欅共和国外伝 女王陥落物語 ― 悪魔の襲来 ―










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第二部 森田ひかるの陥落物語 -調教シミュレーター-
3.狙われた内もも
 ジュラルミンケースを部屋に戻してくる…そう告げて地下牢を出た鮫島だが、当然のごとく、すぐには戻らなかった。
 部屋で一服のコーヒーと煙草…そうしてる間にねるが入ってきて、待ちきれずに唇を尖らせてキスをねだっては、
「ねぇ。さっさと堕としてきてよ。で、早く私とエッチしよ♪」
 と、すっかり恋人気取りの甘えた目をするねるの熱意に負け、仕方なく、軽く愛撫だけは今の間にしてやる。
 髪を掻き上げ、耳から首筋へと舌を這わせながら胸を鷲掴み。
「んんっ、あぁっ…♪」
 と、もはや胸を揉まれただけで全身の力が抜けてしまうぐらい高感度の身体。
 みっちり調教し、日頃から愛を注いでやっている証拠だ。
 服の中に手を入れ、膨らみの先端の突起の転がしながら、もう一方の手をそっと股ぐらへ差し向けると、下っ腹を通過したタイミングで自ら脚を開いてお出迎え。
 よく分かっている。
「んっ、んっ…♪」
 優しくパンティの上からなぞってやると、キスと軽い胸への愛撫だけで早くもシミが滲む始末。
 その湿ったパンティの脇から指先を潜り込ませ、その熱い源泉を弄ってやっただけで、早くも、
「あぁっ、んんっ…ヤ、ヤバい…イッちゃいそぉッ…♪」
 と舌っ足らずな可愛らしい声を上げ、そのままピクピクと身体が震えた。
 まさに瞬殺…あっけなく果てたねるは、鮫島の指に、愛液という土産をたっぷりと渡し、恍惚の表情で余韻に浸る。
 その付着したヌメりを指で遊びながら、
「続きはまたあとで、あのチビを泣かせた後にしてやるから待ってろ」
 と告げ、腰を上げた鮫島。
 主人に「待て」と言われた犬のようにおとなしく待っているか、それとも待ちきれずにオナニーを始めるか、どちらともつかないが、とにかくここで五分ほどタイムロス。
 そして、そろそろ地下牢に戻るかと思いきや、次は別の部屋に放置してきた愛犬みぃの様子を見に行く。
 こちらはこちらで、部屋に入らずとも、廊下の時点で漏れ聞こえてくる、
「あぁんっ…♪んんっ、んっ…♪気持ちいい…♪」
 というアニメ声の鳴き声。
 こっそり覗くと、傍らのディルドーコレクションの中から勝手に選りすぐった奇形の数本を、口に咥え、微乳にグリグリ押し当てつつ、股にズボズボ押し込んで一人で悦に浸る姿があった。
 ほんの数日前まで女王軍団の一人として君臨していた女が、この有り様…。
 複数のディルドーを欲張って自慰に励むあたり、さしずめ、男たちに囲まれて輪姦されているところでも想像しているのだろうか。
 輪姦など女王にとっては死に等しい屈辱の筈…それを自ら想像して悦ぶところまで落ちぶれさせたとは、男冥利、もとい、調教師冥利に尽きるというもの。
(ククク…これが女王とのさばる女の成れの果て…所詮、お前たちは弱い男の前でしか粋がれないんだよ。俺にかかれば、二日足らずでこのザマだ!)
 と心の中で高笑いをする鮫島。
 それを次はリーダー菅井友香の陥落に水を差した生意気な小娘、森田ひかるでも証明してみせよう。
 こうしている間に、放置プレイもまもなく15分が経過。
 そろそろ品種改良版の淫蟲、サメジマグモの毒が全身に行き渡った頃…嬲り殺しの始まりだ…!
 
 …… 

 抑えきれない笑みを浮かべながら地下牢に戻ると、その足音を聞きつけたからか、押し黙り、逆さ吊りのままでも吐息ひとつ漏らさないひかる。…だが、よく見ると、額は汗でびっしょり…。
 それと、よほど何度も脚を揺すったのか、吊るされた足首にもロープが肌に擦れた痕が見える。
「ククク…遅くなって申し訳ない。改めて聞くが、ご機嫌はいかがかな?」
「…ふんっ」
「何か、身体に異変はないかね?」
「……」
 逆さ吊りのまま、そっぽを向いて黙秘のひかるだが、何もない筈がない。
 それを確かめるために、目の前でV字に吊られて晒す白い脚にスッと手を伸ばす。
 まだかすかに、ねるの愛液のヌメりが残る指を内ももに添えただけで、
「くっ…!」
 小さな身体に力が入り、かすかに揺れたひかる。
「おや、どうした?」
 と、しらじらしくとぼけ、置いた手でスリスリとさすってやると、
「あっ、んんっ…や、やめろ…さ、触んなッ…んんっ…♪」
 と早くも可愛い声…すっかり毒が回って、想定通り、内ももが相当敏感になっているようだ。
 内ももを責められて悶える女は大好物。
 まるでオモチャを貰った無邪気な子供のように、
「ほれ…ほれ…♪どうした?揺れが激しくなってきたぞ?」
「う、うるさいッ…んっ、んんっ…あぁっ…♪」
「痒いか?痒いのか?だったら掻いてやるよ。ほら…♪」
「くぁぁッ…!」
 指を立て、優しく掻いてやるだけで、まるで風になびく干し布団みたく、ぶんぶん揺れるひかる。
 そのうち遠心力をまとい、メトロノームのように揺れが常態化してきた。
 ファサファサと揺れる髪。
 むず痒い刺激に耐えつつ、
「くっ…!くっ…!」
 必死に後ろ手で束ねられた腕を剥がそうと奮闘している姿が調教師にとっては微笑ましい光景だし、何より、
「どうした?そんなにくすぐったいのか?くすぐったいのなら脚を閉じればいいだろう」
 と、開脚吊りで閉じられないと分かった上で煽ってやると、グッと唇を噛んで悔しそうな顔をするのが面白い。
 ニヤリと笑った鮫島は、ゆっくり手を離すと、一旦離れ、牢の隅の暗がりからワゴンを押して戻ってきた。
 そこから絵筆二本を手に取り、内ももへの筆責め開始。
 スッ、スッ…と走る筆先に、たまらず、
「くっ、あぁっ…♪や、やめろッ…んあぁ…♪」
「やめろ、だと?よく言えたものだ。筆責め…お前もよくしてたらしいじゃないか。こうして、くすぐったそうに悶える男の反応を見てケラケラ笑ってたんだろ?ちゃんと情報として入ってるんだからな」
 小柄で、なおかつ小動物顔のチャーミングな見た目のわりに性格は生粋のドSだとよく聞くひかるに浴びせるしっぺ返し。



「ほら、なんて書いたか当ててみろよ」
 とニタニタしながら、スベスベの内ももに字を書いてやる鮫島。

「メス犬」「まんこ」「スケベ」「ちんこ中毒」「ヤリマン」

 と、書き連ねる文字は子供の落書きレベルだが、それらも全て、
「ひ、ひぃぃッ♪んっ、あぁっ…う、動かすなッ…んあぁッ♪」
 と好反応で返すひかる。
 チラッと足元を見ると、すっかりメスの顔になっていて、ポタポタと額の汗が地面に垂れ始める始末。
 毒の効力とはいえ、人によっては無反応な時もある内ももでここまで悶えてもらえると、いじめ甲斐がある。
 そして、
「ククク…まさか、筆がこの二本だけだと思ってるんじゃあるまいな?」
 それを言われ、ハッとした顔をするひかるだが、逆さ吊りにされて目線が低いせいで傍にベタ付けで停められたワゴンは足元のキャスターしか見えず、その上に何がどれだけ並んでいるかが全く見えない。
 使っていた絵筆を置き、次に鮫島が持ち替えたのは、同じ筆は筆でも、著名な書道家が使うような極太の筆。
「さぁ、次はこれで同じように字を書いてやろう」
 と示された筆の毛の量を見てゾッとした顔をするひかるだが、鮫島は構わずに内もも習字を再開。
 ス〜っ…と太い筆先を走らせただけで、
「ひぃぃッ!?んあぁっ、や、やめっ…んはぁあッ♪」
 と反応が格段に大きくなったひかる。
 蟲の毒で、内ももがすっかり性感帯と化した証拠だ。
「さぁ、なんと書いたか当ててみろ。正解したらやめてやるぞ!」
 と愉悦に満ちた笑顔で、

「内ももだけで声を張り上げて感じる変態女王、これはもしやマンコを一切触らずして陥落か?」

 とスラスラ長文を書いてやれば、その字の一画ごとにビクビク震えて揺れるのが面白い。
 身体も火照ってきたのか、真っ白だった脚がほんのり桜色に…そして、内ももでこれだけ反応するということは、同時に毒を打たれた胸の膨らみ、そして股ぐらの女の砦も、今頃、存分に熱を帯びているとに違いない。が、そこはまだ触れてもやらない。
 ケーキの上のイチゴと同様、快楽拷問では楽しみは後に残しておく方が面白い。
「く、くぅぅッ…んんっ、あぁっ…!」
「ククク…無駄だ、無駄だ。堪えられないくせに声を我慢するんじゃない。素直に出せばいいんだよ。つまらん女王ヅラなんかやめて、正直に『あぁんッ!内もも責め、気持ちいいぃッ♪』と恥ずかしがらずに思いの丈を叫べばいいんだよ!」
「だ、黙れぇぇッ…!んひゃぁあッ♪」
 ゴシゴシと荒くなる筆遣い。
 ブンブン揺れる身体は、まるで船に揚げられ、尾びれを吊られて持ち上げられて暴れるサメ…。
 それを、

「どうした?ずいぶん活きが良くなってきたじゃないか。えぇ?だがな…ヘタに暴れたら、思いがけぬ二次災害があるぞ…♪」

 と思わせぶりにニヤリと囁く鮫島。
 その声を聞いている余裕すらなかったひかるだが、その意味深な言葉の意味はすぐに身を持って思い知ることになる。

 ぐにゅっ…♪

「んあぁぁッ!?」
 突然の絶叫。
 遠心力がついた身体の振りによって、ひょいと足を上げた鮫島の尖った革靴の先端めがけ、胸の膨らみが不可抗力的にめり込んだのだ。
 そして間髪いれず、
「ククク…だから言ったろ?何も考えずに暴れてるとこういう事故があるんだよぉッ!」

 グリグリっ…!

「んおぉぉッ!?」
 めり込んだつま先を左右にひねられ、革靴の先端ドリルを乳房に受けるひかる。
 その圧迫は衣服をあっさり透過し、鮫島の狙い通り、服の中でビンビンに尖った乳首にピンポイントで直撃…!
 たまらず吊られたまま海老反りになって逃げるひかるだが、人間という生き物は大気中を浮遊することは出来ない…。
 むしろ、ヘタに海老反りになったぶん、より加速して再び差し出された革靴つま先めがけてダイブ。
 めり込むと、また、

 ぐりぐりっ…!

「ひ、ひぃぃッ♪」
「ほら、逃げるなよ。逃げてもまたここに落ちてくるだけ…おとなしく俺のつま先にその敏感になってる膨らみを足蹴にされるしかないんだよ!」
 ニタニタしながら、ひかるの無駄なあがきを愉しむ鮫島。
 頃合いを見て、
「そら、次はこっちだ」
 と足を入れ替え、反対側の胸にも同じ責め苦を与える。
「んあぁッ…♪」
 たかが筆で…そして汚い足で…こんなもので不本意な声を上げさせられる屈辱。
 その“魔の振り子”を止めようと踏ん張ればしめたとばかりにつま先での乳首ドリルで弄ばれ、それから逃げるように背中を反らせば再び振り子が始まって尖ったつま先めがけて乳房でダイブ…。
 そして、そのどちらで苦しむ間も感度爆発中の内ももへの筆責めがセットという苦境。
(こ、この体勢…とにかく、この体勢を脱しないことにはどうすることも…!)
 ということは理解しつつも、後ろ手で固定された逆さ吊りを自分一人で脱する方法などハッキリ言って無い…。
 そんなひかるをさらに絶望させるかのように、
「ククク…さぁ、次はこれを使ってみるか」
 と、再度、鮫島が持ち替えたのは、なんと、猫じゃらし…!



 それで再び内ももをなぞりながら、今度は無防備な股ぐらも這わせて、右脚、股、左脚…折り返して左脚、股、右脚とU字責め。
 内ももはなぞり、そして、ちょうど股に差し掛かる頃に毛先をグリグリと捻ってやれば、たちまち、
「ひぃぃッ♪んひゃぁぁッ♪」
 と、ますます追い詰められたことを物語るひかるの嬌声。
 そんな状態に落とし込んでおいて、
「ククク…おい、貴様。さっきからあえて触れずにおいてやったが、そろそろいいだろう。このやけに目立つ股のシミは何だ?えぇ?」
 と、ここでようやく、逆さ吊りでスカートが垂れ、無様に丸出し状態のパンティの股ぐらの部分に現れた楕円形のシミに言及する鮫島。
 当然ながら、先ほどのねるよりも明らかに広範囲。
 吸水しきれず、水分が生地を透過して浮き出るほどの濡れっぷりに、
「くすぐられただけでこんなに濡らして…さては、お前…いじめられたがりのドMか?」
「だ、誰がッ…!今の言葉、二度と私の前で言うなッ!次、言ったら…殺すッ…!」
 と女王にとっては屈辱のドM呼ばわりに、つい反射的に激怒したひかるだが、鮫島はニタニタ笑って、
「そんな無様な格好で凄まれても怖くも何ともない。何度でも言ってやるさ。おい、ドM。本当はドMなんだろ?森田ひかる。なぁ?どうした?何とか言えよ、このドMが」
「ち、違うッ!私はMじゃないッ…!んぁぁッ♪」
「何だ?もっと足で胸を嬲られたいのか?だったらしてやるよ、ほれ…ほれ…♪」
「ぐっ、あぁぁっ…♪ひ、ひぃぃッ♪」
 否定するように身体を揺すったせいで、また悪循環に陥るひかる。
 U字に動いていた猫じゃらしも、時折、股ぐらで止まり、包丁を研ぐようにシミの上からの摩擦攻撃を追加し始めた。
「あっ、あっ…んんっ♪くっ…い、いいかげんにッ…ふぁぁッ♪」
 パンティから滲み出た粘っこい液体が猫じゃらしに付着する始末。
 それを綿菓子のようにクルクルと柄を回して巧みに絡め取りながら、
「ククク…すごい濡れようだ。これはもう下着としての役目を果たしていないな。あってもなくても同じ…邪魔だから脱がせてやるとしよう」
 パンティをグッと持ち上げる指…そして生まれた隙間をハサミの刃がくぐり、切断準備万端。
「行くぞ…♪森田ひかるのくすぐり責めで興奮したドMの濡れマンコ…とくと拝見させてもらう」
「くっ…や、やめろっ…見るなッ…見るなぁぁッ!」

 …チョキっ!

「嫌ぁぁッ…!」
 頬を真っ赤に染めた絶叫を無視して股下のところを横一閃に切断された瞬間、翻って下っ腹にペタッと貼りついたパンティは自分でも分かるほどベトベトしていた。
「ククク…とうとう出てしまったな。これが森田ひかるのマゾマンコか」
 と、あえて名前を付けて強調することでさらに羞恥を与えるのが言葉責めのテクニック。
 周囲に及ぶテカりを指で掬い、持ち上げて糸を引かせては、
「おぉ、こいつはすごい。くすぐられただけで、いやらしいおつゆをこんなにも吐き出すとは…♪」



「う、うるさぁぃッ…!み、見るなッ…!くぅぅッ…」
 恥じらうひかるを無視して、猫じゃらしを横に置き、指を添えて、くぱぁ…と肉を開く鮫島。
 それだけでも
「あっ、んっ…んんっ…♪」
 と身を震わせるひかるの秘肉をまじまじと観察し、
「ほぅ…奴隷嬲りを楽しんでいるわりには黒ずみもなく、まだまだキツそうだな。やはりタッパがチビだから、そこまでガバカバにはならんか」
「だ、黙れッ!チビって言うなぁッ…!」
 と抗議したひかるだが、すぐさま、
「ふひぃぃッ♪」
 逆さ吊りのまま、ビクッ!と跳ねた身体。
 鮫島はニヤニヤ笑って、
「ククク…忘れてはいないぞ?このクリトリスにも蟲の毒は回ってるんだ…♪まぁ、そう焦るな。ここはここで、あとで集中的にいたぶってやるから楽しみにしてろ」
 思わずゾッとしてしまう悪魔の笑み。
 依然、足元にて、つま先で胸の膨らみに抉ってやると、
「あっ、んんッ…!」
 と、身体を揺する。
 こうして、胸も、陰部も、そして内ももも、蟲の毒でしっかり高感度に仕上がったひかるの身体。
「さーて…いいかげん下ろしてやらんと頭に血が上るからな。逆さ吊りはこれぐらいで勘弁してやるよ…♪」
 と口にした鮫島だが、だからといって自由にする気はなさそう。
 下ろされたのも束の間、次の拘束へと移ろうとする手をどうにか払い、鮫島と対峙するひかる。
「はぁ…はぁ…」
 火照る身体で反撃しようにも足腰が上手く機能しない。
 それどころか、
「やれやれ…」
 と溜め息をついた鮫島が、一旦は置いた猫じゃらしを手に、
「この感度でまともに戦えるとでも?」

 スッ…♪ 

「ひゃはぁッ♪」
 平突きのごとく襲いかかった猫じゃらしが動きの鈍るひかるの脚の間を突き抜け、それを引き抜く際に内ももをなぞった。
 それだけで脱力したようにひざまずくひかる。
 その間に軽い身のこなしで背後に回り、猫じゃらしの柄でひかるの細い首を締め上げた鮫島。
「ぐっ…がぁッ…」
 苦しむひかるをそのままゆっくりと立たせ、
「何を抵抗することがある?これから幼稚な奴隷嬲りなんかとは比べ物にならない至極の快楽を存分に与えて気持ちよくしてやろうと言うのに…♪」
 そのままズルズルと引きずるようにして、次なるステージ、調理前のまな板ともいうべき施術台の上へとひかるをいざなう悪魔。
「い、嫌ッ…離して…!」
 などと口にしても無駄。
 無理やり寝かされ、仰向けのまま手足を固定されたひかる。
 鮫島は薄暗い電球の明かりを反射させるようにハサミを構え、
「もう既にそのぐしょ濡れのマンコを晒したんだ。衣服など必要なかろう」
「くっ…!」
 動けないまま、残りの服をブラも含めて全て、淡々と切り刻まれたひかる。
 先端の突起した美乳を晒し、一糸まとわぬ姿にされたところで、
「ククク…では、ここでゲストの登場だ。楽しんでもらおうじゃないか」
 と言った鮫島の声とともに、地下牢に現れる一人の男。
 拘束されたまま顔を向け、その顔を見て、思わず顔が強張るひかる。
 現れたの、なんと、以前ひかるが発狂するまで焦らし抜いて屈服させ、それ以降、飼いならして散々いたぶってやった奴隷の男だ…!


(つづく)

■筆者メッセージ
※次回ちょっと凝ったことしたくなったんで更新遅れる見込みです。あしからず。
鰹のたたき(塩) ( 2023/01/23(月) 00:08 )