欅共和国の罠 ― 捕らわれた男たちの記録 ―

















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第二次戦争編 渡邉理佐と小林由依の復讐
6.四連振り子
「何だァ!またイクのかぁっ!?イケよ、ほらっ!金玉カラッポになるまで出し続けろっ!私らを散々オモチャにした落とし前、精子を一滴残らず搾り出して償わせてやるからさぁッ!」
「ひ、ひぃぃっ!?うぉぉぉっ…!」

 ドヒュッ♪ドピュッ♪

……

 どぴゅっ♪どぴゅっ♪

「あーあ…またこんなに出しちゃって…ねぇ?イク時は『理佐様、ザーメン発射しますっ!』って宣言して五秒前からカウントしてって何度言ったら分かるの?出来るようになるまで終わらせないよ?さぁ、もう一回、再教育ね…♪」
「がぁぁっ…!む、無理だっ…数えてる余裕なんてないんだってッ!た、頼むっ!もうやめてくれぇぇっ…!」

……

 このように、もはや、どれだけ搾り取られたか分からない。
 床もベッドも精液まみれ…栗の花のニオイが地下牢に充満してもなお、小林由依と渡邉理佐…この欅共和国が誇るサディスティックの両翼、ダブルウイングによる復讐の制裁は終わらない。
「ふぅ…♪」
 小休止とばかりに彼女らがミネラルウォーターを口にして喉を潤す間も、
「ほら、立てよ…!」
「起きなって、ほら…♪」
 と、二人が弟子のように可愛がり、また、その二人のことを師匠のように慕う忠臣の後輩、森田ひかると山?ア天が憔悴しきった男たちを無理やり立たせ、再び天井から手を吊る拘束に戻す。
 天井から垂れる鉄製の手枷に難なく手が届く長身の天ちゃんと、かたやハナからミニサイズの脚立に乗って手を伸ばさないと届かない小柄なひかる。
「よいしょ、っと…♪」
 男の手首をしっかりと固定し、尊敬する先輩たちの捕食の続きのお膳立てをした二人。
 かたや、手を吊られ、背中合わせに立たされた男たちは、じっとしていられず、尻相撲をするように汗だくの尻を擦りつけ合って情けない。
 その光景を、
「見て、ひかる…スリスリしてる…♪」
「ね♪男同士なのにさ…キっモぉ〜…」
「これがホントのお知り合いってヤツ?」
「あぁ、お尻だけに?やめてよ、天ちゃん。くだらないよ。アハハ♪」
 とバカにする二人。
 それでもなお、
「くっ…うぅっ…」
「がぁっ…はぁ、はぁ…」
 と呻き声が断続的に続くのは股間の痛みによるもの。
 二人に無理やり服用した強力精力剤は、本人の意志に関係なく男根を勃起させ、絶えず精液を製造し続ける。
 その証拠に、あれだけヌキ続けた挙げ句こうして責める手を止めても、いまだビクビクと脈打ち、我慢汁を溢れさせて足元にとろとろと垂らす。
 その有り様を、給水を終え、腕組みしながら戻ってきては妖艶な表情で眺め、

「へぇ…♪まだ足りないんだぁ…♪」
「仕方ねぇなぁ…♪もうちょい付き合ってやるかぁ…♪」

 と、再度、歩み寄る二人。
「や、やめろ…これ以上はホントに無理だ…」
「も、もう出ない…もう出ないよぉ…」
 と半泣きで許しを乞う男たちの声を、
「ねぇ、理佐。何か聞こえる?」
「ううん。何も聞こえな〜い…♪」
 と一蹴し、その美しい裸体をもはや隠すこともなく、全てを晒したまま、それぞれ男の前にスタンバイ。
 まず仕掛けたのは小林。
 グッと詰め寄り、長い脚をひょいと持ち上げてひかるが使った脚立の上に置くと、その無毛の股ぐらに男の脈打つ肉棒をあてがい、ズリズリと摩擦。



「おぉっ…うぉぉっ…!」
 悶える男に対し、
「んっ、んっ…♪まったく…やめろ、やめろっつってるわりにまだこんなに硬くしてさぁ…♪」
 と、妖艶な笑みを見せながら、クイッ、クイッ…と卑猥に腰を擦りつける至極の立ち素股。
 さらに反対側でも理佐が、こちらは後ろ向きに迫り、ぷりっとした小さな尻を押しつけ、引き締まった太ももで男根をぎゅっとホールドして同じくズリズリと立ち素股。



「あんっ、んんっ…♪」
 と自らも刺激を得ながら、
「ふふっ♪どう?私のマンコ、ぐしょぐしょになってるの分かる?」
「━━━」
 クールな顔から不意に飛び出す「マンコ」「ぐしょぐしょ」というキラーワードを耳に叩き込まれ、思わず天を仰ぐ男。
「ほらっ、何なら自分たちも好きに腰振っていいんだよぉ?」
「どうなのよ?アンタらだってホントは気持ちよくてたまんないでしょ?」
 と誘う女王二人。
 それを言われて男たちも、ダメだと分かっていながら、つい本能で腰を振ってしまう。

 ずりゅっ…♪ずりゅっ…♪

「あんっ、んんっ…♪やるじゃん…♪」
「んんっ、はぁっ…♪いいよぉ、その調子…♪」
 股に擦れるカチカチの男根に表情が緩む小林と理佐。
 理佐、男、男、小林…。
 理佐がグイッと腰を突き出すことで玉突きとなって対極の小林の股ぐらを男の肉棒が鋭角に駆け抜ける。
「あんっ♪ちょっと、理佐ぁッ…♪」
 と、すかさず即反撃して腰を当て返す小林。
「あぁんッ♪ねぇ。今の、ちょっと強くない?お返しっ!えいっ♪」
「んはぁぁっ♪」
 両端の二人による腰振りの応酬で、電車ごっこのように連なった四人が右へ左へ団子状態のまま揺れ始める。
 その様を眺めるひかると天ちゃんには、四人の動きがまるで振り子のように映る。
 そして、ズリズリと濡れた秘貝を擦りあげる男根に、やがて理佐も小林も次第にうっとりとした表情を見せ、ある時を境に、それぞれ吊られた男の肩を掴み、グイグイと自分の方へ引き寄せては卑猥に腰をくねらせる。
「あぁっ、んんっ…き、気持ちいいッ♪」
「ぶっといカリがクリに擦れて…あぁんッ、たまんないッ…♪」
 いびる時間は終了…ここからは、ただ彼女たちが快楽を得るだけの時間だ。
 ジャラジャラと音を立てて揺れる天井から垂れた二対の鎖。
 前後からサンドイッチされて為す術がない男たちは、ただただ、イチモツの先、竿の上に密着する湿りたっぷりの秘肉の生温かい感触を半強制的に味わい続けるしかない。
「ふぁぁっ♪んんっ、んんっ♪」
 髪を振り乱して感じる小林は、とうとう、我慢できずに腰を押しつけながら自身の美乳を鷲掴み。
 それに対し、理佐も、目の前の男の半開きの口にむしゃぶりつくと、ネチョネチョと深いキスをしながら夢中で腰を前後に振るう。
 その痴態を見て、
「…ヤバいね、これ…♪」
「ね…理佐さんも由依さんもすごく気持ちよさそう…♪」
 感嘆としながら感想をこぼす二人。
 ともに、
(今度、私たちも、これ、やってみよ…♪)
 と思っているに違いない表情だ。
 やがて、すっかり欲情し、ただの“オンナ”と化した女王たちは、どちらからともなく、
「はぁっ…♪ヤバい…もう我慢できない…!」
 と、腰の位置を巧みに調整し、とうとう、それまで素股で堪能していた肉棒を対面立位でマンコの中にズブズブと呑み込んだ。

 ぐじゅっ…♪

「はうぅッ♪」
 歓喜の声とともに、バレリーナのように仰け反る小林、そして理佐。
 そして、すかさず男の肩にパチィッ!とビンタを見舞って、

「ねぇ!なに止まってんの?動きなさいよ、ほらっ!」
「いっぱい突いて私たちを気持ちよくしなさいッ!」

「は、はぃぃっ…!」
 言われるがまま、快楽のまま、腰を振り始める男たち。
 ぶつかり合う尻と尻。
 互いに押され合う様は、まさしく大熱戦の尻相撲。
 そして、その突きに応える両端の二頭の女豹の腰振りによって、やがて四人は、誰一人として自分の意思では止まれなくなっていく。
「あぁん♪んぁぁっ♪チンポっ…チンポ気持ちいいっ♪最高ォっ♪」
「んんっ、んっ、んっ…♪ねぇ、もっと…もっと深く突いてぇっ♪」
 と絶叫しながら振り子のように揺れ、ガチガチの男根の不可抗力ピストンを堪能する理佐と小林。
  やがて、
「あぁっ、イ、イクっ♪」
「んあぁっ、イッちゃうぅぅッ♪」
 と、愛弟子の見てる前で豪快に果てる二人。
 それでもなお振り子は止まらず、余韻に浸る間もなくピストンが続く。
「あぁっ、んんっ…♪ほらぁ、やれば出来るじゃん♪」
「そうよ、その調子…♪」
 と満面の笑みで褒めたのも束の間、

「ちゃんと覚えてよ?私の好きな角度…♪これから毎晩、この動きしてもらうからね…♪」
「これから腹上死するまで、アンタら、永遠に私たちの腰振り人形だから…♪」

 きゅぅぅっ…と締まる膣肉に返事を促された男たちに、もはや自我などなく、

「は、はいぃぃッ…♪お、お二人のマンコに…!」
「死ぬまで奉仕させていただきますぅッ…!」

 この絶叫が、彼らが最後に口にしたまともな言葉である。

……

 そして、それからおよそ一時間後…。
「はぁ、はぁ…ヤバっ、きっつ…」
「これだけ連続でヤッたら、さすがにちょっと疲れたね…」
 と息を荒くして苦笑し合う二人。
 男たちは既に物言わぬ木偶の坊。
 二人のエンドレス強制セックスに、とうとう泡を吹いて失神してしまった。
 だらんと手だけ吊られて揺れる様を見て、ようやく、
「仕方ない。少し休ませてやるか…」
「といっても、目が覚めたらまたすぐ金玉カラッポにしてやるけどね…♪」
 これだけコテンパンにしても、まだ二人の顔から復讐の念は消えない。…と、そこにバタバタと慌ただしい足音を立てて駆け込んできた仲間、齋藤冬優花。
 入ってくるなり、
「うわっ、くっさ…!めっちゃ精子のニオイするっ…どんだけ搾り取ったの!?」
 と地下牢に充満するザーメン臭に顔をしかめるも、すぐに表情を真顔に戻し、
「そんなことより、二人とも!すぐに服着てミーティングルームに集合ッ!茜から緊急召集っ!」
「なに?どうしたの?」
「何かあったの?」
 と呑気に聞き返す二人に、冬優花が深刻な顔をして打ち明ける。

「みぃちゃんと連絡がつかない…もしかしたら、例の鮫島って男が再び動き始めたのかも…!」




(つづく)

※この続きは外伝「小池美波の陥落物語 (仮)」へ移る予定。

鰹のたたき(塩) ( 2022/08/15(月) 01:13 )