乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第七章・二人の女王様 ―ダブルインパクト― (橋本奈々未、伊藤万理華)
橋本奈々未サイド―8.堕ちた女王
 すっかり日が暮れ、漆黒の闇と化した東京湾沖。
 綺麗な星空で波も穏やかだが、そんな静けさをつんざく女の悲鳴が、その船の中から響き渡る。
「おらおら、どうした!されるがままか?女王様よぉ!」
 という男の煽りに続いて、
「あんっ!あんっ!ダ、ダメぇぇっ…んひぃぃっ!」
 と断続的な喘ぎ声。
 前後の穴に肉棒を打ち込まれ、身動きもとれないまま、二穴同時ピストンの餌食となった奈々未。
 自身の意に反し、すっかり出来上がって熱を帯びた膣と、開発されて間もないアナルが、男たちの抜き挿しに肉を収縮させ、絡みついて締め上げ、擦れて快楽を得る。
 当の男たちは目を見合わせると笑って、
「へへへ。壁を通して、お前のチンポの感触が分かるぜ」
「こっちもだ。この締まり、たまんねぇよ!」
「さぁ、次は同時に突いてやるか!」
「オーケー!行くぞ?…そらっ!」
「んはぁぁっ…!あぁぁっ!」
 男二人に挟まれた暑苦しい隙間の中で、髪を振り乱して仰け反る奈々未。
「おい。マンコとケツ、どっちが気持ちいいんだ?言ってみろ」
「わ、分かんないっ…もう分かんないからぁぁっ!んひゃあぁぁぁっ!」
 奈々未が、汗の玉を撒き散らして絶叫する。
「へへへ。もうどっちが気持ちいいかも分からねぇか」
「とうとう堕ちるところまで堕ちたなぁ?女王様よ」
 アナルを突く男が、奈々未の尻に平手打ちを見舞う。

 パァァァン…!パァァァン…!

「んひぃぃっ!…あぁぁっ!」
「おら、もっと声出せよ!気持ちいいって鳴いてみろ!」
「んあぁぁっ…!い、嫌ぁっ!い、言えないっ…!も、もう無理ぃ!やめてぇっ!あぁぁっ!」
 もはや、かつての女王様の面影などない。…しいていえば無理やり着せられた衣装だけ。
 その犯され方とだらしなく口を開いて感じる顔は女王様とは対極のM女そのものだ。
 ソファーに腰を下ろしたリーダーは、その様子を眺めては勝ち誇った笑顔で、
「どうだ?ここらで諦めて、俺たちの肉奴隷になると誓うか?誓えば少しは休ませてやるぞ」
「ち、誓うものか…!んっ、くぅっ…ま、負けない…わ、私は負けな、ひぃぃっ!?あぁぁっ!」
「何をごちゃごちゃと言ってるんだ?誓うかどうかを聞いてるんだ」
「余計なことは言わずに答えだけを言え」
 と言ってピストンの激しくする男たち。
「んあぁぁっ!く、く…そっ…んんっ!」
「さぁ、どうする?肉奴隷になると誓うか?」
「ち、誓わない…!」
「そうか。ならば、このまま続行だ。気が変わるまで、もしくは理性が崩壊するまで続けてやる」
「そ、そんなぁっ…!?んひゃぁぁっ!」
 奈々未に体内に出たり入ったりを繰り返す男たちの肉棒。
 もはや振り払う力はない。
 ひたすら耐え、彼らが自ら肉棒を引き抜く以外にこのピストン地獄から脱する方法はないのだ。
 リーダーは、クスクスと笑みを浮かべ、
「必死に耐えるお前に、一つ、いいことを教えてやる。お前の仲間…伊藤万理華といったかな?その女は既に堕ち、奴隷になると認めたそうだぞ」
(ウ、ウソ…!?万理華が…!?)
「お前と違って、向こうは意外にあっさりだったらしい。そんな根性なしの女は、今頃、快楽に溺れて自らおねだりでもしてるんじゃないか?ハハハハハ!」
「こ、この外道ども…ど、どこまで腐って…んっ、くっ!あっ!あぁっ!」
 啖呵を切ろうとしたタイミングで、グリグリと奈々未の尻に腰を押しつける男。
「どうした?何か言いかけてたなぁ?続けろよ」
「あぁっ!んんっ!も、もうやめっ、んはぁぁっ…!」
「へへへ。誓いの言葉以外は言わせねぇぜ。おらぁっ、おらぁっ!」
「んひぃぃっ…!」
 いくら気丈でクールな奈々未でも、カチカチに隆起した肉棒で膣内を掻き回されては堪らない。
 同時に、今日が初体験のアナルに奥まで突き挿さった肉棒が奈々未の理性を溶かし始める。
(お、お尻…!お尻が…すごいぃぃっ…!)
 これまで汚らわしいと思っていた意外なところの奥底に眠っていた新たな性感帯。
 そこを目掛けて、ズドン、ズドンと繰り返される重いピストン。
 そのたびに奈々未の理性が少しずつ押し潰されていく。
「んあぁぁっ!あぁぁっ!ダ、ダメぇぇっ…!んひゃぁぁっ…!」
(ダ、ダメっ…我慢できない…!イ、イクっ…!)
「んはぁぁっ…あぁぁっ…!」
 サンドイッチ状態のまま、びくびくと小刻みに震える奈々未の身体。
 必死に口を塞ぎ、何とか声が裏返るのだけは回避した。が、いくら声を我慢しても、その痙攣を密着した肌で感じた男たちはニヤリと笑って、
「…お前、今、イッたな?」
「黙ってイッちまうとはルール違反だぜ。罰として、もう一回だ!」
「…んあぁぁっ!?あぁぁっ!」
 休む間もなく再開されるピストン。
(も、もう無理…し、死んじゃう…!)
 呼吸困難のように息を乱し、苦悶の表情のまま、快楽を叩き込まれる奈々未。
 終わりの見えない地獄。
 終わらせるには、いったいどうすればいいのか?
「おらっ、誓え!奴隷になると誓えっ!」
 と怒鳴る男に対し、
(ち、誓えば…誓えば終わる…?)
 と、疲弊するあまり、とうとう揺れ始めた心。
 一度、揺れた心は、もう止まらない。
「んあぁぁっ!?あぁぁっ!あぁぁっ!」
 心なしか声の通りが良くなった。
「おっ?どうした?声の質が変わったか?」
「へへへ。さすがに、もうそろそろ限界らしいな」
 笑う男たち。
 溶け出した理性によって、恥が解放される。
「んあぁぁっ!す、すごいぃっ!すごすぎるぅぅっ…!」
「何がすごいんだ?」
「お、お尻も… マ、マンコも…一緒に突かれて、た、たまんないのぉっ…!」
 とうとう口走ってしまった女の本音。
 その言葉で、男たちの顔に勝利が浮かぶ。
「へへへ。とうとう認めやがったな」
「今の一言で、お前は、もう、俺たちの肉奴隷だ。分かったか?」
「は、はいぃぃっ…!も、もう、肉奴隷で…肉奴隷でいいですぅぅっ…!」
 無限に続く地獄の途上、とうとう陥落した奈々未。
 その瞬間、待っていたかのように男たちのピストンが速度を増し、そのまま一気に射精へと上り詰める。
「んひゃぁぁっ…!イ、イクっ!イクぅぅっ!」
 電気ショックでも食らったようにガクガクと震える奈々未の身体。
 同時に、
「あぁっ!で、出るぞぉっ!」
「ぐっ、イ、イクっ…!」
 と二人して叫んだ男たちは、奈々未の身体から膨張した肉棒を勢いよく引き抜すと、まず一人が奈々未の顔に、そしてもう一人が奈々未のボンテージ衣装めがけて征服を示す白濁汁を吐き出した。
「はぁ…はぁ…!」
 鼻をつくザーメンの匂い。
 プライドの象徴ともいえるボンテージスーツまで無惨にも白く汚され、呆然とする奈々未。
「へへへ。ざまぁみろ!」
「あー、すっきりした!」
 最後の一滴まで出しきって満足げに立ち上がり、一仕事終えたような顔で退がっていく男たち。
 起き上がる力もなく、横たわり、精液まみれのまま天井の電球をぼんやり見つめる奈々未。
 それまでソファーに座っていたリーダーが奈々未の隣にヤンキー座りをして、
「あーあー、派手にヤラれちまったなぁ?これで晴れて俺たちの肉奴隷となったワケだが、気分はどうだ?」
「━━━」
 息が乱れて目も虚ろ、もはや言い返す力もない。
 そんな奈々未に、何やら指先をかざすリーダー。
「…これ、何か分かるか?」
(……?)
「こいつは、お前らが追ってるドラッグ『HMR』から精製した座薬だよ。効果は、前回、伊藤純奈と西野七瀬の身体で既に実証済みだ」
(え、HMR…?HMRって…ナ…ニ…?)
 意識朦朧としていて頭が回らない奈々未。
「こいつを今からお前のぱっくり開いたケツにぶちこんでやる」
「━━━」
 抱えて持ち上げられるお尻。
 抵抗する力も残っていない奈々未は、されるがまま、まだ少しヌメりの残る尻穴に座薬を押し込まれ、そのまま易々と体内に飲み込んだ。
(い、今…何をされたの…?)
 まだ事の重大さが理解できない奈々未。
「へへへ。今までは理性を壊して堕とす過程で使っていたが、“堕とした後に使った”のはお前が初めてだ」
「━━━」
「もう二度と快楽の沼から抜け出せねぇかもなぁ?」
 それを言われてもなお、奈々未は、ぼんやり天井を見つめたままだった。

 ……

 地獄の「逆調教クルージング」から三日後。
 奈々未は、呼びつけられたホテルの一室で、再び、あの夜のように痴態を晒していた。
 今夜もまたボンテージ衣装を着せられ、辱しめに遭う。
「おらっ、そのカッコで俺の周りを四つん這いで歩くんだよ!」
 と命じられる奈々未の頭には、自分の意思では絶対につけることがない猫耳、鈴のついた首輪、そしてアナルに突き挿された鞭の柄。
 その鞭の先を尻尾のように引きずり、言われるがまま、四つん這いで部屋の中を歩く奈々未。
 いまや主人となったリーダーを見上げ、何か言いたげな表情を見せる。
「何だ?何か言いたいのなら言ってみろ」
 リーダーがニヤニヤしやがら問うと、奈々未はもじもじとしながら、
「ク、クスリ…おクスリちょうだい…!」
 と繰り返した。
 もはや『HMR』無しでは満足できない身体になってしまっていた。
 リーダーは、これ見よがしに、例の座薬を取り出し、かざして、
「これか?」
「そ、そう…それぇ…それくださいぃぃっ!」
「どこは欲しいんだ?」
「お、お尻…お尻に…!」
 と繰り返す奈々未に対し、リーダーは不満そうに、
「お尻…?」
「あぁ…!ご、ごめんなさいぃっ…」
 奈々未は言い直して、
「ケ、ケツマンコ…!奈々未のケツマンコにぶちこんでくださいぃっ!」
「そうか。ケツマンコに欲しいか!」
 表情を戻し、満足げに笑うリーダー。
「くださいっ!お願いっ、早くぅ!」
 リーダーの脚に身体を擦り付け、おねだりをする奈々未。
 その様は、まさに盛りのついた雌猫。
 リーダーは、その座薬をちらつかせながら、ゆっくり自身のベルトを引き抜いた。
 締めつけが緩むズボン。
 それだけで自分のすべきことを察した奈々未は、自ら手を伸ばし、リーダーのズボン、そしてパンツを下ろした。
 中から飛び出したイチモツに躊躇うことなく舌を這わせ、咥える。

 ジュポ…ジュポ…

「…いいぞ、最高だ」
 奈々未のフェラテクを堪能しながら、リーダーは前屈みになり、お返しに奈々未の胸を衣装の上から引っ掻くようにして刺激した。
「んふぅぅ…!」
「ん?何だ、これは?何か固いものがあるぞ?」
 と、リーダーが聞くと、奈々未はイチモツから口を離して、
「ち、乳首です…な、奈々未の勃起した乳首ですぅっ!」
「誰が勃起させていいと言ったんだ?おい!」
「ひぃっ!」
 ボンテージ衣装の上から乳首をクリクリと摘ままれて飛び上がる奈々未。
「謝れよ」
 とリーダーが促すと、奈々未は従順に、
「んっ、あっ…か、勝手に…乳首を勃たせて、ご、ごめんなさいぃっ…んひぃぃっ!」
「へへへ。昔はM男に言わせてたセリフを、今は自分が言わされるハメになるとは、人生、分からないもんだなぁ?えぇ?」
 リーダーは満足そうに笑うと、身体を戻し、股間を突き出して、
「おい、雌猫!どうしてほしいのか言ってみろよ」
 と聞いた。
 丹念な調教により、「雌猫」呼ばわりされた時には、それ用の返事をするという決まりがある。
 奈々未は、立て膝で股を広げ、猫の手を作って、
「にゃ…にゃにゃみ…お、おチンポが欲しいにゃぁ…」
 と言った。
「どこに?」
 と問われると、猫の手で股ぐらを掻きむしる仕草をして、
「こ、ここだにゃぁ…ここに欲しいにゃぁ…」
 と行為を誘った。
 そんな奈々未を見て、ニヤリと満足げに笑うリーダー。
(調教完了…これでもう、こいつは俺のモノだ)
 そんな満足感に満たされながら、唾液で光るイチモツを突きつけるリーダー。

 しっかりとしつけられた雌猫の「にゃにゃみ」は、今日も、失神するまで犯され、ベッドの上で何度も痙攣を繰り返すのだった…。


(つづく)

鰹のたたき(塩) ( 2020/06/07(日) 09:03 )