乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第三部 第九章・阿鼻叫喚のダブルグラマラス ―女捜査官の堕とし方― (中田花奈、樋口日奈)
22.慰み物への復帰
 薄暗い部屋の中。
 その中で、
「ククク…いいザマだ、中田花奈。男勝りで生意気なお前にぴったりの格好だ」
 と、ご満悦の表情で口を開いた柴ア。
 その視線の先には、全裸で分娩台に座らされ、大股開きになった花奈がいた。
「くっ…!」
 白い頬を赤らめ、顔を背ける花奈。
 唇を噛む彼女に対し、柴アは、
「あの日、君は、会わなくてもいい私に会ってしまった。私が、ある人に頼まれて、上層部に圧力をかけに行ったところを、だ。その事実があるかぎり、君の存在は私の生命線。野放しにしておくのは危険に他ならない」
「━━━」
「自分の身を守るためにも、君には悪いが、その記憶…始末させてもらうよ」
「わ、私を殺す気…!?」
「ククク…確かに殺してしまえば口封じとしては楽だ。だが、君という人間は、殺してしまうには、ちと惜しい。もとい君の“この肉欲そそる身体”はね」
 柴アは、分娩台に歩みを進め、拘束された花奈の胸を指でなぞり、そして陰毛をゆっくりと撫で回す。
「き、汚い手で触らないで…!」
 と睨みつけるが、柴アは返す刀で、
「ほぅ。ちょっと時間が立てば威勢も元通りか。さっきまでのスケベなツラはどこに隠したんだ?えぇ?」
「う、うるさい…!」
「なかったことに出来ると思っているのかね?」
 と言う柴アの手の内にはマイクロレコーダー。
 そして、再生ボタンを押すとスピーカーから大音量で、

「んあぁぁっ!?ダ、ダメぇっ!イクっ!イッちゃうっ!イッちゃうからぁぁっ!」

 と、先刻の、絶頂に達する瞬間の花奈の喘ぎ声が響き渡った。
「や、やめろぉぉっ…!」
 顔を真っ赤にして絶叫する花奈。
「ククク…こんな可愛らしい声を出すことも出来るんだ。態度を改め、もっと女の子らしく振る舞ってもいいんじゃないか?」
 と皮肉を添え、続けて、
「なに、恥ずかしがることはない。じきに、これ相当、いや、これ以上の声を上げることになるだろうからな」
「な、何をする気…!?」
「ククク…気になるかね?」
 柴アは不敵な笑みを浮かべながら、花奈の死角、分娩台の後ろから、何やら大きな物を抱えるようにして戻ってきた。
(な、何これ…?)
 見たことのない機械。
 一見、バズーカ砲のようにも見える反面、細部の造りなどは工業機械のようにも見える。
 それより、花奈が思わず目を背けたのが、その機械の先端部。
 そこに装着されていたのは、明らかに男根を模した形の張型だった。
 長い。…そして、すごく太い。
 おそらく花奈の手首ぐらいあるだろう。
 樹脂で作られたもので先端がしなっている。
「ククク…これが何か分かるかね?」
「な、何よ…?それ…」
 口を尖らせ、強がるように聞くが、実際は得体の知れない機械に不安だった。
「ククク…これは電動ドリルだ」
「ド、ドリル…!?」
 その名称だけでも青ざめる花奈。
「説明するより、実際に見せた方が早いな」
 と柴アは言い、引き金のようになっているスイッチを引いた。
 すると途端に、

 ギュィィィィィン、ドドドドドドッ!!

 と、唸るモーター音、響く振動音とともにアームが目にも留まらぬ速さで前後運動をした。
 あまりの速さに、先端の張型がぶるんぶるんと生き物のようにうねる。
(…!!)
「ククク…どうだ?驚いたかね?」
「━━━」
 顔面蒼白で絶句する花奈。
 柴アは得意げに、
「こいつは、ぜひ、白石くんにくれてやりたいと思って用意したものだ。…といっても、まずは誰かで試してみないと、どんなものか分からんからな」
「た、試す…!?」
 花奈は、ハッとして、
「ア、アンタ…ま、まさか…そ、それを私に…?」
「ご名答。こいつで今から、お前のマンコを破壊してやるよ」
 と、あっさり言い放つ柴ア。
 その途端、恐怖で身体を揺すり始める花奈。
「いやぁっ!いやぁぁっ!!」
 気がふれたように絶叫し、暴れるも、分娩台から降りることは出来ない。
「無駄だ。その手足を固めるバンドは全て本革の丈夫なもの、さらには南京錠までつけてある。いくら捜査官でも女が力任せに揺すった程度では絶対に外れはしない」
 と、柴アは自慢げに説明し、
「さて…使い物にならなくなっても恨むなよ?」
 と不敵に笑い、電気ドリルを構えて、ゆっくりと近づく。
「い、いやっ!来ないでっ!そ、そんなのダメっ!絶対ダメっ!お、お願いだから近寄ってこないでぇぇっ!」
 日頃の秀才というイメージを覆すヒステリックな取り乱し方。
 まずは張型にローションを垂らす。
 大盤振る舞いでボトル一本を丸ごとぶっかける。
 そしてドリルのスイッチが入り、張型の高速ピストンが始まった。
 まずはその先端を、花奈の自慢の巨乳の上にちょこんと鎮座する乳首に、当たるか当たらないかの微妙な位置に構える。

 ドドドドドドッ!!

 激しく前後する張型は、かすったり、遠心力でしなってかすらなかったりだが、かすった時にはローションのヌメりも手伝って、びくんと反応して身体を震わせる花奈。
 さらにドリルの位置が下がると、花奈のたわわに実った大きな胸の柔肉を波打たせる。
 身体に伝わる振動、そしてピストンの速度。
 恐怖が、さらに増し、
「いやぁっ!いやぁぁっ!」
 と泣き叫ぶ花奈。
「さぁ、だんだん下に降りていくぞ?脚を閉じておかないとまずいんじゃないか?」 
 と柴アは言うが、もちろん大股開きで拘束されているので閉じたくても閉じれない。
 陰毛を散らすようにかすめた後、いよいよ標的が定められた。
 一度、スイッチを止め、まず、張型の先端を花奈の膣に押し込む。
「んっ、んあぁっ!?」
 ほどよく濡れた割れ目は、意外と難なく擬似亀頭を呑み込んだ。
「さぁ。それじゃあ、スイッチを入れるぞ?」
「ま、待って!いやっ!許して!お願いっ!」
「ダメだ」
「い、言わないっ!あの日、貴方を見たことは忘れるっ!誰にも言わないっ!探ったりもしないからぁっ!」
 と訴える花奈だが、柴アは首を振り、
「恨むなら、あの日、ばったり私と出くわした不運を恨むんだな。それに今は口封じよりも、こいつを食らって発狂する君を見てみたいという気持ちの方が強い。…逃がさんよ?」
「い、いやぁっ!いやぁぁっ!」
 絶叫する花奈を無視して、柴アの指がドリルの引き金を引いた。

 ドドドドドドッ!!

「んはぁぁぁっ!?がぁぁっ!あぁぁぁっ!?」
 宙を仰ぎ、雄叫びのような声を上げる花奈。
「や、やめてぇっ!抜いてぇっ!ダ、ダメぇ!」
 と絶叫するも、柴アは苦笑して、
「おいおい。そんな声を張り上げてばかりいないで、少しは感想も聞かせてくれよ。いずれは、白石くんにも使うつもりなんだ。欠点があるなら今のうちに直しておかなければならんからな」
 と非情の注文。
 もちろん、感想なんて言ってる余裕はない。
 ざっくりと一言、
「こ、壊れるっ…!オ、オマンコが…!オマンコが壊れちゃうからぁっ…!」
 とだけ言い、あとは、
「た、助けてっ!誰か助けてぇっ!!」
 と喚き散らすだけだ。
「ククク…バカな女だ。おとなしく姿を消していればいいものを、一丁前に戦線復帰なんてするから…」
 柴アの嘲笑する声も聞こえず、そのまま、
「んひゃぁぁぁっ!イ、イクっ!イクぅぅっ!」 
 と絶叫し、分娩台の上で果てる花奈。
 生身の人間では再現不可能な超高速ピストンは、乱暴な反面、しっかりと膣の奥まで突き挿さり、まだ媚薬の効き目も残る花奈の性感をしっかりと刺激することも忘れていなかったのだ。
 柴ア流の口封じ…それは、命を奪うワケでもなく、記憶喪失に追い込むワケでもなく、快楽の沼に溺れさせて記憶ごと忘れさせるという、ある意味、最も辛い手口だ。
 そして、今宵、その餌食となった花奈。
「んぎゃあぁぁぁぁっ!!」
 断末魔の叫びは、電動ドリルの爆音すらもかき消した。
 

 その一時間後…。
 地獄の電動ドリル拷問から解放され、やっと分娩台から降ろされた花奈だが、だからといって安息などない。

 パンっ、パンっ、パンっ…!

 軽快なリズムで部屋に響く、肉と肉の衝突音。
「んあぁぁっ!?あぁぁっ!」
 ついさっきまで自分が座っていた、いわば自身の処刑台に手をつき、背後から犯される花奈。
「どうだ?今、何が入ってるんだ?教えてくれよ」
 と柴アに言われ、躊躇なく、
「チ、チンポぉっ!おっきいチンポぉっ!」
 と言い返す花奈。
 すっかり従順になった花奈に満足げな柴ア。
 なおもピストンを続けて、
「このまま聞こう。私は君の何だ?」
「んっ、あっ…ご、ご主人様ぁっ…!」
「では、逆に、君は私の何だ?」
「あぁっ!…せ、性…奴隷っ…!せ、性欲処理の、ぺ、ペット…です…んあぁっ!?」
「よろしい。褒美だ!」
「んあぁっ!は、激しいっ…!あぁっ、ダ、ダメぇっ…ま、またイクっ!またイッちゃうよぉっ!」
 恍惚の表情を浮かべ、生まれたての仔鹿のように脚をガクガクと震わせて絶頂に達する花奈。
 そして、分娩台の下に崩れ落ち、虚ろな目をした顔に浴びせられる主人の精液。
 たっぷり余韻を噛み締め、その後は自発的にお掃除フェラまでする花奈。
 上目遣いで舌を這わせる表情が、たまらなくいやらしい。
 あの気の強さは、いったい、どこに消えたのだろうか。
 そんな花奈のオンナの顔を満足げに眺める柴ア。
 その冷たい瞳の奥には野心が蠢いている。
 女をイキ嬲りにして笑みを浮かべるその狂気性は、今は亡き鮫島の再来と例えられるかもしれない。

 花田組に取って代わる新勢力、柴崎一派。
 その初陣として、まず、中田花奈、そして樋口日奈という「乃木坂46」の数多の捜査官の中でも特に肉欲そそる身体を持つ二人を完膚なきまでに叩きのめした。
 次は、いったい誰が、この新たな悪魔の餌食となるのだろうか…?


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2020/06/30(火) 20:30 )