episode-8_2 【ANOTHER】捕らわれた富田鈴花の末路
「…くっ…くっ…!」
悔しそうな顔でもがく鈴花。
陽世とともに入れられた牢から一足先に連れ出され、移された場所はヒラガーナに与する悪の科学者、Dr.アモンの研究室。
そこで、着々と手足を拘束具に留められ、不本意なM字開脚拘束にされてしまった鈴花。
その左右には白衣を纏った科学班のガーナ兵が風神雷神のように対で立ち、そしてこの部屋の出入口の前にはフタをするように仁王立ちのグラスホッパー。
出入口はその一箇所のみで、仮に拘束を脱したとしても、牢に入れられた際にヒナタパープルに変身するのに必要なヒナタブレスを没収されてしまった鈴花にとって、この戦闘力が低そうなガーナ兵たちは倒せても、あそこに立ち塞がるグラスホッパーを生身の状態で突破するのは難しいだろう。
変身できない…仲間に通信も出来ない…牢に残る陽世も心配だが、それ以前に当の自分が拘束されて動けない…情勢はかなりまずい。
そして正面、大きな一枚ガラスを挟んだ向こうの部屋にのそのそと現れたアモン。
それはまるで研究室と無菌室のような構図で、アモンの声も肉声では全く聞こえず、天井のスピーカーから聞こえる。
そのスピーカーから、
「さて…気分はどうかね?ヒナタパープル、富田鈴花くん」
「さ、最悪よ…早くこれを外しなさいッ!」
と、ガラスの向こうのアモンを睨みつけ、繋がれた手足をガチャガチャと揺する鈴花。
するとアモンは、安全圏にいることもあって余裕で、
「確かにそうやって動きを制限するのは私としても心苦しいことだが、まだ外すワケにはいかん。君には、これから、我々の仲間へと生まれ変わるための改造手術を受けてもらう。それが無事に終われば、その後は船内を自由に動いてもらって結構だ。記憶も全て書き換え、我々、ヒラガーナの一員となっている筈だから」
「ふ、ふざけないでッ…!お前たちの仲間になるなんて、まっぴらごめん!改造手術なんてされてたまるかッ!」
と憤り、なおも手足を揺する鈴花だが、残念ながら、その程度で外れるようなヤワな拘束具ではない。
そしてアモンが、
「君の意思などどうでもよい。では、手術を始める」
と宣言し、その声と同時に、左右のガーナ兵がアモンの指示を待つ姿勢を取る。
まず最初に、
「ストリップ光線、用意!」
とスピーカーから声が飛び、それを受けて、何やら光線銃を構えるガーナ兵。
(ス、ストリップ光線…って、なに…?)
聞き馴染みのない名称の光線だが、逃げ場のない鈴花は、銃口が自身に向けられた瞬間、
(う、撃たれるッ…!)
瞬時に死を覚悟した鈴花だが、実際に照射された光線に殺傷能力は無かった。…が、そのかわりに、
「なッ…!」
なんと、光線を当てられたライダースーツが、まるで繊維が溶けていくように、みるみる消滅していくではないか。
その光線を、あくまでも指示の一環として、黙って事務的に隅々に照射していくガーナ兵たち。
たちまち土まみれだったライダースーツは消滅…なおも光線の照射は継続し、次は下に着ているインナーシャツが標的に。
音もなく、まるでCG加工の消しゴムのように消えていく衣服…。
そして、とうとう、一度も触れられることなく下着姿にされてしまった鈴花。
土にまみれたライダースーツで女性ながら男らしかった見た目から一変、肉付きの良い白い肌を晒され、たまらず、
「くっ…!」
少し赤くなった顔で唇を噛む鈴花に、スピーカーから、
「ほぅ…これはなかなか意外性の詰まった身体をしている…♪」
多くは語らずとも、鈴花の秘めたナイスバディ…中でも特に、おそらくは胸の大きさに対する感嘆に違いない声が流れる。
それが肉声ではなく、スピーカー越しというのが妙に恥ずかしい。
そして、いよいよ銃口は、その隠れ巨乳を護るブラに向く。
「くっ…や、やめろッ…撃つなッ…!
と懸命に声で制する鈴花だが、たとえ彼女が負けなしの女子プロレスラーであろうと…はたまた眼光鋭い女捜査官であろうとも…はたまた今すぐにでも手を出してきそうな好戦的な女ヤンキーであったとしても、M字開脚で拘束されて身動きの取れなくなった女など臆するに値しない。
鈴花の制止も虚しく、ストリップ光線を左右から照射され、みるみる剥がれていく隠れ蓑…。
現れたのは豊満な乳房。
それを境に、
「くっ…み、見るなッ…!見ないでッ…!」
と、それまで見せていた気の強さが一気に衰え、急激に赤面して顔を背けた鈴花。
そして残るはパンティのみ…。
流れ的にも、次はいよいよそこだというのは鈴花自身も予想できるが、それをどうにかして妨害する術(すべ)が何ひとつとして無い。
何も足しにもならないが、せいぜい、その折った膝を揺する程度…。
そして、とうとう股間めがけ、一斉に照射されるストリップ光線。
奇しくも最後は、2本の光線が同じところへ集まり、その瞬間、パンティの生地が消え去り、鈴花が性別上、女性であることを示す決定的な証拠と、その上の、意外にしっかりと手入れが行き届いたアンダーヘアのお目見え。
そこでもまた、スピーカー越しに、
「ほぉ…上に続いて下も…素晴らしいギャップの持ち主だ…♪」
それはつまり『脱いだらすごい』と言われるタイプの裸だということか。
そんな評価を宿敵のヒラガーナに、それも初老の科学者にされ、消え去りたいぐらいの羞恥を受ける鈴花。
黙っていては耐えられない…どうにかして注目を逸らそうとしてか、
「ち、ちくしょうッ…は、離せッ…離せ、このぉッ…!」
と再び手足を暴れさせる鈴花。
そんなことをしても、その遠心力で自慢の乳房がぷるぷると弾み、そして逆だった陰毛がそよぐだけなのに…。
そして、
「フフフ…この期に及んでも活きが良い。見込みがありそうなのは結構だが、少々、活きが良すぎる。それはそれで困るのだよ」
と不敵に話したアモンの声と同時に、左右のガーナ兵たちが光線銃を置き、何やら別の機材に手を伸ばし始めた。
(…!)
次に彼らが手にしたのは、天井から太いコードで垂れ下がる先端にお椀のような半球体がついたような謎の機械。
それを左右それぞれ一機ずつ、コードを伸ばして手元まで下ろしてきて構えると、それを鈴花の露わにされた豊満な乳房に被せ始めたガーナ兵たち。
ひんやりとした冷たさで一瞬ビクッと震えた鈴花は、怪訝そうな表情で、
「くっ…な、何をする気…!」
「なに…痛みや苦しみではないから安心したまえ。では…ドレインマシーン起動!」
と、ガラスの向こうのアモンが台の上のスイッチを押すと、突然、両乳房に被せた半球体のカップから、
ギュゥゥン…!
と音が響き、それと同時に天井から垂れるコードが脈打ち、それに合わせて、
「んっ…!くっ…あぁッ…!んんッ…!」
と、鈴花が、全裸でM字開脚状態のまま身体を震わせ、悶え始めた
アモンの言った通り、苦痛はない。…が、ではなぜ、声が漏れてしまうのか。
それは、まるで“体内から何かが”吸い出されていくような不思議な感覚によって意図せずに出てしまう声…そして、その吸い出されていく“何か”がエネルギーであることに気付くのに、そう時間はかからなかった。
「うっ、あぁぁッ…!あぁっ…ち、力が…抜けていく…!」
「フフフ…ご名答。それは、標的のエネルギーを吸い上げ、傷をつけることなく弱らせる機械なのだよ」
と、ガラス一枚を隔てて数メートル先にいるにもかかわらず、肉声ではなくアナウンスで解説されるのが癇に障る。
なおも、
ギュゥゥン…ギュィィン…ギュゥゥン…
等間隔の唸りとともに、ドクドクと脈打つコード。
よりによって、その豊満な乳房から吸い上げていく戦士のエネルギー。
吸引開始とともに真空状態になったドレインカップは、ガーナ兵たちが手を離しても鈴花の乳房に吸いついたまま。
悶絶して身体を揺すっても落ちず、どんどん吸い上げていく。
やがて、
「フフフ…少しは残しておかないと、全て吸い上げて死なせてしまうとせっかくの適材がオジャンになってしまうので、ひとまずこのへんで」
というアモンの声とともにドレインマシーンが停止し、吸引終了。
「はぁ…はぁ…」
と、わずか1分足らずで気丈な振る舞いが一転、息絶え絶えになり、額に一気に汗が噴き出した鈴花。
さっきまで拘束具ごと揺すっていた手足も、もはや動かす気力を失い、すっかり上気して息を乱したその表情は、まるで性行為を終えた後のよう…素っ裸だから尚更だ。
そして、ガラス越しのアモンの目の合図で、カップを取り外すガーナ兵たち。
…カポッ♪
と音を立てて離れていくと、鈴花の乳房には真ん丸の吸引痕が見事に残っていた。
さらに、アナウンスで、
「フフフ…このマシーン、かつては君の先輩にあたる面々を弱らせる際にも使ったことがある。加藤史帆、高本彩花、斉藤京子に東村芽依…不思議なもので、全員、今の君みたいな悩ましい悶え方をし、そして、なぜか吸引後は揃いも揃って乳首を勃起させていたが…どうやら君も例外ではないようだな」
その指摘通り、鈴花も、乳房の中心に鎮座する2つの突起が見事に肥大していた。
真空状態で受ける吸引の刺激がそうさせるのだろうか。
「これでもう、さっきみたく暴れることは出来まい。では、次はボディチェックだ」
(ボ、ボディ…チェック…?)
意識朦朧としながら、かすかに聞こえた声を脳内で復唱する鈴花。
ふいに左右のガーナ兵の手が伸びてきて、鈴花の身体をあちこち撫で回し始めた。
最初は腕や脚、お腹をさすっていたのが、次第に腋や内もも、アンダーヘアの茂みの中へと移っていくにつれ、
「…んっ、くっ…んんっ…」
彼らにとってはチェックという名目の触診のつもりだろうが、無抵抗となった身体に対するそのソフトな手つきは、どちらかというと愛撫に近い。
たちまち、エネルギーを吸われて疲弊しながらもモゾモゾと動きだす鈴花の身体。
次第に声も出始め、
「あっ、あっ…♪んんっ…♪あぁッ…♪」
と普段のお調子者キャラとは別人の、少し上ずった可愛らしい声色。
そして、とうとう、ガーナ兵たちの手が鈴花の左右の乳房を大胆に揉み始めると、
「あぁんッ…♪んっ、くっ…うぅぅッ♪」
まんまと見つかり、もみくちゃにされる鈴花の隠れ巨乳。
しかも手を伸ばすガーナ兵たちは、ひと揉みごとに握力を加減し、時に強く、時に優しく…と巧みに緩急を使い、しかもそれを左右のコンビネーションでやってくる。
これについてアモンは、
「弱点と思わしきところは改造手術に伴って強化しておく必要があるからね。いわばこれはベースとなる君の身体の弱点探しをしているのだよ」
と説明するが、果たして本当にそうだろうか…?
どう見ても性行為の前の前戯としか思えない。
その証拠に、次第に胸は片方のガーナ兵が両手を使って独占し、追いやられたガーナ兵の手は、鈴花の剥き出しとなった性器へと移っていく。
そこで、まずは軽く、指先でひと撫で。
「んんッ…♪」
それだけでビクッと反応した鈴花に対し、ガーナ兵はその手を上に掲げ、振り返ってガラスの向こうのアモンにアピール。
すると、
「ほぅ…指先に愛液が付着した。意外に濡れやすい体質のようだね」
そのアナウンス室内に響き渡った瞬間、
「う、うるさいッ…こ、こんなことして何の意味が…!んんっ…ああぁッ…♪」
精一杯の反論…再度、気丈に振る舞おうとした鈴花だが、再びガーナ兵の指が陰部に戻り、今度はズリズリと摩擦を始めたせいで強制キャンセル。
「んっ、くっ…うぅッ…あぁッ!んんッ♪」
「おや?今、一瞬、声が大きくなったな。おい、右のキミ。今のところを、もう一度、触ってみてくれ」
心得たとばかりに、鈴花の好反応を引き出した箇所…クリトリスに再び触れるガーナ兵の指。
指先で転がされるのに合わせて、
「あんッ…♪あんッ…♪」
「もう少し反応が見たい。しばらく続けたまえ」
と、相変わらず、いちいちアナウンスで飛ぶ指示が憎たらしい。
そして負けじと、巨乳をまさぐっていた方のガーナ兵も、ツンツンに突起した乳首に標的を変え、巧みな指遣いで責めたてる。
たちまち、
「あっ、あっ…ま、待ってッ…んんッ♪あぁッ♪」
こんな状況にもかかわらず、みるみる震度が増していく鈴花の身体。
このガーナ兵たち…思いのほか、巧みな手つきを有している。
そして、この、ボディチェックと称された上下責めによって、とうとう、
(あっ、ダ、ダメっ…ヤバいっ…イ、イク…!こんなところで…こんなヤツらの指でイッちゃうッ…!あぁっ、イクっ!はうぅッ…♪)
M字開脚で拘束されたまま、ビクビクと跳ね上がった鈴花の身体。
ガラス越しにその様子を眺めながら、ご満悦のアモン。
その目には明らかな愉悦…やはりチェックとは名ばかりの快楽処刑であることを暗に示していた。
そしてアモンは、
「ん?今、どうなった?見ていなかったから、もう一回だ」
と指示を飛ばし、間髪いれずにガーナ兵たちの愛撫が再開。
一度オーガズムに達したことで、より敏感になった鈴花の身体が耐えきれる筈もなく、
「あっ、あっ…♪ま、待ってッ…んあぁッ♪」
M字開脚のまま悶絶、絶叫する鈴花。
さらにアモンは、
「おい、キミ。指を挿れて、中に弱点らしき場所がないかどうか調べてみてくれ。」
そんな淡々とした指示で、それまで表面を触っていたガーナ兵が突き立てた指を膣穴にあてがう。
その指先が触れただけで、
「くっ…い、嫌ッ…あぁぁッ♪」
ズブズブと鈴花の中に埋まっていく指。
皮肉にも、よく濡れているので、痛みもなく根元までスムーズに収まった。
そして、その指を中で「く」の字に曲げられると、
「はうぅッ♪」
飛び上がるような反応を見せた後で、即、我に返り、
(ま、まずいッ…!)
と唇を噛む鈴花。
すると案の定、
「ふむ…明らかに反応が大きくなった。今の場所をもう一度、今度は少し長めに刺激してくれ」
と指示が飛び、ねちっこく責め苦を与えられる。
ヘタに声を上げたり、反応してしまうと付け入られる…これ以上の増長を防ぐには味気なく無言で耐え忍ぶ以外に手段はなく、それ自体も今の鈴花には不可能に近い。
体内でウネウネと動く指に合わせて、
「あっ、あっ…ダメっ…!ぬ、抜いてッ…あぁッ♪」
どう堪えても声が出てしまうその場所…Gスポットを責められて悶絶する鈴花。
拘束されたM字の脚にもますます力が入り、そして再び、
(くっ…ダ、ダメっ…イ、イクっ…またイクぅッ!ひゃぅぅッ♪)
二度目の屈辱的絶頂…。
しかも今度は、
「…おや?今、何か汁のようなものが飛んだ気が…?おい、キミ。もう一度してみてくれ」
ガラスの向こうからでも、鈴花の雨だれ程度の潮吹きイキを見逃さなかったアモン。
休む間も与えられず、継続して刺激されるGスポット。
それと同時進行で摘まみあげて転がされる乳首の刺激も、鈴花の身体に灯った官能の火に薪を焚べるという意味では充分なアクセント。
「んっ、んんっ…♪あぁぁッ♪んんっ…♪」
出したくないのに出てしまう声。
ガーナ兵も、一度イカせたポイントをしっかり記憶していて、そこを重点的に責めてくる。
そして、
「あぁぁぁッ♪ダメぇっ…ひぃぃぃッ♪…イ、イク…んんッ♪あぁぁッ…♪」
喘ぎ声の隙間の小声ではあったが、とうとう声に出して言ってしまった絶頂宣言。
それと同時に、今度はさっきよりもさらに見えやすく、
ピュッ、ピュッ…♪
と股の間から勢いよく撒き散らしたイキ潮。
それに対し、
「まただ。また何か出たぞ。それが必ず出るものかを調べるからまだ続けてくれたまえ」
と命じるアモン。
その後も、長々と続いたM字開脚での上下同時責め…抑えたい筈の喘ぎ声は抑えるどころか室内に響き渡り、潮を噴いて絶頂を極める姿を何度も露呈した鈴花。
突っ込まれた指の隙間からとろっとろに粘っこい愛液の小川が流れ、その間もずっと弄られていた乳首は、ひなあられぐらいの大きさになっていた。
そしてやっと膣から指が抜き取られると、
「くっ…うぅっ…」
汗だくの首筋にへばりつく髪。
色白だった肌も上気してすっかり桜色で、ぐったりとして目も虚ろ…その負け顔をのせいで、一気に漂う敗北感。
そしてアモンが、
「…よし。一旦、休憩としよう。幸い、君の仲間たちはあれだけ人数がいながら、的外れなところを探しているらしい。つまり、まだまだ時間はたっぷりあるということだ…♪」
……
少しの休憩の後、拘束の形を変えられた鈴花。
今度はテーブルのような台の上で仰向けで大の字、もちろん全裸のまま。
そして、
「少しは休めたかね?では、ボティチェックを再開しよう」
というスピーカーからの声とともに、再び寄ってくるガーナ兵たち。
天井に向いた顔の上にかざされたその手には、ぞれぞれ、どう見ても男性器を彷彿とさせる張り型が握られていた。
「━━━」
それを視界に捉え、何とも言えない表情をする鈴花に、
「その張り型は圧力測定器になっている。次はこれを使って、何点か、君の身体のデータに取らせてもらうよ。まずは…」
「んぐッ!」
突然、無理やり口の中に押し込まれたその張り型。
そしてガーナ兵が、その張り型を抜き挿しすれば、
ジュポ、ジュポ…♪
と、形が形だけに、強制フェラ…いわばイラマチオを強いられる鈴花。
拘束されているせいで手で払うことも出来ず、真上から挿さってくるので吐き出すことも出来ない。
「んごッ…んごぉッ…!」
と眉をひそめ苦悶の表情を浮かべていると、ふと、張り型から音が鳴り、それと同時に、
「ふむふむ…」
と聞こえるアモンの声。
どうやら測定器の計測内容がガラスの向こうのアモンの手元のモニターに映し出されているようで、それを記録している模様。
そして張り型が抜き取られると同時に、
「いい数値だ。男から『クチでするの上手だね』と言われないかね?」
「くっ…!」
何ともゲスいコメントをアナウンスで流され、意味を察して少し赤面する鈴花。
そして次の計測は、ようやく先ほどの吸引痕が消えてきた豊満乳房。
さっきは口に押し込んだ張り型を今度は谷間に転がされ、そしてガーナ兵の手で左右から乳肉を寄せられる。
むぎゅっ…♪
「んッ…!」
もはや乳肉に触れられただけでも小さく反応してしまった鈴花だが、ガーナ兵は構わずに、むぎゅっ、むぎゅっ…と、そのハリのある乳房を寄せて張り型を圧迫。
この張り方がもし実物の肉棒であれば、今、鈴花がさせられていることは『パイズリ』という技だ。
そして、それを何度か繰り返せぱ、さっき同様、張り型から計測完了の音が鳴り、再び、
「ほぅ…これも素晴らしい。まるで全身性器ではないか」
「だ、黙れ…!くっ…!」
いちいち癇に障るアモンのコメントに苛立つ鈴花。
そして、口、胸…と来れば、いよいよ次は下半身…。
それを察し、
「くっ…くっ…」
と少しは回復した体力を使って繋がれた手足を揺すって抵抗する鈴花だが、まったくの無意味。
そして、そんな鈴花に対し、
「転生すれば性別という概念がなくなる。その豊満なバストは萎み、性器も退化していく。…つまり、君が女性がいられる時間はあとわずかというワケだ。そんな君に、せめてもの手向けとして、この最後の測定の間だけは女性として過ごすがいい」
そう言ったアモンの言葉に対し、
(ど、どういう意味…?)
彼の言った言葉の意味が、一瞬、理解できなかった鈴花。…だが、すぐに、言葉ではなく視覚を通してその意味を理解することになる。
(なっ…!)
口…そして胸の谷間と使用された測定機能付きの張り型。
それに固定バンドを通して股間に装着するガーナ兵。
やがて装着が完了したその姿は、まさにイチモツを固くした男性そのもの…。
そして、その佇まいで大きく開かれた鈴花の脚の間へ移動するとともに、
「い、嫌ッ…!やめてッ…!嫌ぁぁッ…!」
何が行われるかを察し、声を大きくする鈴花だが、それも無意味。
そこに、
「安心したまえ。潤滑油を使ってやるから痛くはない筈だ。いや、何ならその潤滑油の成分は女性にとって媚薬同然…転生を前に、最後の快楽を与えてやろう!噛みしめるがいい!」
その言葉とともに、ガーナ兵の手にした瓶から垂らされたヒラガーナ特製の潤滑油。
それが張り型をテカテカにコーティングしたと同時に、早速、
ぐじゅっ…!
「あぁぁんッ♪」
無造作な挿入から、とうとう始まった疑似セックス。
開始早々、ムチムチした鈴花の太ももを抱え込むようにして自らの身体に引き寄せるガーナ兵。
それによって張り型が、一気に奥まで突き挿さり、
「あぁぁッ♪そ、そこダメぇぇッ…♪」
と絶叫する鈴花に対し、スピーカーからは、
「そら、もっと締まる筈だ!締めてみろ!」
と、もはや指示ではなく野次が飛ぶ。
計測というテイでズポズポとピストンが始まれば、拘束された鈴花が出来ることは、せいぜい可愛い声で鳴くのみ。
「あんっ、あんっ、あんっ…♪」
ほんの数時間前まで男勝りのライディングを見せていた女性ライダーの末路。
さらにアモンが、
「おい、キミ!もっとしっかりアシストしたまえ!
と檄を飛ばせば、胸を触っていたガーナ兵は、ゆっくりと身を屈め、舌を出して鈴花の乳首に這わせる。
「ふぁぁぁッ♪」
生温かい舌で胸の突起をねぶられ、さらに声が上ずった鈴花。
それと同時に、
「フフフ…私の手元のモニターに数字が出ているぞ。けっこうキツめなんだな、キミのアソコは」
「う、うるさぁいッ…あっ、んんっ…♪ぬ、抜きなさいよッ…抜きなさいよ、これぇッ…!」
と訴える鈴花の声など無視されて終わり。
それよりも着々と腰遣いを加速させていくガーナ兵。
その光景は、まさにセックスそのもので、たちまち、
「あぁぁッ♪イ、イクっ…またイッちゃうッ…!」
ビクビク…♪ビクビク…♪
絶頂に達し、小刻みに震えた鈴花の身体。
するとアモンが、
「おぉ!すごい数値が出たぞ…!やはり果てる瞬間が最も締まるようだ!」
心なしか楽しそうなマッドサイエンティスト。
その後も抜かずの追撃エンドレスピストンで何回もイカされた鈴花。
そのイッた回数分、果てた瞬間の膣圧は全て記録されている。
それが右肩上がりなのは、徐々に媚薬成分が効いてきた証拠。
徐々に火照りだす膣に対し、終わらない計測…やがて鈴花は、
「あっ、あっ…も、もぉ許してッ…もぉ無理ッ!お、おかしくなるっ…は、早くっ…早く転生させてぇぇッ…!」
と、富田鈴花としての人生の終焉を自ら懇願。…が、しかし。
その懇願に対し、アモンから返ってきたアナウンスは、なんと…。
「いや、まだだ。あと一つ、まだ締まりを計測していない穴があるではないか。手術を進めるのは、そこの計測が終わってからだ」
その言葉とともに、ようやく膣から引っこ抜かれたディルドー。…だが、すぐに、その少し下…鈴花の肛門に移動し、あてがう先端。
すると鈴花は一気に青ざめて、
「やぁっ!ま、待ってッ!そこはダメっ…!そっちではした事ないからぁッ!」
「ほぅ…なるほど、初めてか。では、いい数値が期待できるということだな。…安心しろ。潤滑油を足せぱ痛みはない」
と潤滑油を追加を命じ、それを受けて再び、ディルドーをテカテカにしたガーナ兵。
そして、
「嫌ッ!嫌ぁぁぁッ!」
と絶叫する鈴花を無視して、ひと思いに貫いた鈴花の初アナル。
あとは、その肉付きの良いデカ尻を引き寄せ、同じようにピストンを打ち込んで締まりを計測するのみ…。
こうして、転生直前に与えられた初めての尻穴を含む二穴陵辱…。
そして、それから数時間後、その快感を冥土の土産に転生し、殺人ライダー部隊の一員へと生まれ変わった鈴花は、細部にドクロをあしらった専用マシンを与えられ、指揮を執るメミーに、
「さぁ、行きなさい。そのマシンを逃げ惑う人間どもの血で真っ赤に染め上げるのよ。断末魔の叫びをBGMにして走り回ってきなさい!」
と命じられ、一言、
「イエッサー…!」
と返事をしてアクセルを噴かし、現れた次元の扉から勢いよく外界へと飛び出していった鈴花。
正義の謳う紫色の戦士は、もう二度と現れない…。
(おわり)