第2章
第4話
それからというもの....










麻衣「おはよぅ!涼太!」
涼太「あ、おはようございます」
絵梨花「おはようございます!麻衣さん!」
麻衣「お!絵梨花ちゃん!おはよぅ!」









七瀬「なぁなぁ涼太君?昼御飯一緒に食べへん?」
涼太「ん?いいよ」
周平「あ!俺も!」
絵梨花「ねぇ?涼太?」
涼太「ん?」





そこには何やら弁当箱らしき物を持った女の人影が....






麻衣「どうしよう...渡そうかな...いや、ここで逃げるのか?うーん....」
美彩「そんな事言ってないで、早く行きなさい!」
麻衣「でもぉ〜...」







涼太「あれって...」
絵梨花「麻衣さんだね!」
七瀬「あの人と知り合い?」
周平「おい!マドンナと仲良くなったなんて聞いてねぇぞ!」




当然麻衣が2年生の学年階に居たので





「おい!白石先輩が弁当箱持って2年生の所きてるぞ!」
「まじかよ!?2年に彼氏いるのか?」
「そいつ許さねぇ!」





こんな殺戮とした雰囲気の中で涼太は当然お弁当をもらうとは思っておらず




涼太「この学年に弟でもいたのかな?」
絵梨花「いや違うでしょ」
七瀬「........」
周平「誰に渡すのかな?」


周平はそう言いながらも涼太を見ており、涼太も何で俺を見てるの?的な顔をしていた。



そこに....





麻衣「よしっ!」



何やら決心を決めた麻衣がズカズカと歩いてくる




涼太「ふぁ....」
周平「おい!白石先輩がこっち来てるぞ!」



そして


麻衣「涼太君!」
涼太「はい?って俺?」
麻衣「そう!俺!」
涼太「なんすか?」
麻衣「これ....この前のお礼って言うか....申し訳無いなと思って....」
涼太「そんなの別にいいのに」
麻衣「ダメ!はい!」



そして涼太は麻衣から弁当箱を受け取り、麻衣は恥ずかしさに耐えられずその場からダッシュで戻っていく







周平「おい涼太!お前付き合ってたのか!この幸せ者!」
涼太「いや、別に付き合ってなんか...」
七瀬「涼太君?」
涼太「ん?んん?」




そこには明らかに不機嫌な七瀬がいて



七瀬「これはどういうこと?」
涼太「どういうことって....何かお礼したいらしくて....」
七瀬「ななに何の報告も無しに?」
涼太「え?」
七瀬「もぅ!ななの許し無しにこんなんするなんて!これは後で正座や!」
涼太「はぁ?」






そして、周りには




「おい、あの白石先輩からお弁当もらってたぞ!」
「許すまじ土橋」
「それに、西野さんから嫉妬されるなんて....」
「あの野郎....」




そこにはなぜか打倒土橋涼太的な雰囲気になっており





涼太「俺?」
七瀬「何なら!ななのお弁当あげるで?」
涼太「いやそれは....」
七瀬「ななの申し出を断るんか?偉なったなぁ」
涼太「西野?大丈夫か?」
七瀬「うるさい!うるさい!うるさい!白石先輩からお弁当もらう涼太君が悪いねん!」






そして、周囲からは妬みやこの野郎!雰囲気が出ており....




涼太「俺何もしてないのに....」






そこには面白がる周平も


周平「アハハッ!涼太ピンチだ!」
絵梨花「ちょっと周平!涼太助けてあげないと!」



そして、結果的に....




涼太「もう食えないって!」
七瀬「あかん!ななの分も食べて!」


「西野さんに追いかけられてるなんて...」
「くそぉ!」





麻衣のお弁当だけで昼休みが大荒れとなった涼太であった
























涼太「俺何もしてねぇのに!」
七瀬「麻衣先輩のでお腹一杯なんて許さん!」

■筆者メッセージ
久しぶりに更新です!




何と!大学決まりました!
関関同立のどこかです!




これからは更新多めにいきます!



ではまたよろしくお願いです!
受験生 ( 2015/11/08(日) 00:29 )