太陽戦隊ヒナタレンジャー ―虹色の戦士たち―












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episode-8 『駆けろ鈴花!死のモトクロスレース!』
episode-8_3 【ANOTHER】急襲されて捕らわれた高本彩花の末路
「さぁ、変装をやめて正体を見せなさいッ!ヒラガーナの手先ってことは分かってるのよッ!」
 プレハブの前に響き渡る佐々木久美の啖呵。
 その見据えた視線の先には、高本彩花と高瀬愛奈で両サイドを固め、加藤史帆が背後から羽交い締めにした怪しいスタッフ。
 久美の推測では、間違いなくヒラガーナの雑兵であるガーナ兵の変装だ。
「くっ…は、離せッ…!」
 と身体を揺すって暴れるスタッフだが、いくら男でも史帆の馬鹿力には敵わない。
 それを、
「暴れんなっちゅーとんねんっ!」
「観念しなさいッ!」
 と左右の腕を引っ張って叱る愛奈と彩花。
 さらに背後から史帆も、
「いったい何を企んでるの!?すずちゃんに何をした!?」
「くっ…」
 せめてもの抵抗なのか、目を伏せるスタッフ。
 この期に及んで往生際の悪い…肩をすくめた久美だが、その時、
(…!)
 ふいに視界に入ったのは、どこからともなく飛んできた一匹の蝶。
 黒地の羽にピンクの斑点が入り、しかもその斑点はハートマーク…。
 そんな見たことのない模様の蝶の突然の飛来に、スタッフを押さえつけながらも、一瞬、見惚れる史帆たち。
 しかし、そんな中、久美だけは、元・戦士としての勘がはたらいて、
「…みんな、離れてッ…!」
 と叫んで距離を取るように一歩後退。
 その久美の声で、史帆たち三人もスタッフの身体を放り出して距離を取ると、その蝶は四人の視線の先で渦を巻くように羽ばたいた後、ハートの形に広がるピンク色の光を放つとともに、みるみるヒト型に実体化。
(…!)
 蝶に代わって現れたのはロリファッションに身を包んだ童顔の女…。
「え…?」
「だ、誰…?」
「何者…?」
 初めて見る女の登場にきょとんとする史帆たち。
 久美も同様に、
「あ、あなたは…?」
 と困惑の表情を見せたが、その女がクスッと笑って、
「ふふっ…あなたが佐々木久美さんね?アモンさんが『背の高い気の強そうな女』って言ってたけど、まさにその通りって感じ…♪」
 と口にしたことで、
「わ、私の名前を知っている…!ということは、あなたもヒラガーナの一味…!」
 女の口からアモンという名前が出たことからも察しがつく。
 それに対し、
「いかにも…♪私の名前はメミー。失敗続きのイグチ魔女に代わってこの星の侵略を任されたヒラガーナの幹部…♪」
 と、自分の中で既にイグチ魔女を失脚させ、その上で名前を名乗ったその女、小悪魔メミー。
「メ、メミー…?」
 幹部という肩書きに釣り合わない可愛らしい出で立ちに、一瞬キョトンとしてしまった一同だが、またも久美は勘がはたらいて、
「み、みんなッ!気をつけてッ!この女、どんな能力を持っているか…!」

「…♪」



(なっ…!?)
 どんな能力を持っているか分からない…と言いかけたところで、突然メミーに可愛くウインクをされ、それと同時に言葉が途切れ、まるでフリーズしたように止まってしまった久美。
 それを見て、
「く、久美…?」
「どうしたのッ?」
「なに止まってんねん!」
 と訝しげな史帆たちだが、メミーがウインクしたのを見ていなかった三人にとって、それを回避する術なし…。

(み、みんな…この女の目を見ちゃダメ…!今のウインクに何か仕掛けが…!)

 と伝えたい気持ちも虚しく、三人も次々にメミーにウインクをされ、久美と同様、次々に蝋人形みたくフリーズしてしまった。
 今のがメミーの妖術『金縛りウインク』。…と言っても、こんなのは彼女にとってはほんの挨拶がわり。
 そして固まって動けずも聴覚は機能し続ける久美に、

「せっかく計画通り順調に行ってるんだから、邪魔しないでね…♪オバさんは出しゃばっちゃダメよ…♪」

 と、可愛い笑顔のわりに出てくる言葉はド直球の毒舌。 
(くっ…!)
 不意打ちでまんまと金縛り状態にされてしまったことはもちろん、最後のオバさん呼ばわりにムッとする久美だが、動けなければどうしようもない…。
 そして…。

 ……

「…うぅっ…」 
 小さな呻き声とともに目を覚ました彩花。
 起き抜けのうっすらぼやけた状態からゆっくりとピントが合っていく目で捉えた景色は、見覚えの間ない部屋のベッドの上…。
 そして、
「起きたわね…♪」

(…!)

 彩花の目覚めに気付いて声をかけてきたメミー。
 その声で反射的に起き上がろうとした彩花だが、手足が思うように動かなかった。
 別に拘束具か何かで固定されているワケでもないのに、だ。
「くっ…!」
 と彩花が唇を噛むと、メミーは笑って、
「ふふっ…残念♪何もないと思うでしょ?でも、実際は、今、あなたの
手足には計1トンの重石がくくりつけられているの♪それを私の術で見えなくしてるだけ…♪」
 …なるほど。
 確かに手足がいくら揺すっても動かないし、いくら力を込めても上がらない。
 そして、唯一動く首を動かし、室内を見渡して、
「ほ、他のみんなは…?」
 と聞くと、メミーはクスクス笑って、
「知りたい…?聞かない方がいいと思うけど…♪」
「お、教えなさいッ…!みんなをどこへやったの…!?」
「じゃあ、教えてあげる。まず佐々木久美。彼女の処刑がまさに今、別の部屋で行われているところよ。けやき星から逃げ延びた先代レンジャーのリーダーで、なおかつ流れ着いた星でひそかに我々ヒラガーナに楯突く戦士たちを養成していた…よって、極刑は当然よ。まもなく断末魔が艦内に響き渡る頃だと思うけど」
「━━━」
「続いて加藤史帆。この娘はズバ抜けた身体能力の持ち主ということで、高スペックのモンスターに転生させるってアモンさんが意気込んでたわ。まもなく転生手術が始まる頃かしら」
「━━━」
「そして高瀬愛奈。この娘は身体能力はてんでダメなぶん、頭が良いみたいだから科学班行きね。加藤史帆に続いて転生手術を受けて秀才ガーナ兵に生まれ変わる運命よ」
「━━━」
「…どう?聞かない方がよかったでしょ?だから親切心で言ってあげてたのに」
 と苦笑するメミー。
 確かにどれも受け入れがたい盟友たちの末路…そして、
「わ、私は…?私はどうするつもり…?」」
 おそるおそる彩花が聞くと、メミーは何やら思わせぶりに笑って、
「喜びなさい。あなただけはその姿のまま生かしておいてあげる。…ただし、私のペットとして…だけど♪」
「ペ、ペット…ですって…?」
「そう、ペット…♪というのも、あなたの容姿、私の好みにドンピシャなんだよね…♪しつけて懐かせたら、案外、可愛げも出てきそうだし…♪」
 と、目が点になっている彩花を気にせず話を進めるメミー。
 当然、
「ふ、ふざけないでよッ…!誰がアンタのペットなんかに…!」
 と反発する彩花だが、メミーは意に介さず、
「もう決まったのよ。それに、もっと言えば、私が引き取らなければ、あなたの行く末は名も無い一般ガーナ兵への転生だったのよ?生かされてるだけ、むしろ感謝してもらいたいわね」
「くっ…!」
「さぁ。じゃあ、早速、私好みにしつけていこうかな…♪」
 と、途端に妖しい目つきになってベッドに上がってくるメミー。
「まずはこれ…♪」
 と、彼女が言うと同時に、マジックのようにポンっと出てきた猫じゃらし。
 それを見せびらかすように彩花の顔の上に漂わせながら念を込めると、

 パシュッ…!

「きゃッ…!」
 目に見えない空気の刃に襲われ、彩花の着ていた服は瞬く間に切り裂かれていった。
「アハハ♪可愛い…♪」
 と微笑むメミーの目に映る彩花の下着姿。
「くっ…!」
 晒されたそのスタイルと美脚。
 そして一気に肌色の面積が増えたところで、早速、手にした猫じゃらしの先端を彩花の細い首筋にあてがい、小刻みに動かすと、
「んっ、くっ…ちょ、ちょっと…や、やめてッ…んんッ…」
 くすぐったそうに身をよじる彩花だが、動くのは左右に逃げる首と胴体の浮き沈みだけ。
 その嫌がる反応を見て、
「ほら、もっと逃げてぇ…♪たくさん、こしょこしょしてあげるからねぇ…♪」
 と、ご満悦のメミー。
 巧みな操作で首筋に続いて耳たぶも嬲り、そして綺麗な腋の下まで標的に。
「あっ、あっ…♪そ、そこやだぁッ…!んんッ…くすぐったいッ…!」
 と訴える彩花だが、その悩ましげな声を聞かせることによってメミーはさらに楽しそう。
 なおも彩花のスラリとしたボディラインに毛先を這わせ、丹念になぞっていくメミー。
 そして、猫じゃらしを可愛らしいへその穴に突き立て、ドリルのようにクリクリ回すと、
「ふぁぁッ…♪」
 ひとくわ反応が大きくなるや、メミーは意地悪な目になって、
「ふふっ♪感じるところ、見っけ…♪おへそが性感帯なんだぁ…?」
「な、何を言って…!やんっ…!うぅッ…!」
 そのあどけない顔立ちから突然、「性感帯」という単語を用いての指摘に、赤面と同時に、分かりやすく動揺する彩花。
「へぇ…じゃあ、ここは重点的にしてあげるね♪」
 と、その言葉の通り、他の箇所よりも時間をかけ、ネチネチと責められるへそ。
 メミーが巧みに扱う猫じゃらしによって、
「あっ、あっ、あっ…♪」
 小刻みな嬌声で細い腰を上下左右に揺らす彩花は、たちまち、その美肌を汗で光らせ始め、それを見て、
「ねぇ、暑い?そんなに汗かいて…どうする?下着も脱いじゃう?」
「やぁッ…ぬ、脱がないッ!脱ぐワケないでしょッ!や、やめてってばぁッ…!」
 あえて問いかけることで煽る羞恥心。
 そして、
「いいじゃん。女同士なんだから…♪じゃあ、行くよ?えいッ♪」
 と、再び念を込め、空気の刃を飛ばしたメミー。
「やぁッ…!」
 彩花の肌は一切傷つけず、身体を護る布だけをバラバラに切り裂く神業。
 そして肌色の面積がほぼ十割に達するとともに、
「わぁ、すごぉい…♪いい身体してる…♪」
 と、とうとう露わになった美乳とキレイに逆三角形に処理されたアンダーヘアに目を丸くするメミー。
 その舐め回すような品定めの視線にさらに赤面し、
「か、返してッ…服、返してよぉ…!」
「えー?返せって言われても、もうないし…」
 と笑い、そして、
「じゃあ…これでいい?隠せそうなの、これぐらいしかないや…♪」
 と、カードサイズに切り刻まれて飛び散った服の破片をいくつか拾い、それを彩花の両乳首と陰毛の上にそっと置く。
 乳首は何とか完全に隠せた。…が、下の方は、性器こそ隠せたものの、陰毛が左右からはみ出てむしろ滑稽だ。
 そして再び猫じゃらしを手に、
「このへんも弱そうだよねぇ…♪」
 と、次は彩花の内ももを狙うメミー。
 ファサファサと毛先が触れるのに合わせ、
「あっ、あっ…♪あぁっ…♪」
「ふふっ…やっぱりここも弱いんだぁ…♪」
 彩花の好反応に笑みが絶えないメミー。
 そして、反応して身体を揺することで、
「あー、何やってんのぉ?せっかく隠してあげたのにぃ…」
 と、左右の乳首と上に置いた服の破片が乳房を滑り落ち、置き直すメミー。
「自分で返してって言ったくせに…それとも、あまのじゃくで本当は見せたいの?」
「ち、違うッ…やぁっ…く、くすぐらないでぇ…!」
 その後も、くすぐり責めが続き、何度も破片を落とした彩花。
 そして次第に、
「ねぇねぇ…だんだん、おっぱいの上に置けなくなってきたんだけどぉ?置いてもすぐ落ちちゃう…♪」
 と、クスクス笑うメミー。
 落ちる理由は簡単…乳首が突起してきて平坦でなくなったからだ。
 メミーからも、
「乳首、最初からこんなにツンツンしてたっけぇ?」
 と、指摘され、押し黙るしかなくなる彩花。
 しかも、さらに恥ずかしいのは、
「おっぱいの上のはすぐに落ちるのに、こっちのは全然落ちないね♪まるで糊(のり)でもついてるみたいだけど…私、そんなのつけてたかなぁ…?」
 メミーの言う通り、股間に置かれた破片は全く落ちない。
 それはつまり、接着する粘液のようなものが内部から出ていることを暗に指摘されているようなもの…。
 そして、それらのことを結論づけるように、
「ねぇ。こちょこちょされて感じちゃってるの?」
 赤面したまま押し黙った彩花の顔を覗き込んで問うメミーに対し、
「…ち、違う…」
 と、逃げるように目を逸らしてボソボソ返すのが精一杯の彩花。
 そんな苦しい反論に、
「ふーん…じゃあ、何でだろ?何で乳首がこんなに勃っててぇ…♪」

 クリクリ…♪

「はぅぅッ…♪」
 そっと伸ばされたメミーの指で突起した乳首を摘ままれた彩花。
 メミーはさらに言葉を続け、
「何でここは貼りついて落ちないのかなぁ?」

 スリスリ…スリスリ…♪

「あぁぁッ…♪」
 貼りついた服の破片の上から指でなぞる股ぐら。
 その指圧によって、たちまちメミー自身が指先に確かな湿り気を覚え、
「ほらぁ…めっちゃ濡れてるよ?音、聞かせてあげよっか?」
 と、その指圧を少し強くして擦ると、

 ぬちゃ…ぬちゃ…♪

「い、嫌ぁ…!あんっ、あんっ…♪」
 そしてメミーは、
「やぁ、指にヌルヌルついちゃったぁ…♪もぉ…♪」
 と、その指を彩花の唇へ持っていって、
「私の指を汚した罰ね。自分のなんだから舐めてキレイにしてっ♪」
 自身の愛液がついた指を押しつけられ、
「んっ…い、嫌ッ…!やぁッ…!」
 唇を閉ざし、首を振って逃げる彩花だが、空いているもう一方の手で乳首を弄られ、
「はうぅッ♪」
 と反応して口が緩んだ瞬間に、
「はい、舐めて♪」
 と口内に押し込まれてしまった。…が、すかさず、
「…痛ッ!」
 さすがにそれは時期尚早…歯を立てられ、突っ込んだ指を慌てて指を抜き取ってムッとするメミー。
「くっ…よくもやったわね…!せっかく優しくしてあげてんのに、つけあがって…!」
 と憤り、そして、
「もぉ、怒ったッ!今した事、すぐに後悔させてやるんだからッ!」
 と、激おこプンプン丸モードに入ったメミー。
「お返しよッ!」
 と、湧出した愛液で貼りついた服を破片を剥がされ、割れ目を直に擦りあげられると、たまらず、
「あんっ、あんっ、あんっ…♪」
 と悶えだす彩花。
 さらにメミーは、その小柄な身体で覆い被さり、美乳を鷲掴み。
 そして指を噛まれた仕返しに、先端の突起に歯を立てると、
「ひぃぃッ♪」
 メミーを乗せたまま、腹筋と背筋だけで身体を上下させて悶絶する彩花。
 なおも歯に挟んだまま首を上げて引っ張り、
「ほら、ごめんなさいは?飼い主様に生意気なことしてごめんなさいは?」
 と謝罪を強要。
 もちろん応じる筈がない。…が、応じないばっかりに、さらに首を横振りにされて折檻される乳首。
 そんな中で、
「ちょっと、すごいよ?こっち…めちゃくちゃ濡れてるんだけど」
 と割れ目から愛液が止まらないことを指摘し、
「こんなに濡れてたら、思いがけず指が入っちゃったりするかも…こうやって…♪」

 ぐじゅっ…♪

「あぅぅッ♪」
 思いがけず…と言いつつ、明らかに押し込まれたメミーの指。
 そして、
「ほら、聞こえる?このさっきよりも大きい音っ♪」
 と言いながら中をほじくれば、

 ぐちゅっ、ぐちゅっ…♪

 と言い逃れの出来ない濁音が室内に響き渡る。
「あんっ、あんっ…♪」
 抑えられない声…脚を閉じようにも両足首につけられた見えない重石のせいで全く動かせない。
 そして、それまで仕返しとして歯を立てていた乳首も次第にペロペロと舐める優しい愛撫へと変わり、
「ふふっ…♪もうビンビンだよ?乳首…♪中もすごく熱いし、めっちゃ締まってきた…♪」
 また笑顔が戻ったメミー。
 そして、その、悪の一味とは思えない柔和な笑みで、
「いい顔してる…もしかしてイキそう?イキそうなの?」
「ち、違うッ…あぁあッ♪」
 必死にした否定をすぐさま自分で否定する上ずった嬌声。
 そのままスッと口を寄せた耳元で、
「いいよ。イッて…♪イクところ見せて…♪」
 と囁かれ、膣内に突っ込んだ指と乳首を舐める舌遣いを揃って激しくされた彩花は、
「あぁぁッ♪い、嫌ッ!嫌ぁぁッ!ひゃうぅッ…♪」

 ビクビク…ビクビク…♪

「はぅ…はぅ…♪」
 左右の内ももを震わせ、途端に息が乱れる彩花。
 口にこそしなかったものの、イッたことは明らか…。
 そして絶頂の余韻に飲まれる彩花の顔をまじまじと見つめ、
「ふふっ…可愛い…♪」
 と微笑むメミーは、その笑みを徐々に意地悪な笑みに変えて、

「ねぇ…まさか一回で終わりだと思ってないよねぇ…?今の可愛い顔、たくさん見せてもらうからねっ…♪」

 …そして、その言葉通り、その後、何回もイカされた彩花。
 指でも…舌でも…そして振動する玩具でも…。
 最初の数回は意地を見せて唇を噛んでいた彩花も、次第に意識が朦朧としてきて、中盤からは普通に、
「あぁっ、イ、イクっ…!ダメぇっ、イクぅぅッ…!」
 と絶頂目前であることを隠さず口にするようになっていったし、さらに回数が重ねると、その声色に甘さも加わって、
「んはぁぁッ♪イ、イッちゃぅ…♪またイッちゃうからぁッ…♪ひゃはぁッ…♪」
 気付けば左右とも唾液まみれにされてテカテカに光る乳首。
 あとはそのヌルヌルを潤滑油に指先でこねくり回し、乾いてきたら再びテカりを取り戻すまで舐め回して…の繰り返し。
 膣内で彩花が感じるポイントも見つけたし、そこに触れると悦ぶ声を出すようにもなってきた。
 これで、しつけの初歩…ファーストステップはひとまずクリアといっていいだろう。 
 そして…。

 ……

 それから一週間後。
 今後の侵攻作戦の会議を終え、自分の部屋に戻ったメミー。
 扉を開けるとともに、チリンチリンと首輪についた鈴の音を鳴らし、ぺたぺたと四つん這いで寄ってくる彩花。
 それはまるで主人の帰宅とともに玄関に駆け寄ってくる室内犬そのもの。
 そんな彩花の頭を撫でながら、
「よしよし…♪いい子にしてた?」
 と聞き、そして二言目には、
「じゃあ、落としてないか確認ね。はい、おすわり♪」
 その声とともに美脚を折り曲げ、M字開脚で大胆に股を晒す彩花。
 すると、その股間には、なんとペニス…!
 …いや、違う。
 なんと、双頭ディルドーの片方をずっぽりと膣で咥え込んでいた。
 そこで再度、
「私が戻ってくるまで落とさなかった?ちゃんと締めつけて入れっぱなしにしてた?」
 と聞くと、彩花は、うんうんと頷き、そして物欲しげな目で、
「メ、メミー様…♪ください…ご褒美ください…♪」
「もぉ…欲しがりさんね…♪」
 と肩をすくめながらもご満悦の表情で、ロリファッションのコスチュームを脱いでいくメミー。
 小柄ながら少しむちっとして肉付き上々の白い肌が露わになるにつれ、本物の犬みたく、 
「ハァ…ハァ…♪」
 と舌を出し、その後の展開を心待ちにしている彩花。
 そして、そんなペットが見守る前で全裸になったメミー。
 その真っ白なロリ微乳もそそるが、彼女の裸で一番、注目が集まるのは、やはり股間だろう。
 その幼児体型に倣ったように、黒のアクセントが一本も見当たらない完全なパイパン…。
 それを晒したまま、ドカッとソファーに腰掛け、彩花を鏡映しにしたようにメミーもM字開脚になると、
「じゃあ、始めて…♪まずは私をしっかり興奮させてね…♪」
 その指示とともに、割れ目に咥えているディルドーに手を伸ばし、ウナギの掴み取りのようにその疑似男根を掴み、ズポズポと抜き挿しを始めた彩花。
「あっ、あっ…♪あぁっ…♪」
 と声を漏らす様を見つめるメミー。
 実際は自らの膣めがけてピストンしているのだが、双頭ディルドーであるがゆえ、見ようによっては彩花が実はふたなりで、その股に生えているイチモツをセンズリしているようにも見える。



 そして、そんな彩花の痴態を見ているうちに、
「はぁ…はぁ…♪」
 と、だんだん息が荒くなっていくメミー。
 脚を開いたまま、背もたれに身を預け、凝視する目もとろんとしてきると、やがて、右手を無毛の股ぐらへ持っていき、スリスリと摩擦。
 彩花の声に続いて、
「んっ、んっ…♪」
 とメミーの声も漏れ出す室内。
 性興奮を誘うためにディルドー自慰を見せつける彩花と、それに触発されて自慰を始めたメミーによる相互オナニータイム。
 徐々に滑りが良くなるスクラッチマンズリを続けながら、
「…ねぇ。もっと激しくしてみて…男に犯されてるぐらいの速さで…」
 とリクエストすれば、彩花はそれに従い、抜き挿しの速度をペースアップ。
「あッ、あッ、あッ…ヤ、ヤバぃぃぃッ♪」
 メミーの要望通り、絶倫の男に滅多刺しにされているぐらいのスピードで自身の膣を責めたて、そのまま、
「あっ、イ、イクっ…!イキますぅぅッ!」
 と絶叫する彩花だが、あと一歩というところで、
「ダメっ…!」
 と言ってウインクで念を飛ばしたメミー。
 すると、それまで夢中でピストンしていた手が止まり、そのまま一旦、潮が引くまで金縛りにされ、イケずじまい…。
 そして金縛りを解かれ、少し悔しそうな顔をする彩花に、
「なに?その顔…飼い主の私がまだイッてないのにペットが先にイケるワケないでしょ?」
 と叱って、
「ほら、もう一回しなさい。今度はグルグル円を描いて中を掻き回すように使ってるところが見たいな…♪」
 と“オカズの味変”をリクエスト。
 これにもペットらしく従順に応える彩花。
 先にイキそうになるたびに金縛りで止められながら、自身の痴態をオカズとして提供する。
 次第にメミーの手つきも加速し、とろけ始めた膣に指を突っ込み、そして微乳を鷲掴みにしてもみくちゃに。
「あっ、あっ…♪んんっ…♪あぁっ…♪」
 と、悪の幹部とは思えない可愛い声で喘ぎ、そして、
「あっ…イ、イクっ…!んんッ…♪」んんッ…♪」
 立てた膝をぷるぷる震わせ、彩花から羨望の眼差しを向けられながら果てたメミー。
 そして、少しの間、絶頂の余韻を楽しんだところで、しつけ通り、ヨタヨタと寄ってきてメミーの股に顔を埋め、オーガズムを極めたパイパンマンコをピチャピチャと舐めてキレイにする彩花。
「んっ…そ、そう…♪上手ッ…♪あんっ…♪」
 と、それでもしっかり感じて悦楽に浸るメミーだが、ほどよいところで、
「…よし。いいわよ、顔を上げて」
 と声をかけ、そして、
「じゃあ、ご褒美あげる…♪おいで…♪」
 と手招きをすると、いよいよ目を輝かせ、双頭ディルドーを下の口に頬張ったまま、メミーの前で立ち上がった彩花。
 いざ目の前で来ると、改めて、スタイル抜群のプロポーション…。
 そんな中、唯一の違和感は股間に生えたシリコン製の疑似男根。
 そしてメミーが、
「私の目を見なさい…それっ♪」
 と何やら新たな念を送ったのをキッカケに、その真下を向いて垂れ下がっていた疑似男根を掴んで折り曲げ、まさに男性器という角度にする彩花。
 そして、M字開脚でソファーに腰掛けるメミーにゆっくりと身を寄せていき、その疑似男根をメミーのパイパンマンコにあてがう。
 ぬちゃっ…と、触れた瞬間、お互い、
「あっ…♪」
「んんっ…♪」
 と身を震わせて硬直…。
 挿入を待ちわびるメミーと、彼女の妖術によって、たった今、その疑似男根に神経を開通させてもらった彩花。
 ズリズリと擦りつけてアイドリングをし、そして、ぃざ、挿入。

 ぐじゅっ…♪

「ひゃあぁぁッ♪」
「く、くぅぅッ…♪」
 挿れられるオンナ側の快感で声を上げたメミーと、ここ数日ですっかり虜になってしまった挿れるオトコ側の快感を噛みしめる彩花。
 メミーのホカホカした膣肉の感触に腰が震えながらも、なおもゆっくりと奥まで挿入を続けると、やがて行き止まりに到達。
 そして、それを教えるように、ぎゅっ…と膣肉が絡みついてきて締め上げられたのが合図。
「さぁ、動きなさい…♪盛りのついたサルみたいに腰を振って私を気持ちよくさせるのよッ!」
「は、はいぃ…!んっ、くっ…!あっ、あぁぁッ♪んぎゃぁぁッ…!」
 飼い主の指示通り、最初からトップスピードでピストンを始め、その顔に似合わない獣のような雄叫びを上げる彩花。



 神経が繋がった男根経由の快感はもちろん、使っているのが双頭ディルドーゆえ、メミーの膣に押し込んだ反動で自身の体内も抉れる…ただでさえ声が出るものを、こうして男女の快感を同時に味わったあかつきには誰だってこんな振り切れた声を上げるに決まっている。
 そんな彩花を、
「ほら、もっとッ!もっとッ!もっとって言ってるでしょッ!」
 と叱咤し、グッと自身の方に抱き寄せるメミー。
 その抱き寄せられたのが高本彩花だと認識できたのはここまで…。
 たちまち、
「おぉっ♪おぉッ♪おぉッ♪」
 と、狂ったような声を上げ、夢中で腰を振りだしたメミーのペット。
「おぉッ♪ぎ、ぎもぢぃぃッ…!あぁッ…イ、イグぅぅッ…!精子出るッ…!マンコでもイグぅぅッ…!」
 と絶叫の末、一回の絶頂で二度おいしく、想像射精と膣イキを同時に堪能。
 そして、その取り憑かれたような腰遣いでメミーのことも何度もイカせながら、今宵も快楽トリップが始まったそのペット。
 こうなるともう精根尽き果てて失神するまで終わらないし、その頃にはメミーの性欲もキレイさっぱり発散されているという算段。
 そして最後は、
(やっぱり私って見る目があるみたい…♪最高のペットだわ…♪)
 と自画自賛のメミー。
 これが、ヒナタベース随一の「美容番長」の成れの果てだ。


(おわり)

鰹のたたき(塩) ( 2024/03/31(日) 01:42 )