E独房 幸阪茉里乃
「んっ…んっ…」
他の独房からは欲に逆らえない男たちの吐息や喘ぎ、時には悲鳴にも似た呻き声が飛び交う中、唯一、この独房からは、男ではなく女の声が漏れていた。
その声は小さく、そしてか細い。
壁には全裸で磔にされた捕虜の男。
そして、その男に相対して二人の女が連なって立っていた。
前にいる少し背の低い女の名は幸阪茉里乃。
色白で少しむっちりした身体をしている。
そして、その茉里乃の背後にべったりとくっつくのは、この欅共和国を統治するメンバーを束ねるリーダー、菅井友香だ。
背後から手を回し、そのしなやかな指で茉里乃のふくよかな胸を鷲掴みにする菅井。
「んっ、んっ…」
もみくちゃにされて小さく声を漏らす茉里乃だが、それ以上に男の吐息の方が荒い。
「はぁ…!はぁ…!」
その股間は既に暴発寸前にまで勃起し、まだ何もされていないのに視覚効果だけで先端は既にカウパー液まみれだ。
「ほら。茉里乃ちゃん、分かる?」
と耳元で聞いてくる菅井に、
「はい…めっちゃ見られてます…」
と答える茉里乃。
「そうでしょ〜?ねぇ〜、おっぱいフェチの男が
、この色白おっぱい、こんな目の前で見せつけられたらたまんないよねぇ♪」
と、わざと男に聞こえるように言って楽しそうに笑う菅井。
「はぁ…はぁ…た、頼む…こ、これを外してくれ…」
と、左右の手首の拘束具を揺すって懇願する男。
「え〜?何で〜?外して何をするつもりなの〜?」
と菅井が問いただすと、男は無様に、
「お、おっぱい…そのおっぱいを…触らせてくれ…」
と口にする。
「へぇ〜、おっぱい触りたいんだぁ〜?茉里乃ちゃん、どうする〜?」
と意地悪な笑みで茉里乃に聞く菅井。
すると茉里乃は即答で、
「嫌ですね。頼み方がキモイんで」
と一刀両断し、
「菅井さんは別にいいんですけど」
「あ〜あ…ざんね〜ん。私は触っていいけどアンタはダメなんだってぇ〜」
と男を突き放し、なおも見せつけるように茉里乃の巨乳を堪能する菅井。
「た、頼む…頼むからぁ…触らせてくれよぉ…」
と半べそ状態の男。
拘束さえ外れればすぐに手が届く距離。
そんな目と鼻の先のところで、大好きな乳房がこねくり回されている。
見ていて生唾モノの柔肌色白巨乳。
生殺しはなおも続き、時折、
「うわぁ、すご〜い♪」
と菅井自身も感嘆とした声を漏らし、
「前から気になってたんだよねぇ、茉里乃ちゃんのおっぱいは。いつも服を着ててもすごく主張してて、一回どんなものか触らせてもらおうと思ってたの。それが遂に〜♪」
と、職権乱用の少しアブナイ発言。
「私も決して小さくないと思うんだけど、これには負けちゃう♪ホント、マシュマロみたい♪」
と耳元で絶賛され、さすがの茉里乃も少し恥ずかしそうに頬を赤らめるも、目の前の男には冷たい目で、
「いつまで見てんねん。しばくぞ」
と、ぼそっと言い放つ。
そんなことを言われても、見ないワケにはいかない。
ふいに菅井の手つきが、鷲掴みから、寄せて上げる触り方に変わった。
「ほぉ〜ら。すごいよ、この谷間…♪」
と、これ見よがしに見せつけ、茉里乃の肩越しに男の股間を覗き込んで、
「その情けない勃起チンポ、ここで挟んでズリズリしてもらえたらすごく気持ちいいんだろうなぁ〜…?」
「うぅっ…うぅっ…!」
まるで今の彼の脳内を読み取ったかのような菅井の核心をつく表現に、思わず、ガシャン、ガシャン…と拘束具を揺すり、わずかに動く腰を突き上げてアピールする男。
だが、また、
「茉里乃ちゃん、どうする?」
「え、嫌です。ちょっと期待してるところがキモイです」
と一刀両断。
「た、頼む…!お願いだ…!」
と口にする男を、ゴミを見るような目で見据える茉里乃。
その軽蔑の視線もまたゾクゾクする。
M男だから尚更だ。
「あ! 茉里乃ちゃん、ほら!見て見て!」
生殺しに耐えかねた巨根は、とうとう、触られてもいないのに、トロトロのカウパー液を床に垂らし始めた。
糸を引く懇願の証。
ヌメリ輝く羨望の変態チンポは、土下座でもしてるかのようにピクピクと脈打って上下に揺れる。
「ほら、もう我慢の限界みたい♪」
と見下したような目つきで男を見据え、
「どうする…?してあげる…?」
と耳元で囁く菅井。
菅井から打診されたら断れない。
「しゃーないですね…」
と、ゆっくり膝を畳んで屈む茉里乃。
「アハッ♪してくれるんだって♪やったじゃん♪」
と微笑んだ菅井は、茉里乃の胸からスッと手を離し、次は磔の男の真横に移動して特等席からお手並み拝見だ。
ひざまずき、まじまじと変態チンポを観察する茉里乃。
「こんだけ濡れてたら唾もローションもいらんなぁ…」
と独り言のように呟き、手始めとばかりに自慢の柔乳を男の変態チンポめがけて打ちつけた。
ぼよんっ、ぼよんっ…と弾む茉里乃のおっぱいビンタ。
変態チンポが、右へ、左へと打たれるたび、
「あうッ…!うぅっ…!」
と声を漏らす男。
その反応に触発されたのか、これまでの冷たい態度から一転、
「こんなこともされたいんやろ?」
と、自らの乳房を搾るように掴み、先端の桃色乳首で変態チンポの裏筋をなぞる。
「んがぁっ…!がぁっ…!」
ゾクゾクする感覚が股間から背筋を駆け抜け、そして脳を溶かす。
茉里乃の方も、
「んっ…んっ…」
と小さく息を漏らすも、それをかき消す男の嬌声。
「も、もっと…もっとぉっ!」
と、まるで女のように続行を願い、してもらえれば、
「んぉぉっ!?」
と、雄叫びをあげる。
「アハハ♪情けない声あげちゃって」
と横でクスクス笑う菅井は、男の脇腹を指でつねって、
「ほら、茉里乃ちゃんが下から見てくれてる。気持ちいいならちゃんと気持ちいいですっていう表情をしてあげないと失礼でしょ?」
「うぅっ!がぁっ…ぐうっ、うほぉぉっ!?」
「うわ…きっも…」
と例によってゴミを見るような眼をする茉里乃だが、そのドン引きとは反比例して胸を武器にした責めはさらに加熱する。
おっぱいビンタの次はおっぱいプレス。
持ち上げた乳房を変態チンポの真上で離し、その重みで押し潰す。
柔らかい下乳へめり込む亀頭。
そのたびに男は、
「んひゃっ!…ぎゃっ!…んんっ!…おぉっ!?」
と脚をガクガクさせて反応する。
そのリズミカルな悲鳴の連続に、はじめて茉里乃がニヤッと笑った。
嬉しそうな笑みにも見えるし、Sの心に火がついた笑みともいえる。
「なぁ、次はどうしてほしいん?」
と聞かれ、思わず食い気味に、
「挟んで…!お願い、挟んでっ!は、早くっ…!」
と、何なら少し怒ったようにお願いをする男。
「何でお前が怒ってんねん…」
と苦笑しながら、左右の胸を掴み、外へ開く茉里乃。
そのまはまゆっくりと身体を寄せ、変態チンポを谷間にセットし、
「行くで…!」
と、開いた手を離せば、反動で勢いよく内側へ戻った双乳が待ち受ける変態チンポをたちまち捕獲した。
「んおぉぉっ♪」
汗ばんだ胸、その柔らかい肉に挟まれ、磔のまま思わず仰け反る男。
「ほら、望み通り挟んであげたで?次はどうしたいん?」
とニヤつく茉里乃。
すっかり痴女スイッチが入り、上目遣いで、
「そのまま腰振りたいんやろ?私のおっぱいでこのオチンチン、スリスリしたいんやろ?…ええで、振ってみ?自分で好きなだけ腰振って自分でパイズリしてみ?押さえててあげるから」
と、左右の胸をグッと圧迫すると、すぐさま男は限られた可動域の中で一心不乱に腰を振った。
「んぉっ!おぉっ…!おうっ、おうっ…!」
「うわぁ…すっごいわ。スケベなチンポが出たり入ったり…!」
自らの胸元を覗き込んでは、その様子をニヤニヤと見つめる茉里乃。
「…なぁ?唾、欲しい?」
「ほ、欲しいぃっ…!」
「しゃあないなぁ…ほら!」
とろり…と糸を引いて供給される茉里乃の唾液によって滑りを得た変態チンポはさらに加速し、セルフパイズリに酔いしれる。
やがて…。
「んっ、がぁっ…あぁっ、ヤ、ヤバい…出そうだ…うぁぁっ…!」
「え〜?もう出ちゃうの?やだぁ、早すぎ〜♪茉里乃ちゃんのおっぱい、そんなに気持ちいいんだぁ?」
と隣で楽しそうな菅井を無視して、フィニッシュに向けて腰を振る男。
そして、
「あぁっ!で、出るっ!出るぅぅっ!」
と叫んだその瞬間、それまで胸を寄せてアシストするだけだった茉里乃が、突然、そのマシュマロおっぱいをぎゅっと圧迫し、発射目前の変態チンポをごしごしと扱き上げた!
「おぉっ!?」
「なぁ、なに勝手にイコうとしてるん?イカすんは私やろ?」
ズリュッ、ズリュッ、ズリュッ!
「んおぉぉっ!?」
茉里乃の圧殺高速パイズリの前に為す術なし!
「ほら、イキぃや!出しぃや、全部!」
「ぐぁぁっ!あぁっ…!」
ドピュッ…!ドピュッ、ドピュッ…!ドピュッ…!
白い谷間から短いスパンで複数に分けて噴き上がった白濁の噴水。
茉里乃の胸をいかんなく汚した精液は、白い肌と同化し、ボタボタとお腹を伝って流れ落ちていく。
「んっ、ぐっ…はぁ…はぁ…」
「あらぁ〜、イッちゃったの〜?こんなにいっぱい出しちゃって…大好きなおっぱいでイカされて本望かしらねぇ♪」
と優しい笑顔で嘲笑う菅井。
茉里乃はなおも胸を寄せ、ぎゅっ、ぎゅっ…と締めつけて最後までしっかり搾り取り、そこでようやく男の変態チンポを解放した。
射精してもまだ萎えずに脈打つ竿。
緩んだ口を閉じることもままならず、射精の余韻だけを感じて茫然と立ち尽くす男。
菅井は、パイズリ搾りを終えた茉里乃に拍手を送り、
「素晴らしいわ、茉里乃ちゃん。これでもう、この男は茉里乃ちゃんの虜になったんじゃないかしら?今後、焼こうが煮ようが茉里乃ちゃん次第よ」
「ありがとうございます」
「責めることに関しては問題なし。次回は“狩り”の仕方を教えてあげるから♪」
「はい。是非お願いします」
と丁寧に頭を下げる茉里乃だが、その頭を上げると、突然、
「菅井さん…」
「ん?どうかした?」
「あ、あの…その…」
茉里乃は、顔を赤らめ、急にモジモジしだして、
「何か…あんな間近で射精するオチンチン見たら…私もしたくなってきました…」
と言った。
……
「んっ、んっ…んっ…♪」
控えめな声が響く。
動きに合わせて、たぷんっ、たぷんっ…とマシュマロおっぱいを弾ませ、心地よさそうな表情で跳ねる茉里乃。
そして、その眼下には、猿轡で黙らせて人間バイブにした男が下敷きにされていた。
ジャラジャラと音を立てるのは、男に取りつけた首輪を繋ぐ鎖。
その鎖をグッと引っ張って、
「なぁ…もっと動いて…私のこと、気持ちよくさせてよ…」
と白いむっちりした脚で、ツン、ツン…と男小突いて足蹴にし、下からのピストンを強要する茉里乃。
先刻、パイズリで射精させてやった変態チンポを次は下の口で食らい、不覚にも溢れ出てしまった欲の責任をしっかり取ってもらう。
既に菅井はいない。
菅井からは去り際に、
「この男はもう茉里乃ちゃんのモノ。気が済むようにしていいよ♪」
と言ってもらえた。
その言葉を胸に刻み、手にした鎖を引くと、男の腰が動き始める。
「んっ…♪そ、そう…それ…もっと続けて…んんっ、あっ…」
口角が緩み、すっかりオンナの顔になった茉里乃。
繋ぐ鎖を手綱のように操り、初めて得た自分の奴隷をしっかり手なずけていく。
「うぉぉっ…!おぉっ…!うがぁっ…」
と呻く男。
「ほら。改めて自己紹介してみぃや」
と声をかける茉里乃。
文言は既に教え込んだ。
それを、一言一句、間違わずに言えるかどうかのテストだ。
時折、邪魔するような鋭いグラインドに耐えながら、男は、
「うぅっ、くっ…な、名前は…ありません…わ、私は…ま、茉里乃“様”の…性欲処理に使えるだけの肉奴隷…そ、それだけの人間です…」
と途切れ途切れで口にした。
「うん、オッケー…合格…♪」
ニヤリと笑ってご満悦の茉里乃。
わざわざ言わせるSっ気と、その褒美とばかりに腰を加速させるその姿。
茉里乃は、早くも女王としての素質と片鱗を見せ始めていた。
(つづく)