4.淫語漬け
「んっ、んっ…♪き、気持ちいいっッ…!」
自我をかなぐり捨て、なおも仰向けに寝転がる鮫島の股間に跨って夢中で腰を擦りつけるねる。
(か、硬いっ…!硬いのが当たってるっ!た、たまんないよぉっ…!)
その膨らみがより硬く、そして大きくなることで、ねるにとっても、さらに快感は増す。
「ククク…その表情、その腰つき…もう我慢できまいッ!」
鮫島は満足そうに笑い、
「どうだ?俺のパンツを脱がして直に擦り付ければ、もっと気持ちいいかもしれんぞ?」
と、わざと入れ知恵するような言い方で伝えると、ねるは目の色を変え、血走ったような眼をして鮫島のパンツを、なんと口を使って下ろしにかかった。
ゴムのところを噛み、首を使って強引に下ろす。
そして飛び出てきた百戦錬磨のイチモツに再び跨り、
(す、すごい…!なんて大きいの…!)
仲間の石森虹花、そして女王と名高い渡邉理佐までもを虜にした代物に、夢中で腰を押しつけるねる。
「あっ、あっ…♪こ、擦れる…♪めっちゃ擦れてるっ…♪」
遠目からなら挿入していると見紛うほどの腰遣い。
やがて、何やら息を呑む回数が増えてきたねる。
ズリズリと擦りつけながら、
(す、すごいカリっ…!血管もこんなに浮き出て…こ、こんなの…擦りつけてるだけなんて無理っ…!)
と、そんなねるの心の声が聞こえたかのごとく、
「ククク…どうしたんだ?物欲しそうな顔をして」
と鮫島に問われた瞬間、ねるの理性のダムは脆くも決壊し、
「ほ、欲しい…!それが欲しいのぉ…!」
「それ?それとは?」
「オ、オチンチンっ…!」
「オチンチン…だと?」
不満げな返事と分かるや、すかさず、
「あぁっ…オ、オチンポ…!オチンポぉっ!」
「ククク…そうだ。その呼び方をしろ」
と、鮫島は満足げに笑みを浮かべ、続けて、
「では、こいつをどこに欲しいのか言ってみろ。上手に、そして、とことん卑猥にお願いすることができたら挿れてやるぞ」
その言葉を受け、ねるは躊躇もせず腰を浮かせ、はしたないガニ股になって、
「こ、ここに…!私のオマンコに、その硬いチンポを…!」
情けない体勢で懇願して見せたねる。…だが、鮫島は不満そうに、
「ふん…その程度なら今まで堕としてきた幾人もの女が、みんな口を揃えて言ってたよ。ありきたりで独創性が無いな」
と一蹴し、
「次がラストチャンスだ。よく考えて発言するんだな。これを逃したら、手だけじゃなく、足も拘束して放置するからな」
とプレッシャーをかけた。
(そ、そんなぁ…!)
ただでさえ両手を後ろ手にされて辛いのに、足まで固定されては、もう擦り付けオナニーすら出来なくなる。
プレッシャーで頬を伝う冷や汗…失敗は許されない一発勝負の淫語テスト。
「さぁ、言え!今まで弄んできた男たちに言わせていたように、とびきりエロくおねだりして言ってみろ!」
と言われ、ねるは、脳内で必死に言葉を募り、その結果、
「ね、ねるの…つゆだく…つゆだく淫乱マンコを…そ、そのカリデカ極太チンポで…お、奥の奥まで突いて犯してください…!は、はしたない喘ぎ声いっぱい出しますから…私を犯しながら…その声をいっぱい聞いてください…!」
その瞬間、音を立ててガラガラと崩壊した女王のプライド…。
そして、言い終えたと同時に、男たちが一斉に笑い出し、
「ギャハハハ!こいつは傑作だ!」
「今、何て言った?まったく、とんだ変態ヤローだぜ。コイツは」
「なんてことない、ただのドMじゃねーか!」
と、湯水のように罵声を浴びるねる。
そして…。
「あーあー、顔が真っ赤じゃねぇか?何だ?恥ずかしかったのか?」
「━━━」
男たちが次々ベッドに上がり、がに股で震えるねるを取り囲んで、
「これで少しは、俺たち、奴隷にされた者の気持ちが分かったろ?」
「そうやって快楽を欲するあまり、恥を捨てて懇願してもなお、お前らは焦らしたり、罵倒したりして俺たちを延々と弄んでたんだぜ?」
「同じ目に遭わせてやろうか?えぇ?」
男の一人が、今にも鮫島の竿めがけて腰を下ろそうとするねるの長髪を掴み、捻り上げる。
あとは腰を落下させるだけのところで、無理やり身体を持ち上げられたねるは、たまらず涙声で、
「い、嫌ぁっ!ほ、欲しいの!もう我慢できないから…!これ以上、焦らしないで!ゆ、許してぇ…!」
と、駄々っ子のように腰をくねらせて懇願する。
「へっ!だったら、オチンポ、オチンポって物欲しそうに言い続けてみろよ!」
と言われ、ねるは迷うことなく、
「チンポぉ…!オチンポくださいっ!硬いオチンポぉっ!」
と連呼した。
それを10回、20回と言わせた男は、ニヤリと笑い、
「へへへ、上出来だ。そんなに欲しいとはな」
「だったら、たっぷり味わえよ。ボスのいかついデカチンをよぉ!おらっ!」
と言って、おもむろに、ねるの肩に手を置き、グッと体重をかけた。
「あっ…!んっ、はぁぁっ!?」
重さに負け、がに股の脚が折れて身体が落ちるとともに、真下でそそり勃っていた鮫島のイチモツが勢いよく奥まで突き挿さった。
「がぁっ…!はぁっ…!」
待ち焦がれ、ようやくありつけた刺激に思わず仰け反るねる。…だが、酔いしれるヒマなど与えず、男たちは、ねるの身体のあちこちを掴み、息を合わせて、持ち上げては落とし、持ち上げては落とし…で無理やり騎乗位をさせる。
「んあぁっ♪ひ、ひぃっ♪ま、待って…!あぁっ♪」
「何だ?欲しかったんだろ?」
「何を待つ必要がある?」
「んっ!あぁっ…♪じ、自分で…!自分のペースでやらせてっ!んひゃぁぁっ♪」
「お前のペース…だぁ?淫乱のくせに生意気なこと言ってんじゃねぇよ、おらおらっ!」
「もっと高いところから一気に落ちるんだよ!こうやってよぉ!」
「んひぃぃっ!?」
すっかりとろけた身体を使った強制ピストン。
自分の意思と関係なく腰を操作されるマリオネット状態だが、そんな屈辱的なセックスでさえ、ねるは恍惚の表情を浮かべ、みるみる溺れていく。
「へへへ。どうだ?俺たちのボスのチンポは?」
「んっ、さ、最高ぉっ!お、奥まで来てるっ!んはぁぁっ!」
「奥?奥って、どこの奥だよ?」
「オ、オマンコっ…♪ね、ねるの…マン汁洪水警報が出てるマンコぉっ♪」
もはや無意識で垂れ流す淫語…そして、
「ほぉ、そいつは気持ち良さそうだなぁ?じゃあ、こういうのはどうだ?」
と男たちが、次は掴んだ腰を円を描くように振り回すと、ねるは、
「んひゃぁっ!?あ、当たるっ♪マンコの中の、いろんなところに当たるぅっ♪こ、これ、すごぉっ…!た、たまんないよぉっ♪」
と絶叫して味を占め、やがて男たちが手を離してもずっとその動きを続けた。
さらには、
「その動きを膝を立ててやれ!」
と言われ、それも素直に従うねる。
膝を立て、グィン、グィンと、掻き混ぜるように円を描くレゲエダンスのような卑猥な腰つき。
そして、ねるがそれに没頭している隙に、別の男がぼよんぼよんと弾む乳房の先端…淫蟲の毒で痛々しいほどに勃起したピンク色の乳首を摘まむと、ねるは、
「んはぁぁっ!?」
と、また一段と甲高い声を上げる。
腰を振る遠心力で引っ張られる形になるとさらに気持ち良いらしく、
「お、おかしくなるっ…!頭おかしくなっちゃうよぉっ!」
「いいぜ。おかしくなったところを見せてくれよ」
と男は笑いつつ、
「おら、ちゃんと実況しろよ。どこが気持ちいいのか、ちゃんと伝えろ」
「んあぁっ♪マ、マンコと乳首ッ…!ど、どっちも気持ちいいっ♪んはぁぁっ♪」
「ほぅ、どっちもたまらないか。乳首は、今、どんな責め方をされてるんだ?」
「つ、摘まんで…コリコリされてる…♪」
「乳首責めは好きか?」
「す、好きぃっ…♪び、敏感なの…!す、すぐ感じちゃうからぁ…♪」
「なるほど。それじゃあ、変態乳首だな。おら、自分で言えよ」
「へ、変態乳首…!変態乳首、気持ちいいっ♪あぁっ、ダメぇっ♪」
「へへへ…いいぞ。素直になってきた。この調子でまだまだ言わせるぞ。次はマンコだ。マンコはどうなんだ?」
「マ、マンコは…」
「おっと待った。『長濱ねるの淫乱グロマンコ』…だ。やり直し!」
と、自分の名前をつけて言わされる屈辱的な指示も、今のねるは難なくこなす。
「わ、私…な、長濱…ねる…の、い、淫乱グロマンコ…!パ、パックリ開いて、お、おっきいチンポ咥えてるの…」
「どこまで?」
「お、奥まで…!い、一番、気持ちいい奥の奥まで咥えて…あぁっ!ダメっ…!こ、腰が止まんないよぉっ…!」
聞くに耐えない淫語を言わされながら、結合部を見せびらかして絶叫するねる。
その卑猥な姿に、ねるをすっかり虜にした竿の主、鮫島も笑みを隠せず、
「ククク…俺のチンポが貴様の下の口に捕食されているところが丸見えだ。顔に似合わない剛毛も、奥からとめどなく流れ出るマンコ汁も、ヒクヒクしているビラビラも、そして剥き出しで揺れる巨大なクリトリスも、全て見えているぞ!」
「んあぁっ!い、言わないでっ…!そんな、全部言われたら…きゃぁぁっ♪」
そして、
「そらっ!とどめだ!これでもっと狂ってみせろッ!」
と、高く掲げられた鮫島の指が、トルネード騎乗位を愉しむねるの肥大したクリトリスに伸びた。
ぎゅっ…♪
「んはぁぁっ!?ク、クリぃっ!?クリ、ダメぇっ♪」
「何がダメなんだ?こんなに勃起してるじゃないか」
「か、感度が…!感度がバカになってるからダメぇ…!あぁっ!?そ、そんな転がされたら…んひぃぃっ♪」
結合部から掬い取った淫汁を潤滑油にして、まるでアンプのツマミを回すような触り方。
淫蟲の毒に冒されたねるのクリトリスにとって、その触り方は発狂、陥落の決定打となった。
「んひぃぃっ!?ダ、ダメっ!イクっ!イッちゃうぅっ!」
自制の利かない腰をくねらせ、涎を垂らして絶頂を予告するねる。
すると、その声を好機とみるや、鮫島は目の色を変え、急にガバッと身体を起こし、そのまま上に乗ったねるを押し倒して騎乗位から正常位に移行した。
「んあぁっ…♪あぁっ♪ダ、ダメぇっ♪」
ベッドにバウンドしたのも束の間、鮫島のマシンガンピストンで高みへ一直線のねる。
「ククク…やはり女を堕とす仕上げは、その裸体を眼下に見下し、理性を失う瞬間のイキ顔を間近に拝める正常位に限る!」
「あぁっ!?あんっ♪あんっ♪」
「さぁ、イクがいい!この絶頂を機に、これからは俺が性奴隷にして可愛がってやるぞ!ここが貴様の人生のターニングポイントだ!…さぁ!さぁ 、イケっ!」
「んひゃあぁっ!?イ、イクぅぅっ♪んあぁっ…♪」
まるで電動ドリルのような破壊的なピストンでとどめをさされ、その瞬間、電気ショックを受けたように激しく腰を跳ね上げたねる。
そして、頭が真っ白になって朦朧としたその表情に浴びせられる支配の証、熱々の白濁汁…。
威勢の良かった取り巻きの男たちも、皆、ねるに見舞われた鮫島の怒濤のピストンに感嘆としている。
「はぁ…はぁ…!」
焦点も合わない目で天井を見つめるねる。
そんなねるに、鮫島は、
「ククク…改めて自己紹介しよう。たった今この瞬間から君の“主人”となった、復讐兵団のリーダー、鮫島だ。そして君は、私の性奴隷…よって、今後、私との営み中は淫語を徹底すること。…いいな?」
「━━━」
「返事がないぞ。聞いてるのか、おい」
ぐちゅっ♪
「ふひぃッ!?」
鮫島の指が、湯気が立つほどトロトロになった割れ目に虚を突いて押し込まれ、返事のなかった罰として、軽く中を抉られた。
全身に回った淫蟲の毒は全く消える気配がない。
なおも、ぐちゅぐちゅと掻き回し、
「いいか?分かったな?」
「は、はい…!分かりましたぁッ…!ひぃぃっ♪」
絶叫で返事をするねる。
そして鮫島は、
「よろしい。…では、私の奴隷になって早速だが、我々のさらなる侵攻のため、君にも一仕事してもらおうか」
と言い、ねるの髪を掴んで首を持ち上げ、耳打ちをした。
「次の獲物はお前に決めてもらう。お前が選び、呼び出し、騙して俺の元へ連れてこい。うまくやれば、褒美にこの至上の快楽をもう一度その身体にくれてやる…!欲しいだろ?なぁ…♪」
……
その日の夜。
電話が鳴った。
(こんな時間に誰からだろう…?)
と首を傾げて携帯電話を手に取ったとあるメンバー。
<長濱ねる>
画面に表示された先輩の名前に、
(珍しいな…)
と思いながら、手を伸ばし、応対する女。
「はい、もしもし」
「もしもし…?関ちゃん…?こんな夜中にごめん。ちょっと相談したいことがあるんだけど…いいかな?」
「はい。どうかしたんですか…?」
翌日、その女…関有美子は、疑うこともなく、ねるの呼び出しに応じて指定された場所に出かけた…。
それが、統治メンバーきってのお嬢様である彼女の秘められたオンナの本性を暴く悪魔の罠とも知らずに…。
(つづく)