欅共和国外伝 女王陥落物語 ― 悪魔の襲来 ―










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菅井友香の陥落物語
11.
「さて…」
 ポン、ポン…と、菅井のお腹に添えられた鮫島の手が、下腹部、土手へと下りていく。
 チラッとモニターに目をやり、
「前フリは終わりだ。残りの時間は、全て、ここに費やそう。…といっても、あと30分しかない。少し遊びすぎたかな」
 と、口にする鮫島。
 残念そうに言うわりに、表情はそうでもない。
 むしろ、しっかり感度を高め、順調なペース配分だと言いたげだ。
「くっ…!」
 身構える菅井の紙パンツを摘まみ、
「これはもう必要ないな。お役御免だ」
 と言って、腰元から、ひと思いに破き始め、
「さぁ、とくと見せてもらおう。女王軍団の長、菅井友香の恥ずかしいところを!」
 ビリビリと音を立てて破られ、床に落ちていく紙パンツ。
「やぁっ…!」
 思わず顔を背ける菅井。
 オイルが染みた股ぐら…そこには、濡れてワカメのようになったエロティックな陰毛と、少し口を開いた卑猥な花弁が眠っていた。



「くっ…!」
 みるみる赤面する菅井に対し、
「ほぅ…なかなか可愛らしいマンコだな。女王軍団のリーダーというから、てっきり使い込まれた肉厚グロマンコを想像していたが、これはいい」
 ニヤニヤと眺めていると、やがて呼吸をするようにヒクヒク震えて口を開き、その緩んだビラビラの中は、キレイなピンク色をしていた。
「くっ…み、見ないで…!
 舐め回すような凝視に、思わず顔を背ける菅井。
「見ないで、だと?ククク…そうはいかん。これが、いわば今回のメインディッシュではないか」
 と鮫島は笑みを浮かべ、
「さぁ、俺だけではなく、もっと何百、何千の単位の人間によく見てもらうがいい。今だけ特別、出血大サービスとして無修正で生配信だ!」
 と、手にしたゴープロを脚の間に潜り込ませ、濡れた秘貝を超接写で収める。
「や、やだっ…!くっ…」
 と顔を背けたまま唇を噛む菅井に対し、
「ハーッハッハッ!目を背けず、モニターをよく見てみろ!コメント欄が沸いているぞ!『早く嬲れ』だの『指で開け』だの…おっと、早くも『舐めてやれ』と書いてる者もいるな。視聴者のリクエストが止まらないぞ!」
 と嬉しそうな鮫島。
 人質と引き換えに自ら蟻地獄に飛び込んだようなもの…それゆえに、ある程度の屈辱、恥辱が用意されていることは想定の範囲内だったが、さすがに恥部を生配信で大々的に晒されるというこの仕打ちはいくら菅井でも顔を赤らめずにはいられない。
(あ、あとで…!みんなを助けて、この男を始末したら、この配信を見ていた人間を特定して、一人残らず共和国裁判にかけてやる…!)
 と胸に決め、少しでも油断したら取り乱してしまいそうな精神を必死に抑える菅井。
 だが、鮫島も、さらに追い打ちをかけるように、
「おい、誰か。カメラを持て」
 と、男を呼びつけてカメラマンにして、
「あまり時間はかけたくないが、視聴者のためだ。順に解説していこう」
 と、まずは、陰毛に手を伸ばす鮫島。
 オイルを吸ってビチャビチャの陰毛、いわばマン毛を指でときながら、
「さすがは女王軍団のリーダー。しっかり手入れが行き届き、一本だけ長いのがあるとか、毛先が縮れているといったこともないし、剃り跡がジョリジョリしてるということもない。綺麗に左右対称で、まるでアートのような陰毛だ」
 と、カメラの向こうの視聴者に向けて話す。
「う、うるさぁい…!」
 と、菅井がモジモジと身体を揺するのを無視して、
「そして、このビラビラ…さっき、可愛らしいマンコと言ったが訂正しよう。見たまえ!」
 と、ビラビラを指で左右に開き、
「一見、小さく見えたが、こうして開くと、なかなかの肉厚だ。挿入したらこのビラビラがネチャネチャと捕獲するようにチンポに絡みついてくるんだろうなぁ?」
「い、嫌っ…!」
「さぁ、続いては少し拡げて秘肉の色を見てみよう。さてさて…おぉ、これはすごい!何人もの奴隷のイチモツの喰らってきたというわりには、黒ずむこともなく、しっかりピンク色を維持している。締まりもよさそうだ」
「そ、その口を閉じなさいっ…!このケダモノっ…!」
 羞恥に晒されて声を上げる菅井を無視して、
「さぁ、それじゃあ、次はこの肉を拡げて、中を覗いてみようか…おっと、忘れていた。その前にクリがあるじゃないか」
 と、指で開いたビラビラを、一度、元に戻し、その上に鎮座する陰核…クリトリスを次なる恥辱解説の標的にする鮫島。
「ほぅ…こちらも、可愛い顔のわりに、なかなか重厚な包皮だ。この中には、いったいどんなクリを隠しているのかな?」
 鮫島の親指が、包皮の上からグリグリと押さえつけ、そして、ぷるっ…と葡萄の実を取り出すように皮を剥いた。
「はうッ…!」
 と、小さく声を上げ、一瞬、身を固くする菅井。
 一方の鮫島は、ニヤリと笑って、
「おぉ、これはこれは…!」
 と嬉しそうに覗き込み、
「可愛らしいクリトリスじゃないか。ぷくっと膨れ、真っ赤に充血しているぞ」
「だ、黙りなさい…!」
「これはいいものを見せてもらった。せっかくだから、お返しをしないとなぁ?」
 不敵に笑った鮫島は、再度、オイルの瓶を手に取ると、瓶を真っ逆さまにして、その先端を菅井のクリトリスの真上、数センチのところに構える。
 重力に従い、瓶の口からねっとりと出てきたオイルの滝が淫豆めがけて降りかかると、
「んっ、くっ…!あぁっ…!ちょ、ちょっ…やぁっ!」
 と、悶絶する菅井。
 まるで、剥き出しクリトリスの滝行。
 ひんやりとした感覚と、むず痒い感覚のコンボで、そこから垂れ落ちたオイルは、さらに、その下でヒクヒクする秘貝、そして、お尻の穴までも覆っていく。
「ククク…さぁ、クリトリスをオイル漬けにしてやったぞ。しっかり染み渡ったら、ひと思いに摘まんで指で転がしてやるからな?ツルツル滑って上手く摘まめるか分からんが、おそらく声が抑えられないほど気持ちいい筈だ」
 と、あえて次の責めを宣告し、不安を煽る鮫島。
 たまらず、
「や、やめて…やめてよ…」
「ん?何だ?女王軍団のリーダーともあろう者がが、もしかして怖気づいたのか?えぇ?」
「くっ…!」
 ふいにベチョベチョになった陰毛を鷲掴みにされて持ち上げられ、毛をむしられるような痛みに眉をひそめる菅井。
 ルールとはいえ、こんな男に好き勝手を許す悔しさに顔をしかめると、
「ククク…いいねぇ、その顔だ。その悔しさに満ちた顔をアへ顔に変え、女王軍団の長すらも一人の女に戻してやるのがこのゲームの醍醐味なんだよ」
「こ、この外道め…!」
「あぁ、外道でも何でも好きなようになじればいい。だが忘れるな。今この場で主導権を握るのは外道と呼ばれた俺だ。その外道の前で負けを認めることになるかもしれないんだぞ」
「ま、負けないっ…私は負けない…」
 と言い返す菅井に、
「ほぅ…本当にそうかな?」
「…ひゃぁっ!?」
 ふいに、鮫島の指が、オイルまみれの菅井のクリトリスをなぞった。
 なぞるのをさらに続け、
「んっ!あっ、くぅっ…!あぁっ、く、くそっ…んはぁっ!?」
「ハハハ!気丈な態度とは裏腹に、既に可愛い声が出始めてるじゃないか。こんなに敏感になってしまって…そんな状態で耐えられるのかねぇ?」
「た、耐える…!耐えれるに決まってる…!」
「…これでもか?」
「んひぃっ!?」
 クリをスクラッチのようにゴシゴシと擦られ、さらに、オイルまみれで緩んだ下の口にも指がねじ込まれていく。
「んあぁっ!?あぁっ…!」
「さぁ、残り30分弱…本来の趣旨である寸止め地獄へと移っていこうか!俺の指テクに流されて『イカせて!』とおねだりしたら負けだぞ!いいな!?」
 と鮫島は念を押すと、いよいよ本格的に菅井の股ぐらを責めにかかった。
 まるで坑道を開拓していくように無遠慮に膣に指を押し込んでクネクネと動かし、同時に、充血して膨らむオイル漬けのクリトリスを指で摘まむ。
 滑って摘まみ損ねる動作すら、
「あんっ…!んんっ!」
 と身悶える菅井。
 いつの間にか額、頬、首筋は汗びっしょり。
 オイルも相まって全身に光沢を纏った艶かしい状態で、鮫島の玩具へと成り下がる。
「おらっ…!おらっ…!」
「んひぃっ…!ひぃっ、や、やめっ…ふぁぁっ…!」
 ズンッ…ズンッ…と、一定のリズムで奥まで突き挿さる指。
 ふいに、鮫島が、
「普段、奴隷の男たちにはどれぐらいのスピードで腰を振らせているんだ?これぐらいか?」

 クチュッ……クチュッ……

「う、うるさいっ…んっ、あっ…」
 陰茎を模してピストンを始める鮫島の二本指。
「…いや、こんな低速ピストンじゃ、お前さんは満足しないな。俺の予想では、これぐらいか…」

 クチュッ…クチュッ…クチュッ…

「あっ、んんっ、くっ…ひ、ひぃっ!?」
 抜き挿しが速まるとともに、繋がれた四肢がバタバタと動き出す。
「ちなみにだが…」
 鮫島はニヤリと笑い、
「いまや俺の支配下にいるお前の仲間…たとえば渡邉理佐なんて、これぐらいのスピードで突いてやらんとスネてしまうがなぁ!」

 グチュグチュグチュグチュ…!

「んはぁぁっ!や、やめてぇっ!はぁぁっ!?」
 激しいピストン…!
 鮫島の指マシンガンに、思わず制止をかける菅井。
「それだけじゃないぞ!」
 と言った声とともにピストンは止まった。が、次は膣の中で関節が「く」の字に曲がり、天井を…下腹部の裏側、Gスポットを狙ってくる。
「はひぃっ!?」
「ハハハ!いいぞ、情けない声だ!理佐も、最初はそんな声で鳴いていた!それがいつしか嬌声に変わり、今では自らおねだりまでしてくるようになった!理佐だけじゃない。お前の仲間は、今、もれなく俺の指の虜なんだよ!」
「い、言うなっ…言うなぁぁっ…!」
 仲間を引き合いに出されて絶叫する菅井。
 咎める気などない。
 執拗な責め苦を受け、正常な判断ができる状態ではなかったことは明白。
 …そう。
 まるで、今の菅井のように…!
「さぁ、お前も素直になるがいい!俺の指の虜になれば、すぐイケる身体になるぞ」
「だ、黙れっ…!」
 汗の粒を飛ばして髪を振り乱す菅井だが、鮫島は、さらに、
「続いて、これ…これは、関有美子が大好きな指の動きだ。こうして、このあたりを指の腹で押し込まれるのがたまらんらしい」
「はうぅッ…♪」
「おぉ?これまでと少し違う声が出たな。今のはお前さんもお気に入りか?ククク…」
 上機嫌の鮫島は、また指を変え、
「さぁ、次は誰が悦ぶ技だと思う?当ててみるがいい。ここをこうして…こうだ」
「んはぁぁっ!?あぁっ…」
 また違った指の形に、施術台の上をのたうち回る菅井。
 その美しいボディラインと艶かしい腰の揺れが、鮫島の気分をさらに乗せる。
「ククク…教えてやろう。これは長濱ねるが大好きな責め方だ。ゴツゴツした指が内側で擦れるのがたまらんそうだ」
「ふぁぁっ!」
「さぁ。まだ二人いるぞ…どっちからくれてやろうかねぇ…?」
「くっ…や、やめてっ…嫌ぁっ…」
「ククク…では、次は小林由依を責める時の指だ。アイツのマンコは意外に奥が深くてなぁ…!」

 ズボズボズボっ…!

「んはぁぁっ…!?」
「こうでもしねぇと奥まで届かねぇんだよ!ハハハ!」
 ずっぽり根元まで突き挿されてしまった中指。
 そこから、ゆっくり爪先まで引っこ抜き、再び、一気に奥まで突き挿す。
「おぉうッ…!や、やめっ…ふぁぁっ!?」
「ククク…どうだ?由依は、この指の動きをしてやれば発情した猫のように鳴き喚いてイキまくるぞ。狂犬とかいう通り名はどこへ行ったんだろうなぁ?」
「や、やめて…これ以上、私の仲間を愚弄しないで…!」
 と訴える菅井だが、鮫島はニヤリと笑い、
「おっと、仲間というなら忘れてやるなよ。まだ、最後…田村保乃のお気に入りが残っているぞ…!」
 と笑みを浮かべ、改めてズブズブと菅井の膣に指をねじりながら突き挿す鮫島。
「んほぉぉっ…!?」
「ククク…どうだ?田村保乃が涙しながらイキ狂った指ドリルの味は!?」
「おぉっ!?んおぉぉっ♪」
「ほらっ…!ほらっ…!先に堕ちた仲間たちが好きな責め方で追い詰められていくリーダー…こんなに愉快なことはないぞ!」
 と菅井の身体を硬直させる鮫島。
 気付けば無意識に顎は涎まみれ、首筋には筋が浮き出るほど力が入っている。
 やがて、突っ張るように力を込めて四肢を震わせる菅井。
(ダ、ダメっ…イクっ…イカされちゃうッ…!嫌っ、あぁっ、イ、イクぅっ…!)
 と、口にはせずとも脳内で絶叫し、屈辱のオーガズムを覚悟する菅井だが、当然…。
「おっと…!」
 グチョッ…という卑猥な音とともに、あっけなく引き抜かれる指。
「はぁ…はぁ…」
「ククク…ルールを忘れたか?今のままではお前はイケない。誇りを捨て、自らの口で負けを認めて屈服しないとイケねーんだよ」
「んはぁぁっ!?」
 一つの波が収まるやいなや、間髪いれずに再び指が突っ込まれ、膣内(なか)を暴れ回る。
「さぁ、次はリクエストを聞いてやろうか。理佐、有美子、ねる、由依、保乃…誰のパターンが、一番、気持ちよかった?」
「んんっ!あっ、はぁっ!し、知らないっ…そ、そんなの…いちいち覚えてないっ…!」
「ほぉ、そうか。堪えるのに必死すぎて、どれがどれか忘れちまったか」
 鮫島はニヤリとして、
「ククク…まだ時間はある。もう一度、おさらいしておこうか。まず、これが理佐のお気に入り…そしてこれが有美子…で、次がねるで…」
 と、再度、5通りの指テクを順に披露していく鮫島。
「あぁっ!ダ、ダメっ!んあぁっ!?」
 四つ目の由依を責める時の指で波が来た。…が、また寸止め。
 さっきと同様、波が引くまで待ってから、最後の保乃を責める時の指も試し、
「念には念を。もう一周、行こうか」
 と、再び、最初から繰り返す。
「ぐっ、がぁぁっ…ふぁぁっ!?」
「ククク…だんだん、声が荒々しくなってきたな。限界か?」
「あ、甘くみないで…ま、まだよ…まだまだ…」
「そうだろうな。でないと、つまらん。おらっ!」
「ひゃぁっ!?あぁっ、くっ、んんっ!」
 菅井を難なく手の平の上で転がす鮫島。
「お前さんは、どうやら有美子に嗜好が近いようだ。なぁ、そうだろ?この指の形が一番いいだろ?」
 と、有美子を責める時の指をすると、
「んはぁぁっ♪あぁっ、んんっ、ダ、ダメぇっ…♪」
 と、鮫島が見抜いた通り、他とは違って明らかに甘さの加わった声で鳴く。
 チラっとモニターを確認する鮫島。

< 16:12 >

 残り15分ちょっと。
(よし…いい具合だ)
 というのが鮫島の感想。
 この残り時間、堕ちることなく耐えきれば菅井の勝利。
 逆に、寸止めに参って快楽を懇願すれば菅井の負け…。
 もちろんゲームを主宰した側の鮫島としては後者に持っていく手筈だ。

「さて、遊びは終わりだ!ゲームも大詰め、そろそろとどめをさしにかかるとしよう」

 と声高らかに宣言する鮫島。
(…!)
 思わず目を見開く菅井。
 果たして、膣を掻き回す巧みな指責めにプラスされた責めとは…!


・乳首責め → 「NEXT」で「12」へ

・クリ責め → 「INDEX」に戻って「14」へ

・電マ責め → 「INDEX」に戻って「16」へ


(※)
 惰性で「NEXT」を押すと必然的に「乳首責め」編に進みますので、「クリ責め」編、「電マ責め」編を希望の方は、焦らずに落ち着いて、一度「INDEX」に戻ってください。

鰹のたたき(塩) ( 2021/10/13(水) 11:41 )