乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第四部 第十章・山下美月、みたび…
7.『immortality』流の交渉術
「さぁ、捜査官なんていう割に合わない仕事からはとっとと足を洗って、これからはセクシー女優としてビッグマネーを掴もうよ。君なら第二の山崎怜奈になれる。…いや、三上悠亜や高橋しょう子だって目じゃないぞ。さぁ、拇印をつくんだ!」
 と、美月の眼前に契約書をちらつかせてニヤつく男。
(い、嫌っ…!絶対に嫌っ!)
 日頃、アダルトビデオのサンプル動画で憂さ晴らしをしていた美月だが、自分が出るとなると話はまた別…いや、別どころか論外だ。
 突きつけられた契約書から目を背けるも、男は余裕綽々で、
「ほぅ…いいのかなぁ?そんな態度で」
(…あっ!)
 再び、グッとパンティを掴んで腰を持ち上げられる美月。



 宙に浮いた股ぐら。
 並行して夢中の擦りつけオナニーを強制的に中断され、まるで掴み上げられた虫のようにジタバタともがく。
「ほら、続きやりたいでしょ?ぐしょぐしょのお股を擦りつけたいんでしょ?契約が成立したら好きなだけやらせてあげるよ?」
(くっ…うぅっ…!)
 ほんの一時の快楽のために人生の分かれ道に立たされ、苦悶する美月。
 何とも馬鹿げた話…悩むに値しない提示…。
 だが…。
「ハァ…ハァ…♪」
 男に持ち上げられてお預けにされた腰が無意識に動いて止まらない。
(イ、イキたい…!イキたいイキたいイキたい
っ!)
 クイッ、クイッ…と卑猥に前後する細い腰と美尻。
 駄々をこねる子供のように股間は欲しがりが止まない。
「さぁ、どうする?自分でも気付いているだろうけど、既にパンティはぐしょぐしょだよ?いやらしいアソコが透けている。そんな状態で、いつまで我慢できるのかな?」
 美月の腰を吊り上げたまま、勝ち誇ったように笑みを見せる男。
 まるで今の美月が我慢などできる筈がないと決めつけているような口ぶり。
 アソコがぐしょぐしょという指摘には顔を赤らめつつも、
(わ、私を甘く見ないで…!こ、こんなの…この程度のことで私がそんな誘惑に流されたりする筈が…)
 と気丈に振る舞う美月。
 だが、突っぱねる頭に対し、身体は意に反して摩擦を欲して揺れ動くあまのじゃく。
 催促をするように突きつけられる契約書。
 そして、その紙きれから視線を逸らせば、次は、着々と進むアナルの性感開発に悶える怜奈の姿が目を映る。
「あんっ…♪んんっ、あっ、あっ…!」
 尻の穴を蹂躙され、上ずった声で悶える怜奈。
(み、見たらダメ…見たら興奮してしまう…)
 と自分に言い聞かせて目線を切り、反対側の壁に顔を向ける美月だが、そんなことはお見通しの男。
「こらこら。先輩から目を逸らすとは、失礼な後輩だなぁ…♪」
(い、痛っ…!)
 髪を乱暴に掴み上げられ、無理やり前を向けられる顔。
 尻穴を掻き回され、すっかり身も心もとろけた様子で艶かしい声を上げ続ける怜奈を強制直視。
「あぁん♪んんっ、お尻っ…お尻、気持ちいいッ…♪こんなに気持ちいいところだったなんてぇ…♪」
 と、悩ましい感想が美月の耳に届けば、崖っぷちの自制心が不意に少し揺らぐ。
(や、やめて…!怜奈さん、ホントにやめて…その表情とその声…せめて今は…)
 目を背けたそうに、ぶんぶん首を揺する美月だが、髪を掴む手は離れない。
「フフフ…強情だねぇ〜。じゃあ…そうだな…30秒だ。30秒だけ、サービスタイムをあげようか」
 と、尻を吊り上げていた手が離れた。
 ドサッ…と馬の背に落ちた腰。
 それと同時に、
(くっ…!)
 と、思わず唇を噛む美月。
 したくないのに…我慢しなければいけないのに…。
 そんな脳からの警鐘も届かず、跨がる馬の背に腰を落とすやいなや、すぐに擦りつけを再開してしまう。
「んっ…♪…んっ♪」
 だんだん薄れてきた舌の痺れ。
 そこから発するのは、女捜査官の威厳を取り戻した威勢のいい啖呵ではなく、摩擦に喘ぐセクシーな嬌声だ。
「19…18…17…」
 と、背後で声を出してカウントする男。
 その減っていく数字がゼロになる前に絶頂を極めようと、馬の背に必死に腰を擦りつける美月。
「あんっ…♪あんっ、あんっ♪」
 たかが数分のお預けで、見違えるように強欲になった腰。
(んっ、イ、イキそう…!イケそう…!あとちょっと…あとちょっとで…!)
 男の目も気にせずスパートをかけ、ギシギシと木馬を軋ませて悶える美月。
 だが…。
「2…1…はい、おしまーい!」
 きっちり30秒…あっけなく終了したサービスタイム。
 再びパンティを掴まれ、腰を持ち上げられると、
「くっ、くぅっ…!」
 未練がましく宙でもがく腰。
「あーあ…せっかく30秒もあったのにイケなかったねぇ?恥じらって少し遠慮しちゃったのかな?もったいないねぇ…ふふっ…♪」
 クスクス笑う男。
 あと少しだった。
 あと10秒あればオーガズムが見えていたのだが…。
(お、終わり…?ウソ…そ、そんな…!)
 茫然とする美月に、
「いやー、それにしても、なかなか見応えがあったねぇ♪凄まじい擦りつけオナニーだ。今の卑猥な腰つきは、是非、全国の男性ユーザーに見てもらいたいものだ」
 と、再度、契約書を突きつける男。
「さぁ、決心はついたかい?」
「い、嫌っ…!そんな契約…す、するものですか…!」
「ふーん…じゃあ、このまま宙ぶらりんだな」
 と男は突き放し、
「こうしてずっと持ち上げてるのも疲れるから、ロープで吊ってしまおうかね」
 と、いつの間にか手元に用意したロープを慣れた手つきで美月の腰を巻きつけ、頭上の梁に掛ける。
「やぁっ…!」
 グッとロープが食い込み、浮いた状態で固定される腰。
 これでもう美月は、その熟れた股ぐらを馬の背に擦りつけることすら出来なくなった。
 結局、イケずじまいで無駄に身体を焚きつけるだけに終わった30秒。
(くっ…あ、熱い…さっきより何倍も、アソコが…!)
 てっきりイケるものだと思って後先を考えずに激しくやってしまったのが裏目に出た。
 既に自分でもパンティに淫らな汁が染みて湿っていることが分かる。
 宙吊りのような体勢で、モジモジ身体を揺する姿は滑稽そのもの。
 出来なくなれば堪えるしかない非情な耐久責め。
 気を鎮めるために目を閉じても、怜奈の嬌声は絶えず耳に入る。
 しかも、よりによって、

「あっ、ヤ、ヤバいっ…んんっ、イ、イッちゃいそうっ…!」
「いいよ、イッちゃいな!人生初のアナルでの絶頂、とくと味わってごらん!」
「ひ、ひぃぃっ♪お、お尻っ!お尻でイッちゃうッ!んあぁっ、イクぅぅっ…!」

 と、オーガズムに達する瞬間の声。
 ありつけなかった美月としては、これ以上の煽りはない。
「さぁ、どうする?契約を結ぶ気になったかい?」
「━━━」
 とうとう突っぱねることもしなくなり、無言。
 そしてその表情には、今、明らかに迷いと葛藤が浮かんでいる。
(ず、ずるいよ、怜奈さん…わ、私もイキたいっ…私も、怜奈さんみたいに気持ちよくなりたい…!でも、やっぱり、AVなんて…そ、そんな条件、飲むワケには…)
 理性と快楽の狭間で堂々巡り。
 カエルのように開いてだらしなく宙を浮く美脚。
 捲れたスカートの下からは、失禁を疑うような広範囲にわたる卑猥なシミが覗く。
 そこを、
「…仕方ない娘だ。もう少し素直になれるよう、ちょこっと手伝ってあげようか…♪」
 と爪先で引っ掻かれただけで、すぐさま、
「はひぃぃっ♪」
 と歓喜の声を上げる美月。
 それを二度、三度と続ければ、美月の腰はピクピクと跳ね、必死に抑え込もうとしていた欲情があっという間に漏れだす。
「あぁぁっ、ダ、ダメぇっ♪んあぁぁっ♪」
「こらこら。感じるのは結構だが、撮影の邪魔になるからせめて声はもう少し抑えてくれないか?」
 と言われても、そんなことはもはや不可能。
 すぅ〜っとパンティのシミをかたどるようになぞられても同様に、
「ひぃっ♪んひゃぁっ♪」
 と、待ちわびたような声が止まらない。
(ダ、ダメだ…刺激が欲しくて…イキたくて何も出来ない…)
 少しでも男の指が止まれば、浮遊する腰を揺すって、ねだるようにシミを押しつける美月。
 完全に男の手の平の上。
 生かすも殺すも…いや、イカすも焦らすも彼次第だ。
 そして…。
「あーあ…こりゃ、もう下着の役目を果たしてないな。あってもなくても変わらないよ、これじゃ」
 と、これまたどこから取り出したのか、チョキチョキ、ハサミの刃を鳴らす。
 その音に気付きはしても、もはや暴れる様子はない美月。
 むしろ、その先の展開を期待しているようにすら見える。

 チョキ…チョキ…

 湿りを帯びたぐしょぐしょのパンティが切り裂かれ、大洪水の秘部を晒される。
 さらに男は、用済みのスカート、ブラウス、ブラジャーと、セオリーを無視したメチャクチャな順番で美月の衣服を一つ残らず破断し、取り去った。
 依然、両手は馬の首。
 そしてロープに腰を吊られて下半身が宙吊り…そんなシャチホコのような体勢のまま、とうとう全裸に剥かれた美月。
 溢れすぎて自然と太ももに垂れ始める愛液と、ちゃっかり既に勃起していた両乳首…誰がどう見ても準備万端で、狭い隠し部屋には瞬く間に発情したメスのニオイが立ち込める。
 それは、スーハー、スーハーとたっぷり堪能し、
「さぁさぁ。身体はもう契約してもいい、何なら早くしたいって言ってるよ?あとは、それを頭で理解して自分に素直になるだけだ。それに…」
 男は、木馬の横の狭い空間をすり抜け、
「早く拇印をついてくれないと、こっちが先に音を上げちゃうからさぁ…♪」
 と、晒け出された美月の美乳に股間を押しつける。
(くっ…!か、固いっ…!)
 乳房を通じて、嫌でも感じる男性器の感触…。
 先ほどのシーン1で怜奈と前哨戦でカラミ、そして出番を終えてすぐさま、次は美月に契約交渉人としての立ち会い…。
 発情した美女の裸を立て続けに目にしては、さすがのAV男優でも興奮やむなしだ。
「ほら…!ほら…!どう?分かる?」
 と、挑発するように、ブーメランパンツの股ぐらに建てられたテントをさらにグリグリ押しつける男。
 それをされて美月は、
(や、やめてっ…そ、そんなことされたら…欲しくなっちゃう…!)
 と、その固さ、膨らみの形から、否応なしに『性交』を想像してしまい、既に抑えきれない興奮にさらに拍車がかかる。
 そして…。
「はぁ…何だか舐めたくなってきたなぁ…♪」
 わざとらしく呟き、美月の視界からフェードアウトする男。
(え…?な、舐める…?)
 確かに聞こえた不穏な呟き。
 そして、再び背後に戻った男は、美月の宙ぶらりんの太ももをグッと掴み、左右に開いた。
 空けられたスペースは、ちょうど、人間の頭ひとつぶん。
 あられもない大洪水の性器が丸見えなのは百も承知。
 それよりも、
(ウ、ウソ…まさか…ウソでしょ…?今、アソコを舐められたりなんかしたら…私…おかしくなっちゃう…!)
 男の頭部が脚の間に入り込む気配を察し、表情を強張らせる美月。
 その顔に浮かぶのは、不安、恐怖、戦慄…そして期待…。
「さて…じゃあ、頂くとしようか♪」
「い、嫌っ!ま、待って…ダ、ダメぇっ!」
 期待を隠すように嫌がって見せる美月。
 そして、男の舌が、いよいよ、美月の濡れそぼる秘貝に…は届かなかった。

 ぺろんっ…♪

 男が舐めたのは愛液にまみれた脚の付け根。
 それでも、
「ひ、ひぃっ…♪」
 と反応するが、肝心なところに届かなければ、それは、到底、期待したものではない。
 なおも脚の付け根を執拗に舐める男。
 もどかしげな美月に対し、クスクスと笑って、
「…あれ?もしかしてオマンコを舐めてもらえると思って期待してた?オマンコはまだダメだよ。契約してないからね。フフフ…♪」
「くっ…こ、このっ…!んあぁっ…♪」
 本心を見透かされて顔を真っ赤にする美月。
 高まった身体は、脚の付け根でも充分に感じてしまう。が、かといってオーガズムに達するほどの威力はない。
 よって、今、とにかくイキたい美月にとって、最も余計で、最も思わせぶりな刺激でしかない。
「ひ、ひぃっ♪」
 カクカクと宙に浮いた脚をくねらせる美月。
 飢えて腰を突き出せば男の舌はスッと遠のき、
「なに自分から当てに来てるの?ダメだって言ってるでしょ?」
 と、子供を叱るように諭される。
 その後も、舐めそうで舐めない焦らし責めで狂わされる美月。
(い、嫌ぁっ…舐めてっ…!アソコも舐めてよぉっ!何で、わざとアソコだけ避けるのぉ!?)
 AV男優だけあって、脚の付け根であろうと舐め方は上手い。
 この舌遣いですっかり熱くなった割れ目を舐められたら…?
 そんなことを自然と考え、欲してしまうのも、もはや必然。
 さらにその舌は、垂れる愛液を貪るように、太ももや尻の割れ目も入念に舐め回した後、ちょうどアナル責めでヒィヒィ鳴いている怜奈をマジックミラー越しにチラッと確認して、
「ああやって怜奈ちゃんは大いに気に入ってくれたようだけど、君にも開発の余地があるかどうか今のうちに確かめておこうか。どれどれ…」

 ぺろんっ♪

「ひ、ひぃっ♪」
 剥き出しの尻穴を舐められ、悶絶する美月。
 身の毛のよだつ感覚…ゾワゾワする刺激に身を固くしたが、それも、グッと尻の肉を左右に開かれ、シワの一つ一つをなぞるように舐め上げられる頃には、
(あっ、あっ…♪ム、ムズムズする…ちょ、ちょっと気持ちいい…かも…♪)
 と、恍惚の表情を浮かべ、うっとりした目に変わる。
 その視線の先には、同様に尻穴を舐められて快楽に浸る怜奈。
 されていることは同じでも結末は正反対。
「あっ、あっ、イ、イクっ!またイッちゃうぅっ!」
 と絶叫して果てる怜奈に対し、美月は、ほどよいところでスッと舌を遠ざけられて放置。
 目の前で怜奈が心地よさそうに痙攣する様子を見て、よりいっそうオーガズムに飢える美月。
 いよいよ脳内でも、
(お、お願い…イカせて…イ、イキたい…イキたくてたまんない…だ、誰か…助けて…私をイカせて…!)
 絶頂への欲が大部分を占め、もはや頭の中はイクことでいっぱい。
 そこに、とどめをさすべく、そっと迫る男の指…。
「ほら、どうする?契約する?」
 と問いながらヒクヒクする割れ目を軽く抉られた美月は、
「んあぁぁっ!?」
 と絶叫。
 やっと始まった女体の本丸への攻撃。
 ある意味、美月にとっては待望の展開である。
 だが、それも、すぐに止み、また始まったかと思えばすぐに止み…の繰り返しで、決して楽にはさせてくれない。
(も、もうちょっと…もうちょっと長く触ってくれたらイケるのに…!)
 これではむしろ耐える辛さが増しただけ。
 イキたいのにイカせてもらえない…これこそ、女にとって最も過酷な拷問だ。
「さぁ、このまま狂い死にするまで焦らしてあげるからねぇ♪」
 と、笑う男。
 いつの間にかシーン2の撮影も終了し、スタジオ内は小休止に入っていた。
 怜奈も、一旦、控え室に戻ったのか、姿が見えない。
 先ほどまでと一変、がらんとしたスタジオ内。
 そんな中でも美月への焦らし責め交渉だけが、なおも続く。
(も、もうやめて…もう無理…!あ、頭がおかしくなりそう…!イ、イキたい…!)
 美月の頭の中で、オーガズムへの欲求が暴発寸前まで膨れ上がり、そして遂に、陥落の時が来た…。
 ピチャピチャと音が立つ割れ目を掻き鳴らすように嬲られ、また絶頂寸前でスッと指を離されたところで、とうとう、

「んあぁっ!?ひ、ひぃっ…お、お願いっ!もう焦らさないでッ!イ、イカせてっ!そのまま続けてぇッ!」

「ん〜?それは出来ないなぁ…君をイカせるのは契約成立のお祝い。契約もまとまらないのにお祝いなんてする筈が…」
 とニヤニヤしながら語る男の言葉を遮り、

「す、するっ!契約するっ!AVでも何でも出るからぁッ!だから早くイカせてぇ!お願いだからぁっ!」

 と声を張り上げる美月。
 涙、鼻水、涎…顔から出るものを全て出しての懇願。
 執拗な焦らし責めに負け、あの精悍な顔をくしゃくしゃにして、とうとうAVへの転身をハッキリと明言し、そんなことよりも目先の快楽を求めた牝犬。
「よし…やっとその気になったか…♪」
 ニヤリと笑った男が黙って差し出す朱肉に、虚ろな目で親指を押しつける美月。
「ほら、ここだ。ここに拇印をつけば契約成立。しっかり頼むよ」
 と差し出された契約書に、一目もくれず、やや乱暴に色のついた親指を押し当て、契約締結…。



 必死に拒絶していた数分前とは一変、スッと肩の荷が下りたような気持ちになる美月。
 これでイケる…この苦しみから解放される…。
 その安堵と引き換えに、走馬灯のように次々に浮かんでは消える仲間たちの顔…。
 桜井玲香…秋元真夏…高山一実…と頼れる先輩たちに続き、師匠と慕う若月佑美が出てきた時には、

(わ、若月さん…ごめんなさい…私…もう無理です…これ以上は耐えられなかったんです…)

 そして、梅澤美波、久保史緒里が出てきた際には同期という間柄もあって少し言い訳がましく、

(ウ、ウメ…史緒里…ごめん…私…とにかく今はイキたいの…だ、だってしょうがないじゃん…こんな責め方されたら、二人だってきっとこうなるに決まってる…)


 …そして、その弁明からわずか一分後。

「んひゃぁぁぁっ♪イ、イクぅぅっ!うぁぁぁっ♪」



 待望のAV男優による指責めにより、がらんとしたスタジオに響き渡る美月の断末魔。
 当然、一度で満足できる筈もなく、五回も六回もおかわりを要求して、ここまでの鬱憤を晴らすようにイキ狂った美月。
 この豪快なイキっぷりが全国のAVファンの目に触れる日もそう遠くはないだろう…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/03/14(月) 23:31 )