欅共和国外伝 女王陥落物語 ― 悪魔の襲来 ―










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第二部 小池美波の陥落物語
3.隠されていたデメリット
「あ、あなたの…オ、オチンポに…お口で…ご、ご奉仕させてください…」

 悔しさと葛藤の滲む表情で仕方なく口にしたフェラ奉仕の志願。
 こうして言わざるをえないように仕向けておきながら、いざ美波が口にすると、
「ククク…そうか!そんなに俺のムスコに奉仕がしたいか!そこまで言うのなら仕方ないな!」
 と上機嫌な鮫島。
 だが、だからといって拘束を解いてくれるワケではなさそう。
「志半ばで逃げられるのはもうこりごりなんでな」
 と、過去に上村莉菜、そしてリーダーの菅井友香を、ともに陥落まで秒読みのところまで追い詰めたところで邪魔が入り、我が物にする寸前でまんまと取り逃したことを今でも悔いている模様。
 よって、拘束を解かず、そのかわりにスルスルと美波の手を吊り上げるロープの長さを調節し、両手首を固めたまま、ひざまずけるようにして、
「これで舐めれるだろ?もっとも、手が使えないから本当に口だけでする奉仕になるがな」
 と言い、続けて、
「お前に弄ばれた奴隷たちいわく、相当フェラが得意らしいじゃないか?連続抜きも寸止めもお手の物なんだって?だったら口だけでも余裕だろ?」
「くっ…!」
 そういう風に言われると少し恥ずかしい。
 確かにこんな可愛らしい顔をしながらフェラにはわりと自信がある美波。
 奴隷たちを並べ、端から順に許しを請うまでフェラ抜き拷問にかけたこともあるほどだが、それはあくまで娯楽として。
 女尊男卑の国にいる以上、男を嬲ることが主で、へりくだって男に奉仕をしたことはない。
 鮫島の口にした、
「さぁ!普段はドSな小池美波女王様がプライドを捨てて行う奉仕フェラ…堪能させてもらおうじゃないか!」
 という発言が全てだ。
(お、覚えとけよ。コイツ、ホンマ…)
 あくまでも、両胸と股間に蓋をする石膏…これを溶かすための妥協であり、いずれ形勢逆転したあかつきには、精巣が枯渇して機能不全になるまで虐め抜いて使い物にならなくしてやる。
 そして、干からびたところで極太ペニスバンドでアナルを掘ってやる。
 そして、この鼻につく高飛車な態度が一変し、ヒィヒィ言いながらメスイキする様を生中継で国内に放送し、死にたくなるぐらいの辱めを与えて精神崩壊させてやる。…そう心に強く決めた上で、仕方なくひざまずく美波。
「よしよし、いい子だ…♪」
 と、その目の前に腰を突き出し、ニヤニヤしながらズボンを下ろす鮫島。
 現れたボクサーパンツの股間に出来たテントは既に天井も高く、怨敵ながら立派なもの…。
 美波も、思わず、ごくっ…と息を呑むサイズで、つい、
(媚薬でおかしくされた身体にこんなん挿れられたら…そら、ゆいぽんや理佐が言いなりにされたのも納得してまうわ…)
 などと考えてしまい、すぐに、
(アカン、アカン…なに考えてんねん、私…)
 と自戒。
 そして、そこから少しの間、膠着…。
 先に痺れを切らした美波が、視線を上げ、
「な、何してんねん…するって言うてんねんから早よ脱いでぇや…」
 と文句を言うと、鮫島の方こそ、何を言うかという顔で、
「奉仕する側が脱がせるのが筋だろ?」
「だ、だって…そんなん、手が使われへんねんから無理やんかっ!」
 と固められたままの両手首を揺すって抗議する美波だが、鮫島は笑って、
「口が使えるだろうが。えぇ?」
「くっ…!」
 なるほど、そういうことか…と唇を噛む美波だが、
「ア、アンタ…ホンマ性格悪いな…」
 と非難するも、この身体の疼きには代えられず、従う他ない。
 屈辱にぷるぷると頬を震わせ、頭上で笑う悪魔に睨みの視線…メンチを切りながら、ゆっくり、パン食い競走のパンを取るようにボクサーパンツのゴムを掴みにいく美波。
 一回、二回と失敗したが、三回目でやっと、歯で掴むことに成功。
 そしてそれを噛んだまま、首をゆっくり下へ下げる。が、案外うまく脱がせられない。
 理由は簡単…中に潜む巨根が引っかかって邪魔をしているからだ。
 それを、
「何をしている?さっさとしてくれよ」
「わ、分かってるわ…うるさいから黙っといてっ…くっ…くっ…」
 四苦八苦し、手が使えないことの不便さを痛感しながらも、どうにか引っかかりを乗り越え、ようやく口に噛んだパンツを膝まで下ろすことに成功した。
(よ、よし…ひとまず…)
 口を離し、視線を上げると、そこには思わず声を上げそうになるカリデカの巨根がそそり勃っていた。
 それを顔の前に突きつけ、
「ククク…さぁ、自慢のフェラテクで気持ちよくしてくれよ。一回ヌクごとに一ヶ所、石膏を剥がしてやる。つまり、全ての石膏を剥がすには、口だけで三回ヌク必要があるぞ」
 と勝手に作ったルールを意気揚々と説明する鮫島。
(さ、三回…)
 同じ技で続けざまに三回となるとなかなかの高難易度…自慢のフェラテクを余すことなく出し切るしかないが、美波は、
(上等や…!やったるわ…!)
 と覚悟を決め、早速その巨根に頬擦りをし、まずは小さな口から出した舌でチロチロと竿を先端に向かって舐めあげた。
 器用に動かす舌で絡みつくようにして唾液コーティングを施してやれば、
「ほぅ…いいじゃないか。さすが得意なだけあるな。男のツボをよく分かってる…♪」
 と鮫島もご満悦の様子。
 早漏な奴隷ならこれだけでもあっけなく発射するほどの巧みな舌遣いだが、さすがは復習兵団を束ねる長、こんな小手調べの舌フェラだけではまだイキそうもない。
 なおも巨根を這い回る美波の舌。
 時折、その舌先に触れる血管のデコボコ。
 そこでも、つい、
(す、すごいな、これ…もしこれを挿れられて、このデコボコで中を激しく擦れたら…)
 などと考えてしまったが、次の瞬間、
(んっ…!ア、アカンっ…いらんこと考えたら身体が…!)
 蓋をされた両乳首、そして股ぐらは、たった一瞬の卑猥な想像でも瞬時に熱を加速させる。
(いやらしいこと考えたらアカン…平常心…平常心…)
 と自分に言い聞かせるも、今まさに口元にある巨根から性行為を連想しないことなど不可能。
 自然と興奮し、徐々に乱れ始めた吐息を誤魔化すため、大口を開けて頬張りにかかる美波だが、それでも、
「んっ、ほぉッ…んほぉッ…♪」
 と呼気は乱れる。
 鮫島もニヤニヤしながら、
「どうした?急に息を荒くして…さては、しゃぶりながら、つい興奮してしまったか?」
 咥えたまま、否定するように首を振る美波だが、残念ながら図星…。
 それをどうにか抑え…火がつきそうな性的興奮を必死に抑えながら奉仕に励む美波。
 ジュポっ、ジュポっ…と首の前後でリズミカルな濁音を奏で、唇を締めて頬をすぼめると、やがて、
「くっ…さ、さすがだな。小池美波…これはいくら俺でも…あぁっ、で、出そうだ…ぐっ…で、出るぞ…出すぞぉッ!」
 と、さすがの悪魔も美波のフェラテクには及ばず、腰を引いて抜き取った瞬間、美波の顔面めがけて大量に発射!
(きゃっ…!)
 顔を背けるヒマもなく、熱湯をかけられたような熱さとともに白濁で汚されていく美波の顔。



 鼻先でピクピクと脈打つ巨根…鮫島は、一旦、荒くなった息を整えるとニヤリと笑って、
「やるじゃないか。簡単にはヌカれまいと限界まで我慢してやるつもりだったが、あっさりイカされてしまった」
「……」
「さぁ、約束は約束だ。まず一つ、剥がしてやろう」
 と胸ポケットから取り出した剥離用の強酸スプレーを美波の右胸に貼りつく石膏にツープッシュ。
 すると驚くことにあれだけ硬化していた石膏がみるみる溶け出し、ドロドロと剥がれ始めたではないか…!
 密閉されていた乳首に空気を感じるとともに、中にこもっていた灼けるような熱が逃げていくような感覚。
 こうして、あれだけ身体を揺すっても微動だにしなかった石膏が、わずか一分足らずで溶けて消えた。…が、それによって美波にとって誤算の弊害も。
「はうぅッ…!?」
 ふいに顔をしかめ、モゾモゾと身を揺すり始める美波。
(な、何や、これ…!)
 石膏が剥がれ、開放された右の乳首が久々に空気に触れた途端、これまで以上にヒリヒリ疼き出した。
 蓋が取れたことで中に滞留していた疼きが外に漏れ出た…強引な解釈ではあるが、この表現が今の美波の戸惑いを表現するのにとって最も的確だろう。
 唇を噛みながら見上げる鮫島の顔…その顔は、してやったりというように笑みを浮かべていて、

「そうそう…言い忘れていたが、その石膏の中に仕込んだ媚薬成分は外気に触れることでより活性化するんだ。最初に教えておくべきだったな。すまん、すまん」

 全く悪びれる様子もない悪魔。
 無論、言い忘れたなんて理由は信じられない。
 分かっていながら黙っていたに決まっている。
(くっ…よ、予想外や…まさか“石膏を剥がすデメリット”が隠されてたなんて…!)
 まんまと罠に嵌められた格好の美波。
 そんな中、美波の苦悶の顔に構わず、
「さぁ、あと二回、俺をイカせれば、約束通り、残りの石膏も剥がしてやる。続けろよ」
「くっ…うぅっ…」
「どうした?剥がしたくなくなったか?まさか、そんなワケあるまい。ほら、もう一度ねじこんでやるからよ。開けろよ、口を」
「んっ、ごぉっ!?」
 髪を捻り上げられ、半ば無理やり口の中に戻されるイチモツ。
 ザーメン臭が付与された竿を咥え直し、二回目に挑むも、とにかくイカせるつもりで貪欲に挑んだ一回目とは打って変わり、極端に吸引力が低下した消極的なフェラ…対策を練る間の時間稼ぎであることは明白。
(ど、どうすれば…)
 とにかくフェラで鮫島をイカせないかぎり、残る左胸と股間の石膏を剥がすことは出来ない。…が、かといってイカせたらイカせたで、この右胸の強烈な疼きがあと二ヶ所、増えることになる。
 どっちも地獄…そんな選択を、男根を頬張りながら迫られる美波。
 すると、鮫島が、
「おいおい、さっきの勢いはどうした?全然、気持ちが入ってないぞ?やれよ、早く。おい…」

 スッ…

「んぉぉッ!?」
 スッと伸びてきた鮫島の指先がフェラを促す意味で“超”敏感となった右乳首をひと撫でした瞬間、思わず咥えたイチモツを吐き出して身体を固くする美波。
 その刺激に、みるみる血の気が引いてゆく。
(ア、アカンっ…この感度はアカン…あと二ヶ所、絶対に剥がしたらアカン…頭おかしなるっ…)
 と悟る美波だが、そんな美波の決意と逆行するように、
「おいおい、なに吐き出してんだ?咥えてさっさとヌイてみせろっつーんだよ!おらっ!得意なんだろ?フェラ抜きがよォ!」
 と、徐々に本性を現す鮫島が、再度、美波の口に無理やり押し込む。
「んぐっ、がぁっ…」
 苦しそうな顔をする美波を無視して、
「…分かったよ。出血大サービスで俺が自分で動いてやるよ。これでだいぶ有利だろ?おらっ、おらっ…♪」
 と美波の小さな口をオナホ扱いしてセルフピストンを始められると、たちまち美波の脳内は錯綜する。
(や、やめてっ!自分からイコうとせんといてぇっ…!)
 どうにかして口の中のイチモツを吐き出そうとする美波を封じるように、より深く、自ら腰を押しつけて喉奥に突っ込む鮫島。
 やがて美波の暴れっぷりに業を煮やすと、
「おい!誰かいるだろ!誰でもいいから入ってこいっ!」
 と廊下に向かって叫び、その声を聞きつけて現れた雑兵に、
「コイツの頭を押さえつけて固定しろ」
 と命じる。
「い、嫌っ…嫌ぁっ…!」
 必死にもがくも屈強な男に頭を押さえつけられて万事休す。
「ククク…ヤバさに気付いて戦意喪失したか?安心しろ。お前がしなくても俺が自分でイッてやるからよ!」
 犯すように腰を振られ、強制的に継続させられるフェラ。
 あえて聞かせるように、
「あぁっ、ヤベぇっ…すげぇ気持ちいいぜ…こりゃ、また出そうだ…♪」
 と二発目の射精を示唆すれば、
(や、やめてっ…イッたらアカンっ…お願いやから出さんといてぇえッ!)
 ついさっきまでと立ち位置を180°変え、今は鮫島が射精しないことを願う美波。
 しかし、その願いも虚しく、
「あぁっ、で、出るぞっ…!次は口の中に出してやる!さぁ、残さず受け取れぇっ!があぁっ…!」

 ドピュッ、ドピュッ…!

 喉奥めがけて放たれた二発目の射精も一発目に引けを取らない量。
 たまらず、
「おぇぇっ…」
 と、巨根を吐き出し、えずく美波をご満悦に見下ろし、
「ククク…見事、二発目の搾精成功だ。約束通り、次はこっちを剥がしてやろう」
 と強酸スプレーを手に、噴き出し口を左胸の石膏に向ける。
「ア、アカン…剥がしたらアカン…アカンってぇ…」
 うわ言のように繰り返す美波を無視して、

 プシュッ、プシュッ…!

 とツープッシュ。
 さっきと同様、みるみる溶け、崩れ落ちていく石膏…そして、蓋をして隠されていた小粒な突起乳首が露わになった瞬間、
「んひぃぃッ!?」
 その華奢な身体を弓のようにしならせ、一人で悲鳴を上げる美波。
 右の乳首に次いで左の乳首も、蓋が取れて外気に触れた瞬間、媚薬成分が活性化し、まだ触られもしてないうちから直火で炙られたように燃え盛っては、ヒリヒリ、ジンジン、ウズウズしてたまらない。
「ひ、ひぃぃっ…ア、アカンっ!こんなん…こんなん無理やってぇッ!た、耐えられへんッ!」
 と、手首を束ねて吊るロープを振り乱して悶える美波。
 まるでチューチュー吸われたようにツンツンに尖った乳首…これでまだ一度も直接的な刺激は与えられていないというから恐ろしい…。



 そして、美波の絶望も意に介さず、
「さぁ、残るはマンコを塞ぐその股ぐらの石膏だけだ。あと一回、俺からザーメンを搾り取れば剥がしてやる。元の身体に戻れるぞ」
「ひ、ひぃっ…!や、やめてぇっ…」
 左右の乳首でさえこのザマ…この調子で女性の性感帯が凝縮されているといっても過言ではない女性器の蓋が外れ、外気に触れればどうなるか…想像しただけで青ざめる美波だが、鮫島はどんどん話を進め、
「さぁ、どうする?三発目も得意のフェラでヌクか?それとも…」
 一発目同様、精液まみれとなったイチモツを、おもむろに美波の全開となった無毛の腋の下にズリズリ擦りつけ、
「腋コキなんていうマニアックなヌキ方をしてくれてもいいし、せっかくだから解放されたばかりのこの胸で…」
「んぉぉっ!?」
 微乳にカチカチのカリ首を打ちつけられ、思わず飛び上がる美波。
 その身体を、
「おっと…逃げんじゃねぇよ。ボスが今、説明してくれてる最中だろうが…♪」
 と背後から羽交い締めにして押さえつける雑兵。
 鮫島も、いい仕事と評価するように頷いて、
「話を続けるぞ?今も言ったように腋コキでもいいし、こうしてサイズ不足のちっぱいを駆使してパイズリしてくれてもいい。こんな風にな…♪」

 ズリッ、ズリッ…♪

「ひぃぃっ♪」
 あるようでないような谷間をズリズリとセルフ腰振りで行き交う鮫島の巨根。
 乳首を筆頭に、既にその微乳全体が“超”敏感。
 まだ硬さの衰えない竿を押しつけて擦られるたび、思わず身震いするような刺激が走るが、ここでオーバーに動くと乳首をかすめて大惨事になる可能性があるだけに耐えるしかない。
「あとは…そうだな…ザーメン搾りに使えそうなところ、使えそうなところ…」
 と、しらじらしく顎に指を当てて呟きながら、背後の雑兵に、
(立たせろ!)
 とアイコンタクト。
 その意思を読み取り、腋を持つようにして立たされた美波の太ももの間にも巨根を差し込み、ここでも、クイッ、クイッ…と腰を振って、
「太ももコキ…これも意外に気持ちいいんだが、ちょっと今回は無いな。マンコの塞ぐ石膏がチンコに当たって痛い。この様子だと素股も出来なさそうだし…」
 と言いつつ、抱える雑兵を退けて背後に回った鮫島は、急にニヤニヤしだすと、両乳首の脳を焼くような疼きで精一杯の美波の耳元で囁く。

「そうだ、すっかり忘れていた…ちょうどいいのがあるじゃないか。マンコに匹敵するザーメン搾りの適所、ケツの穴ってのがよ…♪」




(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/11/21(月) 23:51 )