<オムニバス> 大人気イメクラ店「slope」突撃リポート













































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指名→「東村芽依ちゃん」
→体験します (初回指名)
 部屋に入った俺は、なかなか緊張が解けずにいた。
 それもその筈…つい調子に乗って、かなりマニアックな注文をしてしまったからだ。
(あんなリクエスト、本当に聞いてもらえるのかな…?)
 という不安もあるし、何より、この特異な性癖をフロントや準備しているイメクラ嬢にどう思われるか、それが気になって仕方がない。
(今頃、裏でドン引きされてるんだろうな…)
 も思いつつ、「遊びに来た客が自分の嗜好を告げて何が悪い!」という気もして、胸中は複雑だ。
 そこから、けっこう待たされた。
 それだけ担当のイメクラ嬢が気持ちを作るのに時間がかかっているということか。
 そして、ようやく、部屋の戸が、コンコン…とノックされた。
 いや、ノックというよりも、指の骨で小突いたような音だ。
「どうぞ〜」
 と言っても返事がなく、待っていても一向に入ってこない。
 仕方なく蔵夫が自ら立ち上がって部屋の戸を開けると、そこにいたのは全身、猫のコスプレをした可愛らしい女性。
「にゃ、にゃ〜…♪」
 顔を真っ赤にしながら猫の手をして鳴きマネをするその女、東村芽依。



(おぉ…すげぇ…♪)
 思わず感嘆とする蔵夫。
 彼がリクエストしたのは「猫娘」ではなく、なんと、動物としての「猫」。
 愛猫家が高じてのこととはいえ、まさか、こんな馬鹿げた注文が通るとは…。
「おー、よしよし。さぁ、おいで〜」
 と、頭を撫でながら手招きをすると、鈴のついた首輪に『メイ』と書かれたタグをつけたその愛猫は、ちゃんと四つん這いで部屋に入ってきた。
 戸を閉じている間に、メイは、ソファーに飛び乗り、身体を丸める。
 カチューシャでつけた頭の上の猫耳に、毛をあしらったタンクトップ、シッポ付きのショートパンツ、モフモフのレッグウォーマー。
 その出来るかぎり猫に寄せた扮装もさることながら、衣装の隙間に覗く人間体、東村芽依自身の白くて引き締まった素肌が眩しくてそそる。
 メイを追うように俺もソファーに戻ると、テーブルの上にあったリモコンでテレビをつけた。
 適当にチャンネルを回し、目の前の大画面に目をやる。
 そこにスッと体勢を入れ替えて寄ってくる愛猫メイ。
「にゃ〜…」
 俺の太ももの上に顔を擦りつけ、クンクン鼻を鳴らして匂いを嗅いでいたかと思うと、突然、爪を立てて引っ掻く。
「コ、コラ…痛いだろ…」
 制するように頭を押さえつけると、メイは、
「ふにゃぁ…♪」
 と、潰れるようにソファーに埋もれた。
 その後も、テレビを見ている俺に構ってほしそうに足元をウロウロしたり、持ち前の運動神経でひょいとソファーの背もたれに乗ってみたり、猫という難しい役をしっかり演じる芽依。
 ただ、ここは猫カフェではなく、あくまでもイメクラ。
「メイ、おいで」
 と手招きをして膝の上に座らせたメイを後ろから抱きしめ、さりげなく胸に手を伸ばすと、
「…んっ…」
 一瞬、小さく息を漏らすも、主人と同様、テレビに目をやったままのメイ。
 なおも胸を揉んでやると、
「んっ…んっ…」
「あれ?どうした、メイ?何やら猫らしからぬ声が…♪」
 と肩越しに覗き込んで意地悪な目をして囁くと、すかさず、
「にゃ、にゃ〜…」
 とキャラを入れ直す芽依。
 猫になりきりつつも、白い頬を赤く染め、恥じらう表情が何とも可愛らしい。
 俺は、左右の人差し指を立てると、猫ブラの上から、ここだと思うところをツンツンとつついた。
「んっ…!にゃっ、あんっ…!」
 ブラに隠れた先端の突起を探られ、芽依とメイの混合した声が上げる。
「んー?どうした、メイ?」
 ニヤニヤしながら、さらに続けているうちに、だんだんブラ越しでも分かるほどの存在感を示してくる二つの突起。
 そこをさらに重点的につついてやると、たまらず、
「んっ、あっ、あっ…♪ひ、ひぃっ…♪」
 と、八割がた、芽依としての嬌声が漏れる。
 さらに俺は、
「ホント可愛いなぁ、メイは…♪」
 と、揺れる髪を掻き上げ、猫耳ではなく人間の耳の方に息を吹きかけ、さらに高めてやる。
「ひゃん…♪うぅっ…んっ…!」
「さっきからやけに色っぽい反応をする猫だなぁ」
「にゃ、にや〜…あんっ、んんっ♪」
 脇腹をなぞると、ピクッと震えて、反射的に膝から飛び降りようとするメイ。
 それを、
「おっと、逃げるな」
 と捕まえ、
「何で逃げるんだ?スキンシップじゃないか」
「ひ、ひぃっ…♪」
 どうやら、くすぐりに弱いらしい。…好都合だ。
「さぁ、メイ。毛繕いを手伝ってやるぞ」
 と言って脇腹や内もも、膝小僧などに指を這わす俺に、
「にゃ、にゃぁっ♪ふにゃぁ♪」
 と鳴いて応えるメイ。
 時折、
「んっ…あ、あかん…そこ、あかん…!」
 と素の声が漏れるが、それは無視。
 あくまでも愛猫として接し、スキンシップを図る。
「よし、次はこっちへ来い」
 と、次は、ソファーの上で四つん這いにさせ、ビキニについたシッポを掴む俺。



 そのシッポの先端で無防備なビキニの股から尻の間をなぞってやると、
「んっ、んっ…♪」
「ハハハ。どうだ、メイ?気持ちよさそうにしてるじゃないか」
「にゃ、にゃぁっ…♪」
 自分のシッポを、まるで猫じゃらしのように扱われ、ピクピク震えるメイ。
 やがてメイの股ぐらが静かに湿り気を帯びてくると、
「なんだ、メイ?発情したのか?」
 と、刺激を与えるモノをシッポから指へシフト。
 ズリズリと股を擦ってやると、
「あぁっ、んんっ…き、気持ちいいっ…」
「ん?何だって?今、明らかに人間の言葉を発したように聞こえたが…?」
「にゃっ、にゃぁぁ…♪にゃぁぁ…♪」
 必死にキャラを守りつつ、人間としても確実に高まっていく芽依。
「どれどれ…」
 と四つん這いから仰向けに体勢を変え、メイの股ぐらに顔を埋める蔵夫。
 ひょいと猫ビキニをズラし、ビキニが携える毛とは違う漆黒の毛が生え揃う股間にペロペロと舌を押しつけてやると、さすがにメイは、
「あぁっ、んんっ、ヤ、ヤバい…ヤバいぃっ♪」
 と、人間に戻って悶絶。
 ジタバタする脚を押さえつけ、潤う割れ目を、そして包皮に守られた小さな豆をさらに舌で刺激してやれば、やがて、
「にゃぁっ…にゃぁっ!ふにゃぁぁっ♪」
 と高い声で鳴き、だらしなく大股を開いてピクピクと腰を跳ね上げるメイ。
 引き締まったふくらはぎが痙攣し、頬を真っ赤にして絶頂に達した雌猫。
 その姿を見て蔵夫の股間もムクムクと起き上がり、臨戦態勢に入る。
 さすがに猫には任せられず、ズボンとパンツを自分で下ろしながら、
「さぁ、メイ。ミルクの時間だよ♪」
 と、隆起したイチモツを鼻先に突きつける蔵夫。
 余韻に浸っていたメイも、それに気付くやいなや、首を伸ばしてペロペロと舐め始める。
 なかなか心地いい舌遣い。
 猫らしく舐め技を主体にしつつも、欲張ってグッと押しつければちゃんと素直に咥えてくれる臨機応変な対応には非の打ち所がなく、首を動かすたびに首輪の鈴が鳴るのも微笑ましい。
 さらにメイは、ミルク欲しさに睾丸を猫の手でマッサージし始めた。
(き、気持ちいい…!)
 時間が経つにつれ、だんだん本当に愛猫に見えてくる不思議。
 やがて、夢中で咥えるメイに、
「んっ、くっ…だ、出すよっ…!」
 と言って、勢いよく抜き取り、その口元めがけてミルクを発射。
 つい反射的に、
「あっつッ…!」
 と漏らした芽依だが、すぐさま猫に戻り、下顎に浴びせられたミルクを猫の手で掬い、それを美味しそうに舐めとる。
「おいしい?」
 と聞くと、メイは、
「にゃぁっ♪」
 と頷き、盛りがついたように身をくねらせた。
 再び四つん這いになって、挑発をするように突き出した尻。
 垂れるシッポの下に、いやらしく滲む楕円形のシミがしっかりと確認できる。
 そこを、
「ほらっ…ほらっ…」
 と、からかうような手つきでなぞってやると、
「んっ、あぁっ…んんっ♪」
 と、尻を震わせて悶えるメイ。
 チラッと振り返る表情は、いかにも物欲しげ…。
 その表情と期待に応え、密着し、ビキニをズラして濡れた割れ目に萎えないイチモツをあてがう蔵夫。
「行くぞ、芽依…!」
 この声は、愛猫の『メイ』ではなく人間の『芽依』に向けて。
「うん、来て…」
 と小さく呟いた芽依の体内に勢いよく打ち込んだ熱い杭。
 その瞬間、
「んあぁっ…!」
 と天を仰ぎ、身体を反らせた芽依。



 ややキツめの膣圧と、打ちつけるたびに反発する尻肉。
 ピストンに合わせて、
「やぁっ♪あぁっ、んんっ、はぁっ…♪」
 と声を上げる芽依は、ソファーの生地をグッと握りしめ、快楽に浸る。
 その快楽をさらに高めようと、ちょうどいいところにあるシッポを手に取り、グッと伸ばす蔵夫。
 ブラを捲り上げ、芽依の脇腹を通したシッポの先っちょのモフモフしたところで乳首をかすめてやれば、
「んひぃっ♪そ、それあかんってぇ…きゃはぁッ♪」
「ほら、どうだ?自分のシッポで責められるのは?」
「ひ、ひぃっ…き、気持ちいいっ…んっ、あっ、あっ…♪」
「それは人間の反応だろ?猫だったら、どんな反応するんだ?」
「え…にゃ、にゃぁっ♪にゃぁぁ…♪」
 芽依からメイにキャラを変えた瞬間、ピストンを速めてやれば、
「あっ、んんっ…にゃぁっ♪にゃぁぁーッ♪にゃんっ♪にゃんっ♪」
「ハハハ!いいぞ、可愛いぞ!最高だ!」
 特異な性癖を見事に満たしてくれる疑似獣姦に笑いが止まらない蔵夫。
「さぁ、メイ(芽依)!次のミルクはどこに欲しい?」
 と聞くと、彼女は、人間と猫、半々で、
「にゃ、にゃか…♪にゃかァっ!」
 と叫ぶ。
「そうか、中に欲しいか!分かった、たっぷり飲ませてやるぞぉ!」
 嬉々とした目でメイの身体に見舞う串刺しピストン。
 ジタバタする脚が、本当に猫のようだ。
 そして…。
「くっ…あっ、イ、イクっ!イクぞ、メイっ!うぁぁぁっ…!」
「にゃぁッ♪にゃぁぁッ♪んにゃぁぁあっ…♪」

 ドピュッ…♪ドピュッ…♪

 雄叫びを上げるメイの中にたっぷりと注いだおかわりミルク。
 出しきったのを確認してゆっくり抜き取れば、間髪いれずにとろとろと漏れ出て太ももを伝う。
 それをソファーの上に振り撒きながら頭の位置を変えたメイ。
 二発目を出して脈打つイチモツをペロペロと舐め、猫にしてもらうお掃除フェラでプレイを堪能した蔵夫。

 他のイメクラでは断られるマニアックな注文にも対応可能な優良店。
 どうりで人気が出るワケだ。
 そして…。

 ……

「ありがとうございましたぁ〜」
 プレイ後のアフタートーク。
「ごめんね?難しいシチュエーション頼んで」
 と気遣う蔵夫に対し、謙遜せずに、
「ホンマ難しかったぁ。あんなん初めてした」
 と言うところを見ると、かなり頑張って演じてくれたようだ。
 申し訳ない気持ちでいっぱいだが、最後に、
「でも楽しかった。猫、好きやし。えへへ…♪」
 と無邪気な笑顔を見せてくれたのが救いか。
 最後は、
「次に来る時はちゃんと“東村芽依ちゃん”として指名するよ」
 と約束して店を出た蔵夫。
 次回お願いするシチュエーションは、女子高生か、CAか、はたまたチャイナドレスか…。
 いろいろ迷った蔵夫だが、大通りに出る頃には、結局、
(なんだかんだ、猫が一番似合うような…)
 という答えに落ち着いてしまった。


(つづく?)

鰹のたたき(塩) ( 2022/03/11(金) 01:56 )