乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第四部 ANOTHER-07 佐藤璃果&林瑠奈 -defence(守備)-
4.女王 > 殺し屋
 山間のラブホテルから都内某所。
 只野からクイーン。
 場所と相手は変わっても、佐藤璃果と林瑠奈…二人に安堵は訪れなかった。
「んっ、んんっ…♪」
「あっ、あっ…ひぃぃッ♪」
 依然、止むことのない嬌声。
 二人を捕らえた只野の策略によって施されたシンメトリー性感開発でいたるところが性感帯として開眼し、さらに媚薬オイルも併用されたことで完全に青天井となった二人の感度は、一度、気絶させられ、移送した時間を空けてから目覚めた今もなお、全身の疼きが全く引いていなかった。
 変わったところといえば、目隠しが取られたこととシンメトリーではなくなったこと。
 ここまで、全く同じことをされていた二人が、ここからは袂を分かち、それぞれに個別に課せられた調教メニューが与えられる。
 まずは佐藤璃果。
 先刻の時点で既にそのスケベボディーをとろとろにされて完堕ち済み。
 そんな彼女は、その小柄ながら肉感的な肉付きを映えさせるための超ハイレグビキニに着せ替えられた上、乳房も縛られて強調され、結束バンドで後ろ手にされた状態で等間隔に結び目が作られたビニール縄跳びを股に挟んで渡らせされていた。



「んっ、んんっ…♪」
 ロープをピンと張って伸ばすのはもちろんクイーン。
「ほら…いちいち立ち止まらないで早くこっちに歩いてきなさいな、このスケベちゃん…♪」
 とニヤニヤ煽りながら縄を揺らすと、そのたびに、
「あぁんッ♪んんっ、あぁっ…♪」
 こんな超ハイレグの水着ではとても隠しきれない剛毛の中を硬い結び目がゴロゴロ転がり、その淫靡な刺激によって前屈みになる璃果。
 こんな、組織の仲間に見られた日には人生終了というような痴態を晒しつつ、不思議とその縄を跨いでそこから離れようとする気配はなく、言われるがままヨチヨチ歩幅の小さい足取りで前に進む。
 言いなりになる理由は簡単かつ単純。
(あぁっ、き、気持ちいいぃ…♪マ、マンコ…マンコとクリに擦れて…ひゃあぁッ♪)
 すっかり快楽の虜で、もはやクイーンのレズ玩具にされることも厭わない。
「ほら、また結び目が来るわよ?しかも、そこからは結び目の一つ一つがさっきより少し大きめに作ってあるレベルアップゾーン♪ワクワクしちゃうでしょ?変態ちゃん…♪」
 と妖艶に声をかけてくるクイーンの言葉通り、膨らむ期待…。
 接触を心待ちにしながらゆっくり前に進み、そして…

 …ズリッ…♪

「はひぃぃッ♪」
 また前屈み、そして自らその結び目に体重をかける璃果。
 ハイレグの食い込んだ剛毛陰部の中に結び目を飲み込み、その位置で膝を曲げて、伸ばして…を繰り返し、クイーンの目の前にもかかわらず、無意識に変態自慰に走る。
「あっ、あっ…♪しゅ、しゅごい…♪」
 と恍惚の表情を浮かべる璃果に、
「今、あなたのオマンコに当たってるのは何ッ!?自分の口で言いなさいッ!」
「は、はいッ!結び目ッ!ロープの結び目ですッ!しかもさっきより大きいのッ…これがマンコにめりこんで、あっ、あっ…き、気持ちいいぃッ♪んあぁッ、ダ、ダメっ、腰が止まんないッ…あぁっ、イ、イクぅぅッ♪」
 そのまま、がに股、つま先立ち、セルフ腰振りというあられもない姿で、一人、ビクッ、ビクッと震える璃果。
 その瞬間、
「だ、か、らッ!勝手にイクなって何度言ったら分かるの?もうこれで四回目よ?まだ2メートルぐらいしか進んでないじゃないの。ほら、勝手にイッたお仕置きッ♪」
 と呆れ口調のクイーンが、グイッと縄を持ち上げる。…が、もはや今の璃果にとっては、それはお仕置きではなくご褒美…。

 グリグリっ…!

「ひぃぃッ♪」
 吊り上げられるように股に潜り込む結び目に悶絶する璃果。
 なおも二度、三度と縄を持ち上げ、アンアン言わせた後で、
「さ、続けなさい…♪」
 と再び前進を命じるクイーン。
 その光景は、まさしく「レズ調教」…これ以外に表現しようがない。
 そして、一方…。

「んっ、んっ…んんっ、あっ、あっ…♪」

 璃果の“綱渡り調教”を目の前で眺め、それをも興奮材料にして息を荒くするもう一人の生贄、林瑠奈…。
 そんな彼女の股にあるのは結び目のついた縄ではなく、イボ付きの極太ディルドー。
 それがちょうど同じぐらいに背のマネキンの股間に取り付けられており、そのマネキンを背後から密着させられた状態で、なおかつマネキンと自分の腰を結束ベルトでニコイチに合体させられた状態で手だけ吊られているという無様な姿で拘束された林。
 マネキンについたイボ付きディルドーは林の脚の間から突出し、まるで林の股に男性器が生えたかのよう…そんな、突き出た疑似男性期の上に跨がる格好でいる林は、当然、目の前の璃果の痴態をオカズに自ら腰を前後させ、
「あっ、あっ…り、璃果っ…エロすぎ…エロすぎるってぇ…♪」
 と涎だらだらで疑似素股オナニー。



 そんな璃果に負けじと…いや、何なら俯瞰で見ると璃果以上の痴態を晒す林の両脇にはニタニタしながらそのセルフ腰振りを眺める北野日奈子と伊藤万理華。
 いまや、すっかりクイーンの両腕となった、捜査官集団「乃木坂46」出身、レズ堕ち経由で女王の側近に寝返り組の二人。
 クイーンに同性を嬲る愉しさを教え込まれた二人は、それこそクイーン譲りの妖艶な笑みで、
「ふふっ…ダラダラ涎が垂れちゃって…」
「そんなに刺激が欲しくてたまんないの?アンタ…♪」
 と、本来ならショートカットがサマになって女でありながらイケメン風な林の変わり果てたアへ顔に嘲笑を浴びせる日奈子。
 彼女らにしてみれば、林と璃果は「乃木坂46」の人間ではないから、いわば初対面の相手。
 それゆえに心置きなく嬲り物にできるし、一方の林も、初対面の女たちにいくら笑われようが、もはや気に障ることもない。
 それよりも快楽、そっちが先決。
 先刻のシンメトリー性感開発でも、何度も繰り返しイカされていた璃果と違って自分は徹底して焦らされ続けていたから尚更。…なのだが、
「あぁっ、イ、イキたいッ…イキたいのにぃッ!」
 と背中に密着したマネキンごと身体を揺らしながら絶叫する林。
 …そう。
 ここでも林は、こぶ縄責めにされてクイーンの目の前で何度もイキまくる璃果と違って、また一度もイケていない。
 只野が指揮していた時と同様、依然として林には焦らし責めが徹底され、場所と相手が変わった今も「コイツは絶対にイカせない」というのが共通認識として継続されていた。
「んっ、んっ…!んっ、んっ…!」
 どうにかオーガズムに至るぐらいの快感を蓄積しようと腰を振り続ける林だが、自分が動くたびにマネキンも一緒に揺れるせいで思うように快感を溜めれないし、仮に、腰のくねりを上手く使ってそのディルドーを膣で喰らおうにも、そうはさせまいと、あらかじめ林の女性器の上にはしっかり前貼りが貼られていた。
 手を吊られているのでそれを自分で剥がすことは不可能。
 しっかり固定されていないディルドー、プラス、刺激が半減する前貼り越しでは、股に触れる円筒状の形状とそこに付随するイボイボの質感は分かっても、絶頂に達するほどの快感は得られない。
(せ、せめて…せめてこれがちゃんと固定されたものなら…!そこに…そこに前貼り無しで直接ズリズリ擦りつけることが出来れば…!)
 と唇を噛む林の不満こそが、ニタニタ笑う二人の狙い通り。
「ふふっ…もどかしいねぇ?もっとしっかりオマンコを抉るように当てれたらいいのにねぇ?」
「動かず、じっとすればマネキンも安定するよ?そのかわり肝心の自分の腰が振れなくなるけど…♪」
 とバカにした表情で両脇から声をかけてくる日奈子と万理華。
 なおもマネキンが背中にくっついた状態でクネクネ腰を振る林。
 そんな彼女が、ひそかに、
(し、しめた…!)
 と思ったのは、これまでの乱暴な腰振りのおかげで、ほんの少し前貼りが剥がれてきたことだ。
 これがこのまま剥がれ落ちてくれれば、とにかくイキたい自分にとって少しは光が差す。…と思いきや、そんな淡い期待が叶う筈もなく、
「はーい、剥がれてきたから貼り直しましょうねぇ…♪」
「心配しないでもいっぱい用意してあるからね、新しい前貼りは…♪」
 と、めくれたところを指で摘まみ、ペリペリと剥がしていく万理華と、そこにすかさず新しい前貼りを貼りつける日奈子。
「くぅっ…く、くそっ…」
 と、束の間の期待をあっさり打ち砕かれ、うらめしげな目を向ける林。
 そんな視線には目もくれず、
「ねぇ。見て、これ…♪」
「うわ、ヤっバ…べちょべちょ…♪」
 と、剥がした前貼りの内側に付着した林の大量の愛液を嘲笑う二人。
「気持ち悪いから自分でどうにかしてよ、これ」
 と言って林の頬にベチャっ!と貼りつけ、
「さぁ、もう一回、剥がれてくるまで腰振り頑張って♪」
「コツを掴めばその状態でもイケるかもよ?…まぁ、本当にイキそうになってきたら、そん時はマネキンごと向こうにどけちゃうけどね♪」
 笑みを浮かべる二人。
「く、くぅぅッ…」
 いやいやをするように首を振り、ついでに腰も振る林。
 かたや目の前では、
「あぁっ、イ、イクっ!またイクぅぅッ…♪」
 と絶叫し、縄の上でビクビク痙攣する璃果。
「ほら、またイッてる!もー…お仕置きをもっとキツいのにしないといけないようねぇ…♪」
 と呆れたクイーンが、璃果のビンビンに勃起した乳首をつねりあげて悲鳴を…いや、嬌声を上げさせる姿を見て、
(り、璃果だけズルいッ…!私も…!私にも、そのお仕置きしてぇッ!)
 と触られてもいない乳首を両方ビンっビンに突起させて嫉妬する林だが、残念ながら今のクイーンは璃果に夢中で、傍らにいる林のことなど視界にも入れない。
 かろうじて林の話に耳を傾けてくれそうなのは両脇にいる二人だが、彼女らは彼女らでどこか憎たらしくて刺激を懇願する気になれない。 
 となると、結局、現状維持のまま。
「ほーら、マネキン押さえててあげようかぁ!」
(…!)
 と万理華がマネキンの背中を支え、ディルドーが安定したと見るや、すかさず腰を擦りつける林だが、すぐに手を離され、
「はい、終了…♪どう?少しは気持ちよくなれた?」
 とニヤニヤしながら聞いてくる。
 日奈子も同じようにニヤニヤしながら、先刻のシンメトリー性感開発の際、只野が黙々と作成していた取扱説明書となるメモを手に、
「なに、アンタ…耳が感じるんだって…?どれどれ…♪」

 ふぅ…♪

「ひゃあぁッ…♪」
 ビクッと、くっつくマネキンごと跳ね上がる腰を見て、
「アハハ♪ホントだぁ…♪だからショートカットにして耳出してんの?」
「ち、違うッ…あぁっ、耳ッ…耳はやめてぇッ…♪」
 ネチネチいたぶられる林。
(何で…何で私ばっかり…同じヘマして同じタイミングで捕まったのに、何で璃果と私でこんなに差が…!)
 当然の不満。
 一つ原因があるとすれば、紙一重の感度の差。
 璃果の方がわずかに自分より敏感体質だった…ただそれだけだ。
 その後も、ふいに訪れるマネキン固定タイム。
 そのたびに無我夢中で腰を振って股ぐらを擦りつける林だが、まだまだ絶頂には程遠く、翻弄される。
 消えないオイルの効き目と興奮…身体は既に、普段よりだいぶ敏感になっているにもかかわらず、だ。
 たちまち、
(イキたい、イキたいッ…お願い、イカせて…一回でいいから…一回だけでもいいからイキたいぃぃッ…♪)
 と、先刻と何ら変わらないフラストレーションの爆発、そして発狂。
 やがて、
「ハァ…ハァ…♪」
 呼気を乱し、焦点の合わなくなった虚ろの目で、とにかく夢中で拾えるかぎりの快感を拾う林。
 その目の前では、長い時間をかけ、ようやく縄を渡りきった璃果が、待ってましたとばかりにクイーンからペニバンファックの洗礼を受け、バックでズコバコ突かれて犯されていた。
 …いや、失敬。
 犯されているのではなく、ご褒美を貰っていたと表現を訂正する。
「あんっ♪あんっ♪あぁんっ!す、すごいッ…すごく気持ちいいです、クイーン様ぁッ♪」
 と、セリフを吹き込まれたのか。、それとも自ら絞り出した言葉か、アニメ声で絶叫する璃果の髪を鷲掴みにして首を持ち上げ、
「ふふっ…♪さぁ、口に出して言ってごらん?お前は私の何だい?」
 と耳元で囁いて聞くと、璃果はハッキリと、
「ど、奴隷ッ!奴隷ですッ!クイーン様のレズ奴隷ですぅぅッ♪」
「アッハッハ♪よく言えたねぇッ!そぉら、ご褒美だよッ!これを今日から毎日のように与えて、たっぷり可愛がってあげるからねぇッ!」

 パンっ、パンっ、パンっ…!

「ひぃぃぃッ♪イ、イグぅぅッ…♪んほぉぉッ…♪」
 手を吊られ、マネキンとつがいになっている林に方を向いて咆哮を上げて果てる璃果。
 その後も延々と目の前で見せつけられたクイーンのペニバンファック。
 やがて璃果がオーバーフローしたように失神し、白目を剥いて痙攣したところでようやく、とどめ用のいかつい調教ペニバンを抜き取ったクイーン。
 璃果の体内から出てきたその形を見て、相棒の心配より先に、思わず、
(ごくっ…!)
 と息を呑んだ林。
(あ、あんなの…あんなの挿れられたら、一撃でおかしくなりそう…)
 と思いつつ、少なからず…いや、もはや大いに期待してしまう。
 そんな羨望の視線に気付いたクイーンは、林に目をやり、
「ふふっ…どうしたの?そんな物欲しそうな目をして…♪」
 と聞かれた時点で、もう強がりも見栄も恥じらいも、何もかも林の中から消えていた。

「あ、あの…私も…私もそれで…」

 と本音を吐露する林。
 できればそのまま「私もそれで璃果と同じことをしてください…」と口にするつもりだった。が、すぐさま両隣から手が林の顎を掴み、
「ちょっとぉ?アンタ、なに当たり前のようにクイーン様に話しかけてんの?」
「何かクイーン様に話があるなら、まず私たちを通しなさいよ。ねぇ?」
「ん、んぐっ…ぐっ…」
 日奈子と万理華、側近の二人に割って入られ、無念の懇願キャンセル。
 それを、
「こらこら…およしなさいよ、アンタたち」
 と言って二人をたしなめるクイーン。
 なおも、いかついペニバンを股につけ、それを誇示するように真っ正面からツカツカと寄ってきて、
「アンタも欲しいの?これが…♪」
「は、はいッ…!欲しいですッ…!」
「欲しいってことは…アンタも私のペットになりたいワケ?」
「はい、なりますッ!ペットになりますッ!」
「なるほどぉ…ちなみに好きな体位は何かしら?」
「立ちバックっ!立ちバックが激しくヤラれるの大好きなんです、私っ!」」
「ふーん…立ちバックねぇ…だったらちょうどいいじゃない。そのマネキンのを後ろから挿れてもらえば?」
 と質問責めから急に突き放すクイーンに対し、血相を変え、
「い、嫌ですッ!そっちがいいですッ!そのエグいヤツで…お願いします!私のことも璃果みたいにメチャクチャに…」
 と、泣きそうな目ですがりつく始末。
「んー…どうしよっかなぁ?今ので私もけっこう疲れちゃったし…」
 と全然ピンピンしているくせに、ニヤニヤしながら渋るクイーン。
「じゃあ…私の息が整うまでの間、余興でもやって楽しませてくれたら前向きに考えてあげようかな…♪」
「よ、余興…?」
 クイーンが妖艶な目つきで目配せをすると、両脇の二人が、ここでようやく、林の手を吊り上げる鎖を外し、腰の結束ベルトも解いてディルドー付きマネキンと林の身体を分離させる。
 自由になった瞬間、ヘナヘナとその場に脚を折った座り込んだ林。
 一方、離されたマネキンは、日奈子と万理華が二人かがりでせっせと関節を曲げ、さらにパイプ椅子を持ってきたりして、林の目の前にパイプ椅子を置き、そこにマネキンを座らせた。
 改めて見ると、マネキンにつけられたディルドーもなかなかの代物。
 そして、クイーンは、椅子に腰かけたマネキンのイボ付きディルドーと相対する林に、
「ほら…彼氏でもセフレでも何でもいいから、あれを男だと思って、日頃、どんな風に奉仕してるのか実演して見せなさいよ」
 と命じるクイーン。
 酒の席で酔っ払った面倒くさい先輩とかが言ってきそうな悪ノリ。…にもかかわらず、林はすんなりマネキンの前に行くと、躊躇なくマネキンの冷たい口元にキス。
 ネチョネチョと舌を動かしてマネキンの顔を唾液まみれにして舐め回し、さらに拳を握って作った猫の手で胸部…本物の人間なら乳首があるであろうところをカリカリを引っかく。
 その醜態を、
「ふふっ…♪」
「アハハ…♪」
「ウフフ…♪」
 と、もはやゴミを見るような目で眺めるクイーン、日奈子、万理華の三人だが当の林はそんな蔑視も気にせず、マネキンの胸部にも吸いつき、高速ベロでベロベロ舐め回し、股に生えたイボ付きディルドーを本物さながらに握ってシコシコと仮想手コキ。
 時々、唾液を垂らして潤滑油を追加あたりが妙にリアル…。
 その立ち振る舞いを見て、
「へぇ…♪男の前では責める側なんだぁ…♪確かに、生意気そうな顔してるもんねぇ…♪」
 と笑みのクイーン。
 その後も、微乳を駆使した仮想パイズリ、そしてジュポジュポ濁音を立てて積極的なディルドーフェラを見せてもらい、ご満悦。
 なおも夢中で頬張りながらチラチラこっちを見てアピールする林に対し、クイーンは、側近二人に、

「せっかくだからアンタたちも何か見たいものがあるなら命令してあげなさいな…♪」

 とけしかけると、日奈子が、
「いいんですかぁ!?じゃあ…♪」
 ニヤニヤしながら林に目をやり、
「見てる私が思わず赤面しちゃうようなスケベオナニー披露して」
「は、はいッ…!」
 憎たらしく思っていた日奈子の命令すら敬語で元気よく返事し、椅子に腰掛けるマネキンの膝小僧に腰を擦りつけたり、はしたなく脚を開いて寝転がり、マネキンの足の甲を掴んで自分の股に持っていき、グリグリ引き寄せてセルフ電気アンマをしたり、精巧な五指の関節をいじってファックサインを作り、ずっと邪魔だった股間の前貼りをむしり取るように剥がしてその突き立てられた中指の上に跨ったり…。

 ぐじゅっ…♪

「ふひぃぃッ♪」
 マネキンに抱きつき、作り物の指にセルフ手マンして悶える林。
 無論、そのままイクのはNGで、
「もし、そのまま勝手にイッたら…分かってるわよね?永遠にお預けよ?」
 と釘を刺されたから、その後、押し倒して騎乗位でハメるところは自重したぐらいだ。
 続いてクイーンが、
「ほら、万理華も何かあるでしょ?言ってやりなさい」
 と促すと、指名された万理華もニヤニヤしながら、
「じゃあ…♪」
 傍らで失神してうずくまったままの璃果に目をやり、
「アンタたち仲間同士でしょ?あっちの娘に、もう少し気持ちいいことしてあげたらどう?」
「はいッ…!」
 万理華に命じられ、マネキンの指を膣から引っこ抜いて腰を上げた林。
 床に突っ伏して気絶する璃果の元へ歩み寄ると、腋を抱えて抱き起こし、後ろから組みついて口の周りを舐め回す大胆キス。
「…う…うぅっ…」
 たちまち目が覚めた璃果は、最初はぼんやりと林の舌を好きにさせていたが、次第に目をぱちくりさせて、
「んっ…は、林ッ!?な、何してんのッ…きゃっ!」
 構わず璃果を押し倒し、覆い被さるなり乳首に吸いつく林。
「ちょ、ちょっとッ!ひぃぃッ♪」
 感度は既に確変中。
 吸われるたびに脱力して林を振り払えないうちに、マンコもいじられ、そしてクリを舐められ、どんどんドツボにハメられていく璃果。
 ほどなくして、
「あぁっ、は、林ぃッ…!ダ、ダメっ…あぁっ、イ、イクっ!イッちゃうぅぅッ♪」
 とうとう相棒の舌でもイッた璃果。
 その璃果がワケも分からないまま余韻に浸ってハァハァ言ってる中、
(これでいかがでしょう?)
 と万理華に伺いを立てる目をする林。
「オッケー♪やるじゃん…もしかしてアンタ、こっちの気もアリ…?」
 と日奈子に続いて万理華もご満悦。
 恥を捨て、振りきってやった甲斐あって、
「ふふっ…仕方ない娘ね…そこまでして私のペットになりたいなんて…♪」
 と、自慢の調教ペニバンを握ってこねくり回しながら歩み寄るクイーン。
 クイーンが一歩迫るごとに、あれだけ虚ろだった林の目に、みるみる輝きが戻ってくる。
 そして細くて妖艶な女王のウエストが眼前に到着。
「しゃぶって濡らしなさい、ほらっ」
 と突き出された腰に頬擦りするように抱きつき、今から相手をしてもらう疑似男根にしゃぶりつく林。
「んぽッ、んぽッ…♪」
 とクイーンの顔を見上げながら頬をすぼめてアピール。
 そんな林に、
「確か…立ちバックが好きって言ってたわよねぇ?」
「は、はいっ…!立ちバック大好きですッ…!」
「じゃあ、あそこの壁に手をついて?」
 と言われた壁に素早く手をつき、好奇に満ちたガンギマリの目で白い尻を突き出す林。
「ふふっ…長らく、じれったい思いをしてたわねぇ…?今からたっぷりかわいがってやるからね…♪」
 と尻の割れ目にゆっくりペニバンをあてがい、スリスリなぞってくるクイーンに対し、
「はいッ!お願いしますッ!」
 と、まるで元気いっぱいの就活生が面接官に対してするような返事。
 耳にかかるショートヘアを掻き分け、性感帯の耳を弄ってやるだけで、
「ひゃはぁッ♪」
 と飛び上がる。
 グッと首を伸ばし、露出したかわいらしい耳に口を近づけ、璃果の時と同様、

「一つ質問…お前は私の何だい…?」

 答えはもちろん…。
「奴隷っ…奴隷ですッ!私もクイーン様の奴隷…んひゃぁぁぁッ!?」
 言い切った瞬間、ズブズブと押し込まれたペニバンは、侵入と同時に林の中で、まるで穴に潜ったウナギのごとく暴れ狂った。
「おぉっ、おぉっ♪す、すごっ…ヤバすぎッ!腰遣いが…腰遣い上手すぎぃぃッ♪」
 と絶叫する林のショートヘアを掴み上げ、
「当たり前じゃないの。この腰振りで私が今まで何人の女を泣かせてきたと思ってんの?」
 と豪語し、膣で調教しながら、耳たぶに舌、そして腕を回して微乳を鷲掴み。
「さぁ、このまま堕として二度とレズの快楽から這い上がれなくしてやるわ!刻みなさい。私とのセックスを、頭に!そして全身にッ!」
「ひ、ひぃぃッ♪うぁぁぁッ…!」
 女と思えない高速ピストンで貫かれ、恍惚の表情で悶える林。
 そんな有り様だから待ちわびていた時はすぐに来た。
「あぁっ、イ、イクっ…!イクっ!イクぅっ!やぁぁっ、イッちゃうぅぅッ♪ひぎぃぃッ♪」
 焦らされ続け、なかなか超えさせてもらえなかった一線をようやく突破。
 まるでパンパンに膨らんだ巨大水風船の破裂…。
 溜まりに溜まったフラストレーションを一挙に発散した瞬間、そのあまりに気持ちよすぎて白目を剥く始末。
 壁についた手がズルズルと滑り落ち、膝を折ってひざまずきかけた林の細い首に腕を回して持ち上げ、
「なに終わろうとしてんの?たっぷりかわいがってあげるって言ったわよねぇぇッ!」
「んほぉぉぉッ♪」
 女でありながら、まるで電動のようなマシンガンピストン。
 ビクビク震えてイッてる最中の状態でなおも激しく貫かれ、もう身体が溶け落ちそうだ。
(こ、壊れる…マンコも…身体も…頭も…何もかもが壊れていく…)
 これまでの鬱憤を晴らすように二連続、三連続、四連続でイカされ、璃果同様、オーバーフローで立ったまま失神してもすぐさまピストン続行で叩き起こされる怒涛のペニバン調教、第二弾。


 こうして璃果とともに、同性同士での快楽という種を身体に植えつけられた林。
 その日の夜には早くも芽が出て、

「ほら、ちんたらしないで早く歩きなさいよ。そのビンビン乳首、自分で弄りながら…♪」
「は、はいぃッ…!んほぉぉッ♪」



 イケメン風の髪型、顔立ちで着せられたエロ特化型のメイド服。
 そこにアイマスク、そしてクイーンに引かれる首輪でMっ気でを高められた状態で、先刻、璃果が経験していた綱渡りを自分も課せられる。
 璃果の時は結び目だったが、林の場合は等間隔にローターがくくりつけられていて、そこに差し掛かるたび、
「ひ、ひぃぃッ♪あ、当たるっ…ブルブルしたのが当たってるぅッ♪」
 と腰を沈めて悦ぶも、
「あら、そんな序盤で満足?進めば進むほど、だんだん振動の強いのが待ってるのにねぇ…♪」
 と言われれば、
「…い、行きますっ…もっと激しいのが欲しいから…歩きます…歩かせてくださいっ…」
「よしよし、いい子ねぇ♪じゃあ、行くわよ?いっち、にっ…いっち、にっ…♪」
 笑みを浮かべるクイーンに首輪を引かれ、ヨタヨタ歩く林。
 その姿には、もう腕利きの殺し屋の面影など微塵も無い…。


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鰹のたたき(塩) ( 2022/12/28(水) 03:17 )