乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第四部 第四章・鈴木絢音と伊藤純奈の場合
伊藤純奈サイド―6B.結末A
「そぉら!」

 ドサッ…!

 拘束を解かれた純奈は、そのまま勢いよくゴムマットへ放り投げられた。
 ふらついてマットに沈む純奈。
 おぼつかない脚に、とろんとした眼…。
 ようやく拘束が解かれたというのに、殴りかかる様子もなければ、晒した恥部を隠そうとする様子もなく、ただただ脱力し、赤ら顔でマットに寝転がるのみ。
 そんな泥酔状態の純奈に迫る子分の二人。
 ニヤケが止まらないのも当然。
 一緒に捕らえたもう一人の獲物、鈴木絢音の様子を見てくると言ったリーダーから、

「たまにはお前らにもいい思いをさせてやろう。俺が戻ってくるまでの間、小一時間、コイツを好きにしていいぞ」

 という有難い言葉を頂き、すっかり浮かれ気分なのだ。
 その証拠に、パンツ一丁の股間の膨らみは二人とも既に臨戦態勢。
「さぁ、ここからは俺たちが可愛がってやるか」
「ムラムラしてたまらなかったんだ。楽しませてもらうぜ」
 と横たわる純奈の裸体に笑みを浮かべる二人。
 目を見合って、
「どっちからヤる?」
「後腐れのないよう、ここは公平にじゃんけんでどうだ?」
「いいだろう。受けて立つ!」
 と話し合い、
「じゃんけん…ぽいっ!あいこでしょ!…あいこでしょ!…あいこでしょ!」
 よほど気が合うのか、お互いに譲らず、あいこが続く。
 そして、その間、じゃんけんに夢中の二人が横たわる自分に背を向けているのをチラチラと確認していた純奈。
(よし…!気付いていない…完全に油断してる…!)
 イカされ続けて満身創痍なのは否めない。
 だが、彼らには一つだけ、純奈のことを甘く見ていた部分があった。
 それは純奈が実はなかなかの酒豪だということだ。
 確かに顔は真っ赤だし、身体も火照って熱い。…だが、まったく動けないかと言われたら、そうでもない。
 実は目が冴えているのを隠し、酔い潰れたフリをして好機を窺う純奈。
 そして…。
(…今だ!)
 完全に油断していた男たちの虚をつき、素早く起き上がり、一気に仕掛ける純奈。
「なっ、なにっ!?」
「しまった!」
 と男たちが慌てて振り向いたところに、渾身の蹴りを見舞う。
「ぐわっ…!」
 しなるように繰り出した白い脚が見事に右の男のみぞおちに命中。
 もんどりうってマットから転げ落ちる男A。
「き、貴様っ!」
 慌てて身構える男Bだが、予想外の不意打ちに狼狽は隠せず、さらにパンツ一丁で丸腰、武器は何もない。
「畜生ッ!てめぇ!」
 と、やぶれかぶれで掴みかかってくる手をサッとかわし、バックを取ってチョークスリーパーに移行する純奈。
 元々、体術はお手のもの。
 その鮮やかな身のこなしに翻弄され、
「がっ…く、苦しいっ…がはっ…!」
 と絞める純奈の腕を慌ててタップする男B。
 構わずに絞め上げて放り出すと、そのまま、ぐにゃっと身体を折ってマットに沈む。
 続いて、
「ぐっ…く、くそっ…!」
 と、みぞおちを押さえながらマットに戻ってきた男Aも同様に絞め上げ、軽々とマットに沈めた純奈。
「はぁ…はぁ…この雑魚どもが…!ナメんなよ…!」
 と、さすがに息は切れたものの、見事に形勢逆転を果たした純奈。
 だが、そのまま脱出を図るのかと思いきや、事態は予想外の方向へ…。


「んっ…んぷっ…がはっ!はぁ…はぁ…!」
 苦しそうに酸素を取り込む男に対し、
「おら、何やってんだよ。テメー!あっ?」
 と髪を掴んだ純奈の、お世辞にもキレイとはいえない言葉遣い。
 そして、それに続く言葉は、
「ちゃんと舐めろっつってんだろ!」
 だった。
 そして、再び白い巨尻で男の顔を圧迫。
 自らも擦り付けるように腰を振り、
「んっ、あっ…そ、そうだよ…あんっ、そう、そこっ…!今のをずっと続けろよ…!」
 と笑みを浮かべて命じる純奈…。
 絞め落としたパンツ一丁の男の顔の上に全裸で跨がるという異様な光景に添えられる、

「おい、テメェら…雑魚の分際で、さっきはよくもやってくれたなぁ…?調子こいたぶん、たっぷり仕返しさせてもらうから!」

 という不敵な一言…。
 鮮やかな形勢逆転だったが、その後、この拷問部屋から逃げるという選択はなかった。
 それよりも、この熱い身体、滾って止まない性欲を憂さ晴らしすることを先決と考えたからだ。
「まったく…お前らが悪いんだからな…?お前らが私をこんな気分にさせたから…」
 と、責任転嫁するような言い方で吐き捨てる純奈。
 先刻、散々イカされた電マ責め…。
 それは、復讐に燃えていた純奈のプライドを打ち砕いたまではよかったが、こともあろうに、開けてはいけないパンドラの箱、純奈の秘められたS性の部分まで解放してしまった。
「ほら、なにサボってんだよ!ちゃんと舐めろって、私のオマンコっ!」
 ペチペチと男の頬を打ち、無理やり股間を舐めさせる純奈。
「アンタ、私とヤるつもりだったんでしょ?だったらもっと真剣にやれよ、ほらぁっ!」
「んぷっ…くっ…くぅっ…」
 鼻の穴に潜り込む淫靡な陰毛がこしょばい。
 舐めても舐めても出てくる愛液で、既に口の周りはベチョベチョだ。
 そして…。
「ほらっ、こっちも触ってあげよっか。こうやって…」
「うぅっ…!がっ、あぁっ…」
 しなやかな指で乳首を弄られ、悶える男。
 内心、
(こ、こんな筈では…)
 と思っているだろう。
 武闘派と謳われたこの女の身体を好き放題に犯し、アニキたちを見習った執拗な責めで屈服させ、最後は快楽漬けの性奴隷に…と、そんな理想を持っていたに違いない。
 しかし実際は立場逆転…。
 性欲を晴らすのは、むしろ純奈の方だ。
 細長い指を駆使して、
「なに?モジモジしちゃって…そんなに乳首が気持ちいいの?ねぇ?」
「んっ、くっ、くそっ…!んがぁっ…!」
「ちゃんと舐めてって言ってるでしょ?聞こえないの?」
 と、さらに顔の上に体重をかける純奈。
 息苦しさのあまり、従うしかなく、押しつけられた女性器をピチャピチャと舐める。
「んっ、あんっ…そ、そう…やればできんじゃん!あぁっ、き、気持ちいいっ♪」
 股間に走る刺激の波が軌道に乗れば、あとは火照る身体が自ずと反応し、みるみるオンナの顔に…。
「あんっ、あんっ♪そ、そう…上手♪もっと…もっと舐めてっ!んはぁっ♪」
 そんな甘い嬌声を上げながらグッと身体を後ろに反らし、手を男のパンツの上に持っていく純奈。
「ほらぁ、もうこんなになってんじゃん…♪」
 と笑顔でスリスリ撫でてやると、男の身体が揺れる。
 やがて、我慢できず、パンツの中に手を潜り込ませた純奈は、そこにある固くなった竿を掴み、早速、扱く。
「うぅっ…!」
「へぇ、けっこうデカイじゃん♪ちょっとテンション上がるんだけど」
 ニヤリと笑った純奈。
 秘めた本性に加え、酒の酔いも手伝って、とろんとした目付きが妙にエロチックに映る。
「おら、脱げよ!見せてみろよ!アンタの自慢のムスコ!」
 と、パンツをズラし、その手の内にあるイチモツを取り出す。
 子分のくせに、なかなかのモノを持っている。
 純奈の目がみるみる輝き、愛撫の手つきにも力が入る。
 やがて、扱いているうちに手の平に付着するヌルヌルした液体。
「ほら、見て?」
 と、その粘り気をわざと見せつけ、
「もっとヌルヌルにしてやるよ…!」
 と後ろ手にもかかわらず、慣れた手つきでカウパー液を着々と採取し、それを潤滑油に根元と亀頭の二ヶ所で妙技「雑巾絞りコキ」を披露する純奈。
 互い違いにひねりが加わる指に、
「あっ、あっ、あっ…!」
 と巨尻の下から情けない喘ぎ声が漏れる。
 純奈は楽しそうな笑みを浮かべて、
「ヤバイ…舐めたくなってきたんだけど…♪」
 と呟き、せっせと体勢を入れ替えると、そのままシックスナインへ移行した。
「んっ、んっ…!あんっ…そ、そう…♪」
 竿を余すことなく舐めながら、自らが受ける刺激にも反応する。
 やがて、マットの上からは、

 ピチャピチャ…ジュポジュポ…

 と、二種類の卑猥な音がステレオで流れる。
「んんっ、あんっ…んぐっ、んぐっ…!」
 声を上げては咥え直し、また声を上げては咥え直し…を繰り返す純奈に対し、男は、もはや完全に木偶の坊。
 眼前の女性器をひたすら舐めるだけのバター犬状態で、
「あー、もう我慢できないっ…!」
 という純奈の一言で白い巨尻が離れていくまで、一心不乱に舐め続けた。
 そして、動かし続けた舌を休める間もなく、ついさっきまで顔の上にあった純奈の腰が、次は股間のイチモツの上に…。
「もういいでしょ?行くよ…?」
 という前置きだけして答えも聞かず、純奈のふやけてトロトロになったマンコにみるみる呑み込まれていくイチモツ…!
「うぁぁ…!」
「んあぁっ!あぁっ!?か、固ぁっ…♪さ、最高ぉっ…!」
 と、自ら腰を下ろした後は、ゆっくり、そしてだんだん早くなる白い裸体の卑猥な腰振り。
 クネクネと、まるでレゲエダンサーのような巧みな腰遣いが、瞬く間に男を射精へといざなう。
 そのまま3分ももたずに、
「んがぁぁっ…!で、出るぅっ…!」
「なに?もう出るの?ウソでしょ?早すぎなんだけど」
 と馬鹿にしたような早口の後、
「おら、出せよ!早く出せよっ!んあっ…あぁっ…♪」
 と、とどめの搾精バウンス。
 マットが揺れ、それ以上に純奈の巨乳が揺れる。
 打ちつけ合う股同士を結ぶ粘っこい糸。
 そして、とうとう、
「ぐぅっ、がぁっ…で、出るっ!はぁっ…うぅっ…!」
 情けない呻き声とともに、ビクビクと痙攣する男に対し、小さく、
「出た…♪」
 と、腹の内の感覚で確信し、ニヤリと微笑む純奈。
 飽きたらずに男の痙攣が鎮まるまでグイグイと腰を押しつけ、最後の一滴までしっかりと搾り取る。
 そして、

 ジュポンっ…!

 というコルクが抜けるような音とともに膣から吐き出された男の肉棒は、くにゃっと萎れたまま、まだビクビクと脈打っている。
 “膣肉に蹂躙された”という表現がぴったりだ。
 そして、腰を上げた純奈は、放心状態の男の顔の上までガニ股で移動し、
「ほら、口開けな!」
 と声をかけ、ゆっくりと開いた口の上で気張るように腹に力を入れた。
 その瞬間、

 ドロッ…!

 と膣から流れ出た精液が糸を引いて男の口の中へ…。
 すぐさま、
「おえぇっ…!」
 と吐き出そうとする男に対し、
「なに嫌がってんだよ!オメーが出した精子だろ!?ほら、こっちもキレイにしろよ!」
 と再び顔面騎乗。
 しっかりと舌で後処理をさせた純奈だが、まだ満足はしていない様子。
「フーン♪フフフン♪」
 鼻歌交じりに、もう一人、絞め落とされて失神したままの男の方へ歩み寄ると、ペチペチと頬を打って、
「おい、起きろよ。次はお前だよ。ほらっ!さっさとチンコ出せよ!じゅんのこと、もっと気持ちよくするんだよ!」
 と凄む純奈。
 まさか、よりにもよって、こんなところで武闘派の気概が発揮されるとは…。

 その後…。
 男たちは、リーダーが戻ってくるまでの小一時間、ドS淫乱化した純奈に交互に抜かれ続け、性玩具にされた。
 やはり、このじゃじゃ馬は、幹部クラスぐらいでないと乗りこなせないようだ…。


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鰹のたたき(塩) ( 2021/05/06(木) 23:53 )