乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第四部 第四章・鈴木絢音と伊藤純奈の場合
伊藤純奈サイド―6C.結末B
「そぉら!」

 ドサッ…!

 拘束を解かれた純奈は、そのまま勢いよくゴムマットへ放り投げられた。
 ふらついてマットに沈む純奈。
 おぼつかない脚に、とろんとした眼…。
 ようやく拘束が解かれたというのに、殴りかかる様子もなければ、晒した恥部を隠そうとする様子もなく、ただただ、
「うぅ…くっ…く、そ…」
 と、赤ら顔で少し気持ち悪そうにマットに寝転がるのみ。
 そんな、完全に酔っ払って正体を失くした純奈に対し、リーダーは、
「さて…!」
 と、ニヤニヤ笑みを浮かべながら、一枚ずつ服を脱ぎ始めた。
 所々に刺青の入った筋肉隆々としたその身体、そして股ぐらに建てた立派なテントが露わになると、自然と純奈の目線も釘付けに…。
「へへへ…お前とヤるのは二度目だな。また、たっぷりと可愛がってやるぜ」
 と言いながらマットに上がり、どかっと腰を下ろしたリーダーは、おもむろに、投げ出された純奈の足首を掴み、自身の方へ引っ張った。
 大股開きでズルズルとマットの上を引きずられる純奈。
「くっ…な、何を…うぅっ…」
 身体を起こそうとするが、無理やり飲まされた酒のせいで力が入らず、呂律も回らない。
 それどころか少しでも動くと頭がクラクラする始末。
 やがてリーダーは、泥酔させて無力化した純奈の足首を左右の肩に掛けると、そのまま抱き抱えて立ち上がった。
 逆さ吊りにされたように天地が逆転し、そのまま、ゆっさゆっさと揺すられると、
「くっ…や、やめっ…うっ…!」
 さらに酔いが回って、一瞬、戻しそうになる純奈。
 そんなことは気にも留めず、
「フフフ…さぁ、それではいただくとしようか」
 と不敵な笑みを浮かべたリーダー。
 早速、ちょうど目の前に位置する純奈の割れ目にむしゃぶりつく。
「はうぅッ…!」
 電マ責めで散々イカされ、今もまだかすかに痺れているような状況の秘部を舐められ、天地逆転したまま悶絶する純奈。
 決して小柄ではない…いや、むしろ上背はそこそこある純奈を軽々と持ち上げる怪力に唖然とするも、驚いている余裕などなく、
「ふぁぁ…!?あぁっ…や、やめっ…んんっ!」
 と、堪えきれない嬌声を漏らし、ジタバタと脚を叩きつける。
 だが、いくら背中を打たれても意に介さないリーダー。
 むしろ笑って、
「どうした?気持ちよくて暴れているのか?」
「ち、違っ…!あんっ!んんっ…!」
 蟻塚を貪るアリクイの如く、舌先でビラビラをこじ開け、的確に秘肉をしゃぶる舌技に、為す術なく、されるがままの純奈。
 反応するたびに身体も揺れ、そして揺れるたびにさらに酔いが回って頭がぼーっとしてくる。
 頭がぼーっとすれば、やがて抵抗することも忘れ、そのまま身を任せてしまい…。
(ダ、ダメっ!しっかりしなきゃ…!き、気を確かに…!)
 と慌てて自分に言い聞かせるも、主導権は完全に相手側。
「へへへ。また溢れてきやがったぜ、濃厚なマン汁が。出せば出すだけ、全部すすってやるからよ」
「んあぁっ!あぁっ、や、やめろぉ…んひぃっ!?」
 愛液を舐めとる卑猥な舌の動きに、ジタバタと暴れる純奈。
 そんな純奈に、
「おい、コラ!そんなに暴れると落ちて怪我をするぞ?脚をもっとしっかり俺の首に絡めるんだよ!ほらっ!」
「あぁっ!んっ、くっ…はうぅッ…!」
 身を守る条件反射だろうか。
 不本意ながら、言われた通り、ぎゅっと脚を巻きつけ、リーダーの首からぶら下がる純奈。
 これでひとまず頭から落ちることはないが、そうすることで、相手がより舐めやすくなる。
「おっ、何だ?もっとして!ってか?しょうがねぇなぁ…」
「ち、違っ…!んはぁぁっ…!」
 酔いで頭が朦朧とする中、股を舌が這うゾクゾクする感覚だけは鮮明に伝わる。
「んっ、くっ…あぁっ、や、やめっ…ひ、ひぃっ!ひゃぁぁっ…!」
 たまらず、鍛え上げた腹筋を使って身体を持ち上げると、
「ハハハ!すげぇ力だ!イクのか?こんなカッコでマンコ舐められてイキそうなのか?えぇ?」
 楽しそうなリーダーをよそに、
(くっ…ダ、ダメっ…!イ、イクっ…!またイクぅっ…!)
 と電マの次はクンニでの絶頂を覚悟する純奈。
 しかし…。
(……え?な、なに…?)
 オーガズムまであと一歩というところで割れ目をほじくっていた舌がスッと引き、蓄積した快感がみるみる消えていく。…が、またすぐに、
「…んっ!?はぁぁっ!?あっ、あぁっ…!」
 再びクンニが再開し、悶絶する純奈。
「くっ…な、何で…!んあぁっ!?」
 困惑する純奈に対し、リーダーは、
「へへへ。さっき、あれだけイカしてやったんだ。イクのはもう充分だろ?だから、ここからはもう一段きつい“寸止め地獄”ってのを味わってもらおうか」
「す、寸止め…?」
「あぁ。イキたくてもイケない地獄の時間さ。あれだけ電マでイッた後だからな。イクことに馴れた身体には逆にキツイぞ」
(なっ…!?)
「さぁ、始めるか。時間は無制限だが、前回みたいに降参して、いやらしくおねだりでもすればイカせてやってもいい」
「ふ、ふざけんな…テメェ、どこまで腐って…んあぁっ!?あぁっ!ま、待て…!ひゃぁぁっ!」
「へへへ…いいぞ、それぐらいの態度の方が楽しめる。もっとも、強がったところでこの体勢じゃ何も出来ねぇがな」
 とリーダーは笑って、再び舌先で蹂躙する。
「く、くそっ…!ちくしょおぉぉっ…んあぁぁっ!」
 唇を噛み締め、絶叫する純奈。
 この男の言った通りだった。
 先刻イキ狂った上、媚薬まで盛られた敏感ボディーは、ほんのひと舐め、ふた舐めですぐに絶頂寸前まで登り詰めてしまう。
 そこからの寸止め生殺しは、もはや耐えるかどうかの次元ではなかった。
「ぐぁぁっ…!い、いいかげんにしろよ、テメェー!うあぁっ!?」
「ハハハ!いいぞ、いいぞ!また口が悪くなってきたな!やはりお前さんには、さっきまでの『もう許してぇぇ!』とか『イッちゃうぅっ!』なんて言葉より、そういう口調の方が似合ってるぜ」
 とリーダーは笑って、なおも目の前の純奈の股間に下顎を埋める。
「んんっ!あぁっ…ダ、ダメっ!イ、イクっ!イクぅっ!」
「おっと、ダメだよ、お前。おねだりがまだ終わってねぇ」
「くっ、そ、そんなの、す、するワケが…んひぃっ!?あぁっ、そ、そこはぁっ!?」
「なに?クリトリスがどうしてって?」
「んあぁっ!?あぁっ、んっ、んっ…はぁぁっ!イ、イクっ!んあぁっ…!」
「ダメだっての」
 ニヤリと笑って口を離すリーダー。
「くっ…き、貴様!い、いいかげんに…!んんっ!?あぁっ、んはぁぁっ!?」
「さぁ、苦しめ!あと少しでイキそうなのにイカせてもらえない苦しみを味わうのだ!」 
「く、くそぉっ…!この外道っ…!あぁっ、やぁっ、んっ…!」
(あっ、イ、イクっ…!)
 口にすれば寸止めにされる…そう思って、
「あっ、あっ、やぁっ!んあぁぁっ…!」
 と明言を避けたまま上ずった声で絶叫する純奈だが、少しの沈黙の後、その表情は恍惚ではなく悔しさに染まった。
(く、くそっ…!)
「ハハハ!バカめ。『イクっ!』と言わなければイカせてもらえるとでも思ったか!バレバレなんだよ、バカが」
「くぅっ…!」
 徹底的な寸止め。
 女体を知り尽くした男の前では誤魔化しなど通用しなかった。
「フフフ…そんな姑息なことを考えるヤツには、もっともっと寸止めしてやらねぇとなぁ?」
「や、やだっ…やめてっ!んひぃっ!?」
 ジュルジュルと音を立てて吸い上げ、舐め回すリーダー。
 あまりにもしつこく陰湿な生殺しが続くうちに、だんだん酔いも手伝い、思考力が低下していく純奈。
 思考力が下がれば、本心を抑えきれなくなる。
(お、お願い…もう焦らさないで…こ、これ以上されたら…おかしくなる…!こ、このまま…このままイカせて…!)
 たちまち、そんな本心との葛藤で口数の減った純奈に、
「フフフ…さすがに迷い始めたか。だが、迷っていても状況は変わらん。お前が自らおねだりを口にしないかぎり、こっちも延々と焦らし責めを続けるぞ!」
 と、なおも焦らしクンニで純奈の理性を壊しにかかる。
「んあぁっ!あぁぁっ!」
「さぁ、言え!前回みたく、俺の前で、もう一度、雌の顔を見せてみろ!」
 耐え難い執拗な焦らし責め。
 これを終わらせるには、自ら屈服を口にするしかない。
 そう、前回のように…。
 そして、それは純奈にとって我慢のならないこと。
(こ、こんな筈じゃ…こんな筈じゃなかった…!ふ、復讐…!コイツに復讐してやるつもりだったのに…!)
 だが、現実はこの有り様…。
 一度は心を折られるも不屈の精神で立ち上がった純奈。
 だが、その建て直した心を再び折られる時が刻一刻と迫る…!
 しかも今度は再建不能なほど粉々に。
「がぁぁっ…あぁぁっ…!」
「あれを見ろ」
(…!)
 見開いた眼の先に示されたスケッチブックのカンペ。
 そこには、天地逆転の純奈が確認できるよう、丁寧に反転させて掲げられた屈服の文言が…。
 それを目で確認した純奈は、
「…い、嫌っ!そんなの、絶対に言わない…!」
「ほぅ。だったら、このまま続けよう。それがたとえ一時間でも二時間でも、お前があの文を読まないかぎりは続けるぞ」
「んひぃっ!?い、嫌ぁっ…あぁっ、くっ、んんっ!」
「何なら、その無防備な乳首も一緒に責めてもらえ。おい、お前ら!」
「へいっ!」
 威勢よく返事する子分たちは、どこからともなく用意した鳥の羽根を装備して純奈に迫る…!
「や、やめろ…来るな、お前ら…!」
 と制しても効果はなく、その羽根の先で乳輪をなぞられ、悶絶する純奈。
「いいか?イカせるなよ?寸止めだ。徹底的な寸止めで身も心も狂わせてやるんだ」
 と子分たちに念を押し、自分も、再度、目の前の女性器へむしゃぶりつく。
「んひゃぁぁっ!」
 言うまで絶対にイカせない天地逆転の生殺し責め。
 5分…10分…。
 純奈の悶絶する声が、延々と部屋に響く。
(も、もうやめて…!お、おかしくなる…頭が…身体が…)
 もはや、ただの瑞々しい女体ではない。
 その白い身体は、強力媚薬、アルコール、先刻の余韻、そして前回の凌辱の記憶と、寸止めを耐えるには悪条件すぎた。

「さぁ、どうする?まだ言わんのか?まだまだ焦らされたいか?」
(い、嫌っ…もう嫌っ…!)

「言わないと、ずっとこのままだぞ?」
(そ、そんな…む、無理…!もう無理…!)

「さぁ、どうする?どうされたいか言ってみろ!」
(イ、イカせて…!ひと思いに…イカ…せて…)

 そして…。
「アニキ!」
 乳首をくすぐっていた子分の一人が笑って、
「何か言いたそうですぜ!」
「ぷはぁ…よし、聞こう」
 と、割れ目から口を離し、
「何だ?言いたいことがあるなら言ってみろ」
 と促すリーダーに、とうとうカンペの文字を口にする純奈…。
 
「わ、私…伊藤純奈は…こ、懲りずに二度も拷問にかけられて… ま、また…前回のように…イ、イキまくってしまいました…。か、かくなる上は…こ、金輪際…ぶ、無礼を働かないよう…な、中出しレイプの刑を…う、受け入れて…こ、今後一切…でしゃばったマネをしないことを…ち、誓います…」

 そして、最後は渾身のアドリブ。
「こ、これでいいでしょ!?ちゃんと言ったじゃんっ!だから、お願いっ…もう許してぇ!オ、オマンコ、早くイカせてぇっ!!」
 その絶叫とともに、ようやくマットに下ろされた純奈。
「はぁ…はぁ…」
 まだ頭が朦朧とする中、間髪いれずに襲いかかるリーダーは、唾液まみれの割れ目に難なく指を挿し込み、ほじくった。
「んひぃっ!?あぁっ!ダ、ダメぇっ!」
 ほんの数秒で潮を撒き散らすほど、すっかり出来上がった身体。
「さぁ、望み通り、刑を執行しようか」
 と、はちきれそうになったパンツを脱ぎ去り、自慢の肉棒を取り出したリーダー。
 純奈の鎖骨の上にどかっと跨がり、
「舌を出せ」
 と冷徹に告げる。
 そして、おそるおそる出てきた舌をめがけて、その自慢の巨根を打ち下ろし、そのまま口へ押し込んだ。
「んごぉっ…!」
「さぁ、たっぷり濡らせ!…といっても、既に受け入れ体制は整っているがな」
 ニヤリと笑いながら、後ろ手に純奈の股ぐらをなぞるリーダー。
「はうぅッ…んほぉっ!おごっ!」
 巨根を口に含んだまま悶える純奈。
 そして、いよいよ、その時が来る…。
 立ち上がり、純奈の脚の間に割り込んだリーダー。
 固くなった亀頭でスリスリと割れ目をなぞってやれば、それだけで、
「んあぁっ!か、固いぃっ…!あぁっ…!」
 と急かすように身をよじる。
 その動く脚をしっかりと掴み、
「さぁ、伊藤純奈!お前を抱くのは二度目だ。同じ男に二度も犯される屈辱をその身に刻むがいいっ!」
 という言葉を合図に、ひと思いに純奈を貫く!
「んはぁぁっ…!?い、いぐっ…!がぁっ…はぁっ…!」
 なんと、突き挿さっただけで軽々と絶頂に達してしまった純奈。…だが、処刑はこれから。
あぁっ、んんっ…!んひぃっ!?」
「どうだ?挿れられたら少しは思い出しただろう、前回を!前回も、こいつで犯してやったんだ!なぁ、伊藤純奈ァっ!」
「ふぁぁっ!?んんっ、あぁぁっ!」
 イッた余韻を感じているヒマもなく、鮮明に蘇る脅威のマシンガンピストンが再び純奈を支配する。
 たまらず、
「ぐっ、あぁっ、は、激しすぎ…!あぁっ!」
 と、ストップをかけるようにリーダーの胸板を叩くも、かろうじて二回。
 三回目は子分たちに手首を掴まれ、叶わなかった。
 掴んだ手首をそのままマットに押さえつける子分たち。
「ほら、手は頭の上だ!」
「お前は黙って中出しされればいいんだよ!」
 その光景、まさにレイプ…!
 押さえつけられ、横たわるダッチワイフと化した純奈に制裁の杭が凄まじい勢いで打ち込まれる。
「んはぁぁっ!ダ、ダメっ!イクっ!イクぅっ!またイクぅっ!」
 と叫んで痙攣したかと思うと、またすぐに、
「ひぃっ!?と、止まんないっ!気持ちいいのが止まんないっ!すぐイッちゃうっ!すぐまたイッちゃうからぁっ!」
「あぁ!何度でもイクがいい!もう二度と俺たちに、いや、世の男に逆らえなくしてやるっ!」
「んひゃぁっ!?あぁっ!」
「さぁ、とどめだ!このままバカになったマンコの奥に注いでやるぜ!俺の子種をたっぷりとなぁ!おらおらぁっ!」
「んひぃっ!?あぁっ、す、すごぉっ!は、速すぎぃっ!んひゃぁっ!?い、いぐっ!またいぐぅっ…!」
 押さえつける子分たちの手を振り払うほど、全身に力が入る純奈。
 そして、その純奈の腰をしっかりと掴み、引き寄せ、奥の奥に勝利の証をたっぷりと注ぐリーダー。
 時折ぶるぶると震え、呻きながら、最後の一滴まで余すことなく…だ。
「はぁ…はぁ…がはっ…げほっ…」
 過呼吸のように息を乱し、失神寸前の純奈。
 そんな純奈の膣から、ようやく抜き取られた巨根。
 その栓を追うようにドロッと垂れ落ちた白濁汁は濃厚そのもの。
 その感触を肌で感じ、残りわずかな気力を振り絞って、おそるおそる自身の股ぐらに指を持っていく純奈。
 触れただけで痺れるのを堪えて、ひと撫で、ふた撫で…。
 そして再び指を戻すと、その指先には白い粘液の糸が目についた。
 目線を上げると、あの殺したいほど憎かった男の薄ら笑い。
(コ、コイツの…せ、精液が…私の中に…)
 とよぎったところで考えるのをやめた。
 今すぐ、この世から消え去りたい…そんな思いで純奈は、ゆっくり、その場で目を閉じた…。


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鰹のたたき(塩) ( 2021/05/06(木) 23:54 )