手篭めにされた森田ひかる
ある日の欅ハウス。
今日も、会議室で今後の統治について話し合う者、研究室にこもって新たな男性用媚薬の開発を進める者、復誓兵団の残党狩りに出向く者、地下牢で捕虜をいたぶって憂さ晴らしをする者…メンバーたちの過ごし方は様々だ。
そんな中、交代制の当番が回ってきて、一人、黙々と資材倉庫の整理をしている女がいた。
彼女の名は井上梨名。

だが、自分以外に誰もいないこの空間で彼女の口から出てくる独り言は愚痴ばかり。
「はぁ〜…全ッ然、終わりが見えへん…こんなん一人でやってたら、いつまでたっても終わらんねんけどっ…」
そう嘆きたくなる気持ちも分からなくはない。
欅ハウスの北棟にあるこの倉庫には、捕らえた男を嬲るのに使う淫具や使い残して余った媚薬、さらには国賊の粛清に使う武器弾薬のほか、反逆者から押収した私物まで、多岐にわたるものが雑多に保管されている。
それらを全て、毎月、棚卸しのように在庫の数量を確認し、整理整頓していかなければならない。
先月の当番だった武元唯衣は、
「あんまり散らかってなかったから二時間ぐらいで終わったで。元々、私、要領がいいからさぁ…♪」
と自慢げに話していたが、その武元からバトンタッチされた井上が当番の時にかぎって、不運なことに復讐兵団との戦いが激化し、資材の持ち出しが増えたため、倉庫の散らかり方は先月の比ではない。
一向に捗らず、
「ホンマ、ツイてないわぁ…天ちゃんとかお菓子で釣って手伝ってもらえばよかった…」
とブツブツ文句を言いながら整理を続ける井上。
そして、ようやく部屋の一角が片付いたところで、
「…ん?何や、これ?」
やっと開けた足元に何やら見慣れない古びた小箱を見つけた。
見慣れないということは、すなわち、ごく最近この倉庫に移されたモノ。
そして、ごく最近この倉庫に移されるモノといえば、捕らえた反逆者から押収したモノ以外にない。
(誰が狩った男やろ?茜さんかな?みぃさんかな?)
考えたところで答えは分からない。が、そんなことよりも小箱の中身が気になる。
(まさか玉手箱…?いやいや、そんなアホな…)
と、整理の手を止め、つい好奇心でその小箱を開けてみる井上。
中に入っていたのは中身の色の違うスプレー2本と、そして説明書。
「なになに…?」
と、その説明書を黙読する井上だが、読んでるうちに自然と表情がニヤけ、そして全て読み終える頃にはすっかりイタズラを思いついたクソガキのような顔になっていた。
(疲れたから休憩や。ついでに気分転換にこれでちょっと遊んだろ…♪)
と、ほくそ笑み、在庫整理を放り出して何やら用意を始める井上…。
彼女が見つけたのは、とある密入国者が持ち込んだ催眠効果のあるスプレー…。
説明書いわく、一つは幻覚剤、もう一つはいわゆる惚れ薬のような効果がある代物らしい。
そして、一見バカそうに見えて(?)意外に地頭の良い井上は、この2つの催眠スプレーを使って、あるイタズラを思いついたのだった…。
……
数分後。
「ひかるーっ!ちょっと来てぇや!ひかるーっ!」
と長い首をドアから覗かせ、廊下に響き渡る声量で声を張り上げる井上。
やがて、しつこく名前を呼ばれ、
「うるさいなぁ、もぉ…何?何の用?」
と廊下に姿を見せた森田ひかる。

その人形のような小柄な人影をチラッと確認するや、スッと首を室内に引っ込め、次はドアから手だけ出して、
「こっち、こっち…!ほら、早よ来てって!」
と手招き。
「言っとくけど、倉庫の整理だったら手伝わないからね!自分が当番なんだから自分でやりなよ?」
と言いながらも、ツカツカと倉庫へ近づいてくるひかるの足音。
そして、ひかるがいよいよすぐ傍まで近づいてきたところでスッと声を張り上げるのを止め、急いで棚の後ろに隠れて、何やらガサガサと用意を始める井上。
何も分からず、倉庫に足を踏み入れたひかるは、がらんとした室内を見渡すと、
「なに?なに?もしかして、かくれんぼのつもり?子供じゃあるまいし、面倒くさいよ。井上ぇ…」
肩をすくめながら部屋の中央まで足を進めるひかる。
「もぉ…どこぉ?」
と、文句を言いつつも隠れた井上を探し始めるひかるは、
「どうせ、この棚の裏でしょ?」
と大きな棚を後ろを覗く。
薄暗い棚の裏。
足元にピーンと張られた釣り糸に気付く筈もなく、そこに無意識につま先を当てて糸を切ってしまうと、それをキッカケにピンが抜け、天井から吊り下げておいたスプレーから、
プシュッ…プシュッ…
(…!?)
暗がりの中、見事な仕掛けで、狙い通り、ひかるの顔面めがけて噴霧された幻覚スプレー。
「ちょっ…!な、なにっ!?」
突然の水気に慌てて半歩退がり、その霧を浴びた目をこすりながら、
「ちょっと、井上ぇッ!何すんの、もぉっ!」
と怒ったのも束の間、
(あ、あれ…?な、何だろう…頭が…)
だんだん目が虚ろになり、瞼がとろんとしてきたひかる。
頭もぼーっとしてきたようなので、その隙に棚の陰から姿を現し、スッと背後に回って、次に、
プシュッ…プシュッ…
と、もう片方のスプレーも噴霧。
こうして二種類のスプレーを連続で浴び、暗示でもかけられたようにその場に佇むひかる。
そして、お膳立てバッチリのところで、ようやく、
「よっ、ひかる♪」
と、何食わぬ顔をしてひかるの前に姿を見せ、ひょいと手を上げる井上だが、いつもの井上ではない。
現れたのは、チャラいパーマのカツラを被り、男装をした井上だ。

そして…。
(…!)
焦点を合わせ、そのチャラ男と化した井上と目が合った瞬間、ひかるは、一瞬、時が止まり、そして急にポッ…と頬を紅潮させて、そこからみるみるオンナの目に変わっていった。
(だ、誰?この子…?か、かっこいい…♪)
…そう。
説明書に書かれていた「超速効性」という文句に偽り無し。
井上の期待通り、幻覚効果によって男装した井上を本物の男に、そして惚れ薬の効果でその男装した井上をしっかり好みの異性として捉えてしまったひかる。
目を逸らす口実で、
「あ、あれ…?い、井上は…?井上、どこぉ…?」
と、ぎこちなくキョロキョロするひかるに、
「井上…?ここにおるやん。井上りなお、俺のことやろ?なぁ♪」
と、早速、馴れ馴れしくひかるの肩を抱きにいく井上。
「り、りなお…?え…ちょ、ちょっと…!」
いきなり鉢合わせしたイケメンに強引に肩を抱かれ、ひかるの頬はさらに紅潮するも、不思議と突き飛ばして逃げ出すような素振りはない。
なぜなら、会って数秒…もう既にひかるは彼にゾッコンだから…♪
その証拠に、嫌がる様子は一切なく、むしろドキドキしすぎてどうしていいか分からないという表情。
そんな、今まで長らく一緒にいる中で初めて見るひかるの“オンナの表情”を見て、
(へぇ…ひかるって、気になる人の前ではこんな顔するんやぁ…♪意外やなぁ…)
普段は見れない一面を怪しいスプレーの魔力で引き出し、それをジロジロ観察して楽しむ悪趣味な井上。
増長は止まらず、そのまま小柄なひかるに詰め寄るようにして壁際へ誘導し、次は手をついて壁ドン。
「きゃっ…♪」
と、そのメガネザルのような大きな目をパチパチさせ、頬を真っ赤に染めるひかるを少し上から見下ろし、
「…可愛いね、キミ…♪名前は?」
「え、えっと…も、森…あ、いや…ひかる…です…」
姓ではなく名前を名乗るところが異性として意識している何よりの証拠。
「なるほど、ひかるちゃんね…♪それにしても、ホント可愛い…こうやって間近で見つめ合ってたら、ついついキスでもしたくなっちゃうよ…♪」
と、うなぎ登りで調子に乗る井上だが、それを拒否しないひかる。
いや、それどころか、むしろキスしたいならしてくれて結構とばかりの誘うような上目遣いで、口を尖らせる可愛らしい仕草。
その目を受けて、
(えーい、やっちゃえッ…♪)
と、その長い首を屈めて唇を重ねに行く井上。…いや、りなお。
すると、ひかるも可愛く背伸びをして応じ、そして、そっと唇が触れた瞬間、なんと自ら舌を出してくるではないか。
(うーわ…!めっちゃ積極的やん、ひかる…!)
井上だって女同士のキスには、多少、抵抗はある。…が、こんなウブで可愛い一面を見せられては自然と続きが見たくなるもの。
「ふふっ…♪自分から唇を尖らせて、欲張りさんだなぁ。ひかるちゃんは…♪」
と、すっかり男になりきり、笑みを浮かべてその小さな舌を、チュッ、チュッ…と吸ってやると、完全に表情が…いや、もはやその小さな身体が全身とろけてしまったひかるは、支えて抱き抱えてやらないと立っていられないほどフラフラ…。
「んっ…んっ…♪」
と、時折、声を漏らしながら錯覚イケメンとのキスを楽しむひかる。
そして、そんなひかるに呼応するように井上の悪戯もさらにエスカレートし、ふいに、
むにゅっ…♪
「んんっ…♪」
どさくさに紛れて小柄な身体の胸の膨らみを服の上からグッと掴んでやると、ひかるはますます頬を染め、
「やぁっ…♪やだぁ…♪」
と照れた表情を見せつつも、続きを求めるように胸を張る。
それを見て、
(へぇ…♪意外と自分から欲しがるタイプなんや、ひかるって…♪)
と感心しながら、なおも胸を揉みしだく井上。
徐々にその手つきが慣れてくるにつれ、
「んっ、んっ…♪あぁっ、はぁっ…♪」
と、壁にもたれて棒立ちのまま、身を任せるひかる。
井上の暴走は止まるところを知らず、
「ねぇ、ひかるちゃん…その着てる服を脱いで、直接、おっぱい見せてもらってもいい?」
「やぁっ…み、見せるの…?やだぁ…」
と照れて俯いたひかるは、ぼそっと、
「じ、自分で脱ぐのは恥ずかしいよ…り、りなお君が脱がせてくれるならいいけど…」
「俺が?もぉ、しゃーないなぁ…♪」
ニヤニヤしながら、早速、ひかるの着ている服のボタンに手をかける井上。
パチッ、パチッ…とボタンを外し、ゆっくり開いた胸元から覗く白いブラ。
表面積の増えた地肌に触れる空気で少しだけ我に返り、
「やぁっ…やっぱりちょっと恥ずかしい…」
と隠そうとするひかるの腕を、待ってましたとばかりに掴み上げ、
「アカンで?隠したら。…ほら、きをつけ!」
と命じる井上。
惚れ薬の効能が効いたひかるは、すっかり井上の言いなりで頬を赤らめてモジモジしながらも言われた通りに直立不動。
それをいいことに、ひかるのブラの淵をひょいと摘まみ上げ、
「じゃあ、ひかるちゃんのおっぱい丸出しまで〜、3…2…♪」
「や、やめてよぉ…♪やぁっ…♪」
「ゼロぉ〜♪」
ぷるんっ…♪
カウント0と同時にやや乱暴に捲り上げられたブラの下から飛び出した小ぶりながらそそる乳房…そして豆粒ほどの桃色突起。
それをジロジロと観察し、
「へぇ〜…これがひかるちゃんの生おっぱいかぁ…♪可愛いなぁ…♪」
と、意地悪な顔で、ひかるの顔と胸を見比べる井上は、再び壁ドンと、さらに顎クイまで追加して目を見つめ、
「さぁ、次はどうされたいか言ってごらん?」
「え…つ、次…?えっと…えっと…」
照れて逸らそうとする目線をグイッと戻されたひかるは、思わず自分でも吹き出しそうになるのを堪えながら、可愛く、
「さ、先っちょ…先っちょのところも触ってほしい…♪」
と、おねだり。
さらに、井上が、
「へぇ〜?“触るだけ”でいいんや?じゃあ、ホンマに“触るだけ”しかしやんで?俺…♪」
と返すと、ひかるは少し葛藤した後、観念して一言、
「さ、触って…あと…な、舐めたりもしてほしい…」
「は〜い♪それじゃあ、ひかるちゃんの望み通りに…♪」
と、また少し窮屈そうに身を屈め、棒立ちのひかるが放り出す胸の先端に、長い首を伸ばして舌を這わせ、そして吸いつく井上。
…チュパっ♪
「んはぁッ♪」
と声を上げ、照れ隠しに、
「無理無理…無理…無理だってぇ…」
「無理?じゃあ、やめる?」
と咥えた乳首を離して顔を上げようとすると、
「もぉっ…そういうのは自然に言っちゃうのっ!」
と、意地悪なりなおに対して膨れ顔を見せるひかる。
それに対し、
「めっちゃ可愛いわぁ、ひかる…♪反応の仕方も漏れる声も、全部ひっくるめて可愛い…♪」
などとテキトーに囁くりなおの言葉で、じわじわ首筋まで真っ赤になっていくひかる。
たまにペアを組んで捕虜を嬲る時はいつもドS全開なだけに、こうして内に秘められた乙女な部分を見るとギャップも絶大だ。
さらに、
「チュゥゥっ…♪」
と、頬をすぼめてひかるの乳首を掃除機のごとく吸引する井上は、ひかるがその快感に思わず天を仰いだ隙にスッと手の甲を股ぐらへ潜らせ、パンティの上から性器のあたりを軽く摩擦する。
「んっ、んんっ…♪」
と、むず痒そうな声を上げたひかるは、慌てて井上の手を掴み、
「り、りなお君…ま、待って…そ、そこは…」
「え?アカンの?」
恥じらって俯くひかるの顔を覗き込み、見透かしたように、
「またまたぁ…♪ホンマはしてほしいやろ?だって現に、今、軽く触れただけやのにちょっと湿ってたで?」
「━━━」
恥ずかしい指摘をされてさらに頬を染めるひかるは、残り僅かな理性で、
「ま、まだ…シャワー入ってないから…」
「そんなん気にならんて」
と一蹴し、さらにパンティの上からのマンズリで追撃する井上。
ズリッ、ズリッ…♪
「あんっ♪あっ、あっ…♪」
布越しに股を擦られて支えの脚を震わせるひかる。
指先に、そして手の平に確かに感じる湿り。
やがてそれはパンティの生地ごと濡らすシミと化し、それを自覚するひかる自身も、
「り、りなお君…!ダ、ダメっ…そんなにやっちゃ…あぁっ、んんっ♪ち、乳首ぃぃッ!?」
「…ん?何か言った?」
乳首の吸引に強弱をつけ、ひかるの必死の制止を、その都度キャンセルさせながらダブル責めを続ける井上。
乳首責めは、普段、捕虜の男たちをヒィヒィ言わせる時と同様に。
そして股ぐらへの刺激は、後輩であるがゆえ性欲を溜めた先輩たちに後塵を拝し、嬲る捕虜が品切れになってしまって悶々としながら過ごす夜にかぎり、ひそかに一人でする自慰行為と同様の手つきで弄る。
「ほら、ひかる…その可愛い声、もっと俺に聞かせてぇや…♪」
なおも男を演じて耳元で囁けば、
「あぁん、んんっ…やぁっ、そ、そんな集中して聞かないでっ…!」
と恥じらうひかるだが、パンティに埋めるように指先を押し込み、そこで確かに確認した小石のような突起をズリズリ擦ってやると、
「あぁっ、ダ、ダメっ…クリはホントにダメぇっ♪り、りなお君っ、待って…!ホントに待ってッ…!あぁっ、ダ、ダメ…!イ、イクぅっ…!ひぃぃッ!」
ビクッ…ビクッ…
と二回は確実に硬直し、立ったまま震えたひかるの身体。
そして、その震えが収まると引き換えに、
「はぁ…はぁ…」
と息を荒くする様子を半笑いで眺めて、
「あれあれぇ?ひかる〜…?今のって、もしかして…イッた…?」
「…イ、イッてないっ…イッてないって…イッてないから、ホントにっ…!」
と、ただ繰り返すだけの苦しい誤魔化し。
そして、それでは分が悪いと察し、これ以上はイジらせまいと、ニヤつくりなおの胸に顔を埋め、くっつき虫のように密着するひかる。
その仕草もまたキュンポイント。
井上は、股いじりを止める代わりにスッとひかるの手を取ると、その握った手をゆっくり自身の股間へと誘導する。
すぐに行き先を察し、井上の胸の中で、一瞬、
(ごくっ…)
と息を飲んだひかる。
井上の股ぐら…そこにあった“本来、女性にはある筈のない膨らみ”に触れ、思わず、
「す、すご…」
と絶句する。
「やろ?ひかるがめっちゃエロいイキ方して俺のこと興奮させたからやで…?」
と、ひかるの頭をナデナデしながら、ニヤつく井上。
りなおに変身するために装備したアイテムはカツラだけではない。
イチモツがついてなければ男ではないと、ちゃんと事前にペニスバンドを衣装の中に仕込んでおいた。
モノ自体は倉庫に置いてあった誰の所有物かも分からないペニスバンド…おそらくハード系サディスティックな守屋茜、小林由依あたりが奴隷のアナルを掘るのに愛用しているものだろう。
そんな疑似的な膨らみすら、幻覚スプレーの効果によって本物の膨らみに見えてしまうひかる。
井上が誘導した手を離しても、ひかるの指が股ぐらから離れることはなく…いやむしろ、よりいとおしそうに卑猥な手つきで撫で回す。
その手つきを、
(これこれ…♪ひかるって、ホンマ、エロい触り方するんやから…♪)
と、ご満悦に眺める井上。
普段は隣で見ていたのを今日は真上から、だ。
無論、ペニスバンドなので井上自身に触れられている感触はない。…が、その悩ましい手つきだけで、たまらず自分も感じてしまいそうになる。
そのまま、つい感情移入してしまって、
「あぁ…♪いいよ、ひかる…すごく上手…気持ちいいよ…♪」
と呟けば、ひかるもさらにノッてきて、やがて、
シュッ、シュッ…
と、衣装の上から擦る音が倉庫内を支配。
やがて、それだけでは物足りなくなってきて、
「直接触ってもっと気持ちよぅしちゃるね…♪」
と、唐突な九州訛りで積極性を発揮するひかるに、
(な、なに!今の…!可愛すぎるやん、不意の博多弁…!)
釣られてテンションが上がる井上。
スルスルと衣装をほどき、井上が腰に巻くペニスバンドを引っ張り出すひかるの指。
さすがに直接は恥ずかしいのでパンティの上から巻いたが、それでもひかるの目に映る巨根の画に変わりは無し。
「痛かったら言ってね?」
と気が利くことを言いながら、露出させた竿にとろりと唾液を垂らし、それを潤滑油にヌチャヌチャと濁音を立てて扱き始めるひかる。
時々、上目遣いで反応を窺いながら、
「…どう?気持ちいい…?」
「う、うん…最高だよ、ひかる…てか、上手すぎるんだけど…どこで覚えたの?その技…」
「ふふっ…内緒♪」
どうやら、ときめいた異性の前では、日々、奴隷を嬲り殺しにして腕を磨いてるという事実すら隠したいらしい。
そんな乙女心こそ、井上の大好物。
(これは完全に、好きな人の前ではMになるパターンやな。ひかるは…♪)
と推察すると、早速、その説の検証がてらに、
「なぁ?ひかる…俺のチンコ、次はどうしたい?」
と問いかける井上。
ひかるは、すっかり泡立った唾液まみれの指をペロペロ舐めながら、うっとりした目で、
「な、舐めたい…♪フェラしたい…♪」
「じゃあ…俺がますますキュンとくるように可愛くお願いしてくれたら、させてあげてもいいよ」
と上から目線で提案してみると、ひかるは、もはや嫌がりもせず、うっとりした妖艶な目つきで井上の顔を見上げ、
「りなお君のオチンチン…もっと気持ちよぅしちゃりたいけん…な、舐めてもよか…?」
(おぉ…!ヤバっ…)
今ので完全に萌えた井上。
そして、
「…いいよ」
と許可するやいなや、躊躇もなく竿を咥え、リスのように頬を膨らませるひかる。
そのまま、
チュポっ…チュポっ…♪
と音を立てながら首を前後させるピストンフェラを披露。
普段、男たちにしている意地悪な煽り口調や寸止めは今日は無し…ただひたすら純粋に健気に奉仕をしてくれる。
そして、その卑猥な口元を眺めているうちに、次第に井上も感情が乗りすぎて、
「…アカンわ、ひかる…俺ももう我慢できんくなってきた…!」
と、完全に男役「りなお」になりきり、ひかるのフェラを中断させて立たせると、そのまま、ひかるの湿ったパンティをハイレグのように上に持ち上げ、それをスッと横にズラした。
それと同時に露出したひかるの陰毛は、普段から見慣れたものの筈が、今日にかぎっては、同性にもかかわらず、妙に興奮する。
そして、ねっとり粘液が糸を引きながら露出したひかるの性器めがけて唾液漬けのペニバンを擦りつける井上。
「あっ、あっ…♪」
と悶えるひかるに、
「ひかる…挿れてもいい?ええやろ?もうええやんな?なぁ?」
「う、うん…いいよ…」
井上に押される形でコクリと頷くひかる。
「これ、自分で持っといてぇや。ほんで、脚、もうちょい広げて?」
「こ、こう…?」
ハイレグ状態にした食い込みパンティをひかる自身に持たせ、脚を開かせて、いよいよペニバンの挿入を図る井上。
この欅共和国を治める一員である以上、男根を嬲ったことは何度もあるが、自分が疑似男根を装着して女性器に挿入したことは一度もない。
ましてや、ベッドに行くのを面倒くさがり、横着をして対面立位での試み。
一回、二回と角度が掴めず失敗するも、めげずに竿を握り、亀頭部分をひかるのヌルヌルのマンコに押しつける。
その間、たたひたすら待ち遠しそうな顔でじっと待つひかる。
そして、ついに…。
…ぐじゅっ♪
「あぁっ♪き、来たぁっ♪」
侵入と同時に、井上の肩にしがみつくひかる。
その身体を受け止めながら、収まった先端をそのまま奥まで埋め込むように腰を押しつけていくと、二人の身体がゼロ距離になって密着度が増した気がする。
「どう?ひかる」
「う、うん…気持ちいいっ…あぁっ!動いちゃダメっ…!動いたらッ…」
「動いたら…?」
「…き、気持ちよくなっちゃうから…」
「ほなええやん♪えいっ、えいっ♪」
コツを掴むべく、早速、腰を前後させる井上。
その動きに合わせてひかるの口から、
「あんっ、あんっ…♪」
と声が漏れ、次第にひかるの方からも、クイッ、クイッ…と卑猥な腰振りが繰り出される。
「ひ、ひぃっ♪り、りなお君ッ…!あぁっ、す、すごいっ…奥までッ…奥まで来るぅっ♪んひゃぁっ♪」
黒光りする巨根に甘い声で鳴かされるひかる。
一方の井上は、自身が刺激を得ることはないものの、目の前で自分が腰を振るたびに嬌声を上げて感じるひかるを見るのが楽しくてたまらない。
(なるほど…男って、ヤッてる時、こういう気分なんやな…♪)
これは確かに味を占めるのも分かる気がする。
(そら、復讐兵団みたいなんも現れるわ)
とさえ思ったが、そこの共感はさすがに、
(アカン、アカン…こんなん、茜さんにバレたらマジで殺される…)
と、すぐに脳内から撤回。
そして、それを消し去るように、
「ほらっ、ほらっ!どう、ひかる?俺のチンポ気持ちいい?気持ちいいんやったら気持ちいいって自分からも言いや!ほらぁっ!」
と、再度りなおを憑依させ、ひかるの細い腰を掴んで引き寄せる井上。
惚れた男の前では、ひかるも言われるがままに、
「は、はいぃっ♪り、りなお君のチンポっ、さ、最高ぉっ♪気持ちよすぎるぅっ♪んひぃぃっ♪」
と高い声で感じまくり、やがて、
「あぁっ、イ、イクっ!またイクぅっ…♪」
「また…?さっきはイッてないって言うてたやん!ホンマ、ウソつきやな!ウソつきはお仕置きにスピードアップの刑やで!ほらほらぁっ♪」
パンっ!パンっ!パンっ!パンっ!
「んひゃぁぁっ♪ご、ごめんなさいぃっ♪イ、イクぅっ♪うぁぁっ…!」
パコパコ貫かれ、あっけなく果てるひかるだが、その表情にマイナスの感情は一切ない。
それよりもむしろ、意中の男とセックスが出来て喜んでいるような顔…そして、その意中の男にイカされて悦んでいる顔だ。
それが実は男装した井上だと気付く様子もないまま、夢中で愉しむひかる。
「どう?満足?」
と聞かれると、とんでもないという顔でぶんぶん首を振り、
「やだっ!もっと!ねぇ、りなお君…お願い…もっと…もっとして…?もっとパコパコしてぇ♪」
と、完全に惚けた目で男装した井上を見るひかる。
普段の男をいじめたい欲求ではない。
今のひかるを突き動かすのは目の前のタイプど真ん中のイケメンに愛されたいという欲求。
やがて、同じ体位では飽き足らず、
「あぁっ♪ね、ねぇ、りなお君っ…次は後ろからして…?後ろから、少しくらい乱暴にしてもいいから、激しいの…激しいのちょうだい…♪」
と、壁に手をつき、白くて小さな桃尻を自ら突き出すひかる。
こうして二人は、このままヘトヘトになるまでして終わった。
当初は出来心だったが、思いのほか上手くいったことで味を占めた井上は、やがて…。
……
三日後。
真夜中の人が来ない時間帯…厳重に内鍵がかけられた倉庫の中で、
プシュッ、プシュッ…
と、かすかに聞こえたスプレーのプッシュ音…。
それから1分もしないうちに、
「…もぉ、どこ行っとったとぉ?りなお君…ずっと探しよったんやけん…♪」
と恋する博多娘の甘え口調が聞こえたかと思えば、次に続くのは濃厚な接吻の音、荒い吐息、卑猥な濁音に嬌声…。
井上りなお…この男子禁制の欅ハウスのどこかに、妙な2本のスプレーを肌身離さずに持つ神出鬼没のイケメンがいるらしい。
そして、今宵もまた、ひかるを心身ともにメロメロにしたその女たらしのイケメンが、行為後にぼそっと独り言を呟く。
「うーん…ひかるもいいけど…どうせならもっと他のメンバーの裏の顔も見たいな〜…せやなぁ、たとえば…保乃とか好きな人の前ではどんな顔するんやろ…♪気になるわぁ…♪」
(つづく)