乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第十章・白石麻衣の場合 (絶体絶命編)
 たらりと、一筋の糸が麻衣の美巨乳の谷間めがけて落とされた。
 媚薬入りのアロマオイルである。
 それを、柴アの配下の男たちが、無数の手で一斉に身体全体へ塗り広げていく。
「んっ、くっ…や、やめっ…んっ!」
 火照り始めた身体をまさぐられ、くすぐったそうに身体を揺する麻衣。
 それに構わずに男たちの手は、鎖骨、二の腕、お腹、脇腹、腰、太もも、ふくらはぎと、オイルを全身に塗り広げていく。
 もちろん塗布しながら麻衣のスレンダーな身体の触り心地を味わうことも忘れない。
 贅沢にボトル一本を使ったオイルマッサージ。
 麻衣の寝かされている施術台まで既にオイルまみれ。
 そのせいで背中がやたらと滑る。
「まだあるぞ」
 と柴アは二本目を取り出し、
「次は、きわどいところを中心に落としていこうか」
 と言って、まず、右の胸、先端の乳首を狙ってオイルを垂らす。
「んっ…!」
 オイルの滝に押し潰され、飲み込まれる乳首。
 火照る身体を冷ますように注がれた冷たい感触が妙な気分だ。
 流れ落ちて乳房全体を包んだオイル。
 そこに蓋をするように男の手の平が添えられ、ゆっくりと柔らかい肉を揉みほぐすようにして塗り込まれると、
「あっ、んっ…!」
 と、たまらず声を漏らす麻衣。
「どうだ?気持ちいいだろう?」
 柴アは得意げに言いながら、もう片方、左の胸にも同様にオイルを垂らし、部下に揉ませた。
 俗にいうスレンダー巨乳、弾力のある乳房は、揉まれてぶるんぶるんと豆腐のように揺れている。
「さて、次は…」
 オイルの滝が、次は股ぐら、陰毛の真上に作られた。
 白い肌の下腹部に一ヶ所、固まって黒々と生えた毛をオイルが濡らしていき、その茂みで食い止められなかったオイルが割れ目へと流れ落ちる。
 そこへ伸ばされる手。
「へへへ。こっちも隅々まで塗り広げてやるぜ」
 と男が笑って、その手の平が、麻衣の陰毛を覆い隠すように被さった。
 そして、その手の平が股ぐらに入り、お尻までの道を、二度、三度とオイルをまとって往復する。
「んんっ!…くっ、や、やめろ…んあぁっ!」
 オイルを塗り込む一環で割れ目を擦られ、声を上げてしまう麻衣。
 先の媚薬で感度が上がっているので、抑えたくても自然と声が出てしまう。
 さらに、左右の胸を揉んでいた手も、やがて先端の乳首へと移動し、入念に塗り込むように摘まんで、その突起をクリクリと転がす。
 それが同時に行われた途端、
「んあぁっ!?あ、あぁっ!」
 と、這い回る無数の手に対し、急に悶絶して暴れ出す白石。
 どうやら今の麻衣の身体は「1+1=2」ではないらしい。
 オイルまみれの無数の手で乳首責めとマンズリを同時にやられて、2以上、何なら倍の4にもなる快楽で責められる。
「ククク…どうだ?気持ちいいか?えぇ?」
 と笑顔で問う柴崎に、
「き、気持ちいいワケ…んっ…な、ないでしょ…あうっ…く、くすぐったいだけ…んあぁっ!」
「なるほど。『乃木坂46』の長、白石麻衣は、くすぐったいだけで、こんなセクシーな声を出すのか」
「そ、そうよ…!んっ、くっ…な、何か問題ある?」
「いや、問題はない。むしろ、それなら是非もっと聞きたいなぁ?」
「んんっ…あぁっ!くっ、あっ…んあぁっ!」
 四肢の拘束具をガチャガチャと揺らし、引っ張る麻衣。
 たとえオイルをまとって滑りが良くなっても決して抜けないほど、手首、足首は、きつく締められていた。
 左右の乳首、そして股ぐら。
 これだけでもキツイのに、それらの定位置を得ることが出来なかった余り物の指が、首筋、腋の下、脇腹、内ももと、さらに感度を高めるようなところまで這い回る。
 息をつくヒマもない全身オイルマッサージ責め。
「んあぁっ!?あぁぁっ!」
 飲まされた媚薬の火照り、さらに全身の毛穴から浸透する媚薬オイルの効き目に、もはや声が抑えられない麻衣。
「ククク…いい気味だ。美女の白い身体に群がる無数の手。さしずめ“千手観音エステ”とでも名付けようか」
「は、離してぇっ…んはぁぁっ!」
 凛とした表情を崩し、オンナの顔を覗かせて髪を振り乱す。
(あ、熱い…!身体が熱い…!な、何とか…何とかしないと…!だ、脱出する方法は…!)
 と必死に立て直しを図るも、マッサージが思考の邪魔をする。
 そんな中、ふいに、眼前に突きつけられるオイルのボトル。
 まだ底5センチほど残ったオイルを見せつけて、
「ククク…残りは全部、クリトリスにでもくれてやるか」
(…!!)
「ま、待って…!」
 慌てて制止を試みるも、動けなければどうしようもないし、口で言っただけで止めてくれる相手ではない。
「皮を押し上げて、剥き出しにしろ」
 と部下に命令する柴崎。
 男の指が包皮を摘まんで捲り上げる。
「くっ…や、やめて…!」
 皮を剥がれた肉芽は、みるみる固くなり、空気に触れるだけでムズムズする。
「見てくださいよ、柴崎さん。この女、キレイな顔してるわりに、こっちはなかなかの大きさだと思いません?」
「うむ。こいつはオイル漬けにする甲斐がありそうだ」
 と羞恥心を嬲る会話に、思わず赤面する麻衣。
 暴れられないように、引き締まった太もももがっちりと固められ、その顔に似合わぬガニ股にされると、掲げられたボトルから垂らされたオイルが剥き出しの豆に直撃し、そのままヌメりで覆って包み込む。
「んあぁぁぁっ!?」
 火照り、熱を持ったクリトリスを冷却するような温度差に、思わず飛び上がる麻衣。
 その反応に、さらに追い打ちをかけようと柴崎は、
「指の腹で擦り上げて塗り込め!」
 と指示をした。
 触れる男の指。
 その指がゆっくりとオイルの滑りを活かして、麻衣のクリトリスを上下左右に蹂躙する。
「ひゃあぁっ!?や、やめてぇっ!」
 たまらず悲鳴を上げる白石。
 さらに、さっきの乳首責めとマンズリを同時に行われ、施術台の上で悶え狂う。
「ククク…どうした?なかなかそそる反応になってきたじゃないか?んん?」
「う、うるさ…いっ…んんっ!あぁっ…」
「どうした?もしや、もうイキそうなのかね?」
「ち、違う…!イ、イクものか…あっ、んっ…た、たかがこの程度で…んあぁっ!」
「ほぅ。さすが指揮官、そう易々と負けを認めはしないか。だが…」
「んあぁぁっ!」
「今の君は、遅かれ早かれ、負けを認める以外に道はないのだよ。ここにいる男たちは女体慣れしたオンナ殺しの精鋭揃い。女の気持ちいいポイントを熟知したテクニシャンばかりだ。たとえば…」
「ひゃぁぁっ!?」
「こうしたり…」
「んあぁっ!あぁぁっ!?」
「こうしたり、さらには…」
「んひぃぃっ!?」
「こういう風にして女をヒィヒィ言わせてきた男たちばかりなんだよ。君も、じきにそうなる。そして最後は狂ったように『もっとイカせてぇ!』と懇願するのだ」
「ふ、ふざけ…るな…!わ、私は…ま
負けない…!か、必ず…耐えてみせる…!」
 と、ぷるぷる震える唇で見得を切る麻衣。
「ほぅ…我々に許しを請うことはないというのだな?」
「あ、当たり前でしょ…!誰がアンタたちなんかに…!」
「ククク…おもしろい」
 柴アは、不敵な笑みを浮かべながら、一人の部下に耳打ちをした。
 いったい、何を指示したのか?


「一度イカせて、自分の身の程ってのをわきまえさせてやれ」 → 「NEXT」で「7」へ

「寸止めにして、その気合いが本当かどうか確かめてやれ」 → 「INDEX」に戻って「13」へ


(※)
 惰性で「NEXT」を押すと必然的に「イカせる」編に進みますので、「寸止め」編を希望の方は、焦らずに落ち着いて、一度「INDEX」に戻ってください。


鰹のたたき(塩) ( 2020/07/14(火) 04:19 )