4.飛沫と化して散るプライド
電マの先端の球状の部分が純奈のパンティをなぞった。
「んっ、あぁっ…!くっ…!」
「おいおい。何だ、その声は?偉そうなこと言ってたわりにはあっさり感じちまったか?」
「久々に一筋縄ではいかないヤツだと楽しみにしてたのに期待ハズレだな、おい」
「まだちょっとかすめただけでそんな反応じゃ、先が思いやられるぞ?」
電マの振動で少し緩んだ純奈の口を、ここぞとばかりに攻撃する男たち。
「う、うるせぇんだよ…感じてねぇし…!」
挑発に乗り、言い返す純奈。
余裕を失ったことで、その強がりを引き出すことが男たちの真の狙いだということにも気づかない。
「ほぅ、感じてねぇのか?だったら、もっと続けても大丈夫だよなぁ?こうやってよぉ」
まんまと術中に嵌まる純奈の態度にニヤニヤしながら、再度、電マを当てる男。
「んっ、あぁぁっ…!」
行ったり来たり、股間を這う女殺しの振動機器。
男は慣れた手つきで、的確に急所に当ててくる。
「んんっ…!や、やめろ…あっ!」
「何でやめなきゃいけねぇんだ?感じてねぇんだろ?感じてますって素直に認めてくれりゃ、離してやるんだがなぁ?」
「くっ…!」
純奈の性格上、口が裂けても言えないフレーズ。
そして、その意地によって、ますます窮地に追い込まれる自分自身。
「おらおら、どうしたぁ!気合いが足らねぇぞ!」
パンティに隠された女性器の範囲を狙いすまし、丹念に押し当てられる電マ。
男は純奈の股ぐらを覗き込み、
「…おい。何かシミみたいなの出来てねぇか?」
「うっせーな…!できてねぇよ…!」
慌てて突っぱねる純奈だが、男は疑り深く、
「本当か?これはシミにしか見えねぇがなぁ?」
と、そのシミの部分を爪の先で引っ掻く。
「んっ!あっ…や、やめろ!触んなっ…!」
上に吊られた手首、開いて固定される足首。
身体を硬直させ、それらを繋ぐ鎖を揺する頻度が増えてゆく。
「へへへ。下だけじゃねぇぞ。こっちにもあるんだからよ」
と、男たちの持つ電マが左右の乳房にめり込む。
「くぅぅ…!あぁぁっ…く、くそっ…!」
「おら、逃げんじゃねぇってんだよ!」
また男が背後に立ち、胸を張って純奈の身体を押し出す。
「くっ…んんっ!や、やめろよ、もうっ!」
右胸、左胸、そして股間と、電マによる三点同時責めに耐える純奈。
「相変わらず口が悪いな。もしかして、まだ自分の置かれている状況が分かってねぇのか?」
男が、ぐいっと電マを押しつける。
「んあぁっ…!」
「これは人格矯正だって言ったろ?その気丈な捜査官っていう化けの皮を剥いでプライベートでしか見せないようなメスの顔を引きずり出してやるからよ」
「ふ、ふざけんな…んっ、あっ…だ、誰がお前らなんかに、そんな顔を…ああっ、んっ!」
「いいぞ、もっと強がれ!」
「振り幅は大きくしてもらわねぇと張り合いがねぇからなぁ!」
「あぁぁっ!や、やめろぉっ…!」
ぐりぐりとパンティの上から電マを押し当てられ、追い詰められる純奈。
ふいに、男の指がパンティを横にずらした。
(…!!)
「おぅおぅ、これがじゃじゃ馬のマンコか。しっかり毛も生えて、なかなかエロチックだな」
「み、見るなよ!てめぇ!…んあぁっ!やぁっ!」
男の突き立てた指に割れ目をなぞられ、口調を一変させる純奈。
「へへへ。もう、ばっちり熱を帯びて準備万端だ。指一本でもぎゅっと締めつけてきやがる。威勢のわりに感度は高めだな」
「な、何が準備万端だ…話を盛ってんじゃねぇ…!」
「盛ってなどいるものか。これがその証拠だよ」
「あっ!んんっ!くっ…あぁっ…!」
ファックサインのように立てられた男の中指が第二関節まで侵入し、ぐりぐりと中でねじられる。
締まる膣壁を弾き返され、思わず宙を仰いで悶絶してるうちに採取される愛液。
「ほらよ。これがさっきのシミの正体だ」
「━━━」
愛液の付着した指を目の前に突きつけられ、そのまま、その指を口に押し込まれる。
「んぐぅぅ…!」
「へへへ。どうだ?自分のマン汁の味は?」
男は、ここでも指を右へ左へねじり、
「おら、しっかり濡らせよ。お前の唾液を潤滑油にして奥までたっぷり掻き回してやるからなぁ!」
「ぐぅ…んぐぅっ!」
髪を振り乱し、突っ込まれた指を必死に吐き出そうとするも、手が使えず、男にされるがままの純奈。
抜き取られた指には淫汁に唾液が混ざったダブルコーティングが施され、改めて男の指が股間を目指す。
「へへへ。こいつはなかなかのテクニシャンだからな。必殺の指テクを食らって、どんな反応するのか楽しみだぜ」
「女の顔に変わる瞬間は、このカメラにばっちり収めてやるからよ」
と言って、カメラが純奈の顔に寄る。
(イ、イヤだ…録るなっ!)
必死に首を振って抵抗したが、男に髪を鷲掴みにされ、
「おら、こっちを向くんだよ!」
と、顔を無理やりカメラに向けられた。
再度、割れ目を指の腹でなぞられ、
「んっ…くっ、あっ…!」
と声を漏らす純奈。
「行くぞ…?」
「や、やめっ…んあぁっ!あぁぁっ…!」
ぐりぐりと、次は奥までねじこまれる中指。
抜き挿しとねじりが始まり、同時に奥の最深部で指の腹が敏感なところに触れる。
「あんっ!んんっ!…そ、そこは触るなっ…んひぃぃっ!」
「おいおい、色っぽくなってきたじゃねぇか」
「その調子だ、その調子!」
男たちが囃し立てられ、指が徐々に加速する。
「んあぁぁ…ゆ、指、抜けよ!早く抜けって…!んひゃぁぁ!」
巧みな指さばきに、これまで堂々としていた表情が急に歪む。
男の言う通り、官能責めで徐々にオンナの顔をちらつかせ始める純奈。
目の前のカメラに、その変化の瞬間もばっちり撮影されてしまった。
身をよじり、拘束具を必死に引っ張るも、ちぎれたり、外れたりする様子はない。
「おら、いい音が聞こえてきたぞ!」
確かに、ピチャピチャと濁音が股の間から聞こえ始めた。
「もっと聞きてぇなぁ!聞かせてくれよ、もっとよぉ!」
指の動きが激しくなるにつれ、ピチャピチャがクチュクチュに、そしてグチュグチュへと変わる。
「よし、押さえろ!」
と責める男に命じられ、別の男が、純奈の腰を逃げられないようにロックする。
(…!!)
そして同時に、顔を離れ、股間に寄るカメラ。
「しっかり録れよ!ここからドバドバ出てくるところを!」
「や、やめろっ!…やだっ!録るなっ…!」
「へへへ。『やだっ!』だってよ。可愛らしくなってきたじゃねぇか」
男は笑みを浮かべながら、タイミングを見極めたように急に純奈の膣内を激しく掻き回した。
「ひゃあぁぁっ…!」
我慢しきれず、痙攣する純奈の股の間からボトボトと液体が漏れ出した。
飛び散った飛沫がカメラのレンズを濡らす。
開いた脚の間が、たちまち水溜まりを作る。
膣から指を引き抜いた男は、満足げに指を振るい、指に絡みついた淫汁を振るい落とす。
一瞬の放心状態から我に返ると、途端に顔を真っ赤にする純奈。
手痛いダメージを負った羞恥心にさらに追い打ちをかけようと、一斉に手を止めて立ち上がり、赤面する純奈に群がる男たち。
「おい、今のはどういうことだよ?」
「あれだけ虚勢を張ってたくせに何だ?このザマは?」
「今、ここから吹き出したものは何なのか、ちゃんと説明してもらおうか」
「━━━」
黙って男たちを睨みつける純奈だが、もう、先ほどまでのような迫力はない。
屈強な捜査官の目は、この一瞬で、すっかり負け犬の目になってしまった。
「おら、説明しろって言ってんだよ!」
「ぐっ…!」
純奈の顎を鷲掴みにする男。
「早く言えよ!『マンコを掻き回されて我慢できずに大量に潮を噴いてしまいました』…だろ?」
「うぅっ…!」
言える筈がない屈辱的な台詞。
「言えねぇのか?」
「黙ってると、もう一回やっちまうぞ?」
「んあぁっ!も、もうやめろ…んひゃぁぁ!」
いくら勝ち気な純奈も、主導権を完全に奪われた上、潮吹きのスイッチとなるGスポットの位置まで握られては手の打ちようがない。
Gスポットをグリグリと刺激され、あっという間に二度目の潮吹きをさせられてしまう純奈。
そしてまた羞恥心を打ち砕く言葉嬲り…。
「何だ、お前?あれだけ強がってたくせに二回も潮を吹いちまうのか?口ほどにもねぇな」
「こんな敏感マンコを持った潮吹き体質で、よくもまぁ偉そうにしてたもんだ。こいつぁ、身の程を思い知らせてやらねぇとな」
「くっ…!」
「おい。お前のせいで俺の買ったばかりの靴がビシャビシャになっちまった。『おニューの靴をマンコ汁でビシャビシャにしてごめんなさい』とでも言ってもらおうか」
「ハハハ!そりゃいい!」
「ほら、さっさと言ってやれよ!」
盛り上がる男たち。
そんな三人組を見て、
(お、お前ら…ぜ、絶対に殺すからな…覚えてろ…)
屈辱まみれの顔で復讐を誓う純奈。
問題は、それが出来る状況まで戻れるかどうか…だ。