乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































小説トップ
<番外編>堕ちた女たちの流刑地 ━捜査官ソープ『N46』泡姫━
西野七瀬への挑戦 (vs乳首敏感オヤジ)
「西野!指名だ。巫女さんの衣装に着替えて、番号札1番のお客さんへ」
 と、内線スピーカーを通してマネージャーの声が飛ぶ控え室。
 スッと立ち上がった七瀬が更衣室に消えると、控え室では、

「ねぇ。西野さん、また番号札1番だって!」
「やっぱりすごいなぁ、西野さんは」
「うらやましいです」

 と、ひそひそ言い合う与田祐希、岩本蓮加、遠藤さくら。
 開店直後の番号札1番。
 それはつまり、開店前から表で待っていた客が入店と同時に指名するほどの人気者、この店のナンバー1であることを意味している。
 なかなか明け渡さないナンバー1の座。
 そして、そこに君臨する泡姫ともなれば準備も素早い。
 着る手順を迷いがちの巫女の衣装を難なく着こなし、颯爽と出ていく七瀬を、もはや崇拝者のような目で見ている後輩たち。
 待合室に顔を出すと、やはり思った通り、指名したのはいつものスケベオヤジだった。
 いや、何なら巫女という衣装チョイスの時点で予想はついていた。
「おっちゃん、ホンマ、巫女さんの衣装、好きやなぁ♪」
「いや、七瀬ちゃんが似合いすぎるんだよぉ。ホント何回見てもたまらん…♪」
 と、ニヤニヤするオヤジに対し、そのキモさにもすっかり慣れた七瀬は営業スマイルで微笑むと、着ている衣装の襟元を摘まみ、声をひそめて、
「たまには、これ、脱がせてほしいんやけどなぁ…♪今日こそは我慢できるかなぁ…?」
 …そう。
 これまで何度も開店前からシャッターの前を陣取り、一番乗りで七瀬を指名しておきながら、まだ七瀬の裸すら見たことがないオヤジ。
 彼は、いつからか定着した「西野七瀬ルール」の虜であり、また、来るたびに敗れてコテンパンにされている懲りない男である。

 ……

 カチャ…

 入浴を終え、さっぱりして腰巻きタオル姿で出てきたオヤジ。
 ソープランドにしては異例の、客が一人で入浴…。
 これでは自宅と変わらない寂しい入浴だが、これも「西野七瀬ルール」なら…ましてや、これまで何連敗もしている身なら仕方がない。
「お風呂あがった?ほな、こっちおいでぇや♪」
 ベッドで手招きをしながら、なぜか半笑いの七瀬。
 相変わらず、オヤジのだらしない腹周りがツボのようだ。
 そして早くもタオルを少し押し上げている股間。
 風呂上がり早々、先走ったものが溢れんばかりの膨らみだが、本人はいたってマジメ。
 そんなオヤジをベッドに座らせ、
「じゃあ、今から10分間な?行くで?」
 と、キッチンタイマーをセットする七瀬。
 スタートと同時にグッと身を寄せ、儚げな上目遣いでオヤジの視線をロックオン。
「おっちゃんさぁ、今、ナナに何連敗してたっけ?」
「うーん…ごめん、正確な数は覚えてない…」
「せやんなぁ…いっつもナナに負けてるもんなぁ…♪」
 と、開始早々、ニヤニヤしながらもチクリと刺すSっぷり。
 スッと乳首に指を掛け、
「もしかして、今日こそはっ!…とか思ってんの?なぁ?」
「あっ、うぅっ…あ、当たり前じゃないか…おぉっ…♪」
 しなやかな指遣い…こんな小手調べのまだ手前の軽い責めですら息が荒くなるオヤジ。
「へぇ…♪ホンマにそうなればええけどなぁ…?」
 不敵に微笑みながら、スッとオヤジの背後に回る七瀬。
 素早い動作で顔をタオルを巻きつけ、縛って目隠しを施し、
「さぁ…どんどん行くで?」
 と囁いて耳舐め、そして細い腕を回して乳首弄り。
「あっ…あっ…うっ、くっ…」
 モゾモゾ動くオヤジに、
「暴れたらアカンやん。ほら、ナナに勝ちたいんやったら耐えて?こんなん序の口やで?」
 と発破をかけつつ、乳輪をなぞる。
 巫女衣装の袖があばらをかすめてくすぐったい。
「うぉぉっ…♪」
 呻くオヤジの情けない口元を楽しそうな笑みで眺める姿は、まさに生粋のS。
 そして、オヤジが早々に感じてしまうのも無理はない。
 前回、毎度のごとく10分もたずに射精してしまった罰として、七瀬に、乳首だけで射精できる身体に開発されてしまったのだから…。
「ほらっ…ほらっ…なぁ、分かる?乳首どんどん固くなってきてんで?敏感にしてあげた甲斐あるわぁ♪」
 目隠しをしていても分かるよう、示すようにクリクリと勃ってきた乳首を摘まみ、引っ張る七瀬。
 オヤジの息は荒くなる一方だし、股間の膨らみも高さを増すばかり。
 そこに無音で静かに忍び寄る七瀬の美脚。
 ツンツン…と足先でつついただけで、
「がぁっ…!」
 と身体が跳ね、天を仰ぐ。



「うーわ…固った…もうこんなにおっ勃ててるやん。先っちょも濡れてるし…こんなんでホンマに耐えれるんかなぁ?また、こないだの二の舞ちゃう?この早漏変態チンポ…♪」
 と、耳元で淫語を囁き、さらにオヤジをゾクゾクさせる七瀬。
 彼女の言う通り、腰巻きタオルに染みた我慢汁は、まるで年寄りの残尿のようにいびつな円形のシミを作り、既にネトネトだ。
「ぐっ…うぅっ…あぁっ…」
「ふふっ…今日もめっちゃ声出てるで?ホンマ変態やな、おっちゃん…♪」
 終始、耳元で囁かれる関西弁での煽り。
 タオルで目隠しをされていても七瀬の幻影が目先に浮かび、一言一句もらさず脳を揺らす。
「もうこれ意味ないから取ってまうで?」
 と笑みの混じる囁きとともに、スルスルと取り去られて回収される腰巻きのタオル。
 固くなったムスコが空気に触れると同時に、
「うわぁ…今、めっちゃ糸引いてた…勃ちすぎやし…」
「くっ…うぅっ…」
「こんな大きいの挿れられたら、ナナ、おかしくなるかもしれんわぁ…メロメロなってまう…♪」
 と呟いた後、オヤジの耳に唇を当てて、
「…なぁ?今日こそ、ナナのこと、メロメロにさせてくれる…?」
「も、もちろんだよ…!きょ、今日こそは絶対に七瀬ちゃんとエッチするんだ…!」
「…言ったで?絶対やで?ウソつきにはきつ〜いお仕置きするからな?」
 まんまと言質を取るように誘導し、しめしめという表情をする七瀬。
 そんなこととは露知らず、甘えた口調に乗せられて今日もすっかりその気になったオヤジ。
 七瀬の言う通り、本当に何回来ても懲りないオヤジだ。
 乳首を責める手つきが、一段階、レベルを上げる。
「おぉっ♪んおぉっ♪」
 と情けない声を上げるも、すぐにグッと唇を結んでせめてもの抵抗を見せるオヤジ。。
 しかし、相手は何を隠そう、前回、この敏感乳首を調教した張本人。
「ほら、我慢してや?ナナとエッチするんやろ?」
「ぐっ…す、するよ…耐えてみせる…!うぉぉっ…!」
 殊勝なことを言いつつも襲いかかる快楽に苦戦するオヤジと、その冷や汗を垂らして耐える様が楽しくてたまらないドS巫女、七瀬。
 衣装越しに背中に密着する柔らかな胸の感触。
 決して大きくはないが、だからこそ、そのリアルな感触が目隠しをしていても背中から伝わる。
 またスッと耳元に唇が触れる気配がして、
「もう我慢汁タラタラやん…♪裏筋を伝って金玉まで垂れてるで?こんなんでホンマに我慢できんの…?」
「で、できるさ…!できるとも…!」
「ホンマぁ?信用できひんなぁ…♪」
 耳元を離れた七瀬の唇が向かったところ…座らせたオヤジの身体に巻きつくように首を伸ばし、ビンビンの乳首に息を吹きかける。
「ふぅ〜…♪」
「おぉぉっ…!」
 目隠しで視界を塞がれているオヤジは、身体に触れる七瀬の気配で次の責めを読むしかなく、どうしても対処が間に合わない。
「すごいなぁ…女の子みたいに勃ってるやん…♪さては、舐めてほしいとか思ってんの…?」
「━━━」
 返事は無し。
 今そんなことをされたら追い詰められるだけだが、かといって、してほしい気持ちもなくはない。
 そんな、大の男が理性と快楽の狭間で悩む様が七瀬の大好物。
「ほら、ちゃんと言ってくれな分からへんで?してほしい?それとも、してほしくない?してほしくないならしやんからさ」
 と答えを促され、オヤジは、つい、
「…す、少しだけ…少しだけしてほしい…」
 と口にしてしまう。
「へぇ…♪」
 ニヤリと笑って舌なめずりをする七瀬。
 どうやら今夜も欲望に勝てず、前回の醜態を忘れてしまったようだ。
 ならば、まずは思い出させてやるのが道理。
「じゃあ、行くで…?」
 と予告し、唾液をたっぷり絡ませた舌で乳首を舐めあげる七瀬。

 …ぺろっ…♪

「おぉうッ…♪」
 触れた瞬間、ピクッと跳ねたオヤジの身体。
 間髪いれずにしゃぶりつき、ジュルジュルと音を立てて吸い上げると、だんだん思い出してきたようで、
「んっ、あぁっ…!な、七瀬ちゃんっ…ま、待って…!」
「ん〜?何で待たなあかんのぉ?してほしかったんやろぉ?」
 巧みな舌遣いでいたぶりながら、
「してほしいって言うから、ナナ、一生懸命やってるんやけど?こうやって…♪」

 レロレロ…♪レロレロ…♪

「ひ、ひぃぃっ…♪」
 標的は乳首なのに、まるでビンビンのイチモツを舐められているような快楽。
 開発されて感覚が連動してしまったことを今さら思い出しても時すでに遅し。
「ぐぁぁっ…!な、七瀬ちゃん、ダ、ダメっ!うぉぉっ…!」
 ついには身体を振り乱し始めるオヤジだが、わずかに早く、七瀬が暴れる身体を捕獲し、
「逃がさんで…♪ほら、寝て?」
 と、ベッドに押し倒し、覆い被さる。
 なぞり、引っ掻き、摘まみ、引っ張り、ねぶり、吸い上げ、そして甘噛み…乳首責めのフルコースでもてなす七瀬に、たまらず、
「がぁっ、ヤ、ヤバいっ…!ヤバい、ヤバいっ!うぉぉぉっ!?」
「何がヤバいん?まさか、もう出ちゃうとか言わんやんなぁ?なぁ?まだアカンで?出したら…♪」
「ひぃぃっ…♪」
 もはや、その気になれば今すぐにも射精させられる七瀬。
 あっという間に限界のイチモツを、溢れでるカウパー液を潤滑油にして高速手コキで扱いてやれば楽勝だが、幸い、まだ七瀬の持ち時間は、半分以上、残っている。
 余裕すぎて、ひと思いに射精させられるものをあえて焦らし、極限まで追い詰めるイジワルな一面を発揮する七瀬。
 あっけなく手玉に取られ、
「おぉっ♪おぉっ、おぉっ♪」
 と情けない声を上げて、まんまと手の平の上で転がされるオヤジ。
 そのくせ、
「出したい?出したいの?」
 と聞かれると、
「ぐっ…い、嫌だっ…!きょ、今日こそは…な、七瀬ちゃんとエッチをするんだ…!だ、だから…!」
「せやったら我慢せなアカンなぁ…?頑張って…♪」
 とエールを送るフリをしながら、乳首を嬲る攻勢を緩めない七瀬。
 オヤジのビンビンになった両乳首は既に唾液でベトベト。
 それを頃合いと見て、
「ふふっ…♪」
 と不敵に微笑んだ七瀬は、乳首責めの片手間にベッドの上の枕に手を伸ばし、無造作に向こうへ放り投げた。
 枕の下に隠されていたのは乳首責め用のクリップ。
 これを、オヤジの入浴中、ひそかに用意して隠しておいた七瀬。
 カップを手に取り、悶えるオヤジの乳首に取りつける。

 ぎゅっ…!

「ぎゃぁッ!?」
 突然の痛みに思わず飛び上がり、
「な、七瀬ちゃんっ!?な、何を…!」
 と焦るオヤジを無視して、淡々と、もう片方の乳首にも同様に取りつける七瀬。
 そして、二つのクリップを繋ぐ細いチェーンをジャラジャラと持ち上げて、
「ほら、痛い?それとも気持ちいい?おっちゃんの変態乳首やから気持ちよさの方が勝ってるかな?アハハ♪」
 と、無様なオヤジの姿をせせら笑う七瀬。



 そんな冷徹な彼女の予想も、決して外れてはいない。
 チェーンを揺すられるたび、ピンコ勃ち乳首に噛みついたクリップが揺すられ、
「おぉっ…!うぉぉっ…♪」
 と声を上げるオヤジ。
 七瀬を抱くために何度も彼女の土俵に挑んでは返り討ちに遭い、その代償として日に日に開発されていく乳首。
 前回、乳首を責められただけで射精してしまう乳首イキを仕込まれ、今回は、とうとう痛みすら快感を覚えるようになってしまった。
 そんなオヤジを手玉に取り、巫女の姿でニヤニヤと不敵に微笑む七瀬。
 チェーンを、くんっ…と引っ張り、
「ほら。立ちぃや、この変態…!」
 と起立を促すと、オヤジは言われるがまま、むくっと起き上がり、
「頭の後ろに手ぇ組んで」
 という指示にも素直に従う。
 目隠し全裸で、まだ触られてもない股間をビンビンにおっ勃てながら、腕を後頭部で組んで立たされる哀れなオヤジ。
 そして、
「さぁ、おいで…♪」
 と、引っ張られるチェーンに導かれるまま、室内を軽く散歩…。
「あぁっ…!」
 時折、痛みが走って足を止めると、
「ん?ナナ、止まっていいなんか言ったっけ?」
 と、グッとチェーンを引かれる。
「ほら、ナナのペースに合わせてついてこやんと大事な乳首がちぎれて取れてしまうで?」
「ひ、ひぃっ…!」
 そのまま、見るに堪えない内股でヨタヨタと室内を二周、三周させられたオヤジ。
 そしてゴールとして案内されたのは姿見の鏡の前。
 もちろんオヤジは目隠しで見えていない。
 七瀬はタイマーを手に取り、
「残り時間は…あ、残り2分やって!もうちょっとやで、おっちゃん♪」
「に、2分…!」
 息を飲むオヤジ。
 あと少しという感覚より、
(まだあと2分もあるのか…!)
 という気持ちの方が強そうだ。
 ただ、それでも、8分間、耐えてきたのは事実。
 仮に、その8分間が、このラスト2分のためのウォーミングアップ、七瀬の舐めプだったとはいえども、事実は事実だ…。
(な、何とか耐えて、今日こそは七瀬ちゃんと…!)
 姿見の前で、グッと足を踏ん張り、己に気合いを入れるオヤジ。
 それを見て、
「ふーん…上等やん…♪」
 と本気モードへのスイッチが入る七瀬。
「そのまま立っときや?へたったらアカンで?」
 と忠告をして、いよいよ、ビンビンのイチモツに触れる。
 しなやかな指がファサファサと竿をなぞっていたかと思うと、次の瞬間、魚の掴み捕りのように大胆に握り、そのままシコシコと扱く。
「おぉっ…♪んほぉっ♪」
 ここにきての本格的な手コキは威力大。
 相撲取りが四股を踏むようにお尻が落ちてきて、ぷるぷる震えるオヤジの脚。
 背後の七瀬は苦笑して、
「なぁ、おっちゃん。ちゃんと立ってぇや。ナナ、したいことあるんやから…♪」
「くっ…」
 したいことがある…このフレーズに嫌な予感を感じつつも七瀬には逆らえない。
 下がった腰を起こし、仁王立ちに戻るオヤジ。…が、その瞬間、

 ペロペロ…♪

「んおぉっ♪」
 なんと、まさかの尻穴にフィットして舌の感触が…!
 七瀬の可憐な見た目からはとても想像がつかない至極のアナル舐め手コキ。



(あ、あの七瀬ちゃんが俺のケツを舐めてくれるなんて…!そ、そんなことがあっていいのかぁッ!?)
 嬉し恥ずかし心地よし…頭の中をいろんな感情が錯綜するが、そんな悠長に浸っている余裕もない。
 本領発揮し、完全に精液を搾り出しにきてる七瀬の手コキと、それをアシストするアナル舐め。
 さらに、空いた左手で乳首から垂れるチェーンを巧みに引き、クリップから刺激を送る至極の三点責めスパート。
「がぁぁっ…!な、七瀬ちゃんっ!ヤ、ヤバいって、それはぁぁッ…!」
 オヤジの絶叫に対し、
「ほら、ラスト1分やで!頑張って♪」
 と、苦しむ敵にあえて送る魔性のエール。
(あ、あと1分…!)
 頭が真っ白になる刺激の最中(さなか)、必死に、
(59…58…57…)
 と体内時計でカウントダウンするも、襲いかかる刺激によってすぐにリズムが乱れ、気も遠くなってすぐに放棄。
 そのまま、
「あぁぁぁっ!?で、出るぅぅッ!」
 と絶叫したのを合図に、
「ほらっ、溜まってんの全部出しぃッ!ナナが見といたるからっ!」
 とどめとばかりに握った竿を爆速で扱き上げ、最後はひと思いに摘まんだチェーンを引っ張る。
「ぎゃぁッ!?」
 パチンっ!…と音がして、両乳首から弾け飛ぶクリップ。
 そして、その痛みを合図にしたように、
「ぐわぁぁっ!?」

 ドピュッ♪ドピュッ♪

 目の前の姿見に向かって、豪快に射精してしまうオヤジ…。
 ここまでの苦労も一瞬にして水の泡。
 ビクビク震えて天を仰ぐオヤジだが、これだけで終わらないのが七瀬。
「んー?もしかして出たぁ?ごめん、見てなかったわぁ♪出るとこ、もっかい見せてぇやぁ♪」
 と、ここにきて射精直後のチンポを無理やり扱き続けるドSっぷりを披露し、オヤジを狂わせる。

 クリクリ…♪クリクリ…♪

「ぎゃぁぁぁっ…!」
 射精したてで敏感になった亀頭をこねくり回されて断末魔の悲鳴を上げるオヤジ。
 そんなオヤジからサッと目隠しを取り払う七瀬。
 明るくなった視界で最初に飛び込むのは精液まみれの姿見。
 白濁の塊がねっとりと流れ落ちる様子を勝ち誇ったように見せつけ、
「ほら、これ何?この鏡にぶちまけたん、何?自分の口で言ってみ、ほらっ!」
「ひ、ひぃっ!?せ、精子っ!精子ですぅっ!」
「アハハ♪せやんなぁ?おっちゃんのくっさい精子やんなぁ?ってことは、まだタイマー鳴ってないからナナの勝ちやでぇ…♪」
 なおも亀頭を擦りあげ、
「こういう時、何て言うんやっけ?」
 と問うと、
「ま、敗けですぅっ…!耐えきれずに射精しちゃった僕の敗けですぅっ!」
 と、いつも通り、敗北宣言を口にするオヤジ…。
 こうして、また今宵も「西野七瀬ルール」の餌食となって完敗。
 いい線まで行ったともいえず、所詮、七瀬にいいように弄ばれていたにすぎない。
 この調子では、試練に耐えた証のご褒美セックスにありつける日はまだまだ遠い…。
 そして、忘れてはいけない…敗者には罰が待っている…。
 セックスはお預けで、残り時間ずっとひたすら七瀬の嬲り人形にされるという地獄の罰だ。 


「ひ、ひぃぃっ♪」
 悲鳴と悦びが入り交じる絶叫。
 イチモツに電動オナホールを取り付けられ、四つん這いで部屋の中を歩かされるオヤジ。
 そして、その背中に親子ガエルのように密着して乗っかる七瀬が手を回し、オヤジの乳首を摘まみながら、
「ほら、早よ歩きぃや!まだナナは終わりって言ってないやろ?」
「は、はいぃっ…」
「部屋の中、あと五周な…♪で、その間にオナホでイッたら、イッた数もプラスするから」
 と愉悦に浸って微笑みながら、すっかりサイズアップしたオヤジの乳首を、まるで牛の乳搾りのように扱き、鞭がわりに扱う七瀬。
 こうして、また一段と敏感にされてしまう乳首。
 これではますます次回から勝てる見込みはなくなりそうだ…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2022/03/25(金) 00:04 )