第3章
第2話
そして文化祭の前日まで控え....















周平「よ〜し!飾りもOK!下準備は家庭科室の冷蔵庫に入れたし....今日は解散!」







毎日着実に準備していた為、前日の時には素早く終える事が出来たのだ










周平「んじゃ涼太!明日よろしくなぁ!」
涼太「ほ〜い」







そう言うと周平は部活の準備を始め出す。
すると... ....










?「おい斎藤!お前早く来ないと今度の夏の大会のベンチ入りメンバー&レギュラーはこのあとミーティングだぞ!」
周平「あ!航さん!了解っす!」







涼太「航さんか........」






周平に声をかけた人物とはこの学校のサッカー部キャプテンの遠藤航
去年の冬の全国大会では準優勝に導いた司令塔
もちろん、あんだけカッコよくてサッカーが上手かったらモテるよな....







「あれ遠藤先輩じゃない?」
「うわぁ!カッコいい!」




周りの女子もざわつく






日奈子「遠藤さん!」
航「お?北野か。どうした?」
日奈子「顧問がさっき放送で呼んでましたよ 」
航「マジか!」








先ほど周平に大声で声をかけた時に放送がかかったため、放送が聞こえかったのだ








航「じゃあ早く来いよ!」
周平「う〜す!」
日奈子「ほら!早く準備する!」
周平「っるせ〜!俺のテキパキさを見ろ!」
日奈子「口より手を動かしてねぇ〜」





そんなやり取りをしているなか、涼太は帰ろうとする





涼太「じゃあ帰るか....」







涼太が一人で帰ろうとすると、そこにはなぜか航がおり






航「土橋?」
涼太「はい?」
航「お〜!土橋ここのクラスだったのか!」
涼太「はい....」
航「もうサッカーやらないのか?」
涼太「はい。もう区切りつけたんで」
航「そうか....まぁ無理にとは言わんが、お前ほどの才能がもったいないなぁ....」
涼太「でもしませんので」













と涼太が言うと少しの間に沈黙が流れ








航「まぁサッカー部はいつでも歓迎だからな!じゃ!」
涼太「失礼します」








そう言うと航はその場を離れた






















絵梨花「どうしたの涼太?」





先ほどのやり取りを見ていた絵梨花は涼太に声をかける












涼太「いや別に、そんな大したことじゃない」



と言い帰ろうとする涼太



絵梨花「ちょ!?ちょっと待ってよ!」

と涼太を追いかける。
そして、追い付くのだが、先ほどの会話から一向に静かになる涼太
絵梨花も何となく理由は分かってはいたが、あえて言わず、二人は沈黙が続いた


すると



















涼太「おれはサッカーを辞めて正解だったのかな?」
絵梨花「え?」








突然の言葉に惑わされた絵梨花
だが、その答えは分からない為に何も絵梨花はかける言葉が見つからない













涼太「って!こんな事言っててもダメだよな!勉強頑張るしかないな!」
絵梨花「そうだね.... 」









なぜだか、気まずい雰囲気が流れる二人











涼太「じゃまた明日」
絵梨花「うん。バイバイ」
涼太「明日お互いの空き時間に回ろうか」
絵梨花「分かった」









と言い家にお互い着く











涼太と明日文化祭を回る事で前は喜んでいたのに、さっきの涼太の顔を思い出すとなぜだか素直に喜べない絵梨花










絵梨花「明日元気づけないと...」








と涼太に向けて誓う絵梨花だった










そして、翌日に文化祭を迎える...






■筆者メッセージ
この文化祭にてリクエストの結果を出そうと思っています!




このメッセージ以降の意見を聞きたいと思っております!








ではまたよろしくお願いです!
受験生 ( 2015/11/11(水) 23:34 )