4.異変
ウェアの中に手を入れられ、胸を直に触られるレイ。
忍耐力を鍛えるトレーニングというが、本当にこんなのがトレーニングなのだろうか?
「んっ…やぁっ…あ、んっ」
すっかりなすがままにされ、時折、甘い声を漏らすレイ。
「レイちゃん…もしかして感じちゃってるの?」
「ち、違いますっ!!」
レイは、ムキになって否定した。
しかし…。
「んんっ!…そ、そこは本当にダメですぅ…!やぁっ!」
レイの甘い声が少し大きくなった。
ウェアの中に潜り込んだ美彩の指が、多感な小娘の敏感な突起、乳首を探し当てたのだ。
「ふふっ。可愛い」
美彩は、小さな乳首を摘み上げ、クリクリと転がしながら、
「どうする?レイちゃん。気持ちいいところ、探り当てられちゃったよ?そんな甘い声を出してたら、おもしろがって、もっと責められちゃうよ?こうやって…」
「や、やめてくださいぃぃ!」
レイは唯一動く首を左右に振り乱して抵抗した。
(よし、そろそろコレの出番かしら…)
美彩は、一度、レイの着ているウェアから手を抜くと、こっそりチューブのクリームを取り出し、それを指にとってゴシゴシと馴染ませた。
媚薬成分が配合されたクリームだ。
美彩は、再度、レイのウェアの中に手を入れ、そのクリームを含んだ指で、再び乳首を摘まんだ。
「やぁッ!?な、何かついてるっ!?何ですかぁ、これぇぇ!」
パニックになるレイ。
美彩は、また耳元に唇を近づけ、
「拷問される時、敵は得体の知れない怪しいクスリを持ち出してくることがあるわ。そういうものにも屈しちゃダメよ?」
「ク、クスリぃ!?そ、そんなの聞いてないですぅ!」
「甘いわね。事前に責め方を教えてくれる悪党なんていないのよ」
と、美彩は笑い、
「そろそろ、このシャツも脱がせちゃおっかな?」
(…!!)
「ダ、ダメです!嫌っ!恥ずかしいですぅ!」
「だったら抵抗しなきゃ」
ウェアが少しずつ捲り上げられる。
「いやぁ!出さないでくださいっ!」
その声も空しく、最後は一気に首まで上げられたトレーニングウェア。
「きゃあっ!」
レイの発育途上の胸が露わにされてしまった。
さっきまで体術を鍛えていた部屋の真ん中で胸を全開にされ、あまりの恥ずかしさに顔を背けるレイ。
「美彩さん、もう無理ですぅ!離してくださぁい!」
「ダメよ。拷問される側は終わりを選べないの。相手の気が済むまで続くから拷問なのよ?」
美彩は、そう言って再びレイの乳首を摘まんでクリクリと刺激した。
「んひぃっ!やぁっ!ま、待ってくださいぃぃっ!」
(な、なに?この感覚…!)
先ほど塗られた媚薬クリームの効果が徐々に出始めている。…が、まだ“媚薬”という単語自体を知らないレイは、急に身体が熱を持っても、それを不思議がるだけで答えまで行き着かなった。
そして…。
「さぁ、レイちゃん。いよいよ残るはここだけよ?これを脱がされたら一気にピンチになっちゃうわよ?」
美彩は、そう言って、ウェアパンツ越しに恥丘を撫でる。
(…!?)
「ほ、本当にダメですっ!美彩さん!ダメですよぉぉ!」
絶叫するレイをよそに正面に回り込んできて座り込んだ美彩は、
「…あら?レイちゃん…」
と声を上げ、
「恥ずかしいところに少しシミが出来ちゃってるけど、これは何かしら?」
「し、知らないです…」
「しらばっくれてもダメ。ほら、しっかり濡れてるじゃない」
「んんっ!あんっ!」
美彩は、そのシミが出来ている部分を指でなぞったり、擦ったりした。
そのたびにレイの身体をピクピクと反応する。
刺激を受け、さらに範囲を伸ばすシミ。
美彩は指の腹でそのシミをグリグリ押すと、滲み出た粘っこい液が付着し、それが指と指の間で綺麗に糸を引く。
美彩は、その感想を、また、わざとレイの耳元まで伝えにいき、
「レイちゃんのアソコ、エッチなお汁でぐちょぐちょになってるわよ?可愛い顔して実はむっつりスケベなのね」
「違いますぅ!美彩さん、もう勘弁してくださいぃぃ!」
レイは髪を振り乱して懇願するが、その声は届かない。
「ほら、腰を浮かせなさい」
いつのまにか拷問する悪党側という設定を忘れ、普通に指示を飛ばす美彩。
必死にお尻を座面に押し付けて抵抗するレイ。
仕方なく、美彩は、みたび敏感になっている乳首を摘まんだ。
「あぁんっ!」
そして、反応した一瞬の隙にウェアパンツをパンティごと引っ張り下ろされた。
早熟な、しっかり生え揃った陰毛が曝される。
「いやぁぁっ!」
目隠しがずり落ちるぐらいに髪を振り乱すレイ。
美彩の指が伸び、縦に一筋の割れ目を開くようにしてウブなピンクの秘肉を露出させると、そこにもクリームをたっぷりと塗り広げた。
そして、少女のまだ皮を被った極小クリトリスを無理やり剥き出しにして、クリーム漬けにする美彩。
「ふふっ。チューブ1本、全部使いきっちゃった。ウブな身体でどこまで耐えられるかしら?」
「やぁぁっ!」
(こ、こんなのトレーニングじゃないよぉっ!)
と思っても、時すでに遅し、だ。
「だ、誰かっ!誰か助けてぇぇ!」
先ほどまでの凛とした表情とは打って変わり、レイは半泣きのような声を上げる。
しかし、ただ空しく響くだけ。
そして、美彩の耳元の声。
「今日はもうクローズ、誰も来ないわよ。それに、このトレーニングルームは完全防音。さぁ、ここからが本当の忍耐力トレーニングよ。熱く火照る身体の疼き、どれだけ我慢できるかしら?ふふっ、楽しみだわ」
まるで“獲物を捕らえた”ような好奇な目で笑みを浮かべる美彩。
捲れたシャツの裾から覗いた細い腰に、何やら“刺青”のようなものがちらちらと見えていた。