第2章
第8話
そして遊園地に到着して........













絵梨花「到着〜!」
涼太「おう」
絵梨花「何でそんなにテンション低いの!」
涼太「いや〜朝からだとテンションは上がんねぇ〜わ」






涼太は低血圧なので、朝は基本的にテンションが低めなのである





絵梨花「そうだな〜....じゃあ....あれ!」
涼太「いやだから....」








絵梨花が指差したものは、ジェットコースター。
眠気覚ましにでもと思ったのだが........







涼太「絵梨?君は僕をどうする気なのかね?」
絵梨花「良いから!行くよ!」








そうやって、ジェットコースターに乗りに行った






........................







涼太「うえっ....」
絵梨花「いやぁ〜!最高でした!」
涼太「そうですか....こちらは眠気がとれすぎて大変だわ....」








そのあとは絵梨花に振り回されながらも、少しずつ楽しみ始める涼太






絵梨花「よし!今度はあそこ!」
涼太「お化け屋敷?」
絵梨花「そう!怖いけど........」
涼太「抱き付いてきたりとかすんなよ?彼女じゃないんだし」
絵梨花「そんな事しないから!さぁ行こ?」









........................











































絵梨花「ぎゃあ〜!」




結果的に、いや、予想通りか?
絵梨花は物凄く怯えきっており、涼太の背中に丸まりながら服を掴み進んでいた






涼太「おいおい、言ってる事とやってる事が違うぞ?」
絵梨花「うるさい!早く進め!」
涼太「........うわぁ!」
絵梨花「ぎゃぁぁぁ!」


ビシッ!







涼太「いてぇ!」
絵梨花「あれ?涼太?」
涼太「そうだよ....いてぇな」
絵梨花「そうやって人をビビらす涼太が悪い!」






その後もお化け屋敷で絵梨花がひたすら叫び続けていた






涼太「ふぅ〜」
絵梨花「やっと終わった....」
涼太「いやぁ楽しかった!」
絵梨花「もう二度とここには来ない!」
涼太「そう荒れるなよ」








お化け屋敷が怖すぎて放心状態に近い絵梨花
そして時もどんどん過ぎていき........










涼太「はぁ〜、何やかんやで1日楽しめたなぁ」
絵梨花「そうだね!」
涼太「もう乗りつくしたし、帰るか!」
絵梨花「いや!ちょっと待った!」








そう言い絵梨花はある乗り物を指差す



涼太「観覧車?」




そう。観覧車だ。
絵梨花は遊園地に来る前に言おうと思ってた事を観覧車で言うと決めていたのだ










涼太「そういうのは彼氏とか出来てから行けよ!」
絵梨花「そんな事気にしない!ほら!」





強引に連れていかれる涼太





そのあとに、すんなりと観覧車に乗る二人







涼太「うぉー!たけぇ!」





興奮状態の涼太






絵梨花「............」




何やら冷静な絵梨花










涼太「おい見ろよ絵梨!人が豆にしか見えねぇぞ!」
絵梨花「そうなの?」
涼太「おう!すげぇ!」








観覧車に乗ってからやたらとテンションが低くなっている絵梨花
観覧車が回っていくにつれて涼太もその事に疑問を持ち始めて....








涼太「さっきから絵梨どうしたんだ?」
絵梨花「え!?あ....いや....別に....」
涼太「熱でもあんのか?」





そう言い涼太は自分のおでこを絵梨花のおでこにあてる




絵梨花「え!?」
涼太「大丈夫そうだな!」
絵梨花「う....うん....」







つい顔が火照ってしまだた絵梨花はとうとう意を決して涼太に話しかける







絵梨花「あ....あのさ!」
涼太「ん?」
絵梨花「え〜と....その....」





そこからモジモジとし始める絵梨花






涼太「何だよ」
絵梨花「あ....あのさ!」
涼太「ん?」

































































絵梨花「良かったらさ!私と文化祭一緒に回ってくれない?」





絵梨花は七瀬や麻衣に先に越されてるかもしれないと思ったが、勇気を出して誘う





涼太「文化祭?」
絵梨花「うん....あ!いや別に他の人と回る予定なら良いんだけどさ....」






答えは....


































涼太「良いよ」









絵梨花「え?ほんと?」
涼太「おぅ!」
絵梨花「他に誘われたりとかしないの?なぁちゃんとか麻衣先輩とか....」
涼太「誘われてねぇぞ」
絵梨花「そうなの!?良かったぁ....」









ひと安心する絵梨花





涼太「さっきからテンション低かったのそれのせい?」
絵梨花「うん....無理だったらどうしようとか思ってて....」
涼太「何だそんなことかよ。俺らの仲だろ?そんなの気軽に言えよ!」
絵梨花「そうだよね....ハハッ....」








何でこんな事で悩んでたんだと思う絵梨花







絵梨花「あのさ?」
涼太「次は何だ?」
絵梨花「良かったらさ、二人で回りたいんだけど....」
涼太「お?どうした?やけに積極的じゃねぇか」
絵梨花「う....うん」









この時涼太は初めて絵梨花が女の子に見えた



涼太「おぉ....」






モジモジしながら恥ずかしさを誤魔化そうとしたり、目線を外しながらも頑張って伝えようとする姿さえ可愛いらしく見えていた








涼太「まぁ絵梨がそうしたいなら....」
絵梨花「ホント!?やったぁ!」
涼太「すんげぇ〜喜ぶじゃん」
絵梨花「え?あ....まぁ良いの!」




思わず歓喜する絵梨花

観覧車も終わり、帰宅する二人




家の最寄りの駅に着き二人で歩きながら帰っていると........






絵梨花「あぁ!疲れた!」
涼太「もうちょっとで着くんだから頑張れよ」



一杯動いた為、足に疲労の限界が達していた絵梨花
いつもなら、涼太が引きずってでも歩かすのだが....






涼太「まったく....しょうがねぇやつだな」




そう言うと涼太は絵梨花の前に座りおんぶの体勢をとる






絵梨花「え?」
涼太「ほら!いいから乗れ!」






絵梨花に背中に乗るように促す涼太





絵梨花「どうしたの涼太?」
涼太「今日は何か機嫌が良いからさ....早く乗らねぇとやめるぞ....っておい!」






涼太の背中に勢いよく飛び乗る絵梨花




絵梨花「ありがと!進めぇ!」
涼太「調子の良い奴だなぁ…」





そう言いながらも進む涼太







Zzzzzz....






涼太「寝ちゃったか?........絵梨お疲れ....」



絵梨花「んんん....お腹がぁ........」
涼太「こんなときにも飯の夢かよ」








そう言い絵梨花をおんぶしながら帰る涼太であった................




















しかし、そこには七瀬が涼太にこの前見せた涼太がモデルの絵の最新作を見せに行こうとしていた七瀬が涼太の家に向かおうとしてたら、偶然涼太が絵梨花を担ぎながら帰ってる所を見かけ........








七瀬「あれ涼太君と....生ちゃん?」






二人が私服で家に帰ってる所を偶然見かけてしまい....




七瀬「あの二人もしかして........」






この七瀬の勘違いが後に涼太と七瀬の大喧嘩の原因となるのであった........







■筆者メッセージ
第8話終了です!



ちなみに気は早いのかもしれませんが!次の第2弾の小説を作る時のメンバーを今決めております!(笑)
まぁ、だいぶ先の話なのですが!
とりあえずヒロインは橋本奈々未さんと決めているので(笑)









そして、リクエストたくさんありがとうございます!
まだ決めていませんが、決めた時に出すのでご期待を!
けど、まだ決めてないのでまだまだリクエスト募集しております!







ではまたよろしくお願いです!
受験生 ( 2015/11/09(月) 02:03 )