中田花奈への制裁 (前編)
「え…ちょ、ちょっと…!何よ、これ…!」
手錠による拘束、そして腰に巻かれた極太ペニスバンドに困惑の表情を浮かべた花奈は、不敵に笑う後輩二人…与田と蓮加に目を移すと、
「ちょっとッ!これはいったい何のつもり!?は、外しなさいよ、これ…!」
と、後ろ手にして繋がれた手錠を示して揺らす。
それに対し、顔を見合わせてニヤリと笑った二人。
一旦、左右に散り、挟み撃ちにするようにして両サイドから歩み寄りながら、
「花奈さ〜ん…♪お目覚めはいかがですかぁ…♪」
「似合ってますよ、そのカッコ…♪」
「な、なに言ってんのよ…!は、外してって言ってるでしょ…!ねぇ、早くッ!」
と、若干、戸惑いつつも、まだ強気な花奈。
再度、顔を見合わせてニヤつく二人に対しても、
「わ、笑ってんじゃないわよ…!私の言うことが聞こえないの!?アンタたち、後輩でしょ!?先輩にこんなことしていいと思ってんの!?」
と圧をかけるが、二人は…特に蓮加は笑いが止まらず、
「こんな状態でもまだ先輩気取りだよ、コイツ…ウケるんだけど…♪」
と、与田に耳打ち。
コイツ呼ばわりしている時点で拘束を解く気がないのは明確だ。
与田も同様に、尊敬の消えた笑みで、
「まぁまぁ。そんなカリカリしないでくださいよ、花奈さん…♪」
スッ…
「…くっ…!」
ふいにペニスバンドをなぞられ、一瞬、眉を寄せる花奈。
しめしめと笑みを浮かべた与田は、花奈の耳元に口を寄せ、
「いいでしょ、これ…♪日芽香さんに頼んでつけてもらったんですよ。しかも、理々杏のより、ひと回り大きいヤツ…♪」
「ふふっ…どう?ちゃんと感覚あった?オチンチンの…♪」
「ア、アンタたち…な、何のつもり…?」
「何のつもりって決まってるじゃないですか」
「花奈さん、ちょっと最近、調子に乗りすぎなんで、先輩か何だか知らないけど、ここらで一回シメとこうかと思って…♪」
クスクス、ニヤニヤが止まらない二人。
それを聞いて必死にもがくも手錠は外れず、それどころか、
「無駄ですよ、花奈さん。その手錠はコレがないと外れませんから」
と小さな鍵をちらつかせていた与田だが、急に、それを向こうへ放り投げ、
「あっ、飛んでっちゃった!アハハ♪」
と、客の前でのドMキャラから一転、意地悪な振る舞いを見せる。
隣で、
「ヤバっ、わざとらしすぎるんだけど!ウケるっ!」
と爆笑の蓮加。
「と、取ってきてよ…!外してよ、早くっ!」
と文句を言う花奈を無視して、
「さて…♪」
「じゃあ…そろそろ始めよっか。ムカつく先輩の公開処刑…♪」
ニヤリとアイコンタクトをする二人の表情を見て、背筋に冷たいものが走った。
(こ、公開処刑…?ま、まさか、この娘たち…!私を…!?)
「くっ…!」
身の危険を察し、慌てて身体を起こす花奈だが、わずかに早く、与田が身体に組み付いてきた。
「あれぇ?どこ行くんですか?花奈さん…♪」
「は、離して…!」
ジタバタもがく花奈だが、いかんせん、手を使えないのは分が悪い。
獲物を捕獲する蜘蛛のごとく、まとわりつかれ、あっさり羽交い締めにされたところで、
「ねぇ、ちゃんと押さえといてよ?」
と言って正面から近づく蓮加。
おもむろに花奈の着てきたシャツの裾を摘まみ、ゆっくりと持ち上げていく。
くびれたウエストが露出し、
「や、やめてよっ!ねぇっ!」
「ちょっと、うるさいから黙って」
制する花奈を一蹴し、胸の膨らみに引っかかるのを強引に乗り越えてシャツを捲り上げ、ブラに包まれた乳肉を晒す蓮加。
「わぁ…♪今日もパンっパン♪」
とブラに圧迫されて窮屈そうな胸に、
「はーい♪今、出してあげまちゅね〜♪」
と、おどけて赤ちゃん言葉で語りかけ、邪魔なブラを捲り上げる。
「やぁっ…!」
ぶるんっ…!と、弾みながら勢いよく飛び出た魅惑の花奈パイ。
それを見て、思わず、
(ごくっ…!)
と息を飲む蓮加。
普段、着替え中に見せ合ったこともあるし、冗談半分で何度か触らせてもらったこともあるが、やはり何度見ても感嘆とさせられる目にした瞬間のインパクト。
「やっぱ何度見ても花奈さんのおっぱいってすごいや…」
性格はともかく“胸は”一級品…これは蓮加も認めざるをえない。
(でもね、花奈さん…今日は、いつもみたいに持て囃すだけじゃないんだから…!)
今日にかぎっては、主導権は完全にこちらにある。
その証拠に、
むぎゅっ!
「んっ…!」
現れた花奈パイを乱暴に鷲掴みにする蓮加。
その、無粋な男にありがちのデリカシーのない触り方に、たまらず、
「い、痛いってば…!」
と声を上げる花奈だが、耳を貸さずに、なおも、むにゅっ、むにゅっ…と無邪気に揉みしだく蓮加。
さらに背後からは与田の耳舐めも加わり、まんまと後輩二人にいたぶられる花奈。
「んっ!こ、こらっ…ちょっと…い、いいかげんにしないと怒るよ、マジで…!は、離れろっつってんの…!んんっ…!」
まだ立場は崩さないが、時折、耳をねぶる舌に惑わされて身を震わせる。
その反応にご満悦の与田が、舐めながら耳元で、
「花奈さん…案外、耳、弱いんですね…♪」
と囁く。
「べ、別にっ…!」
と強がる花奈に、
「えー?正直になりましょうよ、花奈さん…♪」
と、まだかろうじて敬語だけは残す与田と、かたや、
「隠しても無駄だよ?どのみち、二度と威張れないように全身開発してやるんだから♪」
と、早くも敬語を使う必要なしと判断している生意気な蓮加。
まずは耳舐め、そして少し乱暴な胸揉みで罠に落ちた先輩をもてなす二人。
強がれていたのは最初だけ。
過去、あの忌まわしき女体拷問師・鮫島によって性感開発を施され、完全に発情のオン/オフを切り替えるスイッチと化した自慢の胸は、たとえ同性の後輩の手であろうと執拗に揉まれればすぐに感じてしまう。
「あっ、んんっ!れ、蓮加ぁ…やめてってばぁっ…!」
と制する声を上げても、
「いつまで先輩気分でいるの?いいかげん、気安く私の名前を呼ぶのもやめてくれない?今日で完全に立場逆転するんだからさ」
と取りつく島もない蓮加に加え、
「ねぇ、蓮加。私にもおっぱい触らせてよ」
と、背後の与田まで加勢する始末。
仲良く左右の乳房を分担して揉まれ、
「んっ、あぁっ…やぁっ♪やめてぇっ、んんっ♪」
と、抵抗する素振りとは裏腹に甘い声を出し始める花奈。
「花奈さん、男の人にされるのとどっちが気持ちいいですかぁ?男の人にされた時も、そういう反応するんですかぁ?」
「ほらほら!感じてばかりいないで聞かれたことに答えろよ、中田ぁ!アハハ♪」
何かと回答を求める与田の質問責めと、蓮加のいちいち鼻につくクソガキ煽り。
「気持ちいいなら、もっとアンアン言っていいんですよ?私たち後輩に気にせず…♪」
「そんなに恥ずかしい?じゃあ、不人気のくせに先輩ぶってたこと謝るならやめてあげてもいいけど?」
などと年下の後輩から屈辱的なことを言われれば、こちらもこちらでなかなか気の強い花奈だって黙ってはいられない。
「ア、アンタたち…!あとで覚えてろよ、マジで…!」
「わっ、怒った!怖〜い♪」
「あとで何されるか分かんないから、今のうちに好き放題やっとこっか♪」
「そうだね。せーのっ…!」
ぎゅっ…!
「あうぅッ!」
二人の指が揃って乳首を摘まみ、ひねり上げる。
痛みに歪む表情とは裏腹に、そのセクシーな唇から漏れる、
「んあぁっ…」
という思わせぶりな吐息。
二人は、また目を見合わせ、
「…ちょっと固くなってない?」
「うん…固い…♪」
痛みとともに快感も得ていると見抜き、摘まんだ乳首をコリコリと転がす二人。
やがて、痛みに歪んだ表情が緩む代わりに、
「んっ、あぁっ、ダ、ダメぇっ…んはぁっ♪そこはダメだってばぁっ!んひぃっ♪」
「何が?何がダメなの?」
「そんな心地よさそうな声で『ダメぇっ』なんて言われても説得力ないですよ?花奈さん♪」
がっちり主導権を握り、煽り文句もペラペラと出てくる二人。
「本当はこういうこともされたいんじゃないの?」
と、あっかんべーをするように舌を出し、花奈の目を見ながら身を屈めて乳首に近づける蓮加。
それを、
「わぁっ♪可愛い乳首が舐められちゃいますよ、花奈さん♪大ピンチですよっ!」
と言いつつ、絞るように持ち上げた花奈の乳房を蓮加の舌へ近づける与田。
蓮加の舌が当たるのが先か、それとも花奈の乳首から当たりにいくのが先か。
どのみち、快楽を得てしまうことは間違いない。
「や、やめてッ…嫌っ!」
セクシーなショートカットを靡かせて抵抗する花奈だが、為す術もなく、
ぺろんっ…♪
「んはぁっ!?」
「アハハ♪当たっちゃった♪」
「ねぇ!最後、ちゃっかり自分で当てにきたんじゃないの?そんな風に見えたけどぉ?」
「ほら。『そのままチュパチュパ音立ててしゃぶってください』って言ってくださいよ、花奈さん」
「そうだよ。素直にお願いしてくれたら蓮加は優しいから考えてあげる♪」
「く、くぅっ…!」
依然、蓮加の可愛らしい舌先に触れる花奈の桃色乳首。
少し摘ままれただけでも半勃起するぐらい敏感なのだから、ネチョネチョした舌で舐められたらフル勃起に至るのも必然。
「アハハ♪やっばい!舌の上にビー玉が乗ってるみたい!」
「後輩にいじめられて感じるなんて、どうなんですかねぇ?」
「そ、そんなこと言ったって…!んあぁっ…♪」
「ほら、蓮加の唾液でヌルヌルになってきましたよ。わっ!摘まもうとしても滑っちゃう♪」
「ひ、ひぃっ♪」
脱出のしようがなく、完全にサンドバッグの状態で弄ばれる花奈。
いくら脚をジタバタしても、背後から組みつく与田が離さない。
そして、忘れてはいけない。
この処刑のために股間に取りつけられた疑似男根はまだ指先で軽くひと撫でされただけに留まり、刻々と迫る恥辱処刑の時を待っているのだから…。
(つづく)