乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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<番外編>堕ちた女たちの流刑地 ━捜査官ソープ『N46』泡姫━
岩本蓮加の天罰 -復権-
「さーて…どうやって可愛がってあげよっかなぁ…♪」
 と、七瀬が気を回してくれたおかげで生意気な後輩娘に踏みにじられた尊厳を取り戻すチャンスが得られ、楽しげな花奈。
 そしてそれは蓮加にとって、予想外かつ最悪の展開。
 完膚なきまでに叩きのめしてペット扱いしていた先輩が復権して困るのは、当然、ペット扱いにしていた側だからだ。
「くっ…!くっ…!」
 七瀬と与田の前では射精したさに観念しておとなしくなっていた蓮加が、再び暴れ始める。…が、やはり手足を固定した分娩拘束からは逃れられない。
 そんな蓮加に、突然、
「さぁ、蓮加様ァ?何かわたくしめに出来ることはありますかぁ?あれば何なりとお申し付けください。拘束を解く以外なら何でも対応いたしますよぉ〜?」
 とニタニタしながら声色を変えて話しかける花奈。
 蓮加様…それは、つい昨日まで言わされていた呼び方。
 それを口にしながら、ニタニタして顔を覗き込む花奈にムッとした蓮加は、つい、
「く、来んなよ…向こう行けよっ…」
 と、まだ、この二人の間の主従関係が変わったワケではないという口調。
 それに対し、
「えー?そんな冷たいこと言わないでくださいよ、蓮加様ァ…いつも通り、こういうことでもすればいいですかぁ?」
 と煽る花奈が、ふいに、無防備に晒した蓮加の乳房の山裾を、ぺろんッ…♪舐めてきた。
「んっ…♪」
 と小さく反応し、
「や、やめてよッ…何も言ってないでしょ…!」
「いやぁ…いつも通りのことをした方がいいのかなと思って…♪ほら…こうですよね?蓮加様ぁ…♪」
 
 ぺろんっ…♪ぺろんっ…♪

「ひ、ひぃッ…♪や、やめてッ…今はしなくていいのッ!ひゃあッ…♪んっ、あぁっ…やめてってばぁッ!」
 ぷるぷる乳房を揺すって悶える蓮加。
 いわゆる横乳…そこが自身の性感帯だと最近自覚した蓮加は、欲が溜まるたび、きまっていつも花奈に命令してそこを舐めさせ、快感を得ていた。
「ふふっ…どうですか?蓮加様ァ…♪こういう風に舐めろって、日々、厳しく指導していただきましたもんねぇ?お好みの舌遣い…ちゃんと覚えましたよ…♪」
「う、うるさいッ…あぁっ、んんっ…ちょ、ちょっと…ひぃぃッ♪」
 癇に障る敬語煽りとともに、早速、ネチネチと復誓を開始する花奈。
 奇しくも蓮加の身体を“奉仕する立場として”知り尽くしている。
「ここですよね?こうやって舐められるのがお好きでしたよねぇ?」
「んひゃあぁッ♪」
 出しっぱなしの舌で渦を巻くようにして乳房登山を始める花奈と、それをされて暴れる力が抜け、可愛い声を漏らす蓮加。
 これも蓮加がよく花奈に命じてやらせていた技…これを蓮加がわざわざ言わなくても自分からすすんで行えるように調教したことが、ここにきてアダとなった形だ。
「や、やめてってば…!い、今じゃないッ…今、それはしなくていいからッ…は、早く離れなさいよぉッ!」
「えー?何でそんな冷たいこと言うんですかぁ…♪しかも、まだ途中じゃないですか。この後は…こうですよねッ♪」

 チュパっ…♪

「ふひぃぃッ♪」
 登山をショートカットして先端の突起に吸いつかれ、思わず腰が浮く蓮加。
 なおもチュパチュパと音を立てて吸引しながら、さらにニヤつく花奈は、
「それで、こう…♪そして、こう…♪」
「あぁっ、ダ、ダメぇっ…♪」
 口の中で舌を巻きつけてねぶり倒し、そして空いた手でもう片方の乳首を摘まんで転がす。
「で、これをどちらかに偏らず、いい感じで入れ替えながら左右均等に刺激を与えて…でしたよね?蓮加様ぁ…♪」
「ひ、ひぃぃッ♪や、やめて…やめてって言ってるでしょぉぉッ!んあぁぁッ♪」
 悶えて絶叫する蓮加だが、悔しいかな、それは確かに言った…そう教えたのは蓮加自身だ。
 何なら、

「そんなことも分からないの?ホント勘が鈍いんだから…じゃあ、気が利かない罰として…♪」

 などと言って股間の疑似男根を足蹴にしていたのも、そう遠い話ではない。
 それを実践しながら、
「ほら…ほら…♪どうですかぁ?いちいち言われなくても出来るよう、ちゃんと覚えたんですから、少しは褒めてくださいよ、蓮加様ァ…♪」
「ひ、ひぃッ♪わ、分かったっ!分かったからっ…上手ッ!上手だってッ!ねぇ、上手だってばぁッ!ひゃあぁぁッ♪」
 無論、褒められてもやめるつもりなど毛頭ない花奈。
 ついさっきまで七瀬にネチネチいじめ抜かれてビンビンに勃起した乳首には効果てきめん。
(あぁっ、んんっ…♪ヤ、ヤバっ…ヤバいぃッ♪イキそぉぉッ♪)
 あともう少し続けられてたら、このまま乳首だけで…というところで、さすが元々は痴女気質の花奈。
 ただならぬ腰の浮き方で乳首イキ寸前であることを素早く察し、スッと口と指を離すと、ニヤリと笑って、
「まだダメですよ、蓮加様…今日ぐらい、私にペース握らせてくださいよ…♪」
「くっ…こ、このっ…!」
 と睨み目をする蓮加だが、再び乳首に吸いつかれると、すぐに、
「はひぃッ♪」
 と情けない声を上げ、蕩けた顔に戻る。
 なおも動けない蓮加の無防備な乳首を嬲り、しまいには、
「私が思うに、蓮加様って実はこういうことされるのも好きじゃないかと思うんですけど…♪」
 と言って、カリッ…♪と勝手なアレンジで甘噛みを追加する花奈。



 それで、
「ひぎぃぃッ♪」
 なんてはしたない声を上げて好反応を示すものだから、
「ほら、やっぱりッ♪じゃあ、今からこれも追加していきますね♪奉仕もどんどんアップデートしていかなきゃ…♪」
 と言って、まずは勃起乳首への甘噛みを追加し、続いて、無様に晒した内ももをなぞるフェザータッチも好感触と見るや、責めに追加されてしまった。
「ひ、ひぃぃッ…♪」
 少し手元が狂えば、腰に生えた疑似男根、本来の女性器にも触れてきそうな内ももタッチだが、そこは巧みに避け、まだまだ焦らす花奈。
 なおも、

 カリっ…♪カリカリっ…♪

「い、痛いッ…!」
 と、乳首を噛まれて声を上げると、すかさず、
「痛い…?違いますよね?蓮加様…♪痛“気持ちいい”ですよね?」
 と勝手に訂正してくる花奈。
 そして、だんだん敬語煽りも飽きてきたようで、
「ほら、素直に言ったら?本当はこの痛さも気持ちいいくせにッ…!」
 と本来の口調に戻り、右乳首、左乳首、右乳首…と等間隔で交互に歯を立ててくる花奈。
 その花奈の指摘通り、たちまち眉をひそめて痛がる素振りはなくなり、
「ひゃぁッ…♪あぁっ…♪んんっ…♪はぁッ…♪」
 と、花奈の顔が左右を行き来するのに合わせて声を上げる蓮加だが、それでも快感が蓄積して乳首イキしそうになると花奈はスッと離れる。
 それをさらに三、四回、繰り返された後も焦らしで、とうとう、
「あっ、あっ…♪ヤ、ヤバいっ…ヤバいぃッ!って、もぉッ!何でよぉッ!何でさっきからそこでやめんのッ!やるなら最後までしてよッ!」
 と、つい本音が漏れ出てしまう蓮加。
 まだ自分の方が立場が上と思っているぶん、高飛車な態度だけは変わらず。
 そしてようやく、花奈の口から突きつけられる本題…。

「イカせるのは今まで私にしてきたことに、ちゃんと詫びを入れてからに決まってるでしょ…?そんな口調でモノ言って、すんなりイカせてもらえると思ってんの?」

「くっ…!」
 イカせてほしければ、今日までの思い上がりを恥じ、詫びて懇願しろということか。
 それだけは出来ない、それだけはやるまいと口を閉じす蓮加だが、それではこの窮状は変わらない。
 そんな蓮加の態度に、花奈もニヤリとして、
「さーて…素直にごめんなさいも出来ない生意気なクソガキがいつまで意地を張ってられるか楽しみねぇ♪」
 本性を現したように不敵な笑みを浮かべ、ガサガサと足元のオモチャ箱を漁り始めた花奈。
 そこには、さっき七瀬が使用していた電マも入っている筈…。
(ま、待って…今、電マはさすがに…!)
 ゾッとして背筋が凍る蓮加を尻目に、
「んー…どれにしよっかなぁ…♪」
 と楽しげに吟味する花奈。
 そして、
「…よし!まずはこれかな♪」
 と言ってオモチャ箱から取り出し、蓮加の眼前に突きつけたのは、やはり電マ。…ではなく、なんと低周波パッド…!
 ここで低周波パッドというトリッキーなチョイスをするのが、いかにもひねくれ者の花奈らしい。
 コードを引っ張り上げて中に埋もれるコントローラーを取り出しながら、
「これ、けっこうキツイんだよねぇ…」
 と語る口調に妙な説得力があるが、それも当然。
 花奈自身が、この低周波パッドでヒィヒィ言わされたことがある経験者だからだ。
 そしてご察しの通り、その時、低周波を使って花奈を悶絶させてケラケラ笑っていた相手というのは、他でもない蓮加と与田である…。
「さーて…どこに貼ってほしい?これ…♪」
 とパッドを蓮加の顔の上にチラつかせる花奈に、
「くっ…お、覚えてろよ…!絶対あとでエグい仕返ししてやるんだからっ…!」
 と、この期に及んでまだ悪態をつく蓮加に、もはや構う様子もなく、
「んー…とりあえずここにしよっかぁ…♪」
 と、もはや弾け飛びそうなぐらいビンビンになった両乳首の上にパッドを貼りつける花奈。
 すると蓮加は途端に血相を変え、
「ちょ、ちょっと待ってッ!せ、せめて周りに…!」
 と、何やら焦っている様子。
 蓮加たちが花奈をいたぶるのに使った時…その時は乳房の周りに貼って楽しんだ。
 それが今回は、なんと、直に乳首の真上…。
 それに対し、
「…なに?何か問題ある?」
 と飄々としている花奈。
「くっ…!」
 こんなところにパッドを貼られ、これで低周波を流されたらどうなるか分からない…どうにかスイッチを入れられる前に剥がすべく、まず腕を揺するもそれは叶わず、それなら振り落とそうと身体を揺すっても、しっかりベタッと貼りつけた花奈のせいで剥がれ落ちない。
 コントローラーを握る花奈は、その無駄なあがきをニタニタしながら見つめ、
「ほらほら…早く剥がさないとスイッチ入れちゃうよ?低周波が敏感乳首に直撃したら人間ってどんな反応すんのかなぁ?」
「ま、待って!ホント待って!これはいくらなんでも…!」
 と焦る蓮加だが、花奈は、
「大丈夫、大丈夫。死なない、死なない。で、もう気が済んだ?じゃあ、行くよ?えいっ♪」
 と平気な顔で、冷酷にスイッチオン…!

 ビリビリビリっ…!

「んほぉぉッ♪」



 文字通り、感電したように腰が跳ね上がり、仰け反る蓮加。
 花奈自身も、
「うわっ、すごい…♪」
 と驚くほどのリアクション。
 たぷたぷ波打って揺れる乳房を震わせながら、
「ひ、ひぃぃッ♪ま、待って!これヤバいっ!ヤバいってぇッ!うぁぁッ…止めてッ!一回止めてぇッ!」
 と絶叫する蓮加。
 あまりの絶叫に仕方なく一回スイッチを切り、
「もぉ…なに?何なのよ?」
 と肩をすくめる花奈だが、蓮加の反応はまるで違って、
「ハァ…ハァ…」
 と、このわずか数秒で早くも息絶え絶え…。
 深呼吸で落ち着くなり、キッと花奈を睨み、
(い、いいかげんにして…!次、スイッチ入れたら許さないんだからっ…!)
 という目をするが、当の花奈はどこ吹く風で、
「ふふっ…♪その目が出来てるうちは、まだまだ大丈夫だよねっ♪えいっ♪」
 と一蹴して再びスイッチオンだ。

 ビリビリビリっ…! 

「んひゃぁぁぁッ…♪」
 今度はなかなか止めてくれない。
 髪を乱して悶絶する蓮加に対し、素知らぬ顔で、
「どう?どんな感じ?私も乳首に直接は経験ないからさ。どんな感じか教えてよ。痛いの?それとも気持ちいいの?」
 と聞いてくる性悪中田。
 答える余裕などなく、
「あぁぁっ!と、止めてッ!とにかく止めてぇぇッ!ひぃぃぃッ♪」
 と絶叫するのが精一杯。
 ぶるぶる震える蓮加パイ…彼女自身にそうする気がなくても勝手に腰を浮き、それによって股に生えた疑似男根も前後左右にブンブン揺れる。
「あぁっ♪うぁぁっ…♪」
「アハハ♪いい声で鳴くじゃん、蓮加!楽しい♪」
 と下剋上を喰らって封印されていたSキャラが着実に息を吹き返す花奈。
 さらに、
「…あ!これすごいよ。低周波を流すパターンを変えれるんだって!やってみよっか♪」
 とコントローラーをいじる花奈。
 それによって、

 ビリビリビリっ…!

 と来たり、

 ビリッ…ビリッ…ビリッ…!

 と来たり、 

 ビリリっ…ビリリっ…!

 と来たり、襲いかかる電流のパターンが変化。
 それを、
「ねぇ。蓮加はどれが好き?」
 と能天気に聞いてくる花奈だが、どれが好みだとか吟味している余裕はない。
「ひ、ひぃぃッ♪い、痛いッ…乳首、痛いぃッ…!」
「えー?ウっソだー!こんなに息が荒くなってるのに」
 と疑い、グッと顔を寄せ、
「ねぇ。今、ウソついたでしょ?痛いだけじゃないよね?痛いけど気持ちいい…だよね?」
 と発言の訂正を強要。
「ひ、ひぃぃッ♪あっ、あっ…♪と、とにかく…とにかく止めて…あぁっ♪」
「んー…しょうがないなぁ…」
 と言って、ようやくスイッチオフ。
「ハァ…ハァ…♪」
 息が上がる蓮加。
 本音は辛いし、痛い…それなのに、こんな、いかにも喜んでいるような声が出てくる自分が腹立たしいし、それとともに、
(くっ…コ、コイツ…マジで絶対に許さない…あとで絶対、復誓してやる…アっタマきた…金蹴りだ…金蹴りでチンコ潰してやる…)
 と、ペットのくせに図に乗る花奈に憤りを覚える蓮加だが、花奈も、まるでその思考を読み取ったように、

「こんなもんじゃ足りないみたいね。全然、反省が感じられないもん。もっとキツいのしてやんなきゃね…♪」

 とほくそ笑み、再び身を屈めてオモチャ箱を漁ると、さらに恐ろしいものを取り出す…。

「じゃーん♪」

(なっ…!?)
 それは、蓮加が初めて見るオモチャだった。
 ただ、この両乳首に貼られた低周波パットと同じようにコードとコントローラーが一体になっているからおそらく仕組みは同じ…となると、ちょうど男根にすっぽりハマりそうなリングがあることからも、それが男根用の低周波キットだというのは容易に推察できる。



(こ、こんなのあったんだ…)
 普段、オモチャ箱の上澄みした手に取らないが、まさか、箱の底の方にこんな代物が眠っていたとは…。
 出来ることなら今からでもこれを使って花奈を嬲り殺しにしたいところだが、残念ながら嬲り殺しにされるのは蓮加の方。
「じゃあ、次はこれも追加ね♪」
 と、その不気味なキットを手に、早速、取り付けにかかる花奈に、たまらず、
「ちょっ…!バ、バカじゃないの!なに考えてんの!?」
「え?分からない?乳首の次はチンコ…♪次はチンコにも低周波たっぷり流してあげるから♪」
 と平然と言ってのける花奈。
 まず輪っかを一つずつ疑似男根に固定し、そこにコードを繋いで装着完了。
 乳首向けと疑似男根向け…手に持つコントローラーを2つにして、
「さぁ、何秒前からカウントしてほしい?10秒前?5秒前?3秒前?」
 と勝ち誇る花奈の顔は、まるで処刑執行人のよう。
「くっ…くぅっ…」
 もし、あの花奈の手にあるコントローラーのスイッチがオンにされた時…飛び上がるほどの激痛が襲いかかるのは想像に容易い。
 それを回避する術は、これまでの蛮行に対する詫びを入れる以外ないと、さすがの蓮加もいよいよ悟る。…が、やはり心のどこかで、
(…やっぱり嫌だ…こんな性格悪い女に…こんな昨日までオモチャにしてたヤツに頭を下げるなんて、絶対に嫌ッ!)
 と、こんな時でも負けず嫌いが顔を出す。
 そんな葛藤に構わず、
「じゃあ、10秒前からいこっか。行くよ?…10…9…8…7…」
 と勝手に話を進める花奈。
 結局、こんな時でも負けず嫌いが勝り、素直に詫びを入れることが出来ない蓮加だが、迫りくるタイムリミットへの恐怖に変わりはない。
「6…5…」
(ヤ、ヤバいっ…絶対ヤバい…!)
 みるみる顔が強張る蓮加。
 そして…。
「4…3…2…」
 
 ビリビリビリッ…!

「ぎゃぁぁぁっ!?」
 息を吸ってカウントゼロに構えようとしたところで不意打ちのフライング低周波。
「ひ、ひぃぃッ♪うぁぁぁッ!」
 両乳首、そして疑似男根に襲いかかる振動と激痛にたまらず咆哮を上げる蓮加に対し、
「アハハ♪ごめん、ごめん。指が滑っちゃった♪」
 と、わざとらしい言い訳をする性悪中田。
 そんな悪ノリも、もはや蓮加の耳には聞こえておらず、
「と、止めてぇッ…!ちぎれるッ!チンコちぎれるぅッ!チンコ死んじゃうぅぅッ!んぉぉぉッ…♪」
 身体を留める分娩台をそのままひっくり返すぐらいの勢いで腰を浮かせる蓮加。
 そんな、額に脂汗を噴出させながら下品に絶叫する蓮加を尻目に、
「アハハ♪チンポ、ビクビクしてるじゃん♪敏感なチンポにとっては、案外、気持ちいいのかな?」
 と嘲笑う花奈。
 もはや悪態をついて言い返す余裕もなく、歯を食い縛り、握り拳を作って耐えていた蓮加だが、やがて、みるみる全身の力が抜け、白目を剥いて失神してしまった。
 失神したまま、なおも低周波によってビクビク震える蓮加のムチムチ生意気ボディー。
 それを見て、
「…ふんっ、口ほどにもない…いい気味よ、このクソガキっ…」
 と吐き捨てた花奈。
 無論、この程度で終わらすつもりはない。
 そのうち七瀬も与田も戻ってくるだろう。
 願わくば蓮加と共謀していた与田にも散々オモチャにされた仕返しをしてやりたいところだが、なぜか与田は七瀬のお気に入りだから、あまり迂闊なことは出来ない。
(ひとまず今日のところは見逃してやるか。…といっても、諦めたワケじゃないけど…)
 それはまた七瀬という隠れ蓑がなくなった時に粛々と行うとしよう。
 そんなことを考えていると、何やら廊下から足音が…。
 どうやら七瀬と与田が帰ってきたようだ。
「ふふっ…♪」
 その近寄ってくる足音を聞きながら花奈は、ここでようやく低周波をスイッチオフにすると、余韻を表すようにピクピク脈打つ蓮加の疑似男根をしなやかな人差し指でなぞり
、そして、

「さぁ…七瀬に私に与田ちゃん…いったい誰にこの童貞チンポ、筆おろししてもらえるかなぁ…♪」

 と一人でニタニタしながら、戻ってきた二人を迎えるのだった。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/12/18(日) 00:01 )