乃木坂抗争 ― 辱しめられた女たちの記録 ―





























































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第一部 第二章・梅澤美波の場合
8.敗北
 寸止めは何度も続いた。
 その責め苦に、美波は、もう発狂寸前だった。
(も、もう無理…おかしくなる…イキたい…イキたいいいいっ!!)
「おっと、自分からマンコを擦りつけてきやがって。危うくイカせちまうところだったぜ」
「くっ…!」
「黙ってイカせてもらおうなんて虫が良すぎるぞ。おら、おら!」
「うああっ!あああっ!ダ、ダメっ!」
「なに?ダメなのか?じゃあ、やめてやる。…おいおい、どうしたんだ?自分でダメって言ったくせにもどかしそうに腰を浮かせやがって」
「はぁ、はぁ…」
「どっちなんだ!欲しいのか嫌なのか!おら!言ってみろ!言え!おら!」
「…んぁぁぁ!はぁぁああ!」
(イキたいっ!お願い!もうイカせてっ!)
 美波の心は完全に折れかけていた。
「さぁ、そろそろ堕ちてもらおうか。次はこれだ」
 男の無情な一言とともに、突然、身体のまわりの至るところから機械的な振動音が聞こえた。
「な、なに!?や、やめて…んああぁぁっ!!」
 突如、右の乳首を激しい震えが襲った。
「へっへっへ、どうだ?こいつは俺たちが特別に改造した強力ローターだ。そこらの大人のオモチャとは桁違いの振動だぞ。さぁ、次はどこに当ててやろうか?」



「や、やだ…お願い…やめ、うあああっ!んっ、あっ、はぁぁっ!」
 また乳首に当てられた。
 左、右、左と交互に当て、次は耳元、脇腹、首筋、へそ、つま先と、全身をランダムに振動が襲う。
「おら、耐えろ耐えろ。身体が跳ねるとまた違うところに当たっちまうぞ!はっはっは!」
 男たちは巧みな連携で次々と振動を当ててくる。
「さぁ、次は二ヶ所同時に当ててみようか」
「ああっ!んっ!ひゃあ!」
「当ててほしいところがあるなら言ってみろ。聞いてやるぞ」
「くぅぅ!ああっ!」
(ア、アソコ…アソコに当てて…!)
「おいおい、何だ、その動きは?そんなわざとらしく腰をくねらせてても当ててやらねぇぞ」
 振動が身体から離れていく。
「お、お願い!やめないでっ!もう無理だからっ!」
 とうとう美波は自ら刺激を求めた。
「なに?何が無理なんだ?」
 男はニヤリとしつつも、白々しく聞き返す。
「やぁ…言わさないで…」
「はっはっは、可愛らしいことを言うじゃないか。だが、そんなことじゃ、俺たちは満足しねぇんだ。言わないのならまた寸止めだな」
(やだっ!寸止めはもうイヤぁぁ!)
「お願い!アソコに…アソコにそれを…!」
「アソコ?分からねぇなぁ」
「マンコ!マンコに…早く…お願い!!」
 今の美波に、もう羞恥心も自尊心もない。
 ただ目先の快楽を求める獣同然だった。
「ははははは!とうとう言ってしまったな!仕方ねぇな、この淫乱スパイは。おら、たっぷり味わえ!」
 男の声で方々にあった振動が一ヶ所に集結し、淫汁を垂れ流す秘部に掌底でグリグリと押し当てられる。
「んあぁぁぁぁ!イっクぅぅぅ!ああああっ!」
 美波は絶叫とともに大きく身体をバウンドさせ、あとは、その余韻に浸るように小刻みに痙攣した。
(き、気持ちいい…もっと…もっとして…!)
 振動音が止み、アイマスクを剥ぎ取られた。
「おぅおぅ、目が虚ろになってやがる。だらしねぇなぁ」
 男は、美波の長髪を鷲掴みにして首を持ち上げると、
「さぁて、仕上げといこうか。長い夜になるぞ、今晩は。はっはっは!」
 と高らかに笑った。


(つづく)

■筆者メッセージ
☆作者の後日談☆

しつこい寸止めに耐えきれず、梅、二度目の陥落…というシーン。

ベイビーエンターテイメント作品のファンとしては、このあたりは見覚えある感じでセリフ回しも特に悩まずにスラスラと書けるシーンですね(笑)

それにしても梅は本当にハマり役。

デビューしてほしいわ、マジで(←笑)
鰹のたたき(塩) ( 2019/12/04(水) 16:14 )