乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第四部 第九章・金川紗耶&掛橋沙耶香の場合
掛橋沙耶香サイド―9.赤っ恥
 防具を全て剥ぎ取られ、とうとうリング上で素っ裸にされた沙耶香。
 顔を赤らめ、思わず俯せになって這いつくばる彼女の小さな頭を、
「ほら、どうした?立てよ、おらっ。続きやるぞ?おい!」
 と、サッカーのキックオフのようにコン、コン…とつま先で小突きながら笑うデブ。
 そんな屈辱に対し、
「ひ、卑怯者っ…!服、返してよ!」
 と伏せたまま手で払う沙耶香。
 頑なに起き上がろうとしないことに業を煮やし、
「チッ…世話のかかるお嬢ちゃんだぜ」
 と、まるでトカゲでも捕まえるように細いウエストを掴むデブ。
「ほらっ、よっこいしょっ…と!」
 と強引に持ち上げて身体を起こすと、
「や、やめろぉっ…嫌ぁっ…」
 とジタバタ暴れる沙耶香の、乳首をピンコ勃ちにした微乳と、じっとりと湿った薄毛の陰毛が露わになる。
 慌てて両手を駆使して手で覆い隠し、前屈みになる沙耶香だが、そんな体勢では戦いにならない。
「どうした?降参か?『参りました』で屈服するか?んん?」
「くっ…!」
 じりじりと詰めてくるデブに、前屈みのまま後ずさりの沙耶香。
 もはや当初のような強気や勝利への執念の込もった鋭い目つきは消え失せ、今は恥じらいと狼狽、恐怖が前面に出ている。
「ほら、来いよ。さっきみたいに攻撃してこいよ。ちっぱい丸出しでワンツーか?それともオマンコ全開で空手キックか?今の俺は隙だらけだ。打てば簡単に決まるぞ?ひひひ…」
 と、その言葉の通り、隙だらけで迫るデブに対して、何の攻撃も出来ない。
 そのままコーナーポストに追い詰められた沙耶香の背後から幹部が、
「ざまぁねぇな。全裸に剥かれたぐらいで戦意喪失か?こりゃ、もう勝負ありだな」
 と呟き、ガサガサとポケットからケータイを取り出して、
「お前の負けだよ。そしてルールはルール。まずは金川紗耶から地獄を見てもらうとしよう」
(…!)
 そう…このリングにおいて、敗北の代償は自分だけでない。
 沙耶香の降参によって、別のところに捕らわれた仲間の金川にも手が及ぶのが最初に決められたルール。
(ダ、ダメだ…ここで私が折れれば、私のせいで、やんちゃんまで…!)
 と思い出したと同時に、
「ま、待ってッ!」
 ハッとした顔で声を上げ、震える唇で、
「ま、まだ…戦うから…」
 と口にする沙耶香。
 だが、幹部は、
「よせよ、見苦しい。そんな胸とマンコを覆い隠した状態で試合になるものか。試合終了だよ。予定通り、まずは金川紗耶をボロボロになるまで犯すよう、指示を出す!」
 と一蹴し、ケータイを操作しかける。
「ま、待てっ…!」
 恥部を覆い隠した手を退け、背筋を正して幹部の前に立つ沙耶香。
「ほぅ…!」
 ケータイを触る指を止め、恥じらいを捨てて晒した沙耶香の全裸に決意を感じる幹部。
 スッとケータイをポケットにしまい、
「いいだろう…ただし、次がラストチャンスだ。もし次、戦意を喪失したら、今度こそ金川紗耶は好き放題に犯す。心して続けろ」
 と吐き捨てた幹部。
 そうやって無理やり折れかけた沙耶香の心を奮い立たせ、この“茶番”を長引かせて楽しむ。
 …そう、すべて茶番。
 いくら沙耶香が発奮したところで、金川は既に、別のところで快楽の虜…自ら跨がって腰を振る男根狂いと化しているのだから…。
(ククク…そうだ。もっと俺の手の平の上で踊れ。そして俺を楽しませろ…最後には身も心もズタボロにして絶望させてやるぜ…!)
 ほくそ笑む鬼畜幹部。
 そんな筋書きとも知らず、金川を救うためだと再び闘志を燃やし、デブに向き直る沙耶香。
 恥は捨てた。
 胸も、そしてアソコも、もう隠さない。
「ほぅ…たいした根性だ。おもしろい!」
 と、笑みを浮かべるデブ。
 もっとも、かなり無理をしているのも事実。
 本音を言うと隠したいし、じわじわ襲い来る疼きも収まる様子がない。
(でも…そんなこと言ってられない…絶対に負けられないから…!)
 と、デブと相対し、全裸でファイティングポーズを取る沙耶香。
「よーし…じゃあ、行くぜ。うりゃっ!」
 早速、丸太が飛んできたような蹴りを素早い後ろ跳びでかわす。…が、
(くっ…!)
 ステップと同時に股が擦れ、一瞬、眉を寄せる沙耶香。
 既に存分に媚薬が浸透し、股擦れだけでも刺激を感じてしまう。が、それを気にするヒマもなく、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくるデブ。
 動きが大振りなぶん、冷静に見ればかわすことなど造作ない。が、今の沙耶香は、かわすことでも“別のダメージ”が蓄積する。
(くっ…か、痒い…!胸が…それからアソコも…!)
 ステップに合わせて揺れる微乳、擦れる股。
 塗り込まれた媚薬クリームのせいで、とうとう間合いを測ることすらも諸刃の剣も化した。
「うりゃぁっ!」
「くっ…!」
 見切って避けたつもりだったが、かすってしまった。
 幸いダメージはない。
 すぐに体勢を立て直す沙耶香に、
「へへへ。どうした?たいして当たってもねぇのに動きが鈍ってきたぞ?スタミナ切れか?それとも、さては…♪」
「う、うるさいっ…!」
 遮るように攻撃に転じる沙耶香。
 鋭いパンチ、しなやかな蹴り。
「おっと…!いいねぇ、そうこなくっちゃなぁ!」
 しっかりガードをしてニヤつくデブに対し、ここでも、動いた反動に、逐一、眉を寄せざるをえない沙耶香。
(ダ、ダメだ…力が上手く入れられない…)
 あまりにも気が散る身体の疼き。
 ヒリヒリする乳頭、そして股間。
 かといって、焦って迂闊に飛び込んで、組み伏せられでもしたら一巻の終わり。
 今のこの状態で、万一、羽交い締めで密着されてくすぐり攻撃なんてされた日には…想像しただけでも恐ろしい。
 そんな気を遣いながらの戦況に、
「おいおい、もっと激しく、闘争本能を剥き出しにしてくれんとつまらんなぁ…」
 と苦言を呈す幹部。
「そうせざるを得なくしてやるか…」
 と意味深なことを言って不敵に笑うと、リングにいるデブに、
「よーし!遊びは終わりだ!これより性攻撃を解禁する!とっ捕まえて犯してしまえ!」
(なっ…!?)
 リングに飛んだ幹部の言葉に色めき立つデブ。
「…だとよ。ってことで、ここからはお前さんの処女争奪レイプデスマッチだ!ボヤボヤしてるとこのリング上で散らすことになるぞ?ひひひ…」
「くっ…お、お前ら…!」
 一気に顔が強張る沙耶香に対し、目的が出来たことで獰猛に襲いかかってくるデブ。
 こうなると捕まることもまずい。
 押し倒されてヤラれてしまう。
(ど、どうすれば…どこに勝機が…)
 焦る沙耶香。
 既に攻撃力は半減。
 脂肪たっぷりの肉の鎧を突き破る有効打は今の状態ではハッキリ言って期待できない。
 となると組み合って関節を決めるしかないが、それは、つまり、肌が触れ合うということ。
 服があればまだしも全裸で、しかもこの媚薬の効いた身体で密着するのは、それも危険だ。
 そんな思考を巡らせている間も猛攻に遭う沙耶香。
「おらぁっ!ヤラせろぉ!早くヤラせろ、コラっ!」
 と、これまでと全く違うギラついた猛獣の眼で迫ってくるデブ。
 勝つ方法…。
 あることはあるのだが、沙耶香としても、
(嫌だ…絶対にしたくない…)
 卑怯はお互い様、そこに躊躇は一切ないが、ひどく気が進まない手段だ。
 よって、その頭に浮かんだ方法を据え置いたまま、別のアプローチを模索する。…が、
「ひひひ!おらっ、捕まえたぞ!」
(し、しまった…!)
 とうとう手首を掴まれた。
 そのまま馬鹿力で引き寄せられ、
「逃げるなよ。仲良くしようぜ、なぁ!」
「や、やめろっ!抱きつくなっ!くっ、な、何をする気!?うぁぁっ…!」
 華奢な身体をグッと持ち上げられ、頭の上へ…!
「ひひひ、いいザマだなぁ?おらっ…!おらっ …!」
「ぐっ、がぁっ…あぁっ…!」
 デブが地団駄を踏むのに合わせて、放り出された二本の脚が、ガクガクと揺れる。



 屈辱の全裸アルゼンチンバックブリーカー…デブの頭上で股間を丸出しで悶絶する沙耶香の姿は、リングサイドから見る幹部にとっては絶景だろう。
「くっ、お、下ろせっ…くそっ…!」
 必死にもがく沙耶香だが、完全に決められており、逃れようがない。
 そして、襲いかかる屈辱はその体勢だけではない。
「さーて、どんな塩梅か確かめさせてもらおうかねぇ…♪ほれっ…ほれっ…」

 スッ…スッ…

「あっ、んんっ…な、何をするっ!さ、触るなっ!んはぁっ…♪」
 股間に走る淫靡かつ強烈な刺激。
 頭上の沙耶香の剥き出しの割れ目にギターを掻き鳴らすように手つきで触れるデブ。
「くっ…!」
 放り出されてリングに叩きつけられることも厭わずにジタバタ暴れる沙耶香だが、
「ひひひ。なーに焦ってんだ?おとなしくしろよ、おらっ!」
「んぐっ…!」
 喉をグッと下げられ、息が詰まる。
 抵抗が弱まったのを見て、再度、股を掻き鳴らし、
「ハハハ!濡れてる!濡れてるよ!処女のオマンコが大洪水だ!」
「ぐっ…んんっ、や、やめっ…んひゃぁっ…!」
 出したくもない声色が勝手に漏れる。
「ほーら、もっと感じろよ!感じてみせろよ、おらっ!」
 行き来する指先のスナップが速度を増せば、
「ひ、ひぃっ!?ダ、ダメっ…あっ、あっ…♪」
 生まれて初めての性感責めに、たまらず、
(ギ、ギブ…!ギブアップ…!)
 と口にしたつもりだが、わずかに早く、デブの手の平が沙耶香の口に蓋をした。
「んんー!んんー!」
「ひひひ、残念。ここまできたらギブアップで逃がさねぇぜ。このまま追い詰めてやる!」
 と、してやったりのデブ。
 指先に付着した処女の愛液の粘度。



 それを、指先を擦り合わせて確かめながら、
「何をギブアップすることがある?ここからが気持ちいいんだからよぉ!なぁ?」

 クリクリ…♪

「んあぁぁっ!?」
 ヌルヌルした指で、割れ目の傍にある突起…クリトリスを転がされ、思わず天に向かって絶叫する沙耶香。
「おっと…!相変わらず、処女のくせにいい反応しやがるぜ」
 あまりの好反応によろけて落としかけた沙耶香の身体を、再度、決め直し、
「さぁ、どうする?周りを優しくなぞるのがいいか?それともボタンを押すみてぇにグリグリと圧迫されるのがいいか?どっちが自分の好みか、想像して言ってみろ」
「ぐっ、がぁっ…さ、触んな…お、下ろせ…下ろせってば…!くそぉっ!…んはぁぁっ♪」
「可愛くねぇ口の聞き方だ。いい機会だから、ここで矯正してやるか。ほれっ…ほれっ…」
「うぁぁっ!?あぁっ、や、やめろぉっ!あんっ、んんっ、や、やめろってばぁっ!」
「やめろ…?やめてください、だろ?ガハハハハハ!」
 下卑た高笑いをしながら媚薬クリームに冒された処女のクリトリスを嬲るデブ。
(こ、こんな…こんな刺激どうしろっていうの!?む、無理っ!我慢できないぃっ…!)
 体勢の辛さや息苦しさも忘れるほど脳内はパニック。
 何も考えられないまま、
「ふぁぁっ♪あぁっ♪あぁっ♪」
 と人生で初めて出す声色のオンパレード。
「よーし、せっかくだからアニキにも見てもらえよ。今どんな具合かをよォ!」
 と、沙耶香を頭上に締め上げたまま、ゆっくりと歩き出すデブ。
 リングサイドの幹部に沙耶香の股間を向け、
「ほら、どうです?アニキ」
「うむ」
 目の前に運ばれてきた沙耶香のマンコ…先ほどクリームを塗り込んでやった時とは違って、宙を浮くようにして目線の高さにやってきた処女マンコを改めて観察し、
「…素晴らしい。あとでたっぷり調教して名器にしてやるよ」
 とほくそ笑む幹部。
「…だとよ?アニキがしっかりしつけてくれるらしい。よかったなぁ?」
「だ、黙れぇ…あぁっ、や、やめろ…もう触んなよぉっ…ひぃぃっ♪」
 デブの指責めが続く。
 ビクッ、ビクッ…と震える脚。
 空気を掴むようにもがく指。
 そして何より、必死に何かを堪える沙耶香の表情…。
 指のバリエーションをいろいろと変えては反応を面白がるデブに対し、喘ぐ沙耶香の何かを堪える表情をじっと見ていた幹部が、ふと、
「…おい」
「へい」
「その一つ前の触り方をしばらく続けてみろ」
「これですかい?」

 スッ…スッ…

「んっ…んんっ…んあぁっ…♪」
 クリの周りをなぞってくすぐるような触り方に反応する沙耶香。
「アニキ。このやり方が、どうかしましたか?」
「いいからやれ。続けろ」
 と指示し、
「おもしろいものが見れるかもしれんぞ…!」
 と思わせぶりに付け加えた。
 よく分からないまま、とにかく言われた通りに続けるデブ。
 すると、ある時を境に、急に沙耶香が、
「くっ!お、下ろせっ!下ろせぇっ…!」
 と血相を変えてデブの頭上でもがき始めた。
 もちろん下ろせと言われて下ろすような男ではない。
 いや、むしろその慌てっぷりから、何か面白いことが起きそうな期待感を持って、
「何で下ろさなきゃいけねぇんだよ?何か言いたいことがあるなら言えよ、おらっ!」

 スッ…スッ…

 なおも優しくなぞり続けるクリトリスの周り。
 すると沙耶香が、突然、
「ひ、ひぃっ♪ダ、ダメっ!や、やめろっ、見るなッ!見るなぁぁ…!」
 と金切声で絶叫した。
 その様子に、したり顔で微笑む幹部。
 これまで数々の女を抱いて積んできた経験値。
 ある程度になれば、表情や反応で気付くこともある。
「よーし!その位置でしっかり押さえてろ!来るぞ…来るぞ!」
 と興奮気味に声を上げる。
 最初、デブは、てっきり、このまま人生初の絶頂、オーガズムを極めるものだと思っていたが、実際は違った。
「嫌ぁぁぁぁっ!」
 ジムに響き渡る絶叫とともに、

 プシャァァァ〜…!



 アルゼンチンバックブリーカーで担がれた股間から噴き出し、リングの外へと弧を描いて止まらない液体。
 それを出し切るまで、ぶるぶる震え続ける華奢な身体。
 絶妙なソフトタッチで嬲られたクリ…。
 そのむず痒さが限界を迎え、とうとう沙耶香は堪えきれず、リング上で…しかも下卑た男たちの目の前で人生最大の醜態…盛大に失禁をしてしまった…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/02/08(火) 01:21 )