乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第三部 第三章・北野日奈子の場合
6.女殺油地獄 千手観音オイル本能開花編
 ついに堕ちた日奈子は、一旦、拘束を解かれ、フロアの真ん中に用意されたマットの上に仰向けに寝かされた。
 そこで再び「X」の字に身体を固定されると、目隠しをつけられ、その周囲を円になってギャラリーの女たちが取り囲んだ。
 その中心でクイーンは、眼下の日奈子の身体めがけてローションを垂らし、
「さぁ、もう一度、改めて奴隷の誓いを言いなさい。言ったら始めてあげる」
 と言った。
 待ちきれない日奈子は、クイーンに耳打ちされた通り、あっさりと、
「わ、私はクイーン様の、ど、奴隷です…。そ、捜査官でありながら…オ、オマンコも…アナルも感じる変態です…。お、お願いします…ス、スケベな私の身体を、イ、イカせてください…!」
 と恥も外聞も捨てて言葉を発した。
「アハハ、よく言えました〜!」
「もう我慢できなくなっちゃったのね。可愛い娘!」
「捜査官も形無しねぇ。他の人が聞いたらどう思うかしら?」
 周囲から次々に投げつけられる嘲笑。
 そして、そんなギャラリーの女たちにクイーンが言い放つ。
「さぁ、皆さん。お聞きの通り、たった今、この娘は私の奴隷になりました。どうぞ、この快楽に負けた小娘を皆さんの手で好きに可愛がってあげてくださいな」
 その声で、ギャラリーの真性レズビアンたちが一斉に日奈子の身体に手を伸ばし、ローションを塗り広げるように、四方八方の手が全身を這い回る。
「んあぁっ!ああぁぁっ!」
 もはや全身が性感帯の日奈子は、その無数の手を、夢心地、まるでエステサロンというように蕩けた表情で受け入れ、身体をくねらせる。
 女たちの無数の指は、耳、首筋、腋、脇腹から、肉付きの良い二の腕、太もも、ふくらはぎ…そして、もちろん乳房、恥丘、割れ目に尻肉まで、日奈子の身体を余すことなく愛撫する。
「んひゃぁぁぁ!す、すごぉぉい…!」
 的確に日奈子の性感帯を探し出し、そこを突いてくる同性の指。
 同じ女だからこそ分かるピンポイント責めに、日奈子は、塞がれた視界の中で、艶かしく身体を揺すった。
 責める女たちも楽しそうに、
「可愛いわねぇ。もっといじめたくなっちゃう!」
「ほら、こういう指の動きはどう?」
「女同士の気持ちよさ、ハマって抜けられなくなるぐらい、たっぷり教えてあげるわ!」
 と、日奈子の身体を弄ぶことに熱中している。
 ふいに、一人の女が日奈子の唇にキスをした。
「あっ、ずるい〜!」
 と周りが煽る中、その女は日奈子の耳元で、
「ほら、舌、もっと出して…」
 と注文をつけ、なすがままに唇を開いた日奈子の舌と自分の舌を卑猥に絡め合う。
(す、すごい…や、柔らかくて…男の人と全然違う…あぁ、もっと…!)
 流され、徐々に“同性愛”というものを受け入れ始める日奈子は、やがて、自らも舌を出し、リードされながら濃厚なキスを交わす。
 そして、されるがままに少しずつ開いた心の扉に容赦なく飛び込んできて、その隙間を無理矢理に広げていく女たち。
 胸を揉まれ、乳首を転がされ、割れ目を開かれる。
 秘肉を擦られ、クリトリスを弾き、アナルをつつかれる。
 それらを全て同時に食らい、日奈子は、念願の待ちわびたオーガズムへと登り詰める。
「んあぁっ!イ、イクっ!イッちゃうっ!」
「さぁ、イキなさい!全てを開放して、奴隷の証の絶頂を私に見せなさい!」
 クイーンの煽りに対し、もはや無抵抗で身を任せる。
「あぁぁぁっ!イクっ…!イクぅぅっ!んあぁぁぁっ…!」
 絶叫とともにマットの上で激しくバウンドする日奈子の身体。
 全てはこの一瞬のため。
 プライドを捨て、負けを認めて奴隷に成り下がってまで求めたこの瞬間。
 媚薬漬けの上、何度も焦らされて蓄積し続けた快楽を一気に発散した日奈子は、まるで呼吸困難かのように息を荒くし、ぴくぴくと震えながら、放心状態で横たわった。
「アハハ、すごいイキっぷり!」
「どう?気持ちいい?」
「でもぉ…まだまだ、こんなものじゃ満足しないわよ?私たちは」
 まるで弱った小鹿に群がり貪るハイエナのように、女たちは間髪いれずに責めを再開する。
「んあぁっ!ああぁぁっ!」
 一度、絶頂に達したことで過敏になった日奈子の身体は今まで以上に激しく揺れ、女たちを楽しませる。
 一人の女が、突然、
「私、もう我慢できないわ…!」
 と言って、ドレスを脱ぎ始めた。
 それをキッカケに何人かが続いて、自ら服を脱ぎ、恥ずかしげもなく裸体を晒す。
 一人は、仰向けの日奈子に覆い被さり、日奈子の身体からローションを分けてもらうように肌を密着させた。
 二人の豊満な胸が合わさり、押し潰すように弾む。
「んっ、あっ…!」
 時折、身体を揺すると、その弾みで勃起した乳首同士が当たり、妙な刺激を生んだ。
 さらに、もう一人のキャリアウーマンぽい女が、日奈子の顔の上に仁王立ちになった。
 毛むくじゃらの陰毛とピンク色の秘肉が丸見えだが、唯一、目隠しをされている日奈子には見えていない。
「あなた、奴隷なんでしょ?…ほら。私のを舐めてちょうだい!」
 女は、そう言うと、ためらいもなく、M字開脚で日奈子の顔に腰を下ろした。
「んむぅぅっ…!」
 いくら目隠しをされていても、顔の上に乗られたことは分かる。
 屈辱の強制顔面騎乗。…の筈なのに、日奈子は、従順に、舌を出してペロペロと見ず知らずの女の秘部を舐めた。
 もはや思考も働かない。
 今の日奈子は、また次の絶頂を求め、言われたことを言われた通りにするだけだ。
「んっ、あっ…そ、そう…上手よ…!」
 顔の上で女が悶える。
 塞がれた視界の中で、ひたすら舌を動かす。
 まるで、自分が男にしてもらいたい舌の動きを再現するように…。
 次第に口の周りが自身の唾液と女の愛液でベチョベチョになる。
 興奮してきたのか、女は、日奈子の舌の動きだけでなく、自分でも腰を振り、日奈子の顔に股間を押しつけてくる。
 日奈子の舌が膣穴を舐め、鼻先がクリトリスに当たって刺激する。
「あぁっ、イクっ!」
 ビクビクと痙攣し、日奈子の顔の上で絶頂に達する女。
 同性をイカせる…それは日奈子にとって、もちろん初めての経験だった。
「ねぇ、ずるいっ!私も跨がりたいっ!」
 別の女が駄々をこねたため、日奈子の舌を明け渡す女。
 次は、少し派手めのギャルだった。
「さぁ、舐めて!」
 強引に跨がり、既に洪水状態の秘部を押しつける。
 一方、退いた女もただでは引き下がらず、
「お返しをしてあげる」
 と言って、次は自分が、日奈子の股ぐらに顔を埋めた。
「…あんっ!」
 思わず舐めるのを中断して、甘い声を上げる日奈子。
 女は何人ものレズビアンをイカせてきた熟練の舌技で、日奈子の割れ目をいたぶる。
 チロチロと大陰唇を突っついて開き、中から顔を覗かせた秘肉をジュルジュルと音を立てて吸う。
(ダ、ダメ…き、気持ちよすぎて、力が…入らない…)
 すっかり翻弄され、自ら腰をクネクネと揺する日奈子。
 より感じるところへ、より気持ちいいところへ女の舌を導こうとしている。
 もちろん、その様子は他のギャラリーに丸見えだ。
「見て見て!自分で腰振ってるよ!」
「いやらしい動きねぇ。誘ってんのかしら?」
「まったく、さっきまでの強情な態度はどこへやら…」
 嘲笑されても、もう構わない。
(分かんない…私も、もう分かんないよぉ…!)
 もはや頭にあるのは目先の快楽だけで一向に腰が止まらない。
「んふふっ。それじゃあ、こういうのはどう?」
 女は、舌を離すと、自分のパチンコ玉みたく勃起した乳首を、日奈子の皮がめくれたクリトリスに当て、乳房を揺らして弾いた。
「んひゃあぁぁっ!」
 たまらない刺激に思わず腰が浮く日奈子。
「どうやら気に入ったみたいね。じゃあ、次はこっちの乳首でも…」
「んぁっ!あぁっ!ああぁぁっ!」
 何も見えず、身構えることも出来なかったところに突然のコリコリとした感触。
 そこに膨らんだクリトリスが当たるたび、電流が走ったように日奈子は仰け反って反応を示した。
 しまいには、そっちの刺激に夢中になりすぎて、
「ねぇ!感じてばかりいないでちゃんと舐めてよ!」
 と、顔に跨がるギャルに文句を言われる始末だ。
 言われるままに必死に舌を伸ばすが、女の「乳首ズリ」が気持ちよくてたまらない。
(んんっ!ダ、ダメ…!イクっ!イクぅぅっ!)
 腰を浮かせて絶頂に達する日奈子。
「ちょっとぉ!もうイッちゃったの?私の乳首、あなたのいやらしいお汁でビチョビチョになっちゃったじゃないの!」
 と女は言うが、そのわりには自分の技で日奈子をイカせたことに満足そうだ。
 そして、その後も代わる代わる入り乱れては自慢のレズテクを披露し合う女たち。
 乳首舐めにクリ嬲り、手マンにアナル責めと、骨の髄まで溶かされるテクニックの応酬に、日奈子は歯止めの利かない絶頂地獄へと叩き落とされた。
「んあぁぁっ!イ、イクぅぅぅっ!」
「あぁぁっ!ダ、ダメ!またイクっ!」
「がぁっ!あぁぁっ!イク!イクっ!イっ、グぅぅぅっ!」
「気持ちいいっ!ぎもぢいぃぃっ!んひゃぁぁぁ…!」
 回を重ねるごとに声が枯れ、狂ったように絶叫しては何度もイカされ続ける日奈子。
 そして終盤。
 一人の女が、四股を拘束された日奈子の尻を持ち上げ、空いた隙間に上手く自分の脚を滑り込ませ、不敵と笑った。
 肩で息をする日奈子は、視界が暗闇の中で、この女が何をする気か分からなくて困惑している。
 女は自らの手の平に唾液を垂らし、それを、日奈子のマンコに塗りたくった。
「んひゃぁ…!」
「さぁ、次は下のお口でキスをしましょ。私を気持ちよくしてね?」
 そう言って女は、いきなり、自分の腰を日奈子の陰部めがけて打ちつけた。
「んんっ!…んあぁっ!な、何これっ!?ああぁぁっ!」
 初めて受ける性技だった。
 通称「貝合わせ」、レズビアンがお互いの濡れた性器を擦り付け合うものだ。
 生暖かく、ヌメヌメとした相手の女性器が、自身の同じく熱を持った女性器を覆う。
 ヌチョッ、ヌチョッと卑猥な音が響くと同時に、
「あひぃぃっ!す、すごい、これぇぇ…!」
 と日奈子の甘い声が上がる。
 見えない中、ものの数秒で、すっかり貝合わせの虜になった日奈子。
 もはや抵抗しないと判断したのか、クイーンが日奈子の拘束具を外し、
「さぁ、気に入ったなら自分でも腰を振って楽しみなさい」
 と言った。
「うぁぁっ!あぁぁっ!んひゃぁっ!」
 四股の自由を取り戻した日奈子だが、その裸体を隠すワケでもなく、ましてや逃げ出そうと暴れるワケでもなく、手が空いても目隠しを取るより先に絡みつく女の脚を掴み、本能のまま、ただひたすらに腰を振り、股間を擦り合わせる。
 互いの愛液のヌメりが潤滑油となり、いい塩梅に刺激を高める。
 膣と膣が合致した時の全身の力が抜けるような感覚も良いし、少しズレた時に湿る肉の中に飲み込まれるクリトリスもたまらなく気持ちいい。
 全裸で、目隠しだけして貝合わせで腰を振る姿は、周りのレズビアンたちを大いに興奮させる。
「んっ、くぅっ…!」
「ほら、もう我慢しなくてもいいのよ?」
「んあぁっ!ああぁぁっ!」
「どこが気持ちいいの?」
「んっ!マ、マンコ…!マンコが擦れて…んあぁっ!すごぉぉっ…!」
 躊躇なく淫語を吐き、次第に慣れてきたのか、ふいにひねりまで加えて腰を振る日奈子。
「あっ…ふふっ、この娘ったら、だんだん腰の振り方もコツを掴んじゃって…んっ!あっ…」
「ああぁぁっ!もっとぉ!もっとぉぉっ!」
 股の間の潤滑油が泡立つほどの速さで貝を擦り付け合う二人。
 その艶かしい光景に見とれるギャラリー。
「んあぁぁっ!も、もうダメぇぇ!」
「いいわよ、イッて。あっ、んっ…さぁ、一緒にイキましょ?んんっ…!」
「ひゃぁっ!イ、イクっ!マンコ、イクぅぅっ!んはぁぁっ…!」
 絡め合った脚をジタバタさせて跳ねる二人の身体。
 腰を離すと、湯気が出そうなほど熱を持って湿る性器はヒクヒクと口を開き、大量の淫汁を垂れ流していた。
「あらあら、もうすっかり虜じゃないの」
 呼吸を乱し、目も虚ろの日奈子の浴びせられるクイーンの言葉。
 クイーンは、横たわって放心状態の日奈子を見下ろし、
「もう一度、聞くわ。あなたは私の何?」
 と問う。
「わ、私は…奴隷…です…。ク、クイーン様の…レズ奴隷…」
 なおも目隠しだけ残る暗闇の中、声を絞り出す日奈子。
 調教の完了に、満足げに微笑むクイーン。
 そして、その股間には、いつの間にか、実物に勝るとも劣らない極太ペニスバンドが装着され、今か今かと出番を待っていた…。

鰹のたたき(塩) ( 2020/03/18(水) 08:47 )