乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第五部‎ 第二章・久保史緒里&田村真佑、再び…
3.女王の自信

 その頃。
 帰還した松村沙友理からの情報を元に、桜井玲香と若月佑美が陣頭指揮を執ってクイーンの秘密アジトへの急襲、突入が開始された。
 得体の知れない女幹部…松村の証言によると、非常にしたたかで狡猾な女だというから、突入に参加した梅澤美波、阪口珠美の二人の顔にも緊張の色が浮かぶ。
 指示された配置につき、息を潜めていると、耳に入れたイヤモニから玲香の声で、
「3分後、12時ちょうどに突入する。…全員、拳銃携帯」
 と聞こえた。
 それを聞いて、腕時計を凝視する梅澤。
 チクタクと回る秒針を睨むように凝視しつつ、どうにか緊張を和らげようと、
「珠美、アテにしてるからね」
「私こそ。ウメと一緒だから安心してる」
 と言い合う同期の二人。
 そして、いよいよ…。
「…よし、Go!」
 と、長針、短針、秒針が揃って上を向き、正午を告げると同時に屈んでいた体勢から立ち上がり、拳銃の台尻で窓ガラスを破壊。
 割れた隙間から細長い腕を差し込んで鍵を開け、窓を開けてそこから突入する二人。
 部屋の床への着地と同時に、
「動くなッ!」
「動いたら撃つよッ!」
 と先制の威圧を声高らかに口にするも、その部屋は無人。
 すぐさま廊下に出て、隣の部屋、さらにその隣…と片っ端からドアを開けて銃口をかざしていくも、同じく無人で、問題のクイーンという女は見当たらない。
 そして次に二人が飛び込んだ部屋で、
「ウメっ!あれッ!」
 と声を上げる珠美。
 梅澤もハッとした駆け寄りながら、
「万理華さんッ!」
 ベッドに寝かされていた少年のようなショートカット、伊藤万理華を発見。
 幸い、息はある。
 どうやら眠らされていたようだ。
 すぐさま胸元のマイクで、
「こちら梅澤ッ!万理華さんを発見しました!眠らされてはいますが、無事です!」
「了解」
 と若月の声で返事が来て、続いて、
「日奈子は?一緒じゃない?」
「はい。日奈子さんはいません、万理華さんだけです」
 松村の証言によると、万理華とともに北野日奈子もクイーンという女の配下と成り下がっている筈だが、その日奈子の姿はいない。
 さらに他の部屋を調べても日奈子が見当たらず、そのことを報告すると、 
「了解。ひとまず万理華を外の車に」
 と若月の声で指示を受け、珠美と二人で肩を担いで運び出す。
 外の車には待機の井上小百合がいて、ぐったりした万理華を迎えると同時に、
「例の女幹部は?」
「私たちの突入した側では見当たりませんでした。もしかしたら、今、玲香さんと若月さんが…」
 と言ったところで、ちょうど、玲香の声で、
「こちら桜井。小百合、外の様子は?」
 と無線で飛んできた。
 すかさず小百合も無線で、
「こちら井上。今、ウメと珠ちゃんが万理華を運び出してきて車に積んだところ。それ以外には猫一匹も飛び出してきてない」
 と返答し、返す刀で梅澤にも聞いたように、
「例の女幹部は?いた?」
「いや、いない。おそらくもう逃げた後だと思う」
「そっか…」
 と一足遅かったことを悔みつつも、今回の突入の目的はクイーン捕縛だけではない。
「それで、例の生駒ちゃんの組織の人間と思われる人質は?」
 と聞くと、
「今、目の前にいる。…どう?若月?」
 と無線の向こうで相棒に問う声がして、さらにその向こうからかすかに若月の声で、
「…ダメだ、起きない。でも二人とも息はある。…どうやら、相当、強い睡眠薬を盛られたみたい。ひとまず、この二人も運び出して本部に連れて帰ろう」
 と聞こえた。
 その声を同じく耳の中で聞いていた梅澤と珠美が、すぐさま運び出す手伝いとして建物の中に駆け戻り、数分後には玲香と若月、さらには、ぐったりとした佐藤璃果、林瑠奈の大所帯になって戻ってきた。
 その起きない二人をもう一台の車に積みながら、
「沙友理の言った通り、見たことない娘たちだね…」
「うん…肝心の女幹部には逃げられたけど、万理華も含め、とりあえずみんな無事でホッとした」
 と、玲香は一旦、安堵した表情をしたが、またすぐに表情を引き締め、
「問題はここから。生駒ちゃんと交渉し、この二人と交換で賀喜と早川を返してもらえればいいんだけど…」
 もちろん、取り逃がしたクイーン、そして日奈子の追跡も始める。…が、まずは生駒との折衝で人質という足枷を外し、制限された動きを解放しなければならない。
「…よし、帰るよ」
 と玲香に言われ、車に乗り込もうとした時、ふと、ぼんやり頭上を見上げている珠美に気付いた梅澤。
「珠美…?どうしたの?」
「見て。あれ…」
 と珠美が建物の屋根の方を指差す。
 つられて視線を向けると、屋根の端に風見鶏のようにカラスが留まっているのが見えた。
 てっきり、何か捜査の手がかりになるものだと勝手に期待した梅澤は肩をすくめて、
「ただのカラスじゃん。そんなじっと見てたら何かと思うからやめてよ」
 と文句を言うも、珠美はまだ視線を切らず、上を向いたまま、
「さっきからずっといるんだよ。あのカラス…私たちがここに来た時から、ずっとあそこに…」
「いいじゃん、別に。羽を休めるところぐらい、カラスの好きにさせてあげなよ」
 と梅澤は簡単に片付け、
「ほら、行くよ」
「はーい…」
 同期の梅澤から母親みたく叱られ、車に乗り込む珠美。
 そして引き上げていった玲香たち一行だが、それから数分後…。

 アジトをあとにした二台の捜査車両が見えなくなると同時に、珠美と目が合っていた屋根のカラスが、急に飛び立った。…が、このカラス、どうも様子が変だ。
 よく見ると、屋根に留まっていた形のまま羽を広げることなく、羽ばたかずして空を飛んでいる…。
 やがてその奇妙なカラスは、公道に繋がる方向とは逆の、裏の雑木林へと飛んでいき、そして一箇所、林道の途中でぽっかりと開けた木々の間めがけて下降していった。
 そこに待ち構えるようにして停まっていたエルグランド。
 そして、そのカラスの着地を迎えるようにサンルーフからひょこっと顔を出したのは一行が見つけられなかった北野日奈子。
 手に持つコントローラーを巧みに操り、ホバリングするように降りてきたカラスをそのまま、服の上からでもボリューミーな胸の膨らみで受け止める。
 その様子を運転席からルームミラーで眺め、
「へぇ…なかなか上手じゃない…♪」
 と褒めるクイーン。
 日奈子の腕の中にいるカラス…それは本物のカラスではなく、なんと、カラスを模したドローン。
 そして、その目に埋め込まれた小型カメラで撮影してきた映像を、早速、スマホに取り込み、確認するクイーン。
 まず、捜査車両が二台連なってやってきた。
 車から降りた四人の捜査官が二人ずつペアを組み、アジトを挟み撃ちにするようにコソコソと散らばり、そして3分後、一斉に押し入るようにして突入。
 数分後、まず窓から飛び込んだ二人が眠る万理華の肩を抱いて出てきて、車に積み、そして再びアジトの中に戻って、次は佐藤璃果と林瑠奈を連れて六人で出てきて同じく車に積む。
 そして最後、連中の一人としばらく目が合った後、車に乗り込んで帰っていく一同…そんな救出劇の一部始終の空撮が鮮明に捉えられていた。
「どうですかぁ♪」
 とニコニコしながらお伺いを立てる日奈子に、
「…いいじゃない。上手く撮れてるわよ」
 と答え、続けて、
「それにしてもすごいカメラね、これ。屋根から見下ろしてる映像なのに、連中の顔がすごく鮮明に見えるわ」
 と感心するクイーン。
 そんなクイーンに、
「気になる人、いますか?」
 と聞くと、クイーンは、
「そうねぇ…この娘と…あと、この娘かしら…♪」
 と、突入班が輪を作る映像の中から彼女が思う「調教して鳴かせたい女」を二人ほど選んで指差す。
 差されたのは、この二人…。



 そんな二人の顔立ちをニタニタしながら見比べ、
「二人とも、なかなか小生意気な顔をしててけっこう好みよ…♪こういうクールぶってる娘こそ、レズの沼に叩き落として私のしもべにしてやりたいわねぇ…♪まさに日奈子、今のアンタみたいにしてさ…♪」
「や、やめてくださいよぉ…もぉ…♪」
 照れたように顔を赤らめる日奈子。

 こうして、何とか連中の急襲をかわしたクイーン。
 先日、支配下に置いた松村沙友理に脱走を許したのは痛恨の極みだった。
 逃げられた以上、近いうちに仲間を連れてお礼参りのように奇襲されるのは予想済。
 そして、それに備えて逃げ出す以上、大勢の人質は足手まといになるので、仕方なく、最も信頼する日奈子以外の三人は眠らせてアジトに置き去りにし、時間稼ぎに転用。
 結果的にコレクションを三人ほど失ったものの、そんなのは減ったらまた足せばいいだけの話。
 そして、その次なる獲物を、こうしてカラス型ドローンで品定めしたばかり。
「…さ、行くわよ」
 とサンルーフを閉じ、キーを回してエンジンをかけるクイーン。
 幅いっぱいいっぱいの狭い林道を巧みなハンドル捌きで抜け、手放したアジトの前を素通りして次なるアジトへ移動。
 その車中、日奈子は遠慮がちに、
「でも、クイーン様…本当に帰してよかったんですか?あの三人…いや、松村さんも含めたら四人ですよ…?いずれクイーン様を脅かす存在になりうる可能性も…」
「ならないわよ」
 と遮って一蹴したクイーン。

「むしろ失踪してた仲間が無事に帰ってきたと思って小躍りしてることこそ今のうち。じきに持て余すことになるのは明白よ。何てったって、四人とも私が直々に女同士の快楽を存分に植えつけてやった娘たちなんだから…そう簡単に元の身体に戻れるワケないでしょうが…♪」

 そう言って、ハンドルを握ったまま、不敵に笑みを浮かべるクイーン。
 その表情は、レズ快楽に対する依存度をナメてはいけない…そう言いたげだ。

 ……

 そんな救出劇が起きていた間も、強制ソープ研修を受講するハメになった史緒里と真佑に安息など一時もない。
 二人して男に羽交い締めにされ、グッと前に突き出した裸に、蓮加とさくらのヌルヌルを纏った手が伸びる。
「んっ、んんっ…♪」
「どう?史緒里…♪冷たくない?」
 と笑みを浮かべながら聞く蓮加に、
「れ、蓮加ぁッ…や、やめて…触んないでッ…」
「えー?何でよぉ…せっかく蓮加がお手伝いしてあげるって言ってんのにぃ♪」
「お、お手伝いなんていらないってばぁッ…ひ、ひぃぃッ♪」
「あ…♪いい声、出た…♪」
 ご満悦の表情で、なおも手のヌルヌルを史緒里の身体に移す蓮加。
 隣ではさくらも同様に、真佑の真っ白くて肉付き抜群のぷにぷにした身体にソフトタッチでローションを塗り込んでいく。
 そのきわどい手つきに、真佑も、
「あっ、あっ…さ、さくぅッ…!ダ、ダメっ…そこダメだってばぁッ…!あぁっ…♪」
「へぇ…まゆたんって、こんなにおっぱい敏感なんだね…初めて知った…♪」
 新発見を楽しむさくらのローションまみれの細い指が乳房を這い回る。
 揃ってタイルの上でクネクネ動く、二人ぶん、計四本の白くてムチムチした脚。
 その脚にも蓮加の手が伸び、まるで山芋を洗うように、両手で掴んでスリスリとヌメりを塗り込む。
 それだけでも、つい、
「んっ、んっ…♪」
 と息を乱すことで、
「なに?脚を触られるだけで感じてんの?変態じゃん、史緒里ぃ♪」
「へ、変態じゃないからッ!あっ、あっ…感じてるワケじゃなくて…く、くすぐったいだけだからぁッ…!」
 苦しい言い訳…当然、聞いてもらえず、
「ほら、こっちも…♪」
 と反対側の脚にも蓮加のローション塗り込みマッサージ。
 たちまちテカテカになって輝く史緒里の脚。
 真佑も同様、
「あぁっ、さ、さくッ…待って、そこは…く、くすぐったいぃッ♪ひぃぃぃッ♪」
 ぷるぷると弾む太ももをタイルに打ちつけ、上ずったアニメ声で悶える真佑。
 そんな二人の様子をニタニタしながら眺め、
「ほらほら、どうしたぁ!たかがローションを塗られてるだけで感じてちゃ、先が思いやられるぞ。お前らぁッ!」
 と冷やかすマネージャーだが、そう言いつつも見るところはしっかり見ていて、
「蓮加。もっと脚の付け根のリンパのところにも塗りたくってやれ」
「はい…♪」
「さくら、まだ乳首が塗れてないぞ。乳首も摘まんでローションたっぷりつけてやれ」
「分かりました…まゆたん、行くよ…?えいっ♪」
「あんッ、あんッ…♪」
 童顔の同期に乳首を摘ままれ、不覚にも男に聞かせるような声を上げてしまう真佑。
 さくらはさらに、
「もぉ…ダメだよ、暴れちゃ…ほら、じっとして…?」
 と真佑を諭し、もがく手を掴んで身体の横に戻す。
 そして細い指で乳房の上の突起を摘まみ、指先のヌルヌルを移すようにクリクリ…クリクリ…。
「ひぃぃッ♪あぁっ、んんッ♪あっ、あっ…♪さ、さくぅッ…!んあぁッ♪」
「フフフ…あっけないヤツだ。仲間の指で、もうすっかり蕩けてやがる」
 と一足先にエアマットでふんぞり返って嘲笑うマネージャー。
 そして、その彼の前では、与田が身体を丸めるようにして身を屈め、そそり勃つイチモツに、ジュポ、ジュポ…と音を立てながらフェラ奉仕。
 悶絶する新人二人に見向きもせず、いつの間にかすっかりゾッコンの相手に己の磨いた技を披露する。
 その様子を視界に入れては、
「くっ…よ、与田ぁッ…!いいかげんに…あっ、んんっ…♪うあぁぁッ…♪」
「目を…目を覚ましてくださぁい…ひぃぃッ♪」
 届きもしない声を上げるのが精一杯…羽交い締めから逃げられず、止めることも割って入ることも出来ない二人。
 そして、そうやって丹念に塗り込まれたローションが毛穴から浸透していくにつれ、次は、
(んっ、くっ…ま、まずい…塗られたところが…急に…!)
(な、何これ…?何でこんなに身体が熱いのぉッ…!?)
 二人がのたうち回るほど塗り込まれるローション…柴崎から届けられた強力媚薬・HMRを配合した地獄行きローションだ。
 何が何だか分からないまま、火照った肌を赤く染め、白一色だった肌をみるみる紅潮させる真佑。
 かたや、過去に一度、媚薬による性感上昇をその身で経験している史緒里は、その時と全く同じ感覚をいち早く感じ取り、その時に全く太刀打ち出来ないまま、あっさり快楽に流された時のことを思い出し、青ざめ始めていた。
 こうなった時に最も危険なのは、淫靡な刺激を休むヒマなく受け続けること
 それを知っているから、
「あっ、あっ…れ、蓮加、待ってッ!一回、待ってぇッ…ひぃぃぃッ♪」
「えー?何でぇ?どうしたのぉ?…アハハ♪ピクピクして可愛いぃッ♪」
 知ってか知らずか、史緒里の慌てた反応を楽しむクソガキな一面が発動する蓮加。
「ほらほら、もう乳首がこんなにピンコ勃ち…♪摘まんじゃおッ♪」

 クリクリ…♪

「んほぉぉッ♪」
 羽交い締めの腕を弾き飛ばそうと貯めていた力が一瞬にして抜ける。
(く、くそっ…!)
 唇を噛む史緒里だが、ピンチは彼女だけではない。
 いつの間にか隣の真佑なんて、すっかりさくらにやられたい放題。
 そしてそこに、与田のフェラを堪能するマネージャーから、いよいよ核心に迫る指示。
「よーし、お前ら!その調子でマンコにもたっぷり塗り込んでやれッ!上からだけじゃねぇぞ。ビラビラの内側も、秘肉も、クリも…何ならアナルの周りにも、しっかり塗ってやるんだ!」
「はいッ♪」
 笑みを混じえた返事とともに、傍らに置いたローションたっぷりの洗面器にちゃぷちゃぷと指先を浸ける二人。
 まるでアライグマのごとく、手を擦り合わせてヌルヌルを補給し、その手で、いざ、二人の股ぐらへ。
 たまらず、
「い、嫌ぁッ!や、やめてぇッ!」
「無理ッ…無理だからぁッ!」
 と声を上げる二人を無視して、

「おら、脚を開け。コラ」
「開くんだよッ!」

 と羽交い締めのまま、器用に脚で脚を開かせる男たち。



 そしていよいよ無防備に剥き出しになった二人の性器に、蓮加、さくらの手が触れる。

 ヌチャっ…♪

 という濁音とともに、
「ふひぃぃッ♪」
「んひゃぁぁッ♪」
 と二人揃って甲高い声が上がり、羽交い締めにされたままビクビクと身体が震える。
「わぁ、すごーいっ♪めっちゃ敏感ッ!」
 と笑みを浮かべる蓮加も意地悪だが、それ以上に、
「まゆたん、ピクピクしてるよ?大丈夫…?」
 と、わざわざ声をかけるさくらが意外にもすごく意地悪だ。
 もはやローションを塗り込むなんてただの口実…本格化する同期の指責めに、たまらず、
「あっ、あっ…♪さ、さくッ…そこダメっ!今、クリ、ダメぇッ♪ひぃぃッ♪」
 生温かなローションに包まれ、そのまま敏感な豆の包皮を剥いてスリスリ摩擦されて悶絶する真佑。
 そして、そんな真佑の反応に触発されたように、史緒里の苦悶顔を覗き込む蓮加。
「ねぇ…史緒里も、あれぐらい気持ちよくなりたいよね?ね?」
 真佑と同様、包皮を剥きにかかる指。
 そして、剥き出しにされたクリ豆に指の腹が触れ、そのままゴシゴシと磨くように摩擦されれば、
「ひぃッ♪れ、蓮加ッ!ダ、ダメっ…それダメぇっ!んあぁぁッ♪」
「おらっ!暴れんじゃねぇよ、テメェ!塗り終わるまで離してやんねぇぜ!」
 羽交い締めが一段と締まリ、完全にオモチャ。
 そんな状態にもかかわらず、
「よし、続きだ。コイツの動きをよく見とけよ、お前ら!」
 と前からマネージャーの声が飛ぶ。
 手慣れたフェラ奉仕でマネージャーのイチモツをしっかり勃起させた与田は、ローションを自分で股ぐらに塗りたくり、そのまま勃起チンポに跨り、腰を下ろす。
「あっ、あっ…か、硬いぃッ♪」
 股の毛で覆い隠すように密着し、そのまま腰のグラインドでローション素股。
 ヌチャ、ヌチャ…♪と濁音とともに与田の嬌声が響き渡り、同時に、
「おぉ…おぉ…♪」
 と、マネージャーの息も荒くなる。
 下から手を伸ばし、ぷるんぷるん揺れる与田パイの先端の突起を指で弄ってやれば、
「あんっ、あんっ♪き、気持ちいいッ…♪乳首もマンコもどっちも気持ちいいぃッ…♪」
 と恍惚の表情。
 そんなクネクネと腰を揺する与田の小柄な身体越しに、
「さぁ!これがマットプレイの基本、騎乗位素股だ。早速、お前らもやってみろ」
 と命じるマネージャー。
 羽交い締めが解かれ、エアマットに仰向けになる男たち。
 そんな彼らの股間を見て、絶句する二人…まるで事前にバイアグラでも飲んだかのようにギンギンで、裏筋には血管が浮き出ている。
 それを目の当たりにして、

(む、無理ッ…あんなのにアソコを擦りつけるなんて、絶対、無理ッ…!)
(今、あんなのが剥き出しのクリに擦れたら…ダメ、おかしくなるっ…!)

 身体の火照りも加味した上で、間違いなくデッドゾーンに突入すると確信し、腰が引ける二人だが、そんな彼女らの手を引いて逃がさない蓮加とさくら。
「ほら、やるよ。まゆたん…♪」
「立ちなよ、史緒里…♪」
 同期の仲間にいざなわれ、無理やり立たされる二人。
 案内されるのはもちろん、ギンギンの勃起チンポの真上。
 蓮加とさくらが追いローションで男たちの竿をグチョグチョにして、準備万端。
「…よし、座らせろッ!」
 というマネージャーの声とともに、重石になるように体重をかけてくる二人。
「くっ…い、嫌ッ…きゃっ!」
 どうにか踏ん張ろうとした史緒里だが、ローションの滑りに脚を取られてバランスを崩し、引き寄せられるようにして男のチンポの上に着地。
 その瞬間、
「ほらっ、こう!こうやって動くのっ!分かった?ほら、やってみ?」
 と史緒里の肩を押さえつけてガンガン振り出す蓮加。
 生まれる潤滑の摩擦に、
「あぁっ、ま、待ってッ!ひゃぁぁぁッ♪」
 思わず仰け反って悶絶する史緒里。
 同様に、その隣からも、
「さ、さくッ!入っちゃうッ!そんなに押しつけたら入っちゃうってばぁッ!あぁぁっ♪」
 じりじりと熱を帯び始めた陰部を使って巨根の男性器を快楽摩擦、マットプレイの強制講義。
 たちまち、上からの押さえつけとローションの滑りによって自分の意思とは裏腹なオートマティック腰振りが始まり、それを、
「ハハハ!いいぞ、その調子だ!なかなかいい腰遣いじゃねぇか、お前ら♪」
 と高笑いで褒めるマネージャー。
 言い返す余裕もなく、
「ひ、ひぃぃッ♪こ、擦れるッ…アソコにめちゃくちゃ擦れてるぅッ♪」
「ダ、ダメっ…お、降ろしてッ…降ろしてぇぇッ…♪」
 と情けない声を上げる二人は、たちまち、
「あぁぁっ、イ、イクっ…ダメぇっ、イッちゃうぅぅッ♪」
「ひぃぃぃッ♪嫌ぁッ…こんなので…こんなのでイキたくないぃッ…あぁぁっ、イクっ…!」
 と絶叫し、ロデオのように跨ったままピクピクと痙攣。
 そして不覚にも蕩けた表情を見せてしまう二人の顔を覗き込み、
「んー?史緒里ィ…もしかして今イッた…?」
「ダメだよ、まゆたん…自分がイク前に、まずお客様をイカせないと…♪」
 とダメ出しをする蓮加とさくら。
 すぐさま、
「これじゃ、練習になってないから、もう一回ね…♪」
 と補習を命じられ、結局、このヌルヌル素股レクチャーは、蓮加とさくらが押さえつける手を離しても二人の腰が止まらなくなるまで延々と続いた。
 無論、その間、二人が何回も摩擦でイキまくったことは言うまでもない。





(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2023/02/22(水) 00:51 )