第1章
第7話
翌日............







朝からいつも通り絵梨花が涼太を起こしに行く。そしてご飯をたべる。何ら変わらない毎日だが、いつもと違うのは絵梨花の気持ちだった........






そんな思いを何も知らない涼太は学校に着いてからも....



涼太「いや〜マジでどうしよ....」
周平「それは、悩むな....」
絵梨花「............」




いつもの昼休み。
いつもの4人の内の一人の七瀬が職員室に呼ばれて美術部でたまたま話し合いがあり、その間3人で話をしていたのだが........





周平「ちゃんと決めれんのか?」
涼太「わかんねぇよ。てか、何で周平こんな時だけ真面目に話すんだよ....こういう時こそ励ませよ....」
周平「ダメだ!今後に関わるかもしれないんだぞ!」
涼太「まぁ....無くは無いけどさ....」




そんな二人の会話に心がずっとウズウズしている絵梨花は............





絵梨花「正直な涼太の気持ち言うべきだよ!女の子を待たしたらダメ!待たされてフラれた時の反動はキツいんだよ?」
涼太「早く答え出せと?」
絵梨花「そんな急になんて言わないけどさ........」
周平「生田の言う通りだ。早くしっかりと答え出せよ!」
涼太「分かったよ........」






その後の午後の授業もいつも通り受けるのだが........






一人でひたすら悩み続ける涼太。放課後になるとある一人の人物が声をかける........











七瀬「涼太君?........」
涼太「........」
七瀬「涼太君!」
涼太「うぉ!?西野!?」
七瀬「何かさっきから悩んでそうやねんけど、大丈夫?」
涼太「え?あ....おう!元気だ」
七瀬「もしかして、昨日の事で?」
涼太「えっ!?」




グサリ!と心の中を射ぬかれた涼太。当然焦るのだが....





七瀬「確かに昨日も昨日やけどさ?........やからって友達に変わりはないやろ?........そんな避けんといてや........」


確かに今日は西野と喋ると少し素っ気なかったりと考えすぎていた涼太




涼太「........わりぃ....意識するなと思うと一層意識しちゃてさ....」
七瀬「そか........何かゴメン........」
涼太「え?西野?」
七瀬「私のせいで........涼太君が苦しんでるやん........」




涙が少しこぼれていた七瀬を見て周りがざわつく....



男1「おい?あれ西野泣いてね?」
男2「土橋が泣かしたのか?」
男3「俺らのアイドルの西野さんを?」

女1「あれ?七瀬ちゃん泣いてんの?」
女2「うっそ〜!」



涼太「おいおいマジかよ........」


ダッ!


七瀬はこんな顔を涼太には見せられないと思い、教室から逃げるように出ていってしまった。




涼太「おいっ!」


どうにも出来ない涼太は立ち尽くしたが、そこに絵梨花が現れ....



絵梨花「追いかけないの?なぁちゃんかまってほしいんだよ!」



想いとは裏腹に優しい言葉をかける絵梨花....




涼太「....んっ!」



涼太は七瀬を追いかけてダッシュでいく。


周平「本当に良かったのか?生田?」
絵梨花「はっきりさせないと男らしくないもん!涼太らしくない所見てられないから言っただけ!」
周平「そんな事言って我慢してねぇか?」
絵梨花「何が?」
周平「....まぁいいわ。自分の想いもごまかすなよ。」




ズバッと言われた絵梨花。




これでいいの。これで........



絵梨花は初恋の相手を親友にとられると思うと辛かったが、平和でいるためにこんな事をしてしまった........







絵梨花「涼太....好きだけど....私じゃ........」








涼太への想いに封印をし始めた絵梨花だった........

■筆者メッセージ
え〜と!前の所まで行くのって結構大変ですね!

このような感じでやっていってるのですが、リクエストどんどん募ってるので!





それと、養護学校になんか行きません。受験先は東京のGーMARCHのどこかと言っておきましょう
受験生 ( 2015/11/01(日) 09:19 )