欅共和国の激動‎ ―咲く櫻、散る櫻―































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【🌸櫻咲く編】菅井友香と守屋茜に捕まった男
3.屈辱
十字架の根元。
 ぴっちりと揃えて縛りつけられた両足首までパンツが下ろされると同時に、

「あらあら…これはこれは…♪」
「ふふっ…偉そうなこと言ってたくせに、情けないヤツ…♪」

 浴びせられる嘲笑。
「く、くそったれ…」
 とうとう一糸まとわぬ姿を晒してしまった一郎。
 パンツを下ろす動作の中で一度は屈んで視界から消えた茜の顔…それが再び、視界に戻ってきた時にはすっかり勝ち誇った笑みになっていて、
「ねぇ。アンタ、さっき何て言ってたっけぇ?この状況で勃起する筈がない、とか言ってたよねぇ?…で、何これ?普通にめっちゃ勃ってるじゃん」
「━━━」
「んー?どうしたのぉ?黙ってないで何か言えばぁ?」
「ぐぅぅッ…!」
 菅井が、今まで引っかいていた乳首をつねり上げて返事を急かし、続けて、
「だらしないわねぇ、この状況で乳首もアソコも勃起させちゃって…♪恥ずかしくないのかしら?」
「く、くそぉ…」
「ほらっ!これが良かったんでしょ?してあげるわよ、さっきの続き…♪」
 と茜が再び鞭の先で、次は防具を剥がれて晒しもの状態の股間を直接いたぶる。
「あっ、あっ…♪」
 と、さっきまでの気丈な態度が崩れ、息を乱しながら耐える一郎。
 その姿に、
「あらあら…何なのよ。ハァハァ言いだしちゃって…だらしないわねぇ」
「少しは喋る気になった?」
 正面と真横から揃って顔を覗き込む二人の視線に対し、
「お、覚えてろよ、お前ら…あ、あとで必ず仕返ししてやるからな…!」
 と精一杯の抵抗…しかし、それすら二人は一笑に付して、

「仕返し?どんな仕返しかしら?」
「このオチンチンで私たちを満足させてくれるとでもいうの?」
「満足するワケないでしょ。こんな皮被りの粗チンなんかで」
「ほらほら、もっと固くさせなさい。強情張ったその口が素直になるまで快楽漬けにして、あ・げ・る…♪」

 与えられるものが痛みから性的な刺激へと様変わりし、なおも愛撫を続ける二人。
 その予想外の方針転換に対応が間に合わず、虚勢とは裏腹にみるみる反応してしまう一郎の身体。
 時折、指先を舐め、唾液を潤滑油にしながら、なおもしつこく乳首を責めてくる菅井。
 さらに茜も、巧みに沿わせる鞭の先で、次は裏筋をなぞってくる。
「うっ…うっ…♪」
 腹筋に力が入り、それによって、びくっ、びくっ…と竿を跳ね上げてしまう一郎。
 やがて、次第に一郎はその屈辱の快感に支配されていった。
 その証拠に、もはや言い訳できないぐらい隆起した男性器の先端からは溢れ出る透明の液体。
 もちろん、それをこの二人が見逃してくれる筈もなく、

「あれぇ〜?先っぽから何か出てきたわよぉ?」
「何かなぁ…?この液体…♪

 そして茜が、ここで鞭の先端を亀頭に押しつけ、それをゆっくりと持ち上げれば、浮上する鞭と亀頭を結んでねっとりとした糸が架かる。
 伏し目になっても逃がさずに追尾して一郎の顔を覗き込み、
「ねぇ。これは何かしら?」
「うぅ…」
 もはや返す言葉もない一郎。
 そして、スッと手を伸ばした菅井がその垂れる糸を指で絡め取り、
「じゃあ、次はこれを潤滑油に使ってあげる♪リサイクル、リサイクル…♪」
 と言って、再度、乳首責めに移る。
「うぅ…ぐっ…!」



「ふふっ…♪どう?自分が出す我慢汁で乳首を嬲られる気分は?」
 と、容姿端麗な菅井の口から不意に飛び出す「我慢汁」というパワーワード。
「くっ…がぁっ…」
「アハハ♪たまんないって顔してるッ!もう効果絶大って感じっ♪」
 と菅井がご満悦の表情で喜べば、
「へぇ〜♪それじゃあ、この汁、もっとたくさん出してもらわないとねぇ…♪」
 そう言うと茜は、ここでようやく鞭を退け、そしていよいよ、そのしなやかな五指で一郎の竿を握り、シュッ、シュッ…と扱き始めた。
「うぅ…あうっ…!」
 腰砕けになりそうな快感が身体を突き抜ける茜の手コキ。



 手首のスナップを利かせ、時折、亀頭をこねくり回して潤滑油を手の平に補充するテクニックが、一郎のプライドと脳をじわじわと溶かし、骨抜きにしていく。
 左右に水平に伸びる腕の先で空気を掴みながら悶絶する一郎。
 そして、
「どう?少しは喋る気になった?」
「お、俺は…何も喋らんッ…!」
「ふーん。そう…これでもそう言ってられる?」
「んぐぅぅ…!がぁぁっ…!」
 次なる手段として、親指と人差し指で輪っかを作り、その輪でカリ首を締めつけてクリクリと捻ってきた茜。
 自らのカウパー液でニュルニュルと滑る指が擦れて、悔しいかな、とても気持ちいい…。
 そんな、男にしか分からない快感が、やがて一郎の身体全体を支配し、
(くっ…ダ、ダメだ…!このままじゃ…で、出るッ…!)
 これまで必死に強がっていたが、とうとうそうもいかなくなってきた。
 確実に近づく射精感。
 よりにもよって、この状況…こんな情けない姿で射精してしまうなんて人生最大の屈辱だ。
(だ、出してたまるかッ…絶対に出さんぞ、俺は…!ぐおぉッ…!)
 既にギリギリのライン…瀬戸際で必死に堪える一郎。
 だが、この二人の女は、そのデッドラインを今にも越えさせようと巧みな手さばきで追い込んでくる。
「ほら、もうたまんないでしょ〜?勃起チンポ、ビクビクして射精したがってるよ〜?精子いっぱい出したいんだってさ…♪」
 茜の口からも、さらっと出始めた淫語。
 射精を促すべく根元から先端に向けて搾り出す手つきに変わったそれは、一郎を確実に処刑台の頂上へと押し上げていく。
「や、やめろぉ…」
 もはや言うだけ無駄な、何ひとつ力のこもっていない反抗。
 そんなもので止まる筈のない茜の手がますますスピードアップして引導を突きつけてくる。
「うぁぁぁッ…!」
 とうとう十字架に背中を押しつけて仰け反った一郎。
(も、もうダメだ…!で、出るっ…!あぁっ、出るぅッ…!)

 ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅっ…♪

 ハッキリと気持ちが折れたその瞬間、解き放たれた精液の塊が、三回に分けて宙をめがけて飛び散った。
 そして、十字架の杭ごとブルブル震えながら、
「ハァ…ハァ…!」
 疲弊し、放心状態に陥った一郎に対し、
「あ〜あ…とうとう出したよ、コイツ…♪」
 と、してやったりの茜と、
「こんなにたくさん出しちゃって…そんなに気持ちよかったんだ?あかねんの手コキ…♪」
 なおも一郎の肩に顎を乗せ、意地悪な笑みを浮かべながら耳元で語りかける菅井。
 そして、もう声も出ない一郎の目の前に突き出された茜の手の平は、当然、精液まみれ…。
「すごく濃い…そんなに溜めてきたの?スパイくん…♪」
 と、その問いかけまでは柔和だった茜の笑みは、一瞬にして支配的な笑みへと変貌し、
「きったないッ…返すよ、ほらっ!」
 と、その手で一郎の顔を鷲掴みにした。
「うッ…!」
 ヌルヌルした感触とともに鼻を突き抜ける栗の花のニオイ。
 なおも手の平を口元に擦りつけ、
「ほら、どう?自分が出した精子のニオイ。臭い?臭いよね?こんなに濃いんだからさ」
「ぐぅっ…」
 たちまち、自身の発射した精液でコーティングされてしまった一郎の顔。
 その様を笑って眺めながら、
「さぁ、これで少しは喋る気になったかしら?」
 と、妖しい笑顔を近づける茜と、同じく、その答えを待つ肩越しの菅井。
 十字架に磔にされ、痴女二人にまとわりつかれた一郎だが、一拍を置いて口を開いた。

「お、俺は…何も喋らない…!こ、この程度で屈してたまるか…!」

「……」
 思惑と違った返答に、しーんと静まり返る二人。
 だが、そんな挑発をされて、すんなり引き下がる二人ではないのは既に自明。
 クスッと笑って目を見合わせると、、

「へぇ…♪上等じゃない…!」
「言ったわね?それじゃ、こっちももう手加減ナシ…♪必ず吐かせてやるんだからッ…!」

 その挑戦的な笑みには、さらに一段階ギアを上げるという意思が存分に含まれていた。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2024/02/25(日) 03:00 )