失っていった平手。
 いくら統治神も、入ってこれる筈のない部屋に大勢で奇襲をかけられては手の打ちようがなかったというワケだ。


(そうだ…私は、妙な男たちに捕らわれて…)
 少し思い出してきた平手。
 だが、それでもまだ、なぜ菅井が持っている筈の鍵が彼らの手に渡っていたかが謎のままだ。
 そんな矢先、
(…!?)
 ふと暗闇に明かりが灯った。
 ライトか?…いや、違う。
 暗闇で分からなかったが、目の前にあった無数のモニターが一斉に点いたのだ。
 その明かりで部屋の様子も見えた。
 決して広くはない部屋…まるで複数の監視カメラの映像を見守る守衛室のような部屋で、そして、平手を拘束しているのはやはり分娩台だった。
 少し明かりを照らされて、改めて、あられもない体勢だと思う。
 再び手首、足首を縛るロープと格闘を始めるが、やはり敵わない。
 そして、ふと、モニターに映る映像に目がいった瞬間、平手は自然とロープとの格闘をやめてしまった。
「なっ…!?」
 思わず絶句する平手だが、それもその筈。
‎ 各モニターに映し出された映像…それらは全て、卑猥なセックスシーンの映像だったからだ。
 そして、その被写体は、なんと…!


「あぁッ!あぁんッ!んはぁぁッ!」
 と、立ちバックで犯され、その豊満な身体を揺らして絶叫する齋藤冬優花。


「んひぃッ!?ダ、ダメっ!そんなに激しくしたら壊れちゃう!壊れちゃうからぁッ!」
 と、その小さな身体をガン突きされて悲鳴を上げる原田葵。


「んほぉっ♪おおっ♪んぉぉっ♪あぁっ、ヤっバい…♪」
 と、完全に毒され、男の腰の上で自ら腰を振っては酔いしれる尾関梨香。


「んっ、んっ…あっ…で、出る…出るぅ…んはぁっ…」
 と、静かな喘ぎのわりに指責めで大量の潮を撒き散らす渡辺梨加。


「ひぃぃッ!や、やめてッ!もうやめてぇっ…!許してぇっ!」
 と、ポニーテールをリードにされ、犬みたくバックで犯されて泣き叫ぶ小池美波。


「んっ、はぁっ…!オ、オチンチンがブルブルしてる…♪んぉぁぁッ!?」
 と、磔にされた長身の身体を男根で貫かれた上に電マの振動までミックスされて悶える土生瑞穂。


「あぁっ、も、もっと…!もっとオマンコ犯してぇっ♪オチンポで気持ちよくしてぇ♪」
 と、顔に似合わず、はしたない淫語で懇願する上村莉菜。

「んはぁっ…!り、理佐ぁっ…!お、お願い!や、やめっ…!んひゃぁっ♪」
 と、相棒でもあった渡邉理佐にぺ二バン調教される志田愛佳。


「やぁっ、な、舐めないで…!あぁっ、んひゃぁっ!?」
 と、車に轢かれたカエルのような体勢でクンニをされて悶絶する鈴本美愉。


「あっ、ダ、ダメっ!出るっ!ゆいぽん、また出ちゃうってばぁッ!」
 と、性転換の催眠でもかけられているのか、腰に巻いたペニスバンドを小林由依に扱かれて思春期の男子のように腰が痙攣する織田奈那。


「や、やだっ…!もういいでしょ!?許してよぉっ…!嫌ぁっ!」
 と、執拗にパイズリを強要されて自慢の谷間が汚い精液まみれになっている今泉佑唯。


「んんっ…ね、ねるちゃん…く、苦しい…んんっ」
 と、長濱ねるに顔の上に座られ、苦しそうに強制クンニをさせられる長沢菜々香。


「い、嫌っ!汚いっ!んっ、んむぅっ…!」
 と、ひどく拒絶しているにもかかわらず、無理やり唇を奪われて舐め回される米谷奈々未。


「んぐっ…んぐっ…んぐぅっ…」
 と、無理やり口に押し込まれた男根を眉を寄せながら頬張る石森虹花。


「あぁぁぁぁっ!?あぁぁぁっ!?」
 と、マシンガンピストンを打ち込まれて大絶叫で鳴く佐藤詩織。


(…えっ?な、何これ…?)
 一瞬、何が何だか分からなかった。
 だが、だんだん、その異様な光景が地獄絵図であることが理解できてきた。
 仲間が…この国にともに築いてきた仲間たちが各モニターの中で蹂躙されているのだ。
 そして、さらに平手を震撼させた端っこの2画面。


「あぁっ!く、くそっ…!んあぁっ、や、やめろっ、やめろぉぉっ!んあぁぁっ…!」
 と、口では荒ぶりながらも、結局どうにも出来ないまま好き勝手に犯され、不本意な痙攣をしながら凌辱の証の白濁汁を美しい顔面に浴びせられる守屋茜。


 そして…。


「あぁっ♪ダ、ダメぇっ!イ、イクっ!またイクぅっ!中に出されてイッちゃうよぉっ♪」
 と、すっかり蕩けた表情で声を上げ、発情した仔猫のように腰を擦りつけては、生セックス、生中出しで種付けをされて悦ぶ菅井友香…。


(あ、茜…!ゆっかー…!そ、そんな…!)
 メンバーの中でも特に信頼を寄せる二人…リーダーの菅井友香、そして副リーダーの守屋茜までもが目の前で無惨に陵辱される光景に言葉を失う平手。
「くっ…!くぅっ…!」
 黙って見てはいられず、再びロープと格闘を始める平手。…だが、びくともしない。
 そして苦闘を続けていると、ふいに、

「無駄なあがきはやめたまえ。統治神ヒラテ!」

 とスピーカーから声がした。
「だ、誰だ…!」
 暴れるのをやめる代わりに、キッとした眼で部屋を見渡す平手。
 スピーカーから聞こえる男の声は、続いて、
「いかがかな?仲間が次々に快楽に屈していく様の同時中継は?」
「す、すぐにやめさせろ…!今すぐに…!」
「ククク…そうはいかん。今そこに映っている女どもは全て罪人。罪人には罰が必要だ」
「ざ、罪人!?いったい何の罪があるというのっ!?」
 と聞き返す平手に対し、スピーカーの声はクスクスと笑って、
「男を嬲り物にした罪だ。世の女にそんな権利はない。女というのは、むしろ男に嬲られるための生き物なのさ」
「な、何だと…!?き、貴様…!」
 女を侮辱するとんでもない言い草に、みるみる怒気を帯びる平手の表情。
 だが、続けてスピーカーから聞こえた、
「貴様も例外ではないぞ、ヒラテ!」
「なにっ…!?」
「これらの罪人どもを束ね、そそのかし、“女尊男卑”などという悪しき風習を作った。この者たちは、皆、貴様に洗脳されて罪を重ねた、いわば傀儡のようなものだ」
「━━━」
「つまりっ!貴様こそが諸悪の根元!この国の男たちを恐怖で支配しようとした張本人であることは明確!よって、そんな重罪人ヒラテにも極刑を求刑する!」
「ふ、ふざけるなっ!なぜ私が貴様らのような下衆な連中に裁かれなければならないんだ…!」
 と反発する平手だが、拘束されていてはどうしようもない。
 そして、ふいに部屋の照明が点き、それと同時に扉が開いて、ゾロゾロと入ってくる男たち。



 黒マントに仮面をつけた姿で連なって仰々しく歩くのは、死刑執行人でも演じているのだろうか。
 そんな男たちに、たちまち分娩台ごと取り囲まれる平手。
「な、何をするつもりだ…!寄るな、貴様ら…!私を誰だと心得る!」
 と凄んでも、仲間を失い、孤立した統治神に威厳は感じられない。
 両サイドの二人がマントから手を出し、掲げると、その手に握られていたのはハサミだ。
「…やれっ!」
 とスピーカーから執行の合図が飛んだのを機に、二本のハサミが平手の着ている神聖なローブを切り裂く。
「や、やめろっ…!く、くそっ…!」
 ショートカットの髪を乱す平手だが、文字通り、手も足も出ない。
 男たちの仮面の下からクスクスと笑う声が聞こえてくる。
 絶体絶命の平手…!
 いよいよ統治神の彼女にも、地獄の女体拷問の魔の手が迫る…!


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鰹のたたき(塩) ( 2024/07/04(木) 23:53 )