4.必殺テクニック
延長された快楽拷問…。
「じゃあ、次は私がこっちを責めようかな…♪」
と、それまで背後にいた菅井が一郎の目の前に躍り出て、汗だくの下腹部に這わせた指を徐々に下へ向けていく。
その先に佇む男根は射精直後にもかかわらず、まだ一定の固さをしっかりと保っていた。
そこに到着した菅井の指。
ぎゅっ…♪
「んんッ…!」
茜とはまた違った握力で握り直され、反射的に声を漏らした一郎に対し、
「あらあら…あんなに大量に出したのにまだこんなにカチカチ…♪一回じゃ足りないってこと?」
「バ、バカな事を言うな…そんなワケ…く、くぅっ!」
もう少しで言い終わる寸前というところで竿が扱かれ始め、つい反応してしまった。
先ほどの、竿を鷲掴みにするような力強さとスナップの利いた手つきがマッチしていた茜に対し、この菅井の手コキはフェザータッチで掴むというよりは指を添えて支えているような感じだ。
そして、空いたもう一方の手で股ぐらを這い回り、金玉をくすぐってくるのがやたらにもどかしい。
順番の妙…先に一回イッて敏感になった身体には、菅井のこの手法はさらに効果てきめんだった。
「や、やめろ…この変態女…!」
精一杯の強がりを見せる一郎だが、睨みつけようと見下ろしたわりには、艶かしく覗く胸元が視界に入って慌てて目線を戻す。
逆に菅井の方は、意地悪な笑顔で一郎の顔を見上げ、
「早く喋らないと、このまま私のオモチャにしちゃうよ?」
拷問官にそぐわない可愛らしい顔立ちのわりに、日頃から鍛えているのか意外に逞しい引き締まった腕で翻弄する菅井。

「うぁぁッ…!」
強制的に送りつけられてくる快感を処理しきれず、磔で動かせない身体をほんのわずかな可動域の中で必死に揺する一郎。
「どう?気持ちいい?」
入れ替わって背後に回った茜も改めて乳首責めで参戦してきて、
「もっとも、これはアンタへの奉仕じゃなくて私たちからの尋問。ハァハァ言って感じてるヒマがあったら、さっさと喋ってほしいんだけど?」
「う、うるさい…!黙ってろ…!」
「相変わらず生意気ねぇ…あ。それとも、もしかして…♪」
笑みと同時に、すっかり尖ってしまった一郎の乳首を左右とも力任せにつねり上げ、
「もっとこういう事してほしいから、わざとそういう強がり言って誘ってるのかなぁ?」
「ふ、ふざけるな…うぅっ!」
口では否定しつつ、そう取られても仕方がないほどの反応。
菅井と違って、少しハード気味な茜の乳首嬲りは二発目の射精を呼び込む引き金としては充分すぎる上手さ。
なおもフェザータッチで愛撫し、
「ふふっ…♪本当にさっき出したばかり?ってぐらい、もうすっかり元通り…♪欲しがりさんなんだからぁ…♪」
目を細め、まるで子供をあやすように笑う菅井。
そして次第に菅井の手コキのストロークが伸びていき、一郎の肉棒を、先端から根元までしっかりと包み込む。
「うぅっ…ううっ!」
「息が荒くなってきてる…♪またイきそうなの?」
「くっ…や、やめろ…て、手を止めてくれ…!」
一気に弱々しくなった口調を無視して、
「だったら言いなさいよ!あなたは誰?ここに来た目的は?そして、あなたを寄越したのは誰なの!?」
さっきまで菅井だったポジションを陣取り、耳元から詰問する茜。
そして、その問いに答えたり、言い返してる余裕もなく、
「くっ…あぁっ、で、出るっ…うぅっ!」
と情けない声を上げた一郎は、あっけなく、
どぴゅっ、どぴゅっ…♪
、目の前の菅井の胸元めがけて二度目の射精。
さっきよりは控えめとはいえ、それでもまだ白濁とした汁を勢いよく撒き散らした一郎。
その模様を肩口から首を伸ばして見下ろし、
「あーあ、またこんなにたくさん…♪ゆっかーの胸元が真っ白になっちゃった…♪」
と苦笑する茜。
さすがに二発も搾られては、はや虚勢を張ることも出来ず…顔を赤くして、ただ黙って俯くだけの一郎。
眼下と背後から、それぞれクスクスと笑われる屈辱に、恥ずかしさで死にそうだった。
そして、
「ほら…見て、これ…♪」
と、菅井が差し出した手の平は、先ほどの茜と同様、指と指の間で糸を引く精液まみれになっていて、鼻を近付け、クンクンと匂いを嗅ぐなり、即座に、
「わッ、くさッ…!精子くっさぁ〜い…二発目でもこんな濃いの出しちゃうなんて…どれだけ絶倫なのかしら…」
そして菅井も、その手の平で一郎の顔を鷲掴みにして精液を塗りつけ、しっかり敗北の現実を突きつけると、再び一郎の前にひざまづき、
「ねぇ…なに安心してるの?まだ終わらないよ?これは尋問なんだから…洗いざらい白状するまで続けるからね…♪」
(な、何だと…?)
ぎょっとして顔を上げたと同時に、
「…うあぁっ!」
再び握力を加えられ、強制再開した菅井の手コキに悲鳴を上げる一郎。
既に二回も発射し、敏感になっているので、さすがに辛い。
同時に茜の乳首責めも本格化し、
「せっかくだから、私のテクニック、フルコースで味わわせてあげる…♪」
と、弾き、摘み、転がしが無限ループに突入。
ここらを境にして、強がり口調が一気に減ってしまった一郎。
完全に防戦一方となった腑抜けを慣れた手つきでさらに追い詰める鬼畜な美人コンビ。
なおも乳首を調教同然に可愛がりながら、
「ちなみに…今まで何人も潜入に失敗した男がいたけど、ゆっかーの抜きテクに耐えることが出来た男はまだ一人もいないよ?みんな、ゆっかーに骨抜きにされて、最後は涙を垂らしながら、スラスラ何もかも喋るの…♪」
(な、何だって…!?)
それを聞いて青ざめていく一郎に、
「アンタはそうならないように頑張ってみる?…といっても、もう既にヤバそうだけど…♪」
ニタニタと笑いながら、
「さぁ、ゆっかー。そろそろ“アレ”やっちゃってよ♪」
「オッケー♪」
その不穏なやり取りに表情が強張る一郎。
(…ア、アレ…?アレって何だ…?ま、まさか、これよりまださらにすごいことを…?)
そして身構えるより先に、一郎の口から、
「ぐぁぁぁッ!」
と雄叫びが漏れた。
妖しく目を光らせた菅井が握っていた竿の先端をひと思いに口に頬張ったのだ。
頬をすぼめ、口内で舌を這わせつつ、なおも竿は扱き続ける怒涛の追い込み。

ジュポジュポと音を立てて激しく吸い上げ 竿を扱く手も捻りを加えながらさらに加速。
「うぅっ…ぐぅぅ…!」
すっかり脂汗を浮かべる一郎。
茜が言う通り、確かに凄まじい男殺テクニック。
これが恋人なら願ったりだが、残念ながら違う。
それどころか、むしろ突っぱねて耐えなければならない立場だが、その意に反して再び高まってくる射精感。
(そ、そんな…三回目…?こんな短いスパンで…!?)
動揺しても菅井の手と口が止まらない。
捕食後、ずっと頬張ったままのアナコンダフェラ。
この気品あふれる見た目でそんなスケベに特化したようなフェラを得意とするタイプだとは、普通ならまず思わない。
さらに睾丸までさすり始めた指は「早く次の精子を製造しろ!」という精巣への発破だろうか。
そして頬張りながら上目遣いしてくる菅井の視線と目が合えば、ニヤリと笑みが浮かび、まるで、
(さぁ、まだ出るんでしょ?出しなさいッ!)
と訴えているかのよう。
そして。
「があぁぁっ…!イ、イクぅっ!うわぁぁっ…!」
ぴゅっ…ぴゅっ…
一郎の絶叫とともにようやく菅井が口を離せば、数分ぶりに外気に触れた瞬間、三回目の射精が待っていた。
さすがに一回目、二回目より勢いは落ち、濁りも薄まった水っぽいものが出た。…が、そんな発射して萎みかけた肉棒が、再び、生暖かい感覚で覆われる。
(ウ、ウソだろぉ!?)
慌てて見下ろすと、菅井が意地悪な上目遣いとともに間髪いれずに再捕食…。
「んぐっ…♪んぐっ…♪」
と美味しそうに頬張る菅井に対し、
「ま、待ってくれ…!もう無理だ…もう出ないっ!」
一郎の声を無視して再開される追撃尋問。
「ふふっ。射精直後の追撃フェラって男の人は堪らないんでしょ?ねぇ、どうなの?どれぐらい気持ちいいのか何かに喩えて教えなさいよ」
と冷やかす茜だが、もうそれどころじゃない。
「ぐわぁぁ!や、やめろぉっ!やめてくれぇぇっ!」
絶叫する一郎。
だが、前後する菅井の首は一向に止まらず、亀頭をしゃぶり、竿も扱き続ける。
後頭部を十字架の杭に打ちつけ、手首の鎖をジャラジャラといわせながら悶絶する一郎。
「どう?そろそろ辛いでしょ?気が変わるなら今のうちよ?」
見かねて助け舟を出してくれた茜だが、既に一郎は物事を判断できる状態になかった。
拘束が無ければ、気がふれたようにのたうち回っているだろう。
もはや駆け引きが思いつくような状況ではない。
そして、ここで、スッと背後にいた茜も前に出てきた。
その整った顔をぐっと近づけ、
「アンタのその情けない反応を見てたら、私も舐めたくなっちゃったなぁ〜…♪ゆっかーのフェラみたいに、私も乳首舐めはけっこう自信あって、今までたくさんの男を発狂させてきたからさぁ…♪」
そう言って出した長い舌を、ゆっくりと乳首へ…。
「ひ、ひぃぃぃ…!」
触れる前から声を上げ、そして大豆ほど膨らんだ乳首を絶望感で包囲する茜の蛇舌。

その包囲網で円周を描いた後、いざ吸いつき、ジュルジュルと音を立てて吸引。
ここが風俗なら「二輪車」と呼ばれる贅沢な状況にもかかわらず、今の一郎は顔面蒼白で、
「うわぁぁぁっ…!」
快楽を通り越して恐怖を覚えた絶叫。
口を割るまで終わらない…いや、多分もう口を割っても終わらない…。
もはや二人が疲れて飽きてくれるまで、この拷問は終わらないだろう。
そして…。
「がぁぁっ…も、もうやめろぉ…これ以上は…!これ以上はぁぁッ…!」
気が狂ったような呻き声を上げ始めた一郎。
こうなってしまうまで、数え切れないぐらいイカされた。
射精してイチモツが萎みかけても、すぐに巧みな舌技で勃起を維持させられ、いたぶられた。
もう精液はとうに枯れ、一滴も出ない。
ただ身体がびくびく痙攣するだけなのに、それでも二人の女は、責めの手を止めてくれない。
そして、とうとう、
「わ、分かった…!言うっ!何もかも話すから、もうやめてくれぇっ!」
とうとう泣きべそのような声を上げる一郎。
恐ろしい痴女コンビを前に、敏腕スパイを謳っていた自信、プライド、自尊心が次々に崩れ落ちた。
「…♪」
今の一郎の懇願を聞いてやっと、満足げに口を離す菅井。
束の間のインターバル…一郎がゼェゼェと肩で息をしている間に、二人の女は目の前に仁王立ちになっていた。
そして茜が、いつの間にか手にしていたテープレコーダーを一郎の目の前に突き出し、
(さぁ、全てを喋りなさい…!)
という目をした。
もはや逆らえない…。
そのテープレコーダーに向かって
「お、俺の名は一郎…。○○に成功報酬100万円で雇われたスパイで、この館に忍び込んだ目的は━━」
こうして全てを自白した五郎。
その内容をしっかりと録音し、満足げに部屋を出ていった二人。
こうして彼は、完膚なきまで叩きのめされ、初めての敗北を喫した。
そして、その後…。
スパイとしての評判が地に落ち、帰る場所を失くした彼は、今、欅共和国に亡命し、静かな余生を過ごしている。
彼の現住所は欅ハウス地下の牢獄…身元引受人は、もちろん菅井と茜で、一週間毎に溜めた精液を枯れるまでひたすら弄ばれる毎日だ。
(おわり)