6.秋元真夏 性欲爆発プロジェクト -レベル3 (30分経過)-
「んっ…くっ…くっ…」
両耳にローターを密着させたまま巻かれた目線テープの下で唇を噛み、弱々しい力で手足を揺する真夏。
その姿を見て、
「ふふっ…無駄だよ、お姉さん。もう両手、両足、繋いじゃったからね…♪」
と微笑しながら声をかけるタケル。
耳ローター、乳房への吐息責め、内ももへの刷毛責めで翻弄されているうちに次の形、ベッドに押し倒されて手足を「X」の字に拘束されてしまった真夏。
拘束へと移る中であっさりとスカートも没収され、残ってる防具はパンティ一枚。
それも、ここまでの過程で欲情を必死に食い止めていたせいで股の部分がぐしょ濡れ、楕円形に沁みたシミがくっきりと浮かび、もはや防具とも言えなくなっている布きれ同然のものだ。
「くっ…くっ…」
ソフトな愛撫で惚けているうちにあれよあれよと拘束され、そこでようやく我に返ってもがき出した真夏だが、時すでに遅し。
そんな真夏のあられもない姿をニタニタしながら見下ろすタケル。
ぷるぷる揺れる美乳とビンビンに突起した両乳首も見応えがあるが、やはり目が向くのは開いた脚の間だろう。
「うーわ…すっごいシミ…大洪水じゃん…」
とボソボソ呟かれただけで、
「い、嫌ッ…見ないで…!」
慌てて脚を閉じようとする左右の太ももだが、無論、閉じることはできない。
両足首に巻かれた革バンドに引っ張られて動かせない脚。
それをいいことに、まじまじと股のシミを眺め、
「いやぁ、やっぱりドMだね…まだ核心をつくようなこと何もしてないのにこんなに濡らしてる娘、なかなかいないよ?」
「ち、違うッ…こ、これは…!」
咄嗟に反論しかけたものの、途中で思いとどまる真夏。
無理やりAVを見せられて不覚にも興奮してしまったせい…。
媚薬を飲まされ、身体の内側から火照って熱くなってきたせい…。
同僚や後輩たちからのレズ痴漢責めで火照っていた身体を刺激されたせい…。
どれを言い訳に使っても、どのみち恥ずかしい思いをする羽目になることに変わりはないからだ。
そんな真夏に、
「さて…時間も限られているし、どんどん行こうか…♪」
と声をかけるタケル。
目隠しのせいで彼の姿や位置、何を装備しているかすら見えないまま、
「つ、次は…次は何をする気…?」
と不安げに声を上げる真夏に、
「次はね…こういうのを使っていくよ…♪」
「…ひぃッ♪」
タケルの優しい語りかけと同時に、上ずった悲鳴を上げ、繋がれた身体を浮かせた真夏。
ボトルの口からとろとろと注がれるオイル…それをお腹の上から胸、首筋、二の腕…そこから一度、お腹に戻って、右脚、左脚。
それでいてパンティの上を通る時だけは下向きにしていたボトルを上に向け、オイルを一滴たりとも垂らさずに空過…ここはまだお楽しみにとっておくという構えだ。
「あっ…あっ…♪」
欲情ミッションを重ねてきた影響で、ひんやりしたオイルを肌の上に垂らされただけでも息が乱れてしまう。
こうして、あっという間にパンティに隠れている部分と左右の乳房の先端の突起以外をオイルまみれにされた真夏。
「よーし…じゃあ、塗り込んでいこうか…♪」
「い、嫌ッ…やめてッ…さ、触らないで…うぁぁッ♪」
まずはスリスリと二の腕から。
レンコンの泥をこそぎ取るような悩ましい手つきで、ぷにぷにした感触を楽しみながらオイルを塗り込むタケル。
真夏は既に、肘の上を指が這っただけでも、
「んっ、くっ…んんっ…♪」
と反応するほど感度良好。
右が済めば次は左…左右とも丹念に塗り込まれ、まず“二の腕編”が終了。
「さーて…♪次はどこに塗り込んでほしい?乳首とオマンコ以外なら希望を聞いてあげるけど?」
「い、嫌ッ…やめて…嫌ッ…」
右ヘ左へ髪を振り乱して続きを拒否する真夏だが、残念…拒否権などない。
それどころか、
ブィィィン…♪
「はうぅッ♪」
耳に密着したローターが注文を急かすように振動再開。
「ほら、次はどこに塗り込んでもらいたい?言ってごらんよ、ドMちゃん…♪」
「あっ、あっ…♪」
脳にまでダイレクトに響く淫靡な振動に翻弄されつつも、
「ど、どこも…ひ、ひぃッ…し、してほしいところなんか…うぅっ…な、ない…んんっ…」
「ふーん…じゃあ、しょうがない。僕の気まぐれでやらせてもらうとするか…♪」
と呟いたタケルが、次に手を伸ばしたのは真夏の美脚、右のすね。
「きゃはぁッ♪」
視界を封じられているだけに身構えようがない。
ここも二の腕と同じように両手で握り、磨くようにしてオイルを塗り込む。
すね、そして引き締まったふくらはぎをオイルの滑りでさすりながら、
「お姉さん、脚キレイだね…♪スベスベしてるよ」
さらにタケルの手は、足の甲へと移り、かかとや足の裏、さらには足の指の間ひとつひとつにまで丹念に入り込む。
それですら、
「あぁんっ…ダ、ダメっ…くすぐったいッ…んんっ♪」
「いやいや、くすぐったい時の声色じゃなくなってるよ?お姉さん…♪」
そんな、ぐうの音も出ないカウンターパンチで黙らされる真夏。
膝から下がテカテカになったところで次は膝小僧。
そこを蜘蛛が這うような手つきでくすぐられ、
「ひぃぃッ♪」
「ハハハ。すごくいい反応…さっきの刷毛でもいい反応してたからね」
と笑った後、急に耳元に迫って、
「膝を触られだだけでそんなに感じるなんて変態すぎない?お姉さん…♪」
「う、うるさぁいッ…あっ、あっ…♪」
囁き声の煽りに、つい顔を真っ赤にして言い返す真夏だが、それが精一杯。
そして膝にもテカテカの光沢を出し、そこでスッと離れていく指に、一瞬、怪訝そうな顔をすると、そんな真夏を戸惑いを見透かすように、
「ふふっ…焦らなくても太ももは太ももで、この後、より入念に塗り込んであげるって…♪お姉さん、どうやら太ももが性感帯みたいだしさ…♪ちなみに隠しても無駄だよ?反応見てたら分かるんだから…♪」
と、さすがはプロ、先ほどのソフト責めの時点で既に把握済みのタケルの自慢げな笑み。
そんな真夏のためにわざわざ「膝から下」と「太もも」で工程を分けてくるのが何とも陰湿だ。
「さぁ、同じようにしていくよ」
と今度は左脚、膝から下をオイル漬けにされていく真夏。
その悩ましい手つき…そっちに気を取られたところで、たびたび再稼働する耳のローターとのコンビネーションに完全に翻弄され、されるがまま。
こうして左右の膝から下が指先までテッカテカになった真夏。
「さて、次は…♪」
その囁きに、唇を噛み締め、グッと手足を突っ張って身構える真夏。
目隠しのせいで次にどこに触れてくるか読めないのだから、もう全身で構えておくしかない。
「んー…ここにしようか…♪」
「…くっ、んんっ…♪」
身構えが功を奏し、さっきほど声は出なかった。…が、くすぐったいことに変わりはない首筋、喉仏、鎖骨のデコルテラインから胸の山裾…。
オイルを塗り込みながら、右往左往するハートのネックレスを手で掬い、
「可愛いネックレスしてるね、お姉さん…♪これは…彼氏からのプレゼント…?」
「な、何だっていいでしょ…別に…」
少し恥ずかしそうにしながら強がると、
「へぇ…で、彼氏さんを知ってるの?こうして今、自分の彼女が女性用風俗を利用してること…♪」
「くっ…!」
知ってる筈がない。
何なら今のこの苦境も知る由もない。
彼に伝えているのはただ一つ、
「落ち着いたら連絡する。最近、忙しくて会えてないから、次に会う時はお家でまったりしたいな…♪」
ということだけ。
それがふいに頭をよぎったことで、
(ま、負けない…こんなので…こんなので負けてたまるか…!何が女性用風俗よ…こんなのより彼の方が…彼の手の方が、よっぽど…気持ちいい…)
それを思えば、追い詰められていた気持ちが少しだけ楽になる。…が、所詮そんなのはまやかしに過ぎず…。
「じゃあ、次は…こことかどう?感じる体質かな?」
「んっ、くっ…!」
次にタケルが手を伸ばしたところ…繋がれて全開にされ、防御力ゼロの腋の下。
そこをヌルヌルした指でこしょこしょとくすぐられ、
「あぁっ、んんっ…や、やめてよッ…うあぁッ♪」
「ふふっ…それは、くすぐったい時の反応?それとも、感じちゃって気持ちいい時の反応?どっち?」
目隠しされていてもニタニタしている表情が容易に想像できる半笑いの囁き。
続けて、
「ドMの人はくすぐりに弱いってよく聞くよね…♪さーて、お姉さんはどうかな?」
「んっ、だ、誰が…!わ、私はドMなんかじゃ…ひ、ひぃぃッ♪」
声を上ずらせながらも必死に反論する真夏を無視して、
「いやぁ、キレイに処理された腋だなぁ…剃り跡が少しジョリジョリしてる腋もそれはそれで興奮するけど、お姉さんのは見事にツルツルだ…もしかして脱毛した?」
「う、うるさぁい…!んっ、んんっ…♪」
目隠しテープの下から覗く顔の下半分が真っ赤。
さらにタケルの手は腋から真夏の美乳の側面へと移動。
そこには“スペンス乳腺”なる女体の秘めたる性感帯が眠っているとのもっぱらの噂。
「さぁ、お姉さんはどうかな…♪これを機に開眼しちゃうのか、それとももう既に彼氏とのエッチで開眼済みなのか…♪行くよ?そらっ♪」
グリッ…グリッ…♪
「あぁっ、そ、そこダメぇッ…♪」
確認を兼ねた指圧で触れて回る真夏の横乳。
柔らかくてもちもちした感触は触っていてクセになるタイプの胸だ。
触診のように次々に指で押していくたび、既にビンビンの乳首が天を仰いだままピクピクと震える。
その反応を見下ろして楽しみながら、
「ほぅほぅ…なるほどぉ…どうやらこれは調教の余地がありそうだね、お姉さん…♪」
「だ、誰がッ…誰が調教なんてされるものか…ひぃぃッ♪」
「誰が…?もちろん、お姉さんに決まってるでしょうが…♪ほらっ…♪こんなことされても強がれるの?ねぇ」
グリグリっ!
「んほぉぉッ♪」
責め手のタケルにとっては会心の、受け手の真夏にとっては痛恨の一撃…左右から押しつけたグッドサインの親指をグリグリと捻る指圧は、既に全身が敏感と化している身体には脅威そのもの。
「あぁっ!?ダ、ダメっ…それダメぇぇッ…ひぃぃッ♪」
手足を四方に突っ張ったまま腰が大きく浮いた真夏。
(ダ、ダメ…イクっ…!イッちゃう…!む、胸で…胸だけでイッちゃううっ ッ♪」)
血が滲むほど噛み締めた唇…これを離すと、今しがたの脳内の叫びが全て声に出てしまう。
身体は無理でも、せめて声だけは我慢したい。…と思ったが、ここでも、あと一歩のところでスッと離れていくグッドサイン。
イカされることを覚悟していただけに、つい反射的に、
「くっ…!こ、この…!」
「んー?どうしたの?さては、そのままイカせてもらえるとでも思った?イカせるワケないじゃん。希望したプランは何だっけ?お姉さん…♪」
…そう。
真夏に課せられたのは焦らしプラン…時間の許すかぎり、延々と焦らし責めにされる真性ドM専用のプランだ。
一旦、波が収まるのを待ち
「…そろそろいいかな?よーし、もっともっと開発していこうか。お姉さんのスペンス乳腺…もちろん、焦らしながらね…♪」
そう言って笑みを浮かべたタケル。
テーブルに置かれたタイマーは今でようやく30分が経過。
ここでやっと全体の1/3が経過したが、まだ残り60分と時間はたっぷり。
「さぁ、ここからは腋の下と交互に刺激してあげようねぇ♪このホテルは全室防音だから、遠慮なく声出していいよぉ♪」
「ひ、ひぃぃっ♪や、やめっ…ふぁぁッ!?」
いいようになぶられ、焦らされる真夏。
時間が経つにつれ、地獄へと繋がる背徳の間口は広がるばかり…先が思いやられる…。
(つづく)