田村真佑の学生時代
「はい!もう一枚、発見〜♪3枚目〜♪」
楽しそうに声を上げ、クローゼットの奥から見つけ出したDVDを掲げる真佑に、
「や、やめろよっ…それから、もう少し静かにしろよ…マンションなんだから…」
と、あたふたするしかない誠。
部屋に入れた途端、「お宝探し」と称して家探しを始めた真佑。
狙いはもちろん、この室内に巧妙に隠された誠のお気に入りAV。
それを、初めて部屋に入れた筈なのに、妙な嗅覚で次々に探し当てては回収していく真佑。
やがて、その戦果をテーブルの上に並べ、
「ひぃ、ふぅ、みぃ…すごーい♪5枚も見つけちゃった…♪」
とニヤけて視線を向ける真佑に、
「な、何だよ…男なんだからいいだろ、別に…つーか、一人暮らしの男なんて、みんな持ってるよっ…」
と開き直りながら、とりあえずでコップに注いだ麦茶を出してやる誠。
さらに真佑は、それを一枚一枚、手に取ってパッケージを見比べては、
「…ねぇ。どれがオススメ?」
「う、うるせーな。いいから、もう片付けてくれよ」
と言っても、思春期で興味津々の真佑は聞く耳を貸さず、よりによって制服姿の女子高生がパッケージになっている一枚を手に取り、
「なになに…?家に連れ込んだ女子高生にカラッポになるまで搾り取られちゃった…?」
と恥ずかしいタイトルをスラスラと読み上げ、
「へぇ…♪こういうのが好きなんだぁ…♪もしかして、普段からこんな展開を期待してたりするの?」
「た、たまたまだよ。たまたま…!」
「へぇ…じゃあ、これにしよっと♪」
と、勝手にプレーヤーに挿入する真佑。
「お、おいっ…!」
冒頭、映し出された制作メーカーのロゴを、どういう顔をして見ていたらいいか分からないまま本編がスタート。
まさに今のこの状況を再現するように、男の部屋に入ってきた女子高生。
スッと身体を寄せてキスから始まり、いやらしい手つきで身体を触り合う画面の中の二人に、こっちの二人の目も釘付け。
やがて、その気まずさに耐えられなくなった誠が音を上げ、
「も、もういいだろ?消すぞ…?」
と停止ボタンを押そうと伸ばした手をスッと掴み取る真佑。
そして、ぼんやり画面を凝視しながら一言、
「いいじゃん、一緒に見ようよ…♪」
と言われた瞬間、まるで力を吸い取られたように掴まれた手がゆっくり脱力していった。
画面の中でどんどん発展していく展開。
それを見ながら、次第に、
(ごくっ…)
と生唾を飲んだり、
「ハァ…ハァ…♪」
と息を荒くするのが目立ち始める真佑。
そして、とうとう…。
むにゅっ…♪
「んんっ…♪」
制服の上から自らの胸を揉み、甘い吐息を漏らした真佑に、
「バ、バカっ…やめろよ、おい…ちょっと…田村っ…!」
どうしていいか分からず、とりあえず近くにあったシャツを真佑の胸元に被せて隠した誠だが、それをあっさりと振り払い、なおも発育完了したての胸を揉みしだく真佑。
他に覆い隠せるものを探す誠の手を取り、
「ねぇ…マコちゃんも、普段、こういうの見ながら一人でしてるんでしょ…?」
「う、うるせぇな。してねぇよ…!」
パニックのあまり堂々とウソをつき、とにかくやめさせようとする誠だが、真佑は、むしろ、
「ほら…マコちゃんも一緒にしようよ、一人エッチ…♪」
と大胆な誘いとともに、その、一気にオンナになった表情を向ける。
その視線に、思わず、
(ごくっ…)
と、次は誠が生唾を飲み、慌てふためく中で、
(ど、どうすりゃいいんだ…?)
ただちに開かれる緊急脳内会議。
すかさず「理性」が手を挙げ、厳しい口調で、
「バカモノっ!すぐにやめさせて家まで送り届けろっ!その娘はまだ未成年じゃないかっ!」
と一喝する。
(で、ですよね…!)
理性に従おうとする誠だが、そこに次々に口を挟む反対派閥「下心」の連中たち。
「おい、待て待て。今の彼女の目を見たか?明らかに誘ってきてるじゃないか!」
「無理やり押しかけてきて勝手に始めたんだから、そのまま気が済むまでや
らせておけばいい!」
「本音はそのまま眺めていたいくせに…正直になれよ、誠くん」
「現役女子高生の生オナニーなんて、お前がコレクションしてるAV以上に最高のオカズだ!軽く三発はヌケるぞ!」
怒涛の反対討論に決断が揺らぐ誠。
そして、そんな紛糾会議の中、おそるおそる手を挙げ、発言権を求めたある意味の当事者「イチモツ」の弁。
「わ、わたくし…もう我慢できません…!」
じんわりカウパー液を滲ませるその説得力抜群の一言により、一気に決議が加速。
やがて理性が下心に大敗を喫すると、その後からは、まるで身体が勝手に動いているようだった。
「んっ、くっ…」
真佑の誘いに乗せられ、ジャージの上から盛り上がる股間をさする誠。
垂れ流されるアダルトビデオ、プラス、真横で眺める誠の手つきに、真佑の吐息もさらに荒くなり、むっちりとした白い脚がみるみる開いていく。
「んんっ…あぁっ、ヤ、ヤバい…♪いつもの、家でしてる気分になっちゃう…♪」
それはつまり、普段、家ではよくしていると口を滑らせたも同然だが、今さら気にする様子もない。
いや、それどころか胸だけでは物足りないようで、スカートを捲り上げ、妙に慣れた手つきでパンティの上からも刺激を加える真佑。
ついさっきまで馴れ馴れしく生意気な振る舞いをしていた表情が、いつの間にか艶めかしい欲をそそる横顔に変わっていた。
そして、とうとう完全にタガが外れた真佑は、誠の目も気にせず、制服のボタンを引きちぎるように前を開け、薄ピンク色のブラも上にズラして、いよいよ直に胸を揉み始める。
「あぁん、んんっ♪はぁっ…♪」
一気にボリュームが増した嬌声。
そして、その曝された十代の瑞々しい乳肉をチラ見した誠も、たまらず、
「す、すげぇ…」
と本音を口にしてしまう。
雪のような白い肌をした乳肉がパン生地のようにもみくちゃにされて歪む画は、まさに先ほどの脳内会議で誰かが発言していたように最高のオカズ。
そして真佑は、ふいに隣の誠の懐にもたれるように寄りかかると、息を荒くして一言、
「ねぇ…マコちゃんが触って…?」
と、揉んでいた手を退け、胸を突き出して誘う。
「い、いいのか…?付き合ってる仲じゃないんだぞ…?」
と、一応、理性を保つフリをした誠に対して一言、
「うん、触って…♪」
真下から見上げるあざとい上目遣いに完全にヤラれた誠。
ゆっくりと手を伸ばし、放り出された発育完了して間もない胸を掴み、指を食い込ませれば、想像していた通りの柔らかな感触とともに、
「んはぁぁっ♪マコちゃんの手、あったかくて気持ちいいぃっ…♪」
と、後頭部を誠の胸板に打ちつけて仰け反る真佑。
決して女性経験が多いワケでもなく、自慢できるほどのテクニックがあるとも思えない誠だが、そのぎこちない揉み方ですら
「あぁんッ♪んひゃぁっ♪」
と可愛いアニメ声で好反応を見せてくれると、自然と自信も出てきて、さらに大胆になっていく。
右手の手の平で柔肉の感触を堪能するうちに、いつの間にか左手はジャージの中に潜り込み、パンツの中で竿をしっかりと掴んでいた。
連動しているように、右手が乳房を握れば、左手は竿を扱く。
やがて手の平の中に小石のような突起の存在を認識すると、次は、その突起を摘まんで転がしたくなるのが男の性。
BB弾のような小粒だが、しっかりと硬い。
それをコリコリ転がしてやると、
「んはぁっ♪ちょ、ちょっとぉっ…♪んんっ、そこはダメだってばぁっ…♪揉むだけっ…!揉むだけだってばぁ…!」
と言いつつも、すぐに満更でもなさそうな顔で、
「もぉっ…♪」
と頬を染める真佑。
それでいて、誠が、
「はぁ…はぁ…た、田村っ…」
と、興奮して息の荒い声を漏らすと、すかさず、
「ねぇ、田村って呼ぶのヤダ…♪こういう時ぐらい、真佑って呼んで…?」
と必殺の上目遣い。
「わ、分かった…真佑っ…」
と希望通りに訂正した誠は、
「あ、あのさ…気持ち悪いことを言うようだけど…そ、その…」
「なに?言いたいことあるならハッキリ言ってよっ…♪」
「う、うん…こ、この乳首…な、舐めてもいいか…?」
引かれたらどうしようという思いからおそるおそる聞く誠に対し、真佑は引くどころかニコッと笑って、一言、
「うん、いいよ…♪マコちゃんがしたいことをして…?」
と許容してくれる。
それを言われて、優しく、気を遣いながらゆっくりと押し倒し、尖りきった突起に舌を這わせる誠。
ぺろっ…♪
「んはぁぁっ…♪」
グッと仰け反った真佑に対し、つい反射的に、
「ご、ごめんっ…」
「ううん。いいから…もっと…もっとペロペロして…♪」
と、悩ましく目を細め、せがむように言われては、これを断る男はいないだろう。
チロチロと舌先で転がし、さらに、チュパ、チュパ…と吸ってやると、
「あぁんっ♪んんっ…マ、マコちゃん…赤ちゃんみたい…♪あぁっ、んんっ…き、気持ちいいっ…♪」
と、誠の頭を抱え、抱き寄せるようにして敏感な乳首への愛撫を愉しむ真佑。
口の周りを唾液まみれにしながら、なおも真佑の突起をしゃぶる誠だが、ふと耳を澄ませば、どこからともなく、
くちゅっ…くちゅっ…♪
と、妙に粘っこさを含む濁音が聞こえる。
その音がする方へ手を伸ばすと、ちょうど真佑の腕にぶつかった。
そして、そのムチムチした腕を掴み、さらに辿っていくと、卑猥な指遣いでパンティの脇から秘肉を弄る手の甲に行き着く。
「あっ、んっ、んっ…♪んはぁっ…♪
手を重ねただけでも分かる熱さと湿り気…そして、はみ出た指先に付着する生温かい粘液。
マンズリに夢中な真佑のとろんとした表情と目が合うと、
「ねぇ…?ここも、マコちゃんの手で触ってほしい…♪」
と、股ぐらにあった手を退け、誠に託して場所を譲る。
引き受けるように代わった誠の指は、真佑よりひと回り太く、そして今日の練習でノックをたくさん打ったこともあり、ゴツゴツしている。
その指で、真佑がしていたのと同じように割れ目をズリズリ擦り上げてやると、
「あぁんッ♪そ、それっ…!き、気持ちいいぃっ♪んひゃぁっ…♪自分でするより、全然、気持ちいいっ…♪」
と悦びの表情。
もちろんタダでとは言わない。
お役御免で宙に浮いた指の行き先は、当然…。
…ぎゅっ♪
「おぉっ…♪」
モゾモゾとジャージの中、そしてパンツの中に潜り込んでくる真佑の指。
中に潜むオオウナギをしっかり捕獲すると、ひと思いに引っ張り出し、そして、シコシコと扱き始める。
「あぁっ…た、たむっ…真佑っ…!」
途中で気付いて言い直すも、真佑は目ざとく、
「あー!今、また田村って呼んだっ!」
「い、言い直したじゃんかよ…」
「もぉ…♪早く真佑って呼ぶの、慣れてよ…♪」
と、思わず表情が緩みそうなほど甘い雰囲気を醸し出しつつ、竿を握る手はしっかり仕事を続ける。
時折、手首のスナップを利かせて緩急をつけながら、
「マコちゃん…痛くない…?」
「あぁ、むしろちょうどいい。最高だよ…」
「ふふっ…♪」
褒められて嬉しそうにクスッと微笑む真佑。
部活同様、ここでも褒められて伸びるタイプなのか。
なおもお互いの性器愛撫は続き、やがて真佑の方が一足先に、
「あっ、んんっ…ヤ、ヤバいかもっ…あぁっ♪はぁっ…♪」
上ずっていくアニメ声を耳元で聞きながら、誠は、一言、
「いいよ、イッて…」
「う、うん…♪あぁっ、イ、イクっ…!ねぇ、イッちゃうよ、マコちゃんっ…んあぁぁっ…♪」
制服をはだけさせたまま、グッと硬直した真佑の身体は、そのまま誠の腕の中でビクビクと何度も小刻みに震えた。
なんとも可愛らしいイキっぷりを、思わず凝視してしまう誠と、余韻の最中(さなか)、その視線に気付いて、
「…や、やだっ…そんなにじっくり見ないでよっ…!」
と慌てて手の平で目隠しをしてくる真佑。
それでも見てやろうと、その手の平をすり抜けるように顔を近づけると、次は、
「もぉっ…♪」
と首を持ち上げ、攻撃は最大の防御とばかりにキスでブロック。
ぶちゅっ、ぶちゅっ…と照れ隠しも相まってひときわ激しいキスを繰り出す真佑だが、イッたばかりの秘肉を再び指先で抉ってやると、
「はうぅッ♪んっ、んんっ…♪」
と声を上げてキスを中断し、また甘い声を上げる。
そんな真佑の喘ぎ声と愛液が止まらない割れ目のヌルヌルした感触を楽しみながら、
「感じやすいんだな、真佑は…」
「やだっ、もぉ…意地悪っ…♪」
肉感的な身体で下から抱きついてくる真佑をしっかり受け止めながら、再度、股をクチュクチュいわせてやると、
「あぁっ、んんっ…♪あっ、あっ…♪」
と、いかにも心地よさそうな表情を見せ、
「…んっ、やだっ…ま、またイッちゃうっ…!」
「いいよ、そのまま、もう一回イッちゃいな…♪」
落ち着かせるように口づけをしてやりながら、熊手のようにした指でギターを掻き鳴らすようにして触ってやると、
「あぁっ、イ、イクっ…イクぅぅっ♪んひゃぁっ…♪」
また痙攣…誠の首にしがみついた腕がゆっくりと緩み、ズルズルと落ちていく。
もはや目の前まで持ってきて確認しなくても分かる指先の湿り。
指と指を擦り合わせただけで、ねっとり糸を引いているのが分かる。
そして真佑は、二度目の絶頂の余韻を噛み締めた後、
「もぉっ…マコちゃんばっかりずるいよっ!はい、上と下、交代っ…♪」
と体勢を入れ替え、誠の身体を下にして仰向けにさせる。
すっかりビンビンになって天井を向くイチモツを握りながら、
「こんなに大きくして…私がイクところ見て、そんなに興奮したの?」
「あ、当たり前だろ…あんな可愛いイキ方するところを見せられたら…誰だって…んぷっ!?」
言い終わる前に塞がれた口。
「さっきからネチネチうるさいんだけど?この口…♪」
と言ってニヤリと笑い、可愛い舌遣いで唇をこじ開け、舌同士をネチョネチョと絡ませる。
もちろん、その間も手コキは継続。
人差し指と中指の間にカリを引っ掛け、ライズボールの握りで亀頭をこねくりまわす真佑のテクニックに、
「んっ、くっ…うぅっ…」
「どう?気持ちいい?」
「あぁ…その手つき…たまんないよ、真佑…」
「ふふっ…♪」
褒められるたびに余計に熱が入る真佑の奉仕。
ゆっくりと身体を起こし、
「男の人って、こういうことされるのがいいんだよね…?」
と、おもむろに脇を締め、ぎゅっと寄せた谷間を見せつけて近づける真佑。
決してその技に向いているほどの巨乳とは言わないが、サイズの不足は肉の柔らかさで補う。
いったいどこで知ったのか、ゆっくりと胸の谷間に竿を挟み、そして、ゆっさゆっさと上半身を上下させる真佑。
「おぉっ…おぉっ…♪」
誠とて、まだそんなに女性経験が豊富なワケではないし、これまで付き合ってきた女性も胸の豊かな人ではなかった。
よって、パイズリをしてもらうのは人生初。
(その初めてしてもらう相手が自分より年下の高校生ってのがまた…)
最初は複雑だったが、そんな感情もすぐに忘れた。
むにゅっ、むにゅっ…♪
竿を優しく包む柔肉に、思わず吐息が漏れる誠。
そして、そんな誠をさらに心地よくするため、パイズリをしながら、反り返った先端に舌を伸ばす真佑。
チロチロと尿道の切れ込みを行き来したかと思うと、レロレロと亀頭の周囲を舐め回す。
その背骨をじんわり溶かされていくように心地よさに、たまらず、
「あっ…ま、真佑っ…ヤ、ヤバいよっ…出ちゃいそうだ…」
「んっ、んっ…いいよ、出して…♪」
と小声で言ってとなおも舌を這わせる真佑。
本人がいいと言ってるのに、このまま出すと顔にかかるとか口に入るとか気にするのも野暮な話。
黙ってひたすら高まっていく射精感を味わい、いい頃合いで、
「あっ…で、出るっ…!」
ドピュッ、ドピュッ…!
「きゃっ…♪」
白い柔乳に挟まれたまま、勢いよく噴き出した精液は真佑の下顎に直撃し、糸を引いてべっとりと汚した。
「ちょっと、もぉっ…♪こんなに勢いよく出るなんて聞いてないよっ…!」
と可愛く膨れる真佑だが、そこから急にスッと目の色を変えると、仰向けでまだ射精の心地よさが残る誠に、
「ねぇ、マコちゃん…このまま最後まで…いいでしょ…?」
さすがに少し恥じらった様子でボソボソ呟く真佑に対し、
「ま、真佑こそ…いいのか…?」
「うん…マコちゃんなら…♪」
と真佑が小さく頷いたのをキッカケに、再度、体勢を入れ替え、真佑を下にする。
肉付きのいい脚を持ち上げ、少し湿ったパンティをスルスルと脱がせると、急に恥ずかしそうにしながらも、ゆっくり脚を開く真佑。
その脚と脚の間に身体を入れ込む誠。
テーブルの上に置いた財布に手を伸ばし、いつ何時のために忍ばせておいたゴムを取り出すも、
「え…ゴム…つけんの…?」
「あ、当たり前だろ…ナマはさすがに…」
と口にする誠にグッと腕を伸ばし、ゴムを手にした拳を押し包んで、
「やだ…ナマがいい…ナマでしてみたい…」
とワガママを言う真佑。
顔を真っ赤にしながら口にしたその仕草にキュンときてしまった誠。
「い、いいのか…ホントに…」
「うん…ナマでお願い…」
と言って、あとは任せたとばかりに目を逸らし、来たる一瞬に備える真佑。
(ホ、ホントに大丈夫かな…)
と不安がありつつ、あんな尊い表情で頼まれては良心も揺らぐ。
ゴムをそっと置き、少し濃い目の茂みの中に素のままのイチモツを潜らせ、狙いを探る。
そこで見つけたヌメリの纏った穴を塞ぐように亀頭をあてがい、
「い、行くよ…?」
「うん…来て…」
…ぐじゅっ…♪
「んっ、くっ…!」
いざ挿入してみると思った以上にキツキツな真佑の膣に小さく声を漏らす誠と、先端が埋まった瞬間、
「い、痛っ…!んんっ…!」
と、その可愛らしい表情を、一瞬、険しく歪ませた真佑。
慌てて埋めかけた腰を一時停止し、
「だ、大丈夫か?」
「うん、大丈夫っ…!大丈夫だから…!」
と、まるで我に返る隙を与えないかのように誠の首に手を回し、グッと自分の方へ引き寄せる真佑。
それでも額にじっとり滲む脂汗が気になって、真佑の眉間に皺が寄るたび、
「い、痛いのか…?」
「ううん、痛くないっ…!全然、痛くないからっ…!」
と繰り返す真佑だが、明らかに強がり…。
そして、その抜群の締まりは、まるで侵入した誠のイチモツを絞め殺す勢いだ。
「う、動くぞ…?大丈夫か?」
「うん…大丈夫…♪あっ、あっ…んんっ、あぁんっ♪あんっ、あんっ…♪」
ガチガチに締めつけてくる膣肉を氷解させるように、ゆっくりピストンを開始すると、真佑の口から待望の嬌声が上がり、一度は跳ねのけた締めつけが、次はヌルヌルを増して、再度、絡みついてくる。
それをまた跳ねのけては絡みつかれ、跳ねのけては絡みつかれ…の繰り返し。
裏返ったカエルのようにしてグッと押さえつける真佑を両膝。
むっちりした太ももの肉が弾んで興奮を誘う。…と、その時、ふと結合部に何やら赤色が見えた気がした。
(…何だ?)
と目を凝らすうちに、だんだん誠の顔から血の気が引いて、
「ま、真佑っ!?お前っ…!」
「い、いいからッ…!」
真佑は、誠の身体をきつくホールドして引き寄せ、
「気にしなくていいから…いいから続けてぇっ…!」
と強引に押し切るようにして誠にピストンの続きを促す。
弾む身体…押しつけられる股ぐら。
必死に誤魔化し、そのまま走りきろうとしているようだが、やはり男は気にするなと言われても気にしてしまう。
(そうか。どうりで…)
やけにキツい膣も、痛がっていた表情も…そして今なお額に滲む脂汗も、これで全てが繋がる。
徐々に、
「あんっ、あんっ…♪」
と声色を変えて喘ぎ始めた真佑に押し切られながらも、どうしても頭の中を罪悪感が渦巻く。
(真佑…お前…初めてだったのか…)
それから半時間。
「んんっ♪んんっ♪」
とうに痛みもなくなり、むしろグラインドのコツを掴んで、上に跨がっては覚えたての腰遣いで蕩けた表情を見せる真佑だが、それでも誠はいまだ拭えない罪悪感をずっと感じていた。
(何で処女だってこと、黙ってたんだよ…せめて、一言、ハメる前に言ってくれよ…)
そこに至るまでのアプローチの手慣れた様子から、てっきり経験済みだと思い込んでしまっていたが、まさか知識だけであれをこなしていたとは…。
跨がって悦ぶ真佑の顔を見るかぎり、あとからトラブルになるとは思わないが、彼女の一生に一度の大事なものをこんななし崩しのセックスで奪ってしまったことの申し訳なさが消えない。
そんな引っ掛かりを持ったまま、
「あぁっ…イ、イクっ…また出るっ…!ぐっ…!」
危うく…というところで、すかさず跨がる真佑の腰を持ち上げ ちゃんと自分の腹の上に発射する誠。
これで最初の柔乳パイズリでイカされたぶんと合わせて四発目。
さすがに先端から飛び出る量も目に見えて減り、色も薄れて半透明になってきた。
(とはいえ、今さっき初体験を済ませたばかりのマンコでもう三回もイカされてるのか…)
自分が単に早漏なのか、それとも真佑のが名器なのか…。
さすがに真佑も少し疲れたようで、ぜぇぜぇ息をしているので行為はここで終了。
ティッシュで後処理をしながら、改めて、
「なぁ…実は初めてだってこと、何で黙ってたんだよ…?」
と聞くと、真佑は意外にサバサバした様子で、
「だって、言ったらマコちゃん、躊躇しちゃうでしょ?」
「……」
確かに躊躇してしまっていただろう。
さらに真佑は続けて、
「私、早くエッチ経験してみたかったんだ…でも、なかなか、この人なら、って人がいなくて…」
「だからって俺でよかったのか?」
と聞く誠に、真佑はあっさり頷いて、
「マコちゃんなら、きっと優しくしてくれると思ったから…♪」
「━━━」
別にそんな自覚はないし、それが誇らしいことかどうかも分からない。
ただ、一つ言えるのは、真佑が、あくまでも自分の意思で、大事な初体験を捧げてくれたということ。
そして真佑は、
「ねぇ、マコちゃん…?私、もっとエッチ上手になりたいな…♪」
と、何やらおねだり顔…。
こうして残りわずかな高校生活でセックスの練習台を得た真佑は、それ以来、無理を言って誠の部屋に押し掛けては、上に跨がって腰を振り、高校を卒業するまで絶えずグラインドスキルを磨いた。
本人はいい女になるためと都合のいいことを言うが、果たしてそうだろうか?
(単に性欲が強いだけじゃ…)
こうして、今でこそ、魅惑の腰遣いを手に容れた真佑…そんな彼女にとって誠は、ソフトボールとセックス、二つの意味で恩師なのだ。
(おわり)