<オムニバス> 大人気イメクラ店「slope」突撃リポート













































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指名→「高本彩花さん」
サプライズサービス feat 愛妻・史帆 -生殺しラリー-
 背後からの史帆の視線が気になる中、彩花のリモートワーク講座が始まった。
「まず、ここにアクセスして…で、次に、ここを…」
 と、身を乗り出して教えてくれる彩花。
 マウスやキーボードを触るたびに、不自然に開いたブラウスの胸元からチラチラと眩しい素肌が覗く。



(おぉ…やべぇ…たまらん…)
 と鼻を下を伸ばしていたが、ふいに、

 ドスッ…!ドスッ…!

 と、背後で物騒な音がしたので、おそるおそる振り返ると、キッチンで包丁を握る史帆が、まるで不満をぶつけるように力任せに野菜を切っていた。
(お、おっかねぇよ…)
 と思って肝を冷やしていると、すかさず、
「ねぇ、聞いてる?」
「えっ、あっ…すいません…」
「もぉっ…ちゃんと聞いといてよ?」
 と、呆れた様子の彩花。
 気を抜くヒマのない殺伐とした空気。
 そして、そんな気まずい空気の助け舟か、それともさらに混沌とさせる気か、また彩花のケータイが鳴った。
「…課長からだ。ちょっとごめんね」
 と、また中断して席を立ち、一旦、廊下に出ていく彩花。
 そして、それと入れ替わりにスタスタと寄ってくる史帆の気配…。
 甘える要素はすっかり消え、まるで倦怠期の夫婦のように、一言、
「晩御飯どうすんの?」
 と投げやりに聞く史帆。
「ば、晩御飯…?た、食べるよ。もちろん…先輩が帰ったら食べる…」
 何か、これまでのイケナイ関係を全て見透かされているような気がして終始ぎこちない蔵夫。
 それだけかと思いきや、史帆は続けて、
「何かさぁ…二人の座る距離、近くない?」
「えっ…ち、近い?そ、そうかなぁ?」
「だってさ、後ろから見てたらこんな感じだよ?」
 と、実際に隣に座ってくる史帆。
 腕を組むように身体をくっつけて、
「ほら、これぐらい」
「い、いや…そんなに近くないよ…」
「絶っっっ対ウソ!身体、普通に触れてるよね?」
「ふ、触れてないってば…!」
「はぁ〜…そっかぁ、やっぱり蔵夫は私なんかよりあの人の方がいいんだぁ…」
 と、ネガティブモードに突入する史帆。
「な、なに言ってんだよ…そんなワケないだろ…」
 と言うしかない蔵夫に、
「じゃあ、私が一番…?」
「あ、当たり前だろ…史帆が一番だよ…」
「ホント?ホントに?」
「あぁ、ホントだよ…」
「やったー、嬉しいー♪やだー、照れるー♪うふふ…♪」
 と頬を染める史帆に、
(コイツ、情緒どうなってんだよ…)
 とツッコミたくなる。
 それで機嫌を直してくれたはいいが、直したら直したで、
「ね〜え…♪」
「な、何だよ…?」
「…♪」
 何も言わず、笑みを浮かべながら唇を突き出す史帆。
「わ、分かったよ…」
 と、唇を重ねてやると、史帆は蔵夫の背中に手を回し、さっきよりも一段と濃いキスをしてくる。

 ズッ、チュッ…♪ズッ、チュッ…♪

 と激しい音が立ち、その音に紛れて股間をさすってくる。
 さすがにそこまでは心構えをしてなくて、
「んっ…ちょ、ちょっと…!史帆…!」
 戸惑う蔵夫を無視して、ズボンの上からスリスリと竿を撫でる史帆。
 当然、ムクムクと元気になる。
 口を離すと、史帆は、すっかりとろけた目で、
「ねぇ、蔵夫…♪おっぱい触って…?」
「ま、待てよ…先輩が戻ってきたらどうすんだよ…」
「触って…?ねぇ…ほら…♪」
 と、胸を張るようにして目の前に突き出された蔵夫は、言われるがまま、エプロンの上から手の平を添える。
 そして、その添えた指を曲げて、触れた膨らみをゆっくり揉むと、それだけで
「んんっ♪」
 と、いい反応をする史帆。
「ねぇ、もっと♪」
 と求めてくるが、蔵夫としては廊下の方も気にしないといけないからヒヤヒヤで、全然、集中できない。
 そんなせわしなさをよそに、
「ねぇ、直接…♪」
 と、下に着たニットをエプロンごと捲り上げる史帆。
「バ、バカ…やめろよ!下ろせよ、早く…!下ろせ…あっ…」
 捲り上げた瞬間は慌てた。が、いざ史帆の白い肌が見えると蔵夫は言葉を失った。
 捲り上げると同時に飛び出したのは少し小ぶりな胸の膨らみと、色白の肌に映えるピンク色の突起…そう、まさかのノーブラだった。



「えへへ…今夜のエッチが楽しみすぎて、さっき、フライングで外しちゃった♪」
(…ごくっ…)
 突然、目の前に現れた真っ白な美乳に、驚きとともに目を奪われる蔵夫。
 そんな彼の手を取り、 
「ねぇ。直接触ってよ、ほら。…あんっ♪」
 と、自ら誘導して声を上げる史帆。
 柔らかい、そして、妙に温かい。
 揉むたびに先端の突起が手の平に擦れる。
 最初はぷにぷにしていたのが、みるみる固くなり、まるで手の平の中にパチンコ玉を忍ばせているようだ。
 無意識に揉みしだく手は動かしつつも、
「ヤ、ヤバいよ!ヤバいって…!」
 と慌てる蔵夫。
 そんな焦りをフイにするように、
「あぁん♪そう、上手ぅ…♪んひぃっ♪」
 と、いつ彩花が戻ってくるか分からないスリルもお構いなしに、胸だけでも敏感に喘ぐ史帆。
「あんっ♪んんっ♪」
「バ、バカ…声がでかいって…!」
 慌てて史帆の口に手で蓋をする蔵夫だが、当の史帆は、そんな蓋などあっさり振り払って、
「ねぇ、吸って!そのまま乳首も吸ってぇッ♪ほらぁッ!」
「んぷっ…!」
 抱き締めるように頭を抱えられ、白い胸に押しつけられる蔵夫。
 本能で突っ走っているからか、すごい力だ。
 その力に押されて観念したように口元にある突起に吸いつく蔵夫。
「きゃはぁッ♪」
 と声は可愛いが反応はダイナミック。
 社交ダンスのように背中を反らせて悦ぶ史帆。
 チュパ、チュパ…と吸う音に合わせて、
「ひ、ひぃっ♪蔵夫〜♪」
 と、たまらないような表情をする。…が、やはり蔵夫はまだ夢中にはなれない。
 史帆の桃色勃起乳首を吸いながらも絶えず耳を澄ましている。
「…はい…はい、かしこまりました。今晩中に仕上げて、明日の会議までにはお持ちします。はい…はい、お疲れ様です〜。失礼します〜」
 と、廊下の方から聞こえる彩花の話し声から察するに、どうやら電話も終わりかけ。
「お、おい!やべえっ…!」
 と、慌てて史帆の乳首から口を離し、シャッターを閉じるかのごとく、喘ぐ史帆をよそに捲り上げたニットとエプロンを強引に引き下ろす。
「えー、終わりー?」
 と膨れっ面の史帆に、
「い、いいから戻って!早く…!」
 と史帆の背中を押すも間に合わず、彩花がリビングに戻ってきた。
(げっ…!)
 彩花は、話し終えたスマホを胸ポケットにしまうと、
「あら、奥さん…?」
 と、さっきまでキッチンにいた史帆がいつの間にか蔵夫の真横にいることに不思議な様子。
(あちゃ〜…)
 と思っている蔵夫を尻目に、
「いやぁ、せっかくだから私もちょっと聞いておこうかと思って」
 と言い出す史帆。
(な、何でだよ…!関係ないだろ…)
 と思ったが、彩花も彩花で、
「分かりました。じゃあ、蔵夫くん。続けよっか」
 と、あっさり容認。
 再び彩花がソファーに腰かけると、蔵夫を挟んだサンドイッチの完成。
 さすがに三人が横並びに座ると少し窮屈。
 窮屈とは、すなわち、身体が密着した状態だ。
 そんな中で、
「えっと…どこまで話してたっけ?…そうだ、ここをこうして…」
 とモゾモゾ動く彩花。
 心なしか、ブラウスの胸元がさっきよりさらに開いている気がする。が、今度は見れない。
 反対側に史帆がいて、彩花が教える動作よりも明らかに蔵夫の目線を監視しているからだ。
 それでもチラチラ視界の隅に入る胸チラに気が散り、少し目移りしただけで、すかさず、

 ギュッ…!

「い、痛てぇっ…!」
 見えないところで脇腹をつねる史帆。
「…ん、どうしたの?」
「い、いや…何も…」
 不思議そうに目をやる彩花を誤魔化し、画面に集中する。…も、また至近距離の胸チラが気になる。
 これも演出だからか、彩花の方もどんどん大胆になり、しまいには、だらんと重力で下がった乳肉がハッキリ確認できるほどに。
 そして、史帆の警告つねりに邪魔されながらも、そこにピンク色の突起が見えて蔵夫はハッとする。
(ノ、ノーブラ…!)
 なんと、彩花も下着を着けていないではないか。
 慌てて目線を戻すと、脇腹の痛みはなくなった。が、次はそっちが気になりすぎて、雑念のせいで彩花の説明が全く頭に入ってこない。
「ここをクリックしたらこの画面になるから、ここをこうして…」
「ほぇー、なるほどー」
 と、なぜか蔵夫ではなく史帆が返事をする始末。
 そんな生殺し状態に困惑する蔵夫だが、ふと、
(…何か臭うな…)
 と、鼻に異臭を感じた。
 気のせいか?…いや、気のせいではない。
 たまらず、
「なぁ、史帆…何か焦げ臭くないか…?」
 と言うと、史帆は、
「あ、いけなーい!お鍋、火にかけてるの忘れてたっ!」
 と飛び上がるように立ち上がり、キッチンに戻る史帆。
「わっ、わっ…ヤバっ、やっちゃったぁ…!真っ黒だぁ…!」
 と、一人でパニックの史帆。
「おいおい、大丈夫か?」
 演出と分かりつつ、見かねて立ち上がろうとした蔵夫だが、その肩に彩花が顔を寄せ、
「え〜…行っちゃうのぉ…?寂しいなぁ…♪」
 と、セクシーな小声で囁く。
 思わず固まる蔵夫に、
「ずっと見たそうにしてたよね?ここ…♪」
 と、無防備な谷間を見せつける彩花は、同時に、蔵夫の股間を手の平でさすり、
「ふふっ…奥さんが真横にいたのに、こんなに大きくしちゃって…♪」
 と微笑む。
 股間の隆起は、さっきの史帆とのカラミからずっとだが、何にせよ、彩花の胸チラが気になっていたのは事実。
「呼ばれるまで座っててよ…」
 と耳元で囁いた彩花は、史帆が離れたのをいいことに、蔵夫のズボンのチャックを下ろし、緩んだ隙間から一気にパンツの中に手を突っ込んできた。
 ギュッ…♪と掴まれる肉棒。
「んっ…!」
「ふふっ♪もうめちゃくちゃ固いじゃん…あれぇ?先っぽ、何かヌルヌルしてるけどぉ?」
 と、竿を握りつつ、親指だけを巧みに亀頭に這わせ、ねっとりした囁きを続ける彩花。
 肩にファサファサと触れる彩花の髪。
 香水と入り交じるオンナのニオイが鼻をつくと、それはまるで麻酔のように蔵夫の頭をぼんやりとさせ、思考能力を停止させる。
 そんな状態の時に、
「ねぇ、もう一回キスしよ…?」
 と耳元で息を吹きかけながら囁かれれば、断ることなど出来る筈がない。
「んっ…んっ…」

 チュッ…♪チュッ…♪

 とうとう妻と“同じ空間で”禁断のキス。
「うわー、悲惨だー!こないだコンロ周り、綺麗にしたところなのにー!」
 と一人でパニクっている史帆を尻目に、ネチョネチョと舌を絡ませる二人。
 キスをしながら、右手でパンツ内手コキ、そして左手で蔵夫の手を掴んで自身の胸へと誘導する彩花。



「いいよ、好きにして…♪」
 と囁かれた蔵夫は、彼女の意のままに操られる夢遊病者のように、彩花の胸をブラウス越しに鷲掴み、そのまま揉みしだく。
 ノーブラ特有の指が食い込む柔らかさ。
「んっ、んんっ…♪」
 と上がる声は、幸運にも史帆の慌ただしい掃除の音でかき消される。
(ダ、ダメだ…理性がもたん…!)
 リビングに背を向けた史帆の背後で、至福のイチャイチャタイム。
「ほら、見たかったんでしょ?これが…♪」
 と、ブラウスのボタンを一つ外せば、ポロリとこぼれ出た彩花の美乳。
 半勃ちの乳首がたまらなくいやらしい。
「ねぇ、直に触ってよ…♪」
 と願ってもない囁きに、もはや操り人形状態。
 むにゅっ、むにゅっ…と力強く揉めば、
「あんっ♪そんないきなり強くしちゃヤーダ…♪最初は優しくして…?」
 と甘える彩花。
 ここまでしても史帆に気付かれる様子はまだない。
 現実では、まぁ、ありえないが、演出だからこそ味わえるギリギリのスリル。
 密着しながら可愛らしい声を上げていた彩花が、ふと、
「…ねぇ、見て?」
 と囁くので目線を下ろすと、いつの間にかズボンとパンツを下ろされ、既にイチモツが露出していた。
 夢中すぎて、いつ下ろされたら分からなかった。
 そして何やらキラキラ光る亀頭を人差し指一本でグリグリこねくり回す彩花。
「うっ…うぅっ…♪」
 むず痒い快楽に、思わずソファーにめり込んで仰け反る蔵夫に、
「ほら、こんなにネバネバ…♪」
 と、指先についた我慢汁を伸ばして見せる彩花。
 それを二度、三度と繰り返し、
「…ねぇ、どうしてほしい?」
 と聞いてくる彩花。
 もちろん答えは一つ。
「…な、舐めてほしい…です…」
 と情けない声色で上司にねだる蔵夫。
「へぇ〜…舐めてほしいんだぁ…♪」
 とニコニコの彩花は心得たというように、その小顔を蔵夫の視界からフェードアウトさせ、股間へ向かう。
 窮屈そうな前屈みで、蔵夫のすっかりギンギンになったカウパーまみれのイチモツに辿り着き、まずは亀頭を軽くひと舐め。

 ペロンっ…♪

「おぅッ…!」
 と思わず声を上げてしまった蔵夫。
(ヤ、ヤベぇ…ヤベぇって、こんな展開…脳みそが溶けそうだ…)
 このまま彩花にフェラをされて心地よく…と期待した蔵夫だが、残念…そうはいかない。
「ねぇ、蔵夫ー!ちょっと助けてー!」
 と、ふいにキッチンから聞こえた史帆の声。
 それと同時にスッと舌を引く彩花。
 身体を起こすと、再び耳元で、
「…残念、呼ばれちゃったね…まだ、お・あ・ず・け♪」
 と意地悪な笑みを浮かべる。
 どうやらスリリングな生殺しラリーはまだもう少し続くらしい…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/02/04(金) 10:44 )