乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―




























































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第一部 第三章・齋藤飛鳥の場合
7.狼狽する少女
「ち、違うっ!」
 飛鳥は、必死に否定した。が、その取り乱し方は、逆に肯定しているようなものだった。
「はっはっは。こりゃあいい。まさか、こんな可愛らしい処女にありつけるとはな」
「これは、たっぷり遊んで、しつけてやらねえとなぁ」
「安心しろ。優しくしてやるから」
 男たちは既に目の色を変えている。
(バレた…バレてしまった…!)
 ある意味、一番、知られたくなかった秘密かもしれない。
 普段からツンとしていて恋愛にも奥手の飛鳥。
 まわりに流されないクールな性格も相まって、結局、これまでそういうことに発展しないまま生きてきた。
 自慰行為もしない。
 一度、知識だけで試みたことがあるが、空しくなったのですぐにやめ、それっきりだ。
 そんな正真正銘、純真無垢な秘部を、今、男たちに視姦されている現実は飛鳥にとって耐え難い屈辱だった。
「へへへ。さっきは乳首だけでイッちまったからな」
「次は、しっかりマンコで気持ちよくしてやるぜ」
「よく覚えておけよ。これが女の快楽だ」
 そう言って男たちは責めの対象を散々いたぶった乳首から陰部に移した。
 まずはウォーミングアップとでもいうように、穴の周りを指が這う。



「んっ…くっ…」
 改めて指で大陰唇を開かれ、そこから覗く秘肉を指の腹で擦られる。
「あんっ!やぁっ!くぅぅ…」
 初めて男に触られた。
 ビリビリと電気が走ったように身体が自然と反応する。
 自分で触った時は、あんなに空しくなった筈なのに…。
(何、この感覚…あの時と全然違うっ!…恥ずかしい!恥ずかしいけど…自然と声が出ちゃう…)
 それが、初めて秘部を刺激された感想だった。
「んっ!…あっ!」
「へへへ。こういうのもあるぞ」
 男の指の動きが変わった。
 今まで指先で周りを撫で回していたが、次は中指と薬指で秘肉全体を覆い隠すようにして、そのまま上下に動かす。
「んあっ!やぁあ!あんっ!」
 飛鳥の声が、一際、大きくなった。
 ダイレクトに伝わるゴツゴツとした指の感触、そしてわずかに曲がった第一関節が敏感な穴の入り口を刺激する。
「ほら、よく聞け。お前のマンコの音だぞ」
 男に言われ、嫌々ながら耳を澄ますと、確かにクチュ、クチュと聞こえる。
「どんどん溢れ出てくるぞ。処女のくせにこんなに濡らして、いやらしい女だな」
(違う…!それはオイル…オイルの筈…)
 女性が性的興奮をすると陰部から液体が分泌されるというメカニズムは知っている。
 ただ、自分が、その分泌量が多い体質だとは思いたくなかった。
「少し激しくするぞ」
「あっ!やぁぁ!ダ、ダメ!んああっ!!」
 男の指の速度が増すと、グチョッ、グチョッと先ほどの音がさらに鮮明に聞こえ、身体を襲う電流も、よく強力なものとなる。
 脳を溶かされるような感覚に思わず身を委ねてさしまいそうになる。…が、
(な、何を考えてるの?私…こんなヤツらに好き放題やられてる場合じゃない。抵抗しなきゃ…!)
 我に返り、何とか拘束を外そうと身体を揺するが、ギロチン台はびくともしない。
 そして、そちらに気をやっている時に訪れる見えない背後からの追い討ち。
「んあっ!あぁっ!い、嫌っ!ダメっ!」
 突如、ピチャ、ピチャという卑猥な音とともに飛鳥の秘部を這い回る男の舌。



(舐められてる…!あそこを舐められてる…!)
「へへへ。どうだ?気持ちいいか?」
「そ、そんなワケな…い、んあっ、ひぃっ!」
「そんな声を上げておいて気持ちよくないなんて説得力がないぞ。…おら!素直になれねぇんならもっともっと追い込んでやる!」
「ああっ!そ、そこダメ!いやぁ!やめてぇ!」
 男の舌先が秘穴をノックし、侵入しようとする。
(な、何?この感覚…やばい…力が入らないよぉ…!)
 我慢できない声と吐息を漏らしながら飛鳥は困惑していた。
 そして…。
「ひぎゃあああ!!」
 突然、獣のような悲鳴を上げる飛鳥。
 男の唇が、敏感な豆状の突起に吸い付いたのだ。
 その瞬間、飛鳥は、ギロチン台をギシギシといわせながら絶頂に達した。
 初めての女性器での絶頂。
(す、すごぉ…い…こんなことって…)
 先ほどのオイル効果による乳首イキとは比べ物にならない衝撃で、飛鳥の頭は真っ白になった。


■筆者メッセージ
☆作者の後日談☆

処女が発覚したアソコを嬲られ、媚薬オイルの効果も相まって悶絶してしまう飛鳥ちゃん…というシーンでした。

(特段そういう描写はなかったですが)鼻につく生意気な女がこんな目に遭ってるというのがたまりませんなぁ。…と、ベイビーエンターテイメント作品ファンからすれば思いますよ(笑)
鰹のたたき(塩) ( 2019/12/07(土) 06:44 )