乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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<番外編>Member's Private Act ━女捜査官たちの素顔━
松村沙友理のデート
 部屋に入るなり、沙友理は持っていたバッグをその場に放り出し、満面の笑みを浮かべながら俺に抱きついてきた。
「わぁっ!ま、待てって!おいっ…!」
 まだほのかに残るアルコールの香りと、それを覆う甘ったるい香水のニオイが鼻に抜ける。
 何とか倒れずに踏ん張り、しがみつく沙友理の身体を抱えて支えると、それは自然とお姫様だっこになる。
「あ、危ないだろ…転んでケガでもしたらどうするんだ?」
 と叱りつつ、そのまま、少しふらつきながらベッドを目指す。
 その状態でもなお首を伸ばしてキスをしてくる沙友理。
 ブチュッ、ブチュッ…と一方的に口づけを交わして、
「んふっ…♪これでやっと、人の目を気にせずイチャイチャできるで…♪」
 と思わせぶりに微笑む。
 あんな公衆の面前でさえ恥じらうことなくハグやキスをねだるような女だから、密室空間で二人きりになった日には、より大胆なカラミが始まらないワケがない。
 何とかベッドまで届け、そこでごろんと沙友理の身体を下ろすやいなや、道連れにするように腕を引っ張る沙友理。
「うわっ…!」
 よろけて無様にベッドにダイブした俺に覆い被さり、路上でしたような軽いものではなく、本格的なディープキスを真上から仕掛けてくる。
「んっ…んぷっ…!」
 ジタバタする手は、脚で踏んづけられてブロックされ、されるがまま。
 さらに沙友理は、濃厚なキスを楽しむ傍ら、追い剥ぎのごとく俺のシャツをまさぐり、一気に捲り上げた。
「お、おい、待てよ…まだシャワーも何も…」
 口を離して制しかけた俺を無視して、細い指先でまだ勃ってもない両乳首をカリカリと引っ掻き、
「お風呂は後で一緒に入ればええやん…♪」
 と笑みを浮かべながら再度キス、そしてその唇は顎から首筋と伝って、乳輪へと移る。
 可愛らしい舌による艶めかしい舌遣い。
 時折、上目遣いで俺の顔色を窺っては、むず痒そうにする表情を見て、ニヤリと笑う。
 沙友理とエッチをする時はいつもこう…感じている俺の顔をやけに見たがるのだ。
 その視線に、たまらず、
「そ、そんなに見るなよ…」
「えー?何でぇ?だって…まちゅの愛で気持ちよくなってる顔見るん好きなんやもん…♪」
 と微笑む沙友理に、思わず、
(そ、それって愛なのか…?)
 とツッコミを入れそうになるも、それを口にする間も与えず、
「ほらっ…♪もっとハァハァ言ってる顔見せて…?」

 チュパっ♪

「おぉうッ…」
 ふいの乳首舐めに、浮き上がる腰。
「んふっ…♪ここ好きやろ?」
 と、してやったりの目で見つめながら、ペロペロと舐め上げる沙友理。



 ただ舐め回すだけでなく、時折、吸い上げたり、甘噛みしてきたりとアクセントを交えながら、
「どう?上手い?」
「…あ、あぁ…上手だよ…」
「やったぁ…♪」
 沙友理にとって、夜の営み中の褒め言葉は追加燃料。
 気を良くしてさらに舌の動きは活発化し、さらに細い指が脇腹を伝って股間へ向かう。
 ズボンの上からスリスリと膨らみ具合を確認しては、
「あ、すごい…めっちゃ勃ってる…♪嬉しい…♪」
「……」
 照れ隠しで抱き寄せても、沙友理は嬉しそう。
 やがて、その指はベルトを緩め、ズボンをずり下げてパンツの上から形をかたどるようになぞりながら、
「なぁ…?まちゅのために、ちゃんといっぱい溜めてきた…?」
「あ、あぁ…もちろんだよ…」
「ホンマぁ?AVとか見て、まちゅ以外の女でヌイたりしてないやんなぁ…?」
「当たり前だろ…」
「そっか…じゃあ、最低5回は出してもらうで…♪」
 モゾモゾとパンツの中に侵入し、潜む竿を直に握る沙友理。
 そのままシコシコと扱き始め、柔和と不敵が入り交じったような、一言で言うならばとにかくエロい表情で迫ってくる。
「んっ、くっ…うぅっ…」
 その手慣れた手捌きに、早くも脂汗が滲み出る俺。
 愛が重い女はセックスの内容も濃い。
 身体を起こし、脚での踏みつけブロックを解いた沙友理は、
「なぁ?まちゅも脱がせて…?」
 と、急に色っぽい目をして、胸を突き出すようにしておねだり。
 下から手を伸ばし、ボタンを一つずつ外してやると前がはだけ、真っ白い肌と薄ピンク色でリボンのついた可愛らしいブラがお目見え。 
「これな、フロントホックやねん…♪」
 と催促するように、再度、胸を張る沙友理に従い、谷間のリボンの下にあるホックを外すと、締めつけを失くしたブラがふわっと浮いて御開帳。
 はっきり言ってサイズは小さい。…が、代わりにその先端に鎮座するピンク色の突起が早くもビンビンに隆起していて、貧乳をエロチシズムでカバーするパワープレイ。
 貧乳は本人もコンプレックスらしいが、それでも自らの手で見せつけるようにモミモミと揉んで、
「どう?ちょっとは大きくなったと思わへん?毎朝、豆乳飲んで、ちょこちょこ自分で豊乳マッサージもしてるんやけど…」
「そ、そうだな…確かに前より大きくなったんじゃないか…?」
 と話を合わせつつ、そんなことよりも俺はもう、その胸を触りたくてたまらない。
 この際、貧乳でも構わない。
 グッと掴んで指先に力を込めれば、柔らかい感触が手のひら全体に広がり、同時に、
「んはぁっ…♪い、いきなりっ…もぉっ…♪んんっ、あぁっ…♪」
 と、沙友理の口から、男の欲を掻き立てる吐息混じりの嬌声が上がる。
 そのまま腹筋を使って身体を起こし、対面座位の形でキスを仕掛けながらパイ揉み。

 チュッ…チュッ…♪ジュル、ジュル…♪

 濃密に絡み合う舌と舌の間から垂れ落ちる唾液がちょうど沙友理の膨らみを揉みしだく俺の指と指の間に落ちてきたので、しめたとばかりにそれを指先で拾って乳首イジリに活かす。
 触る前から、発情しただけでここまで勃起する卑猥乳首をコリコリと摘まんでやると、キスをしたまま、
「はふっ♪んほぉっ…ほぉッ、ほぉッ…♪」
 と身体ごと揺する好反応。
 やがて沙友理は、俺のパンツの出来たテントの上に股を被せ、俺の指が乳首を転がすのに、クイッ、クイッ…と腰を擦りつけては、
「あんっ♪んんっ、あっ、硬いのん当たってるっ…♪あっ、あっ…♪」
 と恍惚の表情。
 下着越しの控えめ素股でも感じまくりの沙友理だが、それには理由がある…。
 まどっこしいとばかりに沙友理のスカートを剥ぎ取り、上と同じリボン付きの薄ピンクのパンティを脱がしにかかる俺。
 その下から現れたのは綺麗に手入れが行き届いた陰毛…そして、所見の男なら思わず二度見してしまうような、巷の女とは一線を画す生まれつきの巨大クリトリス…!
「ひ、ひぃっ…♪」
 パンティを剥ぎ取られ、直に空気に触れるだけでも息が乱れる沙友理。
 それも、興奮して肥大化しただけで自然と包皮が剥けてしまうズル剥け肉芽だから尚更だ。
「さーて…沙友理、形勢逆転だな…♪」
 ニヤリと笑った俺は、これまでの仕返しとばかりに、そのデカクリに指先で触れてやると、
「ふひぃっ♪あぁっ、ク、クリちゃん…!気持ちいいッ…♪」
 ここが当然、沙友理の一番の性感帯。
 それを、時折、唾液や愛液を潤滑油として塗り直しながら、いじくり回す俺。
 面白いようにビクビク反応する沙友理に、
「いやー、それにしてもホントにデカいよなぁ。沙友理のクリトリス…♪」
「い、嫌やぁ…言わんといてぇやぁ…」
「だって事実じゃん?ほらっ♪」
「んひゃぁぁっ♪」
 軽々と摘まめる乳首よりも大きなクリトリス。
 そこで俺は、ふと、前回、一ヶ月以上も前の最後にしたセックスを思い出して、
「なぁ、沙友理…久々にあのセリフ言ってくれよ」
 とリクエストすると、沙友理は、心当たりがあるのか、かァッと頬を染めて、
「嫌やッ!絶っ対に嫌ッ…!」
 と必死に拒否。
 そのくせ、依然、クリを嬲られては、
「あんっ♪あんっ♪」
 と心地よさそうに鳴く矛盾。
 俺は、催促のクリ弄りを続けながら、
「なぁ。頼むよ、沙友理…それとも、嫌ならやめちゃうよ?」
 と意地悪をすると、沙友理はぶんぶんと首を振って、
「い、嫌やぁ…やめんといてぇ…♪」
 と、それはそれで拒否。
「じゃあ、言ってよ。…大丈夫、俺しか聞いてないだろ?ほらっ…!」
 と促すと、沙友理は顔を真っ赤にしたまま、渋々、立ち上がり、少し脚を広げてガニ股になって、

「な、なぁ…?ま、まちゅの大きなクリ…いっぱいペロペロして気持ちよくして…?」

 全てを晒せる恋人にだけ出来る恥ずかしいおねだり。
「よし、任せとけ!」
 と、早速、沙友理の開いた脚の間に潜り込み、太ももをがっしりと掴んで顔を埋め、舌先でペロペロ…ペロペロ…と真っ赤に膨れたデカクリを舐め上げる。



「んひぃっ♪はぁっ、はぁっ…んんっ、あぁっ…♪」
 ガニ股の脚をガクガク震わせて悶絶する沙友理に、
「ほら、どう?お待ちかねのペロペロ、気持ちいい?」
「う、うん…♪気持ちいいっ…♪」
 と悦びつつ、続けて何か言いたげな沙友理。
「…なに?どうしたの?」
 と、しらじらしい顔で聞いてやると、沙友理は、ただでさえ真っ赤な顔をさらに紅潮させて、

「つ、ついでに…チュパチュパもして…?」

 と、デカクリの吸引を擬音に言い換えておねだり。
「ハハッ。まったく欲張りなんだから、沙友理は…♪」
 と口では言いつつ、本音は望むところ。
 何なら沙友理から言わなければ、焦らし責めにしてでも言わせるつもりだった俺。
 待ってましたとばかりに吸いついてやると、沙友理は、
「ひゃはぁッ♪」
 と歓喜の嬌声を上げると同時に太ももをキュッと閉じ、俺の頭をサンドイッチした。
 それでもひるまず、口の中にあるデカクリを吸い上げ、舌を絡めて嬲る。
 やがて沙友理は、クネクネとセクシーに腰をくねらせながら、
「あぁっ、ヤ、ヤバいッ…!イ、イクぅっ…!あぁっ、イクぅぅッ♪」
 と絶叫し、立ったまま、俺の頭を股に挟んだまま、オーガズムへと上り詰めた。が、それでもなお、俺のおちょぼ口バキュームは止めない。
 痙攣の真っ最中でも構わずにチューチュー吸い続けると、
「ひ、ひいぃっ♪ア、アカンっ…イッてる最中はアカンってぇっ♪んひゃぁぁっ♪」
 と悶絶し、震えが止まらない沙友理。
「アカンっ、イクぅっ!またイクぅぅっ♪」
 と叫ぶのを無視して、そのまま続けて一回…そしてさらにもう一回、デカクリで連続イキさせてやる。
「あ…あ…」
 ガクガクと不安定になる白い脚…ふいに額に降ってきた水っ気は、緩みきった口から垂れた涎だ。
 そこでようやく吸引を止め、締まった股ぐらからゆっくり頭を引っこ抜くと、沙友理はそのままヘナヘナと崩れ落ち、
「はぁっ…はぁっ…!」
 と、汗だくで息を乱した。
 そんな彼女を抱き寄せ、口の周りの唾液を舐め取るようにキスをして、
「…どう?気持ちよかった?」
 と聞くと、沙友理は頷いて、
「うん…♪めっちゃヤバかった…♪」
 と一言。
 そして、お返しとばかりに俺の身体を押し倒し、カウパー液の染みたパンツを素早く剥ぎ取ると、現れた男根を難なく掴み、その先端に口づけをする沙友理。
 開始の合図とばかりにニッコリ微笑み、
「じゃあ、次はまちゅの番…♪いっぱい気持ちよくしたげるから…♪」
 と言って、俺のいきり勃った竿を、目一杯、頬張った。
「んぽっ…♪んぽっ…♪」
 と、喉奥まで挿し込むディープフェラ。
 ここでも俺の表情を窺う魅惑の上目遣いは健在で、目が合うと微笑んで、
(どう?気持ちいいやろ?)
 と、自慢満々のアイコンタクト。
 それに答えるように、
「あぁッ…♪ヤ、ヤバいよ、沙友理…上手すぎるよ…♪」
 と口にすると、沙友理は、一度、口から吐き出し、
「えー?これだけで上手いとか言わんといてよ。まだまだいっぱいしたいことあるんやから…♪」
 と何やら思わせぶりなことを言い、まずはスッと左手を伸ばしてお留守にしない乳首イジリ、さらに右手は、投げ出した太ももに巻き付くように下をくぐり、なんと、俺の尻の穴の周りをなぞったり、引っ掻いたり…。
「おぉっ…♪そ、そこは…」
 たまらず声を漏らす俺に対し、一言、
「好きやろ?こーゆーの…♪」
 と、しめしめという表情で続けられる沙友理の三点責め。
 右往左往して暴れる肉棒は口だけでしっかりホールド。
 乳首を弄る指は、ただなぞるだけでなく、時折つねったりして甘い刺激と強い刺激を巧みに織り交ぜ、そしてアナルを責める指は、まかり間違えば穴の中に入ってしまうような位置から淫靡な刺激を与えてくる。
 やがて俺は無意識に腰が浮いてしまい、沙友理の口内にズボズボと竿を突っ込んでは、
「あぁっ…さ、沙友理ぃッ…!で、出るっ…!」
 と声を上げたと同時に、その生温かい口内へ溜めに溜めてきた性欲の第一波を勢いよく解き放った。
「んむぅッ…!」
 喉奥に熱い滾りを浴び、一瞬むせかけるも、こらえて口を絞る沙友理。
 そして、一拍置いてから、ジュポっ…と肉棒を吐き出し、俺に見せつける口を開けると、あの、さっきまで巧みに乳首を舐めてくれていた可愛らしい舌が白濁のスープの中に浸かっていた。
 口を開いたまま、
「ほら、見て…こんなにいっぱい出た…♪」
 と微笑んだ沙友理は、その口をそっと閉じ、ごくっ…と喉を鳴らした後、再び口を開けると、そこにあった筈のスープはキレイになくなっていた。
 精飲…それを目の前で見せつけされて少し恥ずかしい俺は、
「さ、沙友理っ…!」
 と目の前の白い身体を抱きしめ、そして、もつれ合うようにベッドに飛び込んだ。
 こうなれば、あとは、お互いに貪り合うだけ。
 くるりと身体をひねり、まんまとシックスナインの体勢を作った沙友理。
 そのまま、まだまだ萎えそうにない俺の肉棒に再度しゃぶりついてきたので、こちらも負けじと眼前のいやらしくテカテカ光る割れ目にむしゃぶりついて応戦。
「やぁんっ♪」
「沙友理、もうこんなに濡らして…大洪水じゃないか…♪」
 笑みを浮かべ、そこをピチャピチャと音を立てて舐めてやると、
「あっ、んんっ…んっ、んっ…はぁっ♪」
 と、俺の顔の上で腰がクネクネ揺れる沙友理の腰。
 こうして互い違いに組み合い、結合に向けての下準備に励む二人。



 頃合いを見て、
「なぁ、沙友理…俺、もう我慢できないよ…」
 と呟くと、まるでその一言を待っていたように、
「まちゅも…もう我慢できひん…♪なぁ…?挿れていい?いいやんな?」
 と、またガサガサと体勢を変え、俺の上に跨る沙友理。
 鷲掴みにされる男根。
 それをズリズリと、濡れそぼり、熱を帯びる秘貝に擦りつけると、二人揃って、
「おぉっ…♪」
「あんっ…♪」
 と声が漏れた。
 上と下で目が合い、アイコンタクトをして頷くと、沙友理の腰がゆっくりと降下を始め、そのまま不可抗力的に、

 …ぐじゅっ…♪

「んあぁッ!?」
 先駆けてカリの部分が埋まるとグッと身を固くし、竿の部分まで埋まっていくにつれ、思わず仰け反る沙友理。
 そして、その腰をガシッと下から掴み、ひと思いに引き込めば、俺の肉棒は根元までずっぽりと挿さり、その後はもう沙友理の独壇場。
「あぁっ、んんっ…しゅ、しゅごい…♪もう腰が止まらんっ…めっちゃ気持ちいいッ♪あぁっ、んあぁぁっ♪」
 そのレゲエダンスのようにくねる腰遣いはもちろん、それに合わせて微乳がぷるぷる震えているのが何ともエロティック。
 触発されて下からも突き上げてやると、
「ひぃぃっ♪ア、アカンって、動いたらッ…♪んんっ、あぁっ、んひゃぁぁっ♪」
「んっ、くっ…さ、沙友理っ…めちゃくちゃ熱いぞ、沙友理の中…!」
「だ、だって…ずっとしたかったんやもん…まちゅも会われへん間ずっと我慢してたからぁッ…♪んあぁっ…あんっ、あんっ…♪」
 感情が乗っかれば乗っかるほど、さらに激しさが増す腰遣い。
 それは俺も同様で、体勢を正常位に変えれば、次は俺の腰が止まらない。
 パンっ、パンっ、パンっ…と激しい肉と肉の衝突音が部屋が響き渡り、膣への激しい打ち込みと、その都度、押し潰されるデカクリの刺激に、カエルのごとく美脚を折り曲げた沙友理が歓喜に咽び鳴く。
 夢中で腰を打ちつける中、ふと、下から見上げる沙友理が、
「な、なぁ!キスっ…キスしてっ…!まちゅのこと、もっと愛してッ…♪」
 とねだるので、身体を折り曲げ、その欲しがる唇へむしゃぶりつく。
 激しく舌を絡ませれば絡ませるほど、まるで連動しているように、きゅぅぅッ…と締まる膣肉。
 たまらず、
(ヤ、ヤベぇっ…このまま続けてたら暴発するっ…!)
 と事故を予期して、一旦、腰を引こうとする俺だが、そうはさせまいと腰に絡みつく沙友理の脚。
「い、嫌やぁっ…抜かんといて…もっと…もっと突いてッ!」
 とねだる沙友理に、
「くっ…さ、沙友理っ…ダメだって…このまま続けたら出ちゃうからっ…!」
 と言うと、沙友理は悶絶しながらも俺の首に腕を絡め、
「だ、大丈夫っ…まちゅ、今日、大丈夫な日やからぁッ♪このまま…このまま中で出してぇッ…!」
 と懇願。
(な、中出し…?ウソだろ…?)
 困惑する俺だが、既に断る権利もなければ逃げ道もない。
「ホ、ホントに…?ホントに大丈夫なのか?」
「うんっ…♪だから来て…♪このまま精子出るまで突いてぇッ♪」
 と卑猥な絶叫を部屋に響かせる沙友理。
「…し、信じるからなッ…!」
 と、一言、吐き捨て、腹をくくって腰を速める俺。
「あぁっ、す、すごいっ…♪あぁっ、めっちゃ速い…んんっ、あぁっ…!」
 そしてこのまま二人は、一心不乱なピストンと濃厚なキスで愛を確かめ合いながら、
「イ、イクっ…あぁっ、イクぅぅっ!」
「で、出るっ…あぁっ、出るぅぅっ…!」
 と大絶叫の下、仲良く果てた。
 しばらくはそのまま…そして、一息ついたところで、ようやく、ジュポっ…と音を立てて男根を抜き取ると、それに続いて、ドクドクと流れ出てくる白濁ザーメン。
 それをゆっくりと指で掬った沙友理は、その白濁まみれの指を眼前にちらつかせ、
「す、すごい…♪めっちゃ出たやん…♪」
「そりゃあ久々だし、それに…」
「それに…?」
 続きを促す沙友理に、一言、

「さ、沙友理が、いつになくエロすぎたから…」

 と少し頬を赤らめて口にすると、沙友理は嬉しそうにニッコリと笑った。
 そして二人は、息が整うと、連れ立ってバスルームへ…。
 その途上、スッと俺の方に振り返り、
「…なぁ?まちゅのこと好き…?」
「…あぁ…好きだよ…」
「え?聞こえんかった…♪何て…?」
 わざとらしく、もう一回、言わせようとしてくる沙友理に、
「このやろっ…聞こえてるだろ…!」
「いてっ…♪」
 軽く小突かれた頭を押さえてニコニコの沙友理。
 この和やかなラブラブムード。
 無論、ただシャワーを浴びるだけで済む筈もなく、バスルームでのぼせるまで延長戦突入…。
 愛が重いのは考えものだが、それを補ってあまりある性欲に魅了され、今夜も俺は彼女の虜だ。


 以上、これが捜査官集団『乃木坂46』の助さん格さん的ポジションのベテラン、松村沙友理のプライベートアクトだ。


(おわり)

鰹のたたき(塩) ( 2022/07/09(土) 01:02 )