乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第四部 第六章・松村沙友理の場合
8.屈辱のリング (デカクリ嬲り編)
「クリトリスが大きい」
「パンティに浮き出ている」

 そんな観客からの告げ口に、早速、興味津々の日奈子。
「どれどれ…確認させてもらいますよ、松村さん♪」
 と、沙友理の正面に回ってきて、ヤンキー座りのように腰を下ろす。
「い、嫌っ…!」
 と身をよじろうとするも叶わない沙友理。
 それをいいことに、オイルをたっぷり含んで湿ったパンティの股間部分をまじまじと覗き込む日奈子。
 一瞬の沈黙の後、
「へぇ〜…なるほどぉ、そういうことだったんだぁ…♪」
 自分の目でも確認し、ニヤニヤが止まらない日奈子。
「だから頑なに下は脱ぎたくないって意地を張ってたんですね?脱いだら、このデカクリがバレちゃうから♪」
(…!)
 『デカクリ』。
 なんと直接的で、そして卑猥な表現だろう。
 恥ずかしい秘密がみんなにバレた感覚。
 脂汗が滲み、唇がふるふると震える。
 日奈子は、なおも沙友理の股ぐらを執拗に覗き込み、
「わぁ〜…すごい!クリトリスって、こんなに大きくなるもんなんですね♪」
(い、嫌っ!見んといてッ…!そ、そこは…そこだけは…!)
 微乳よりもさらに強いコンプレックスを抱いているところを次の標的にされ、アイマスクをつけたまま、みるみる青ざめる沙友理。
 観察はさらに続き、
「これ、冗談抜きで親指の第一関節ぐらいありますよ。ホント、小さいオチンチンが生えてるみたい♪」
 と、その人並み外れたサイズを例える日奈子。
 さらに悪ノリは加速し、
「皆さんも見たいですか〜?」

「見たーいっ!!」

 と観衆が沸いたことに笑みを浮かべ、
「…だそうですよ、松村さん。なので、皆さんにも見せてあげましょうねぇ♪」
「い、嫌やっ!絶対に嫌っ!や、やめてっ!お願いっ、やめてぇぇっ!」
 と鬼気迫る絶叫で抵抗する沙友理に構わず、手にしたCCDカメラをオイルでぐしょぐしょのパンティに向ける日奈子。
 手元よりモニターを見ながら、じりじりと近づけ、一ヶ所、不自然にぷくっと膨らんだところに焦点を当てて、
「ほら…見えますか?この浮き上がってるところ!これがこの人のクリトリスですよぉー!」

「わぁっ!すごーいっ!!」
「何これぇ!?信じられなーい!」
「こんな人いるのぉ!?ヤバいよ、これー!」

 とざわめく声に、
「や、やめてぇ!お、お願いやから、そこだけはイジらんといてぇ…!」
 と、耐え難い羞恥にもはや半泣きの沙友理だが、そんな弱味を見せれば見せるほど日奈子の意地悪に拍車がかかる。
「イジらんといて?…へぇ〜、触っちゃダメなんだぁ?でも、ダメって言われたら言われるほど、したくなっちゃいますよねぇ♪…ツンツン♪」
「んあぁっ!?」
 ふいにパンティ越しにつつく指にビクッと仰け反った後、慌てて、
「ち、違うっ!イジらんといてってのは、そういう意味じゃなくて…!んはぁっ!?ひ、日奈子ぉっ!?」
「えぇ?何ですかぁ?」
 白々しく、繰り返し何度も指でつつきまくる日奈子。
 感度の上がった身体は後輩の指一本で翻弄されてしまう。
「んひぃっ!?ア、アカンっ!さ、触ったらアカンっ!んあぁっ!?」
「ふふっ…可愛い♪」
 日奈子は立ち上がると、指はそのままパンティに残したまま、沙友理の耳元で、
「ねぇ、松村さ〜ん。いつから、こんなに大きくなったんですかぁ?エッチする時、男の人はどんな顔しますぅ?」
「し、知らんっ…!」
 食い気味に牽制し、
「ひ、日奈子っ!目を覚まして!私たちの使命を思い出して!」
 と訴えるも、日奈子はクスクスと笑って、
「話を逸らしちゃダメですよ。今、私が聞いてるのは松村さんのデカクリのことですよ♪」
「━━━」
「ねぇ、教えてくださいよ〜。いつからこんなに大きくなったんですか?」
「し、知らんって言うてるやろっ!そんなん自分で分かるワケっ、んひぃぃっ!?」
 反論の途中に絶叫が割り込んだ。
 パンティに残る日奈子の指が、浮き上がるその卑猥な膨らみを囲うようになぞり始めたのだ。
(ダ、ダメぇ…!それダメぇ…!)
 縁取るように円を描く細い指に、思わず前屈みになり、ガクガクと脚を震わせる沙友理。
 なおも日奈子は、沙友理の弱点を指先でいたぶりながら、
「じゃあ、生まれつきってことですかぁ?生まれながらのデカクリ体質ってことでいいですね?松村さん」
「く、くぅっ…!あっ、あぁっ…んんっ!」
「ふふっ…じゃあ、その天然のデカクリ…そろそろ生で見せてもらおっかなぁ…♪」
 ぐしょぐしょのパンティに指がかかった途端、血相を変え、
「い、嫌っ!お願いっ!それだけは…!それだけは許してぇっ!!」
 と、懇願する沙友理。
 だが、無視された。
 あっけなくズルズルと引き下ろされたパンティ。
 オイルで光る土手、湿った陰毛、脱がされたパンティとの間に粘っこい糸を引く割れ目…そして何より、観衆お待ちかねのややグロテスクなデカクリが、とうとう、この場に晒されてしまった。
「嫌ぁぁぁッ!!」
 気が狂ったように大絶叫する沙友理だが、その声に負けず劣らずの歓声が地下闘技場を包む。
「ほ〜ら、ありのままの姿をみんなに見られてますよ。松村さん!」
「や、やめて…!やめてよぉっ!」
「もっとよく見てもらいましょうねぇ、大画面で♪」
 と、再度、舐めるように捉えるCCDカメラによって、モニターに沙友理の無修正性器がでかでかと映し出される。
 濡れそぼる秘貝…緩んだビラビラ…そして、コンプレックスの巨大クリトリスまでもが…!

「うわぁ…ずる剥け!」
「ほぼオチンチンじゃん!」
「オナニーのしすぎなんじゃないのー?」

 やはり観衆の一番の注目は嫌でも目につく真っ赤なデカクリ。
 日奈子もモニターを眺めながら、
「ね?本当にオチンチンだよね。これ」
 と観衆の声に同調し、
「ってことはさぁ。オチンチンにするのと同じことしたら気持ちいいのかなぁ?」
 と興味津々の様子。
 再びしゃがむと、至近距離でまじまじと見つめながら、

 ふぅ〜っ…!

「んはぁっ…!」
 息を吹きかけられただけでも快感が全身を突き抜ける。
「あはっ♪可愛い反応♪」
 と、お気に召した様子の日奈子は、もう一度、前から、そして時には右から、左から、次々と息を吹きかけて翻弄する。
 その無邪気な笑顔は、まるで新たな玩具を手に入れた子供のようだ。
 それに対し、為す術もなく、身を固くして堪えることしか出来ない沙友理。
 身構えようにも、アイマスクのせいで息を吹きかけられるタイミングが読めず、それすらも出来ない。
 されるがままの状況の中、さらに、
「…ひぃっ!?」
 と、突然、静電気でも触れたようにビクッと身を固くする沙友理。
 息の次は実際のタッチ。
 先ほどと同様、指先でツンツンつつかれるのだが、パンティの上からと直接では伝わる刺激の度合いが大違いだ。
「んはぁっ!あぁっ!んんっ!ひ、ひぃっ!?」
 指が触れるたびに飛び上がる沙友理。
 さらに日奈子は、親指と人差し指で摘まみ上げるようにデカクリを持つと、ゆっくりと扱き始めた。

 シュッ、シュッ…

「はうぅッ…!んっ…あっ!んんっ…!」
 駆け抜ける快楽電流。
 オイルのヌメりも合わさった疑似手コキに悶絶し、白い脚をガクガクと震わせる沙友理に、
「どうですかぁ?このオチンチンみたいなクリをシコシコされる気分は?本来なら男の子が喜ぶやつですよ、これ…♪」
 とニヤニヤしながら問う日奈子。
 早くしたり、スローにしたり、緩急をつけて手玉に取る上で、
「どう?気持ちいい?」
 と執拗に聞くのは、快楽を認めるセリフをどうしても沙友理の口から言わせたいという気持ちの表れか。
 当然、沙友理も、その狙いは察している。
(ぜ、絶対に言わへん…!言うもんか…!)
 何なら声すらも出す気はないが、いざ実際に刺激を与えられると、どうしても声が漏れ、そして快楽を味わってしまう。
「んっ、んっ…あぁっ♪」
「あれぇ?何か可愛い声になってきましたねぇ♪気持ちよさそうですよぉ?」
「ち、違っ…んんっ!」
(くっ…!オ、オイル…!オイルのせいで…ア、アソコも敏感に…!)
 最悪のタイミングで効き目が出てきてしまった。
「さぁ、どんどん行きますよぉ♪次は〜…」
(…!?)
 ふいに、むっちりした身体がすり寄ってきたかと思うと、

 ズリ…ズリ…

「んんっ!?あぁっ、あっ…!」
 上ずった声で前屈みになる沙友理。
 股の間に差し込まれた日奈子のムッチムチの太ももが、デカクリを圧迫したまま、ゆっくり前後に動き始めたのだ。
「んっ!あぁっ…はぁっ、んんっ!」
「ふふっ…どうですかぁ?日奈子の太もも按摩♪デカクリ擦れて気持ちいいですかぁ?」
「ひ、ひぃっ…!?」
「さぁ、どんどん行きますよ♪」
 太ももの次は膝。

 グリグリ…!

「んほぉぉっ!?」
 膝小僧の固いお皿に剥き出しのデカクリを圧迫され、ヒリヒリする刺激と快楽の波状攻撃に悶絶する沙友理。
「アハハ!脚でされるの、気に入ったみたいですねぇ♪じゃあ、こういうのは?」
 と、スベスベした脛で触れるか触れないかのところをすぅ〜っとなぞられ、最後は足の甲でペチペチと足蹴にされて、足の指でこねくり回される。
「んひぃっ!んひぃっ!」
「アハハ!楽しい♪いつもエラそうにしてた先輩を脚一本でヒィヒィ言わせてる!こんな楽しいことないかも♪」
 と増長が止まらない日奈子。
 標的が股間に移ったと安心しきった様子の乳首をつねり上げ、
「ほら、後輩なんだから叱ってみたらどうですか?『調子に乗るな!』って、『先輩の身体をオモチャにするな!』って。先輩の威厳ってのを少しは見せてくださいよ、ほらぁっ!」
「んあぁっ!?んんっ…くぅっ…!」
「情けないですねぇ!何なら、このまま脚でイカせちゃいますよぉ?脚ですよ、脚!恥ずかしくないんですか?ねぇ、松村さ〜ん!」
「がぁっ、あぁっ…んんっ!」
(ひ、卑怯者ぉっ!)
 ドーピング、2対1のハンデマッチプロレスに改造電マの使用…さらには拘束、目隠し、媚薬オイルに衆人環視と狡猾な罠のオンパレードとはいえ、日奈子の言う通り、いまや後輩相手に手も足も出ない沙友理。
 好き放題に嬲られ、日頃の上下関係の鬱憤までぶつけられる下克上。
 いくら責めても責め足りない日奈子は、ようやく脚を抜き取ると、
「わぁ…!日奈子の脚、松村さんのエッチなお汁まみれになっちゃいましたよぉ?どうしてくれるんですかぁ?」
「━━━」
「あとでちゃんと舐めてキレイにしてもらいますからね!」
 と言って笑った日奈子。
 満更ウソでもない不敵な笑みが、万一、屈した後の沙友理の運命を予見していた。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2021/07/11(日) 00:18 )