乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第十章・白石麻衣の場合 (絶体絶命編)
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「んんっ!あぁっ!」
「す、すごいぃっ!」
「んひゃあぁぁっ!」
 女たちの嬌声が飛び交う。
 バックから激しく突かれて絶叫する中田花奈。
 騎乗位でウネウネと自ら腰を振るう樋口日奈。
 正常位で犯されてイキ狂う橋本奈々未。
 一方、激しい性交に没頭する彼女たちが作る三角形の中心で、一人ぽつんと三角木馬に座らされた白石麻衣。
「んっ、くっ…」
 と小さく息を乱すのは、その白い裸体に身体に貼りつけられた低周波パッドから流れる微弱な電流のせいだ。
 後ろ手に縛られた上に両足には拘束具がつけられ、三角木馬から降りることが出来ない。
 股間に食い込む鋭角の痛み、そして流されっぱなしの電流に堪えながら、麻衣は、三方向から聞こえる喘ぎ声を延々と聞かされていた。
「イ、イクぅっ!」
「あぁっ、ダメぇっ!」
「んひぃぃっ!」
 代わる代わるイキまくる周囲の性奴隷たち。
 だが、反り立つ巨根で身体の奥まで突かれる三人に対して、麻衣の身体に与えられた刺激は微弱な電流と股間に刺さる痛みのみ。
 しかも、その低周波パッドが貼られた場所も、乳首や膣、クリトリスといった直接的な性感帯はあえて避け、乳房、下腹部、内ももと、わざとじれったい配置にされている。
 膣を犯されて絶叫が止まらない三人に対し、麻衣は、
「んっ…んんっ…」
 と、わずかに息を乱す程度。
 勃起した肉棒という最高の快楽を与えられる三人に比べて、麻衣だけ、明らかに刺激が弱かった。
 そして、麻衣の跨る三角木馬の横で、麻衣の表情をしつこく窺う柴崎。
「ククク…もどかしいなぁ?自分だけ刺激が少ないのは」
「う、うるさい…!」
「お前も、こいつらのように、ぶっといチンポでマンコを突かれたいだろ?」
「だ、黙れ…!くっ…さ、三人に手を出すのをやめろ…!や、やるなら私をやればいい…!」
「ほぅ。さすがは指揮官。こんな時でも仲間思いの発言をするのはたいしたものだ。だが…」
 柴崎は笑って、
「分かっているぞ。そう言って実際は、ただ自分がしてほしいだけだろう?」
「ち、違うっ…!」
「そうか。それは私の考えすぎか。…じゃあ、ずっと、このままでいいな?」
「くっ…!」
 もちろん、何とかして三人を助けたい気持ちは本物だ。
 ただ、柴崎の言ったことも否定はできない…。
「ほら、俯いてばかりいないで顔を上げろよ」
 と髪を鷲掴みにされて持ち上げられる。
 視点を上げてまず目に入るのは、目の前で行われる只野と奈々未のセックス。
 怒張した肉棒を人間離れした激しい腰振りで打ち込まれる杭打ちピストンでイキまくる親友の姿だ。
 性奴隷に堕とされて絶叫する親友の姿はもちろん、自身の興奮が誘発される光景を直視できず、すぐに顔を背ける麻衣。
 だが、顔を背けた先では、花奈がその自慢の巨乳を揺らして悶え、逆を向くと、日奈がガクガクと痙攣しているところだった。
 依然、三人とも快楽に溺れ、いいように犯されては艶めかしい声を上げている。
 それに比べて自分は…。
(も、もうやめて…!奈々未も…花奈も、日奈も…そんな気持ちよさそうな声、今の私の聞かせないで…!)
 できることなら耳を塞ぎたい。
 媚薬で高まった身体に対し、何の足しにもならない微弱な低周波だけでお預けを食らい、麻衣だけ欲求不満がみるみる上昇してゆく。
 そして、もどかしそうにジタバタと脚を揺すっては、股間に刺さる三角木馬の痛みで呻き声を上げる。
「も、もっとぉっ!もっと奥までちょうだいっ!」
「あぁっ、そこぉっ!そこ好きぃっ!最高ぉっ!
「オ、オチンポが…中でズリズリ擦れて…や、やばいぃぃっ!」
 淫語を吐き散らしてセックスを楽しむ三人に対し、かたや自分はろくに身体を動かすことすらも出来ない。
 その迫害が、麻衣の理性をじわじわと溶かし始める。
(お、お願い…!私も…わ、私にも…オチンチンを…!)
 自然と口を開き、物欲しそうに舌を出す麻衣。
「ククク…もう我慢できないという顔だな」
「くっ、うぅっ…」
「それじゃあ、そろそろ、君の理性にとどめをさしてやろうか」
 と柴崎は不敵に笑うと、その場で手を上げて合図をした。
 その合図で、犯される三人が、それぞれ立ちバックの体位にされ、肉棒が繋がった状態で歩くように男たちに命じられた。
 三人が足を進めて目指す場所は、もちろん中心にある三角木馬。
「い、嫌っ!来ないでっ…!」
 近寄る三人を拒絶する麻衣。
(それ以上、近くで見せられたら…もう無理だからっ!)
 しかし、彼女らの足は止まらず、やがて三人は、三方向から三角木馬に寄りかかる体勢になった。
 そして、それぞれ、突き出したお尻に男たちのピストンが再開される。
「んあぁぁっ!」
「ひゃあぁっ!」
「あぁぁっ!ダメぇ!」
 至近距離で、三方向から見せつけられるセックス。
 柴崎の言った理性へのとどめとは、まさにこのことだ。
(も、もう無理っ!もう無理ぃぃっ!)
 もどかしさが限界を越え、三人の恍惚の表情を見た麻衣の中で何かが決壊した。
 柴崎の顔を見つめ、
「ね、ねぇ…お、お願いっ!私にも…!」
「私にも…?何だね?」
 ニヤリと笑った柴崎が、聞き返す。
「わ、私も…こ、この三人みたいに…して…?」
 途切れ途切れに言葉を絞り出す麻衣。
「この三人みたいに…?それは、つまり…」
 柴崎は、おもむろに自身の下半身、隆起した肉棒を露出し、
「こいつを、マンコの奥に突き挿して犯してほしい…そういうことかね?」
「そ、そう…!お願い…!」
「ククク…そうか。指揮官ともあろう者が、とうとう犯され志願か。これは傑作だ」
 柴崎は嬉しそうに、そして勝ち誇ったように笑うと、麻衣の髪を掴み、
「それじゃあ、改めて私にお願いしてみたまえ。私をやる気をさせるように言い方をすれば、望み通りにくれてやろう」
 と言った。
 屈辱の指示。
 しかし、完全に理性が溶けきった今の麻衣に、もうためらいはない。
「そ、その固いオチンチンで…わ、私のオマンコを…メ、メチャクチャに犯してくださいっ!お、お願いぃっ!」
 とうとう口走ってしまった屈服のセリフ…。
 そして、それを後悔する様子もなく、むしろ、すがるように、
「ねぇ、早くぅ…!早く欲しいのぉっ…!」
 と、これまでにない艶めかしい目をして懇願し続ける麻衣。
 そのまま、脚の拘束を外され、三角木馬から担ぎ下ろされるやいなや、柴崎の足元にひざまづき、反り立つ肉棒にしゃぶりつく。
 後ろ手に縛られたままのノーハンドフェラ。
 ジュポ、ジュポ…と激しい濁音を響かせ、まるでキツツキのように自ら喉奥へと挿し込む。
 麻衣の舌技を堪能した柴崎は、
「よし、それじゃあ、望み通り、ぶちこんでやる。…寝転んでカエルのように脚を開き、自分でマンコを広げてみろ!」
 と命令した。
 言われた通り、地べたに寝転がり、その白い美脚を広げ、カエルのように折り曲げる麻衣。
 そして、自らの指で濡れた割れ目を左右に開き、期待して時を待つ。
「ククク…何という情けない姿だ。所詮、お前も、その程度の女だったってことだな」
 と柴崎は嘲笑を浴びせながら、腰を下ろし、ペチペチと肉棒で麻衣の秘肉を叩く。
「挿れるぞ?」
「き、来て…早く来て…!…んあぁっ!?ああぁぁっ!!」
 愛液の滑りを利用し、一気に奥まで突き挿さった柴崎のイチモツ。
 間髪いれずに怒涛のピストンが開始され、待ち焦がれた刺激に歓喜の表情を浮かべる麻衣。
「ああぁっ!す、すごいっ!こ、これぇっ…これが欲しかったのぉっ!」
「そうか。それはよかった」
「んひぃぃっ!は、激しいぃっ!もっとぉっ!もっとメチャクチャにしてぇっ!気が済むまで犯してぇっ!」
 と、全てを捨てて絶叫する麻衣。
 その淫語に触発された柴崎も、インテリの皮を脱ぎ捨て、本来の獣の本性の見せて、麻衣の身体を突き上げる。
「あぁっ!も、もうダメっ!イ、イクっ!イッちゃうっ!イッちゃうよぉっ!」
 そんな麻衣の陥落のフィナーレを飾るべく、その白い裸体に集まる三人の仲間たち。
 自身もバックで突かれながら、麻衣の半開きの唇に舌を挿し込む奈々未。
 さらに、同じくバックで突かれている中田と樋口も、左右から麻衣の乳首に舌を這わせる。
 まさに酒池肉林。
 その汗ばむ女体に囲まれて、麻衣は、
(イ、イクぅぅっ!!)
 と、奈々未との濃厚なディープキスの中で絶叫した。
 そして、痙攣と同時に、お腹の奥に大量に浴びせられる熱い男の滾り。
 引導を渡す生中出しすら余韻に変え、痙攣し続ける麻衣。
 この抗争に決着をつけるという大金星を上げたイチモツを抜き取り、満足げに立ち上がる柴崎。
「ククク…白石麻衣、気分はどうだ?」
 と問うと、麻衣は、虚ろな目をして呟いた。
「さ、最高ぉ…も、もっと…もっと…犯し…て…」
 と、取り憑かれたように何度も…。


(BAD END)


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鰹のたたき(塩) ( 2020/07/14(火) 04:36 )