乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第四部 第六章・松村沙友理の場合
-after story-  妬まれた北野日奈子 (後編)
 スッ…スッ…と股ぐらを這った指に、
「んんー…!んっ、んっ…」
 とボールギャグからくぐもった声を漏らす日奈子。
 それを取り囲んで、
「おぉ!いい反応してくれるねぇ…♪」
「エロい腰つきしてるなぁ、姉ちゃん!」
 と冷やかす男たち。
「…おい、どんな具合だ?」
 と聞くと、手を伸ばした男はニヤリと笑って、
「俺に聞くより、お前も自分で触ってみろ。驚くぞ」
 と思わせぶりに言う。
 そう言われて、交代して指を這わせる男。
(あんっ…♪んんっ、やぁっ…♪)
 と脳内ではハッキリと喘ぎ声を上げている日奈子に対し、
「おぉっ!?おぉっ!これはすごい…!」



 大袈裟にリアクションをとった男は、指先に粘液を絡め取り、それを日奈子の眼前に示して、
「何だ、お前?縛られただけでもうこんなに濡らしちまったのか?あーん?」
 と、指と指の間に糸を架けて見せびらかす。
「どれどれ…?」
「おぉ!すげぇなぁ!」
「ドスケベじゃねーか!」
 その指先に集まる注目。
 男たちが盛り上がれば盛り上がるほど、日奈子は赤面する。
 顔を背ければ、
「なに、そっぽ向いてんだ?見ろよ、おい」
 と首を戻され、
「どれどれ…もっと“原泉”の方も見せてもらおうか」
(い、嫌っ…!)
 男たちに股ぐらを覗き込まれ、抵抗する日奈子だが、大木に縛りつけられた身体は全く動かない。
 ヘッドライトの明かりの中、数人に寄ってたかって秘部の観察。
「あーあ、もう太ももまでトロトロだよ」
「まだ何もしてねぇのに早えーよ!コイツ」
「そのうちカブトムシとか寄ってくるんじゃねぇか?」
「樹液代わりになるか試してみようか!」
 と笑われる日奈子。
 傷つけられる自尊心…屈辱…。
 だが、辱しめに遭えば遭うほど、なぜか身体は熱くなり、股に愛液が溢れる。
 いや、それだけではない。
「おっ?何だ、乳首も勃っちまったか」
「おいおい、まだ触れてもいねぇぞ!」
「何を想像したんだよ」
 ムクムクと起き上がり、ツンと前を向いた巨乳の上の乳首に男たちの嘲笑は止まらない。
 そして、
「ほら、見ろよ。変態女」
「お前のために、こんなのを用意してやったぞ」
 と男たちが取り出したローターに、思わず目を見開く日奈子。
(い、嫌っ!やめてッ…今、そんなの使われたら…!)
 ひとたまりもない。…と思うより先に、
「おらっ!」
「くらえっ!」

 ブゥゥゥン…!

「んごぉぉっ!?おぉっ!?おぉっ!?」
 コードを垂らして浮遊するローターが、左右の乳首に直撃し、絶叫する日奈子。
 そのくぐもった声が、夜の闇に、鬱蒼とした樹々に、そして無人のキャンプ場にこだまする。
 なおも男たちはローター責めを続け、
「へへへ。当たるぞ?当たるぞ?そぉら!」
「すげぇ敏感乳首だな。ちょっとかすめただけでもビクビクしてやがる」
 と、野外緊縛された敏感ドM、日奈子を楽しそうに嬲る。
 そこに、
「やだぁ♪なにコイツぅ…」
「家畜みたいな声、上げちゃって…人来たらどうすんの?」
 と、いつの間にか車にいた首謀者のギャル二人組もニヤニヤしながら出てきて、
「面白そうじゃん、それ…♪」
「ねぇ、私たちにもやらせてよ♪」
 と、男たちからローターを取り上げ、日奈子を左右につくと、
「ほ〜ら、日奈子ちゃん。どうなのぉ?欲しがり乳首がピクピク震えてるよぉ?」
「気持ちいいねぇ?お外でいじめられて開放的になっちゃったのかなぁ?」
 と、ニヤニヤしながら耳元で囁き責め。
「んっ、んんっ…んごっ、ごぉっ…!」
 とうとうボールギャグの穴から涎をトロトロ流し、顎から首筋、胸の谷間へと垂らす始末。
 いつの間にか恥じらいよりも性感、状況も忘れて喘ぎまくる日奈子に、
「じゃあ、そろそろコレ取ってあげる♪」
 と、頬に伸びるゴムに指を掛け、
「凄んだりしないでよ?もう怖くも何ともないんだから」
 と言って、涎まみれのボールギャグをゆっくり取り外した。
「げほっ…!」
 と、少しむせた日奈子。
 女の言った通り、凄んだり、声を荒らげたりはしない。
 いや、それよりも、
「ふぁぁっ♪お、おっぱい…おっぱい気持ちひい…♪」
 と恍惚の赤ら顔でうわ言を繰り返す日奈子。
 初めての野外プレイ、しかも緊縛のオマケ付きで、すっかり興奮してしまった日奈子。
 責める女たちも徐々にノッてきたようで、憧れのクイーンの口調をマネて、
「ほら、もう自由に喋れるんでしょお〜?どこに当ててほしいか素直に言ってごらん?このドスケベ仔猫ちゃん…♪」
「言わないと分からないわよ?おねだりしなさいよ。私たちの気が変わる前にさぁ!」
 と、垂らしたローターをブラブラ揺らして誘う。
 当然、答えは一つ。
「オ、オマンコっ…!オマンコに当ててぇっ♪」
 と、あられもないことを野外で絶叫する日奈子。
 言わせておいて、
「あらあら、はしたない娘…♪いくら気持ちよくなりたいからって、こんな野外で大きな声で『オマンコっ…!』って…アンタ、プライドとかないの?」
「クイーン様の弟子みたいな顔してSっ気出してるわりに実は本性はM?笑っちゃうわね」
 と嘲笑う女たち。
 さすがクイーンのショーに通い詰める常連だけあって、いかにもクイーンが言いそうな意地悪なことを言ってくる。
「仕方ないわねぇ…♪」
「じゃあ、望み通り…♪」
 と、左右から同時に股間へと迫るローター。
「あっ…あっ…♪」
 と、待ち遠しそうに身を固くする日奈子。
 そして、とうとう、その振動でビラビラをめくり、剥き出しにされた秘肉めがけてグリグリと直当て…!
「んひぃぃぃっ♪」
 夜空に響いた甲高い絶叫。
「ハハハ!いいぞ、いいぞー!」
「やれやれー!」
 と周りで煽る仲間の男たちもいれば、
「やっべぇ…我慢できねぇ…」
 と、股間を膨らませて思わず前屈みの男も。
 そこに目をやって、
「アハハ!なに、アンタ?もしかして勃起してんの?」
 と笑う女。
「ちょうどいいじゃん。この娘にも見せてあげなよ。アンタの自慢のデカチン…♪」
 と手招きをすれば、男もノリノリで寄ってきて、
「ほら、見てくれよ」
 と、ズボンとパンツを下ろし、日奈子に向けて突き出す。
「やぁっ…!」
 と、当初は慌てて顔を背けるも、結局、気になってチラチラと視線を戻し、
「アハハ!見てんじゃん!」
「いいんだよ?恥ずかしがらずにもっと見てあげてよ。私たちの友達のデ・カ・チ・ン♪」
 と笑みを浮かべ、
「ねぇ。ヤッた人数、何人だっけ?」
「んー…80人ぐらい?」
「ほら、聞いた?80人だよ?80人の女をメロメロにしたチンポ、気になるでしょ?」
「ねぇ、ぶりっ子しないでもっとよく見なよ、ほらぁ!」
 と、日奈子の髪を掴んで、無理やり視線を向けさせる女たち。
 月夜に照らされ、黒光りする巨根。
 なるほど…抱いた数80人などと言うだけあって、確かに立派なものだった。
 その80人に、この女たち二人も含まれているかはさておき、
「じゃ、フミヤ。そろそろいいよ♪」
「もう充分濡れてるから、このまま即ハメでヤッちゃって♪」
 と、ローター責めを切り上げ、フミヤと呼ばれたヤリチンの巨根に後を託す。
「へへへ…じゃあ、頂きますかねぇ…♪」
 と、ニヤニヤしながら日奈子に近寄るフミヤ。
 木にくくりつけて開かれた脚の間に身体を入れ、濡れた割れ目に竿を擦りつけると、
「んっ、あぁっ、あっ…♪」
 と甘い声とともに、ヌチャッ、ヌチャッ…と湿った性器同士が触れ合う音がする。
「あっ、見て見て♪ほら、入るよ?チンポ入っちゃうよ?」
「見ろよ、ほらぁ!犯されるところ!自分でさぁ!」
 と、日奈子の両隣でニタニタ笑いながら挿入の瞬間を見守る性悪女たち。
「ひ、ひぃっ…♪あぁっ、こ、擦れる…!ひゃぁぁっ…」
「そうだねぇ。擦れてるねぇ…♪俺のチンポ、あっという間にマン汁まみれだよ」
 と不敵に笑うフミヤのイチモツが、いよいよ日奈子の割れ目に、膣穴に対して直角にあてがわれ、
「じゃあ、行くよ?3…2…1…ほらっ!」

 ぐちゅっ…♪

「はひぃぃっ♪」
 天然潤滑油を利用し、一気に奥まで埋め込まれた巨根に、思わず木を背にして仰け反る日奈子。
 綺麗な背中が窪みに当たって痛い。…が、そんなことよりも、体内に打ち込まれた肉棒が凄い。
(がぁっ…ふ、太いっ…太すぎッ…!それに、固いし…お、奥まで…深いところまで届く…!)
 思わず目を見開き、唖然と夜空を見上げる日奈子に、
「アハハ!なに?その顔!ウケるんだけどっ!」
「気持ちよすぎてバグっちゃった?ねぇ?」
 左右から小突かれても、反論できない日奈子。
 犬のように口が開き、だらんと舌を出して、もはや陥落寸前。
「さーて、それじゃ動くよ?」
 と、ゆっくり、ひと突き…ふた突き…と腰を動かされ、それがだんだん速くなるにつれ、
「ひぃっ♪…んひぃっ♪ヤ、ヤバいっ…んあぁっ!あぁっ、ま、待ってッ!嫌ぁっ!あぁっ、あぁっ…♪」
 いきむように力が入る顔の筋肉。
 亀甲縛りにされた裸体を右へ左へぶるんぶるん震わせて暴れるも、磔同然の状態からの脱出は不可能。
 それどころか、
「ねぇ、何なの?さっきからチラチラ私たちの視界に入ってんだけど。アンタのやらしい乳首…」
「ちょっと胸が大きいからって私たちへのあてつけ?ぶるぶる震わせてさぁ…」
 と、この期に及んでまだ言いがかりのように絡んでくる女たち。
 二人で顔を見合わせ、示し会わせたようにニヤリと笑って、
「コイツ、マジでムカつくからさぁ…乳首、舐めちゃおっか」
「そうだね。噛みちぎっちゃおうかな♪」
 と、日奈子の激震の乳房を掴み上げ、固くなった先端に左右同時に吸いついた。



 ジュル、ジュル…♪

「んほぉぉっ!?あぁっ、あぁっ、ダ、ダメっ!一緒にしちゃダメっ!お、おかしくなるぅっ!」
「いいよ〜、おかしくなっちゃって♪」
「むしろ壊してあげてんだから。アンタのその鼻につく猫かぶりを」
「ほら、さっさと本性見せなさいよ」
「隠しても無駄よ。スケベな本性、引きずり出してやるから」
 さすがレズショーの常連。
 巧みな舌遣いで、女の感じるツボは把握済み。
 真っ正面からのピストンとダブル乳首舐めの三点責めで攻め入る強制快楽連合軍。
 理性の関所を次々に突破し、落城を目指して突き進む。
「ひ、ひぎぃぃっ♪や、やめてぇ!ひゃぁぁっ♪」
 男と女が入り交じる真夜中の野外輪姦は、
「おい、次は俺だからな」
「さっさと代われよ」
 と順番待ちの列を作り、その後ろにつかえてる男たちが、それぞれ自身のスマホで現在の模様を動画で撮影するという地獄絵図。
「うらっ!おらっ!それっ!」
 日奈子を背後の木に埋め込む…それぐらい鈍重で効果的なピストンを繰り出すフミヤ。
 突かれるたびに力がかかる負荷の連続によって左足を拘束するロープが徐々に緩み、そして、とうとう繋いだ木からほどけた。…が、間髪いれずにその脚を抱え上げ、片足立ちの対面立位で続ける。

 

「ひぃぃっ♪あぁっ、そ、それダメぇっ!んあぁっ♪」
 膣肉を抉る角度が変わって悶絶する日奈子に対し、フミヤはクスクス笑って、
「知ってた?セックスしてる最中に女の子が言う『それダメぇっ!』って、『もっとしてぇ♪』って意味なんだよ?」
「あぁっ、あぁっ♪んあぁぁっ♪」
 否定せず、喘ぐだけの日奈子。
 女たちの乳首弄りも次第にバリエーションが増し、優しくねぶるものから、ぎゅっと摘まみ上げてねじるものまで、ハードとソフトを混ぜ込んでくる。
 フミヤのピストンも激しくなる一方で、やがて日奈子は、
「あぁっ、イ、イクっ!イク、イクっ!イッちゃうってばぁぁぁっ!んぎゃぁぁっ…!」
 と闇をつんざく咆哮を上げ、片足立ちのまま絶頂を極めた。
 その様を見て、意地悪な目で顔を見合わせる女二人。
「うーわ…犯されてイッてやんの、コイツ…」
「この状況で悦んでるとか、マジありえないよね…」
 と、ネチネチいたぶり、茫然自失とする日奈子の髪を掴んで、
「ねぇ、なに?その顔。フミヤくんがまだイッてないのに自分だけイッて満足のつもり?」
「ほら、フミヤくんに言ってあげな。『あなたがイクまで、私のオマンコを好きなように使ってください』って」
 と、髪を捻り上げながら強要され、日奈子は、あっけなく、

「わ、私のオマンコを…す、好きにしてください…」

 と涙混じりに口にする。
「んー…ちょっと違ったけど、まぁいいか。
じゃあ、遠慮なく…♪」

 パンッ、パンッ、パンッ!

「ひゃあぁぁっ!?」
 急加速したフミヤの腰遣いに失神寸前まで追い込まれる日奈子。
 たとえるならばピストンドランカー。
 取り憑かれたように巨根で杭を打つファイター型のセックスは、さすが、2ケタ強の女を抱いてきただけある。
 二人の陰毛を結んで架かる糸。
 日奈子は、耐えきれずに、
「うあぁぁっ!?イ、イクっ!またイクぅっ!」
「こらこら、アンタがまたイッてどうすんの!」
「フミヤくんのオチンポ、さっさとマンコ締めて絞りなよ!ほらっ!」
「んぎゃあぁぁぁっ!?」
 乳首がちぎれるほどねじられ、悲鳴を上げたまま絶頂に達した日奈子。
 その甲斐あってか、フミヤも、
「あっ、で、出るっ…!」
 と声を上げ、慌てて抜き取った瞬間、日奈子のお腹、脇腹、土手を次々と白濁の弾丸を撃ち込んだ。
「はぁ…はぁ…」
 肩で息をしてぐったりする日奈子だが、地獄は終わらない。

「ほら、しっかりしなよ。これで終わりだと思ってんの?」
「ヌキ待ちがまだあと四人いるから頑張ってね…♪」

 と不敵な笑みで囁く女たち。
 そして間髪いれずに次の男が日奈子の股ぐらにスタンバイ…。

 ……

 そして明け方。
 朝の見回りに訪れたこのキャンプ場の管理人が、お情けのジャケット一枚を被せられて全裸で失神する精液まみれの日奈子を発見した。
 あの女二人と輪姦した男たちは、好きなだけ欲を晴らして夜のうちに姿を消していた。
 女の妬みは怖いと改めて再確認できる出来事だった。


(おわり)

■筆者メッセージ
※この『妬まれた北野日奈子』は一種のバッドエンド的な、本編の進行とは別の世界線です。
 よって、この結末で本編に繋がるワケではなく、本編のストーリー上は、依然、日奈子はレズ堕ちしてクイーンの配下に成り下がっているという設定ですのであしからず。

 
鰹のたたき(塩) ( 2022/02/16(水) 01:13 )