小林由依の陥落物語
1.転落のライブ
「さぁ、皆さん。見えてますでしょうか?」
 進行役の男が、由依の髪を鷲掴みにしてカメラに示し、
「この女が悪名高い“狂犬”こと小林由依、通称“由依様”です!この女のドSっぷりは、皆さんもご存知でしょう!これまでも数々の男を嬲り物にしてきたとのこと、もしかしたら画面の向こうには実際に酷い目に遭わされたという被害者の方もいらっしゃるかもしれません。…ですが、ご安心ください。その生意気な女も、こうして、あっけなく我々の手に落ち、今宵の生贄としてステージに上げています。その恨みは、我々が、この場で代わりに晴らして差し上げましょう!」
 と声高らかに言った。
(こ、こざかしい…その手を離せ、くそっ…!)
 とテープで封じられた唇の中で吐き捨て、睨む由依。
 その刺すような視線には目もくれず、
「楽しいショーに余計な前フリは不要!ということで、既にこうして裸にしております。どうです?由依様のこの素晴らしい身体!見えてますか、皆さん!」
 とカメラのレンズ越しに煽る進行役。
 するとモニターに、

<ばっちり見えてますっ!>
<たまらんっ!>
<早く犯せ!>

 と、次々に文字が流れ、左下の視聴者数は早くも300を突破、まもなく400に迫る勢いで伸び続ける。
(く、くそっ…!)
 自らに向けられた正面のカメラのレンズ。
 その向こうに三百以上の人間の目があり、その全てが今、四肢を繋がれた裸の由依をまじまじを見ているとなると、狂犬の頬もさすがに顔が赤らみ、それが普段の冷静さを陰らせる。
 進行役の男が、ひょいとカメラを持ち上げ、
「さぁ、視聴者の皆さん!もっとよくご覧ください!女王、由依様の陥落前の最後の勇姿を!」
 と動けない由依の裸を拡大する。
(や、やめろ…!)
 ガシャン、ガシャン…と虚しく音を立てる鎖。
 まず紅潮する顔、汗に濡れた髪から首筋、そして美しい鎖骨のライン、贅肉のないスラリとした二の腕と、順に進む。
 恥じらい、髪を乱す由依に、
「ククク…見ろ。視聴者も、みんな、喜んでるぞ?」
 と、隣でぼそっと呟き、ほくそ笑む鮫島。
 モニターには、

<うぉぉぉぉ!>
<たまんねぇっ!>
<これは珠玉!>

 と舐め回しアングルに沸くコメント、さらには、

<もっと下!>
<腋のアップ、おねしゃす!>
<由依様のアナル、どアップ希望>

 とリクエストのようなものも目立つ。
「ほぉ、盛り上がってますねぇ!では、期待に応えて、まずは、その美しい
お胸の方から…」
 カメラのレンズが由依の美乳を捉えるため、二の腕から鎖骨に戻り、ゆっくりと下りていく。
(い、嫌っ…!カメラを向けるな…!)
 限られた可動域で逃げ回る由依。
 そんな由依の背後に回った鮫島が、
「往生際が悪いなぁ?おとなしくしろよ」
 と、羽交い締めにして固定し、
「さぁ、どこがどう狂犬なのか見せてもらおうか。これぐらいで恥ずかしがってちゃ、先が思いやられるぞ?ワンコロ」
 と薄ら笑いで囁く。
 円を描くように由依のバストをねぶるカメラ。
 スレンダーな体型のわりには豊かなサイズの膨らみ、そしてツンと上向いたトップが生配信で約400人の視聴者に晒される。
(くっ…!)
 テープの下で唇を噛む由依の羞恥心をさらに抉るように、
「ご覧ください!この揺れる身体に合わせて弾む美乳!ぷるんぷるんですよ!そして何より…」
 カメラのレンズが乳首にグッと寄って、
「何故か既に勃ってるこの乳首っ!なぜこんなに勃ってるのでしょうか!?皆さんに見られて興奮しちゃったのかなぁ?女性ともあろうものが意外な性癖をお持ちなんですねぇ、由依様!」
「ぐっ…ぐぅぅっ…!」
 口を塞ぐテープの下で必死に否定する由依。
 先端が固くなってるのは、紛れもなく先刻の催淫ハーブのせい。
 それを、あたかも由依自身の性癖のように語り、伝える進行役。
 由依が声を出せないのをいいことに、悪質な印象操作だ。
「さぁ、どんどん行きましょう!いいですねぇ、この締まった腹筋!そして可愛らしいおへそ!」
 どんどん下へ下りていくカメラ。
 下腹部まで来たところで、もったいぶるように、繋がれたつま先に飛ぶ。
「おっと!ちょっとアソコのお毛毛が映っちゃったかな?ハハハ!」
 と、おちゃくるように笑って、次は由依の美脚を舐め回すように撮る進行役。
 スラリとした脚は、これまで数々の奴隷を蹴飛ばし、男性のシンボルを足蹴に、そして極めつけに服従の証の精液を浴びた自慢の脚。
 その脚までもが余すことなく生配信の餌食になる。
 そしてカメラを持ったまま、そろりそろりと背後に回る進行役。
(や、やめろ…!そっちへ行くな…!くっ…!)
 もがくも、鮫島の羽交い締めで動けない。
 それをいいことに、
「さぁ、それでは皆さん、ご覧ください!これが由依様の一糸まとわぬお尻ですよぉー!」
 と由依のお尻を映す。
 その瞬間、かァッと熱くなって背ける顔。
 だが、その背けた先では、

<プリケツ、キターーー!>
<アナル公開くる?>
<揉みしだけ!>

 と卑猥なコメントの嵐。
 たまらず逆方向に顔を向けるが、そちらのモニターでは、今まさに撮られている自身の尻のアップが映っていて、それも見るに堪えない
「さぁ、開いてみましょう!」
(や、やめろ…!やめろぉぉっ…!)
 グッと掴まれ、ゆっくり開かれていくお尻の肉…!
 その隙間に寄ったカメラが、由依の菊門…アナルを捉えると、
「おぉっ!素晴らしい!皆さん、これが由依様のアナルですよぉ!」
 と進行役は嬉しそうに声を上げ、同時に、
「あーあー、とうとう映っちまったなぁ?」
 と囁く鮫島。
「見ろ?流されてるぞ、お前のアナルのアップが生配信で」
「━━━」
 目を閉じ、何も見ないようにするしかない由依。
 だが、そんな反応をすればするほど、相手の増長が止まらない。
 進行役は、指を添えて
「では、早速、この由依様のアナルのシワの数でも数えていきますか!画面の向こうの視聴者の皆さんも是非ご一緒に!一本…二本…三本…」
「ぐっ…!」

 ガシャン…ガシャン…

 依然、羽交い締めにされたままの身体がピクピクと動く。
「フフフ。どうです?由依様!…あらら、顔が真っ赤ではありませんか!さすがの由依様も、アナルのシワを声に出して数えられるのは恥ずかしいですか?ドSというから、てっきり、こういうことも奴隷にさせていたのかと思いましたよ」
 と、気に障る口調で話す進行役。
(コ、コイツ…!さっきから、いちいち気に障る言い回しで…ぜ、絶対に殺す…!ぶち殺してやる…!)
 つい先ほどまで絶対女王として君臨していた筈の自分にとっては身に余る恥辱。
 絶対に許すワケにはいかない。
 許すわけにはいかないのだが…。
(はうっ…!?)
 ふいにピクンと身体が跳ねる。
 進行役の指先がアナルをスッと撫でただけで飛び上がってしまった由依。
「おっと、指先が当たってしまいました。触れただけなのに、なかなかいい感度ですねぇ」
 とニヤニヤする進行役、そして、
「ククク…そんな焦らなくても“そっちも”あとでたっぷり調教してやるって」
 と耳元に顔を寄せて不敵に囁く鮫島。
(だ、黙れ…!うあっ…!)
 ガシッと、より強く羽交い締めにされる身体。
 進行役が再び由依の正面に戻ってきて、
「いやぁ、顔に似合わず、なかなか卑猥なアナルでしたねぇ。皆様、いかがだったでしょうか?…さぁ、胸、そしてアナルときたら、次はいよいよ…」
(くっ…!)
 進行役の指が無防備な股ぐらに伸び、綺麗に整った陰毛の茂みを撫でながら、
「ユーザーの皆様お待ちかねのこちらも観察して参りましょうか!」

<いいぞ!>
<待ってました!>
<オマ○コ鑑賞TIMEキターーー!>

 とボルテージが上がるコメント。
「では行きましょう」
 カメラを手にスッとしゃがむ進行役。
 開脚状態の内ももからなぞるようにカメラを這わせ、じわじわと目的地へ上っていく。
(や、やめろ…!嫌っ…!)
 チラッと見たモニターの視聴者数は、いつの間にか700目前まで増えている。
(くっ…!)
 テープの内側で血が滲むほど噛み締めた唇。
 そして遂にカメラのレンズは、由依の股ぐらを正面から捉えた…!
 ヒクヒク動く秘肉と催淫ハーブによる大洪水の模様が、自身が統治する欅共和国内に生配信で晒される。
 瞬く間に歓喜の文字の羅列で埋め尽くされるモニター。
 そこに進行役が、
「おぉっ!これはすごい!見えますか、皆さん!狂犬と謳われた小林由依のオマンコは、もう既にヌレヌレでありますっ!」
 と、わざとらしく声を上げて煽る。
 ここでも、事前の下準備、催淫ハーブ漬けにされていたという真実には一切触れず、この濡れっぷりも由依自身の性癖だと印象操作をして、これまで培った威厳を粉々にしていく。
 再び顔を背ける由依に対し、
「ほーら、皆さん!さすがの由依様もご開帳した生マンコを流されてはこんな顔になるようです!見えますか、これがあの由依様の恥じらうお顔です!照れたお顔は女の子っぽくて非常に可愛らしいですよぉ!ギャップですね〜!」
 と、ニタニタしながら相変わらず鼻につく口調でカメラを向ける進行役。
 それに加え、鮫島も、
「ククク…無修正オマンコを公開されちゃ、狂犬も形無しだな」
 と耳元で追い打ちをかける。
 卑劣な手段で打ち砕かれていく自尊心、プライド…。
 人生最大の屈辱が次から次へと襲いかかる文字通りの公開処刑。
 これを地獄と呼ばずに何と呼ぶのか。
 ふいに進行役が、
「おい!アレを持ってきてくれ!」
 とステージ後方の幕の向こうへ何やら意味深な声を上げた。
 するとステージ裏から別の男が現れ、テレビ番組のADさながらに何やら器具を持ってきて手渡した。
(…?)
 チラリと目をやるも、手渡す瞬間が速くてよく見えなかった。…が、手の平の中に収まっていることから、由依が反射的に危惧した大人のオモチャのような物ではなさそうだ。
 まぁ、もっとも、そういう物も、後々、用意されているに違いないが…。
 そして、
「視聴者の皆さん!見えますか、これ」
 と、受け取った器具をカメラに示す進行役。
 その手に握られていたものは、いわゆる測定器、ノギス…!
 それを見て表情が強張る由依を尻目に、
「さぁ、それでは早速、これを使って、由依様のオマンコを徹底解剖しちゃいましょう!」
 と迫る進行役。
 企みを察し、慌てて身体を揺する由依。…だが、
「ククク…無駄だよ」
 と、背後の鮫島が羽交い締めをさらにきつくして、
「観念して、まな板の上の鯉は、おとなしく、そのマンコのサイズから何から全てをカメラに晒すがいい」
 と笑う鮫島。
(くっ…や、やめろ…嫌っ!)
 唯一動く首を必死に左右に振るも、制止の役には立たない。
「さぁ、まずは何から測りましょうかねぇ…」
 と、ノギスを手に、再びしゃがんだ進行役。
 それに対し、とうとう自らの力での脱出は諦め、
(ゆ、友香…茜…!お、お願い…助けて…!ひ、ひかる…!早く来て…!)
 と、仲間、そして可愛がる後輩を頭に浮かべ、そのわずかな希望にすがる由依。
 今の彼女には、もう、そうすることしか出来なかった…。


(つづく)

■筆者メッセージ
〜次回予告〜

※詳細未定
(乃木坂ちゃんの方の山崎怜奈の回と似たようなことをして精神的に痛めつけた後、いよいよ火照った身体を嬲り殺しにかかろうと思います)


次回更新もお楽しみに。
鰹のたたき(塩) ( 2021/02/28(日) 13:18 )