欅共和国の罠 ― 捕らわれた男たちの記録 ― - 序章編 小池美波と齋藤冬優花に捕まった男
4.暴露促進テクニック
 美波の指が、くすぐるような手つきで胸板を這い、時折、乳首をかすめると、そのたびに五郎は反応した。
 左手は残したまま、右手を徐々に脇腹、下腹部、そして股間へと下げていき、移動した右手のかわりに次は美波の舌が乳首を捉える。
「うぅっ…!」
 チロチロと半勃ちの乳首を舐め、刺激を与える美波。
 それによって血が通う股間のイチモツを、すかさず右手で捕まえる。
 至極の乳首舐め手コキ。
 まずは、シュッ、シュッ…と、スローな手コキから。
「どう?気持ちいい?」
 五郎の目を見つめて、優しく問いかける美波。
 仕返しと言っていたわりには、まるで恋人同士のような表情。
 そのあざとい目についつい釣られ、夜這いをかけられている側にもかかわらず、うんうんと無意識に頷く五郎。
 美波は満足そうに笑みを浮かべ、
「じゃあ、もっとしてあげる♪」
 と言って、さらに扱き、乳首を舐め回す。
 イチモツが硬度が増すにつれ、扱くスピードは徐々に早く、そして竿を握る力は徐々に強くなってくる。
 その刺激に全身の力が抜け、まるで赤ん坊のように身を預けて、なすがままの五郎。
 ふいに美波の手の平が亀頭を覆った。
「ふふっ…先っぽ、めっちゃ濡れてんで?」
 と呟いた美波は、そのまま、蛇口をひねるようにクリクリと亀頭、そしてカリを刺激する。
「うぅっ!あぁっ…!」
 むず痒い刺激に、自然と腰が跳ね、逃げてしまう。
 それを続けるうちに、
「もぉ!そんな暴れんといて!」
 と、たまらず美波が文句を言う。
 もう既に抵抗する気など微塵もないのだが、びくびく跳ね上がる腰が暴れていると捉えられたようだ。
 業を煮やした美波は、意地悪な笑みを浮かべ、
「ジタバタできへんようにしたるわ」
 と言って、背後に回り込み、五郎の身体を抱えるように腰を下ろした。
 長い手を背後から回し、背中を抱き締めるようにへばりつく。
「どう?これでもう動かれへんやろ?」
 と得意げに笑った美波は、そのまま脚を絡め、五郎の脚を閉じられなくしてから、その付け根で無防備に放り出されたイチモツの先端を改めて嬲り始める。
「んひぃぃっ…!」
 先ほどと同様、腰が浮く。…が、身体を固められているため、さっきのように逃げられない。
 自身のカウパー液でコーティングされた敏感な亀頭を容赦ない手つきでこねくり回され、悶絶する五郎。
「どう?気持ちいい?」
 ケラケラ笑いながら、再度、問う小池。
「き、気持ちいい…けど、し、刺激が強すぎて…がぁぁっ…!」
「だって、お仕置きやもん。みぃより、ふーちゃんの方が気持ち良かったんやろ…?」
 亀頭を握る力が増す。
「 だ、だって…あの状況じゃ…そ、そう言うしか…ひ、ひぃぃっ!」
「え〜?ホンマにぃ?気持ち良さそうに言ってる風に見えたで?」
 詰問しつつも表情は笑顔。
 次は指を立て、琴を弾くように亀頭を撫で、
「アンタのせいで、みぃ、負けちゃってん」
「んっ、くぅっ…」
「目の前で、あんな気持ち良さそうに射精するとこ見せられて悔しかったなぁ〜…」
「わ、悪かった…!」
「だからぁ〜…」
 美波は、甘えたような声になって、
「みぃの前でイク時は、さっきよりも気持ち良さそうな顔、見せてくれなアカンで?」
 と囁き、亀頭から採取したカウパー液でまみれた手で、再び竿を扱き始めた。
 背後から手を回しての手コキ…それは必然的に、普段の自慰行為と同じ握りとなる。
「普段、よく一人でシコシコしてんの?」
 と、耳元で囁かれる恥ずかしい質問。
 言葉に詰まったり、口ごもったりするたび、竿を握る手が標的を亀頭に変え、グリグリと握られ、答えを急かされる。
「んがぁぁっ…!」
 過敏な亀頭を容赦なく責められ、思わず五郎は、
「た、たまにするっ!たまにするよぉ…がぁぁっ!」
 と自身の自慰について白状する。
 美波は満足そうに、再び、竿を握り直し、ゆっくり扱きながら、
「頻度は?」
「んっ、あぁっ…み、三日に、い、一回ぐらい…」
「へぇー、男のわりには少ないなぁ?男って毎日するって言うやん?」
 と感心した様子の美波は、さらに質問を続け、
「する時はどうやってシコシコするん?」
「んっ、くっ…み、右手で握って…」
「右手で?じゃあ、まさに今みたいな感じ?」
「そ、そう…」
「速さは?」
「は、速さ…?」
「だから、たとえばぁ〜…」
 スローな手コキをして、
「これぐらいとかぁ…それとも…」
 だんだんスピードを上げ、高速手コキに移行して、
「これぐらいとか…どうなん?」
「がぁぁっ…」
 煙が出るほどの速さで竿を擦り上げられ、悶絶する五郎は、なだめるように
「も、もう少しゆっくり…」
「じゃあ、これぐらい…?」
「そ、それぐらい…」
 速度が下がって少し落ち着いた五郎だが、美波の質問責めはまだ終わらない。
「オカズは?」
「お、オカズ…?オカズは…え、AVを見ながら…うぅっ…!」
 答えに詰まればまた亀頭を責められる…という恐怖から、恥ずかしい質問にも素直に答えてしまう五郎。
「どんなAV?」
「え…そ、それは…」
 竿から離れかける美波の指に、五郎は慌てて、
「い、言うっ!言うから…!えっと…ち、痴女モノの…AV…を」
「痴女モノぉ?もっと詳しく教えてぇやぁ」
 と興味津々の美波に、五郎は赤面しながら、
「お、女の人に、い、いじめられて…む、無理やりイカされるヤツ…とか…」
 と、自身の嗜好をカミングアウトする。
 それを聞いて美波は、ニッと笑って、
「なんや。じゃあ、ホンマはもっとこういうことされたいんやんか!素直に言えばいいのに」
「━━━」
 美波の竿を掴む力が、ぐっと強くなり、
「なぁ?こういうことやろ…?」
「…う、うん…んっ、くぅぅっ…」
「どう?いつもオカズにしてたシチュエーションを実際にやられるのは?」
「き、気持ちいい…うぅっ、あぁっ!」
 美波の手に翻弄され、されるがままの五郎。
 たまに速く、たまに遅く…と緩急をつけつつも、しっかり握ってズリズリと扱き上げるという基本は変わらない。
 やがて、背後から抱え込む美波の手を振りほどくように身体を硬直させてくる五郎。
「すごい…身体がびくびくしてる…もしかしてイキそうなん?」
 という美波の問いに、五郎はうんうんと頷いて、
「イ、イキそう…あぁっ、イ、イク…!」
「いいよ、イッて。みぃの手コキで、いっぱい出して?」
「がぁっ、あぁっ、出るっ…んあぁぁぁっ…!」
 握った竿の先から、ビュッ、ビュッ…っと、ものすごい勢いで発射される精液。
 美波の目にも、一瞬、身をくねらせた蛇のような形で白い液体が宙を舞うのが見えた。
「はぁ…はぁ…」
 大量射精で放心状態の五郎。
 美波は、竿の根元をぎゅっを握り、最後まで絞り出すように先端へとその拳を上げた。
 亀頭まで着くと、どろっ…と残った精液が先端の切り込みから滲み出る。
「ほら…見てみ?これ…」
 それを指で掬いとり、糸の引く精液を五郎の目の前で見せつける美波。
「…そんなに気持ちよかった?」
 と問うと、放心状態のまま、うんうんと頷く五郎。
 美波は、絡めた脚をほどき、前に回ると、
「キレイにしてあげるわ」
 と言ってひざまずき、射精の余韻でびくびく脈打つ肉棒に口付けをし、ゆっくりと口に含んだ。
「うぅっ…あうっ…」
 美波の小さな口に呑み込まれていく亀頭。
 そのままジュルジュルと喉を鳴らし、しっかり掃除をする美波だが、それに反し、口の中で再び固くなるイチモツ。
 ジュポ、ジュポ…と美波の顔が前後するたび、五郎は首をカクカクと揺らして悶える。
 美波は、一度、口を離し、五郎の顔を見上げて、
「何か、また大きくなってきたんやけど…?」
「だ、だって…気持ちよすぎて…」
「…続けてほしい?」
「う、うん…」
「もぉ、しゃあないなぁ〜…」
 再び咥え、次は口内で舌を絡める美波。
 先ほどは齋藤の胸でイカされたため、結局、味わえないまま終わっていた美波のフェラ。
 丁寧な口の動きと上目遣いで五郎の反応を見ながら行う小悪魔な感じがたまらない。
 さらに、射精を促進するために金玉をいじくり回す指も追加され、もはや拷問ではなく、ただの夢心地を味わう五郎。
「あぁっ…で、出る…また出るぅ…!」
 と情けない声を上げる五郎に対し、美波は、
(いいよ…そのまま出して!)
 という目をしながら、しゃぶり続ける。
「あぁぁぁっ…!」
 宙を仰ぐとともに、美波の小さな口の中で脈打つ肉棒。
 美波はそっと口を離すと、手の平を受け皿にして口元に添え、その上に、口内で発射された二発目の精液をどろりと吐き出した。
 二発目にして、まだ粘りのある濃い精液を発射した五郎。
 ぜぇぜぇ息をする五郎に、自分が出した量を見せつけた後、
「なぁ、見てて?」
 と声をかけ、その目の前で美波は、手の平に出した精液をジュルジュルと再び口に含み、口内で転がした後、ごくりと喉を鳴らして飲み干した。
「あー、おいしかった♪」
 と満足そうに言い、空になった口の中を見せつける。
 そして、すかさず二度目のお掃除フェラ。
 細部まで丹念に舐め回され、満を持して美波の唇から飛び出た亀頭は、隅々まで唾液でコーティングされ、光沢が出ていた。
 美波は、五郎の首に手を回し、抱きつくように寄り添うと、耳元で、
「ふーちゃんのパイズリと、どっちが気持ち良かった…?」
 と囁いた。
 虚ろな目をした五郎は、唇を震わせながら、
「い、今の…て、手コキと…フェラの方が…気持ちよかった…」
 と、うわ言のように言った。
 そう言わせるためにやってはいたが、実際その言葉を引き出せたことに、まんざらでもない様子で少し照れる美波。
「よしよし…ええ子や」
 と満足そうに五郎の頭を撫でる美波は、もう一度、耳元に顔を寄せ、
「じゃあ…みぃのテクニック、最後にもう一つだけ見せてあげる♪」
 と、小悪魔な笑顔で言った。
(も、もう一つ…?)
 女の身体に残る武器といえば、もう“あそこ”しかない。
「…してほしいやろ?」
 立ち上がり、パンティのゴムに手をかけながら問う美波に、五郎は、
「お、お願い…します…!し、してください…」
 と、再び、うわ言のように言った。

鰹のたたき(塩) ( 2020/05/27(水) 10:42 )